Category Archives: 自作について

シンチョク0813

さてさて、1週間が過ぎました。時の流れって、あっという間ですねえ……。

まずは、『魔女と王様』の進捗を文字数をキャプチャにて。

先週が64,336字……
先週が64,336字……

 

えーっと、ほぼ4,000字、12枚増えちゃいました。でもね、いいんですよ、必要なものを増やしただけで、余計な部分を付け足したわけではないんですから。それに、削るべきところは削った上での増加ですから……。
ですから!(あくまでも)

削るのが苦手だと思われていますが、まあまあ今回は削ったんですよ。

内容は、どうですかね……。
自分ではしっかり書けたかなあと思うのですが、他人が読んで面白いと思うかどうかばっかりは、さすがに自分では分からないですよね。
ちょっとばかり、これまでの二つの物語より大人っぽい内容にはなったんじゃないかと思います。
もし、本当に小さなお子さんに読み聞かせてくださるお母さんが読者さんにいらしたら、ちょっときついモノがある──かも!?

次は紙に印刷して、自分以外の眼に触れさせます。身内ですが。
それから、今のところルビはまだ振っていないのです。今までは書きながら振ったりしていたのですが、どうも本文を修正するときや用語・表記の統一のために一括置換したりするときに、ルビがあると大量のエラーというか間違いが発生してしまう傾向にありますので。

もう1周、紙で推敲してからか振るか、もしかしたら連載にはルビを振らないことにするかも。僕のWEB連載を毎回読む小学生もいないでしょうし……。
最後にまとめて電子書籍にする作業をするときに振るのもいいかなあと。

そう言えば、先週ツイッター上で行なった投票は、結局先週の記事に載せたままの結果になりました。票がばらけ(絶対数が少な過ぎ!)ましたが、「1日おき連載もしくは週1回連載が良い」という結果でした。
間を取ると週2回とも言えるんですが、「週に2回」の選択肢には1票も入っていないんですよね。微妙。

投票結果が出た後、愛読者様アンケートにて文字数を再度聞いてみました。
(対象は約1名……)

千字くらいが丁度いいとのことでした。と、いうことは1話分ですね。
(ちなみにこの記事が千字くらいです)
週1回連載で1話だけじゃ少な過ぎるし、毎日だと読み続けるのが辛いでしょうし、悩むところです。

よし、もう一回投票ツイートしてみました……。

もし良かったら、参加してくださいな。

じゃ、また明晩!

─そしてKU来たる。

KU──。
つまり、もう誰もが知っているKindle Unlimitedのことだ。既にアンリミという愛称で呼ばれているらしい……。
(「いやいや、そんなにみんな知らないだろ、おれは聞いたこともないぜ」って突っ込みはなしだよ)

最近、Amazonでも楽天でも電子書籍の売上げがさっぱりだった。もちろん、もともとそんなに売れていたわけではないけれど、まあ、両ストアを合わせれば一日一冊程度は売れていた。

それが、7月半ばくらいからもうゼロの行進が続いていた。時々思い出したようにぽろっと売れる以外は、もう絶望的な状況。
きっと、KUの開始を待っている人が買い控えをしていたんじゃないかと思ったりしたのだ。
8月になれば、会員になりさえすればKUの登録本はいくらでも読み放題になるのだから、何も今、お金を出して買う必要はないよな。と思うのは当然だろうな。電子書籍はデータなんだし、所有欲に訴えるものはあまりない。
Kindleの本棚にずらりと並んでいても、そんなに嬉しくはないんだろう。
(僕はもともとあんまりコレクション癖がないので、そこはよくわからないけど──)

これまでじゃんじゃん売れていた人でも、アンリミの到来と共に返本ばかりが増え、ちっとも売れなくなってしまったと聞く。
うーむ……。

そして、僕は考えた。

アンリミを申し込むような人は、きっとヘビー読書家だ。こういう人たちの眼に、自分の作品を触れさせるチャンスを増やさなきゃいけない。
なんてったって、アンリミ者にとってアンリミ本は無料なのだから、読むスピードさえ付いて来られれば、いくらでも読んでくれるはずだ!
(はず、だ……!)

そんなことで、楽天で、ブックウォーカー・インディーズで、ちっとも売れない作品を、僕は引き上げることにした。
決まれば簡単。どちらも、管理画面から出版を停止するだけだ。楽天は、一晩(10時間程度)で作品が販売ページから消えた。
BWインディーズは、配本停止申請から実際に本が消えるまで、しばらく掛かるようだった。

そしてKindleのみで販売し、KDPセレクトに登録。
もちろんそれで自動的に、アンリミ対応になったという算段。こちらも、登録から数時間でストアにアンリミ対応として更新されていた。

今回アンリミ対応にしたのはこの三作。

unlimi_new

いずれもページ数が少ないので、収入に影響が出るほどではないのだけど、何しろ、手に取ってもらえるのがいい。
そして、ずっとは端末に入れておけない(同時に入れておけるのは10冊らしい)から、恐らくはDLしたら読みはじめてくれるはず。
そうなると、もう無料キャンペーンや常時無料本よりずっと読んで貰える可能性が高いのではないのかとさえ思えてくる。

さ、どうなるやら……。

1ヶ月か2ヶ月経過したら、影響がどのくらいあるかを報告するからねっ!

じゃあ、また明晩!

『ティプトン』連載第8回

“「この場所は、俺たちが最初の上陸だ。まだ何の調査も入ってないよ。だから、未知の病原菌がいないかどうかは、全然分からないね」
「そんな状態でお前、昨日外に出たのか?」”

『ケプラーズ5213』より


── 8 ──


医療、とは、
なんだ?

医薬、とは、
なんだ?

今や
この船の上に存在する自然から
十分な医薬が得られると

コントロール・センターは言う

私たちを
何も知らない愚か者だと
断じているのだ

私たちは知っている
記録は
嘘を吐かぬものだ

私たちが星を捨てた頃
この船には数え切れないほどの種類の
丸く、白く、軽い
《乾いた小粒》が保管されていたという

それこそが、医薬というものだと
私に耳打ちしてくれた者がいた

もちろん
私も彼も、その《乾いた小粒》を
実際に眼にしたことなどはなかった

私は想像し、空想し、
発見した
嫌な気持ちに包まれた自分を

支配者たちは病を恐れ
それを保管し続けた

私は
知っている

誰も顧みない図書室の片隅に
当時の医薬の処方が埋もれていることを

私たちの誰ひとりとして
必要とはしないその医薬を

とうの昔に世を去った支配者たちは
金のようにあがめたのだ
金、以上にだ

いや、金──ゴールド──とはなんだろう?
希少価値とはなんだろう?
いくらでも手に入るものなど
この船には1つもない

医薬とは、なんだったのだろう?

私は
知っている

私たちが知っている病の数を
遥かに上回る種類の医薬が

山のように積まれていたことを

私は
知っている

人類の存在
それ自身が

数え切れぬほどの種類の病を
自らの内に
生み出したのだということを

コントロール・センターの嘘は
もはや憎むべきものではない

癒せない病は
医薬などもう──

私たちはただ
生きているのだ

私たちはただ
死にゆくのだ


本連載は、原則として毎週木曜日に掲載します。

晩年の詩人ティプトンは、SF作品『ケプラーズ5213』にちょっとした脇役として登場しています。本当にちょっとした脇役ですが、案外存在感があって、作者のお気に入りキャラクターなのです……

地球を旅立って三千年後、人類は尊い犠牲を払いながらも、計画通りに492光年彼方の惑星ケプラー186fに到着した。
人類は惑星の各地に入植キャビンを送り込み、水と緑に溢れた美しい新天地に入植地を築きつつあった。
だが、人類の生息環境として申し分ないその惑星に、先住生物が存在しないはずはなかった。


シンチョク0730

予定通り、進捗の報告をば。
《進捗》が、予定通りかって?

ははは。予定は未定。未来は常に流動的。
あなたの行動が未来を変えるのだ!
──ってことで。

まずは執筆中の『魔女と王様』の“量的”な進捗について。

(スクショ貼ると楽だな。でも書くことがなくなっちゃうか……)
(スクショ貼ると楽だな。でも書くことがなくなっちゃうか……)

 

えー……。見ての通り、予定の「150枚くらいまで」を既に10枚ほどオーバー。『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』より短いお話の予定だったけれど、うーむ……。既に超えてしまったか。
(あちらは45,000字弱、140枚)

でもまだ、終わりが見えない状況。

“質的”な進捗についてはどうなんだろうか。
あとはクライマックスとラストシーンを書くだけ、に近い状況ではあるんだけど、なかなかそこまで辿り着けない。書き逃していたこと、中途半端になってしまっている主役級の人物、クライマックスへ連なるストーリーなど、気になる点がぼろぼろ出てくる。
書き込めば書き込むほど足りないところが見えてくる。

説明なんかするつもりはないんだけどね……。
《世界》が、まだまだ虫食いだらけなんだよなあ。
今までの予定ではバッドエンドなんだけど、あんまりバッドなエンドも子供向けとしてはきついかなあ──なんて思ったりもして。
まあ、バッドエンドにしかならないストーリーだから、それは割り切るしかない──と。

今日明日は別のことで塞がっていてほとんど書けないから、結局はお盆休みにまで突入してしまいそうな気配が濃厚になってきた。
お盆休みには別のものを書きたいんだけど……。

まあ、頑張るしかないよね!

今日は、そんなとこ。

じゃまた、明晩!


──『とっても小さな九つの国』 シリーズ既刊本──



初の連載小説にしてほんわかしたお伽話『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。
大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。




本作は、ほんわかとしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の五年後のお話。著者ブログに連載されたものに加筆修正し、全話の扉に描き下ろしの挿し絵を加えました。挿し絵の数は上下巻合わせてなんと93点!

シンチョク0723

さて、一週間はセルパブノミクスの矢のように過ぎました。今週の執筆状況はいかに!?

先週、何を言ったか振り返ってみると……

さて、来週末もシンチョクを報告しますよ。37話くらいまで進んでいるといいのですがねえ……。

じゃん、結果です。

スクリーンショット 2016-07-23 17.06.25

つい先ほど、第37話を書き終わったところです。先週末の27,000字から42,000字まで、約15,000字進みました。日曜、月曜と何かと忙しくて1文字も書けず、実質火曜スタートの今日まで五日間です。まあ、僕の生活リズムの中で──平日メインで──これだけ書ければオッケーとしましょうか、ね。文字数の問題じゃないんですけど。

物語の内容としては、概ね四分の三までは来ているかと思います。プロットの行数で言えば、もう九割方まで来てます。上手くいけば、来週末に書き終わってホッとしている姿が思い浮かぶようじゃあ、あ〜りませんか!

新作『魔女と王様』のお話はここまで。
(今のうちにシリーズ第一部第二部を読んでおこうぜ)

さて、ちょこっと冒頭で触れた『セルフパブリッシング夏の100冊 2016』ですが(触れてねえ!)、もちろん僕も参加しています。著者オススメの一冊を掲載しているんですけど、実は僕の場合、ぱぶにゃんちゃんのオススメなんですよね〜。「淡波さん、参加するにゃんね? 掲載の本はケプラーズで決まりにゃんね?」と、イエスとしか言いようのない口説き文句で誘われたんですから(にっこり)。

そしてそして、またも《もう一匹のゆるネコ》ぶくにぇーのつぶやきにヒントが潜んでましたよ。
(ちょっと存在感の薄いぶくにぇーよ、がんばれ!)

これ。

それから、これ。
きっと、ぶくにぇーの情報源はここからだなw

積んでます……読まなきゃ!

と、いうことで、僕も便乗して無料キャンペーンを行なうことにしました。

明日、7/24(日)午後5時開始で、5日間たっぷりやっちゃいます(お金を出して買ってくれた方、済みません!!──しかも、「無料キャンペーンはもうやらない」って宣言した気も……。まあ、人の心は移り変わるものですからねえ……)。
久し振りの無料キャンペーンだし、きっと既に僕を知っている人にはそれなりに行き渡っているような気もする『ケプラーズ5213』ですが、どのくらいダウンロードされるか楽しみでもあり、恐ろしくもあり、です。

しかしまあ、このくらいのこと自分で思いつけよ! という感じがして情けない淡波です。

前述の作品、花笠香菜さんの『光を超える未知』ですが、児童書なのですね。ブログでの紹介に、「(時間がある時に本文にルビ打ち処理したいのですが今はなかなか、、、)」と書いてあり、とても共感しました。総ルビの作業って、本当にきついんですから!
早速僕もダウンロードしました。
読ませていただきますねー(う……思ったより長い!)。

じゃ、今日はここまで!


「また会おうね。約束だよ……」

今から十の百乗年という気の遠くなるような年月が過ぎた時代。
かつて数多存在した銀河はその生涯を終え、宇宙はわずかな素粒子だけが彷徨う暗く冷たい空間となり果てた。
はるか昔に滅亡寸前の地球を出発した世代宇宙船スプートニクの中で、最後の乗組員ミチは終焉の時に向けて静かに日々を過ごしていた。
そこに使者と名乗る謎の白いクモが現れ、ミチが間もなく始まる「六番目の世界」を担う伝説の女神だと告げられる。クモに誘われるままスプートニクを降りてみたら……
「宇宙船泥棒!」
運命の歯車が回り始める。

スプートニクを取り返すべくショウリョウバッタのコアトルと、船外で出会った青年ケイとともにクモの行方を追っていくミチ。
創世を阻む闇の存在と自らの使命、そしてかつて星が交わした「約束」を少しずつ知ることになる。

未知の世界をめぐるスペース・ファンタジー。


地球を旅立って三千年後、人類は尊い犠牲を払いながらも、計画通りに492光年彼方の惑星ケプラー186fに到着した。
人類は惑星の各地に入植キャビンを送り込み、水と緑に溢れた美しい新天地に入植地を築きつつあった。
だが、人類の生息環境として申し分ないその惑星に、先住生物が存在しないはずはなかった。

初の連載小説にしてほんわかしたお伽話『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。

大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。



本作は、ほんわかとしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の五年後のお話。著者ブログに連載されたものに加筆修正し、全話の扉に描き下ろしの挿し絵を加えました。挿し絵の数は上下巻合わせてなんと93点!
(前作をお読みになっていなくてもお楽しみになれます)

大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。


シンチョク0716

先日ちらりと書いたけれど、今は2作を並行で進めています。
連載中の叙事詩『ティプトン』も入れれば3作ですが。

1作は、ご存知『ルルルとリリリ』のシリーズ、『とっても小さな九つの国』の最終巻。タイトルは『魔女と王様』に仮決定中です。
以前は『やさしい北の魔女とわがままな南の王様』と仮題を付けていましたが、考えてみれば(考えてみなくても)、王様のいるエックエックの国は、小さな国々の中で北方に位置しています。今回出てくる魔女ローズンの住む森はエックエックの国の北にある湖の北側に面しているのですから、位置関係としては間違っていないのですが……。
map2

 

この地図の、ちょうどタイトルが書いてあるあたりにあるのが北の湖。『ルルルとリリリ』の中では、まだこの国の存在は何となく曖昧にしていました。『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』でリンガリンガの国をぼやかしていたように、ね。

お話が進むに従って世界の全容が見えてくるようにしたかったので、今回の『魔女と王様』で、小さな国々の全体像が見えるというわけです。
(そんなにもったいぶる内容じゃないですが──)

ま、それはいいとして、先週の初めに書き始めた『魔女と王様』。約二週間後の今日で、概ね半分まで来ました。今回は短いお話になる予定で、現在25話まで書けています。文字数で言うと27,000字ほど。
このお話も淡波ログで連載する予定ですが、今度は物語を書き終わって推敲を最低1回は回してから開始しようと思います。『ルルルとリリリ』の連載を終えてから発売までの修正や準備がかなり大変だったし、毎回の更新もスリル満点でしたよね。だから今回は、《連載を載せるだけで》、《間に合わせるだけで》手いっぱいになってしまわないようにしたいのです。きっと、その方が内容も濃くなりますし。

そしてもう一つのお話は、サイバーパンク(風)の物語です。そう、あれですね。
(いや、誰も知らないか……)
絵師の禅之助さんがツイッターでアップしてらした『完全包囲』というイラストからインスピレーションを得て突然書き始めてしまった作品です。小説の仮タイトルも『完全包囲』(禅之助さん、勝手に使ってゴメンナサイ!)。
これは『ルルルとリリリ』の連載中から書き始めていましたが、最近はご無沙汰気味。ファイルの更新日を見たら、最終更新からもう三ヶ月も経過していました……。
こちらは現在まだ19,000字ほど。この作品も長編にはならないと思いますので、恐らくはここで半分くらいかなぁと。

目下の目標は、『ティプトン』の連載が終わる前に『魔女と王様』の連載を開始し、同時に『完全包囲』の執筆を再開する。というところでしょうか。淡波ログに来れば、週に一度は何かしら新しいストーリーが載っているようにしておきたいのですよね(まあ、連載を追いかけていない──ほとんどの──人にとっては、それを読もうという動機付けになるわけではないのですが……)。

さて、来週末もシンチョクを報告しますよ。37話くらいまで進んでいるといいのですがねえ……。

じゃ、今日はこんなところで!
(今回は自分の話ばっかりだ──失礼をば!)

《ワンパターン》と《好んで描く主題》

いろいろなことを小説に書いているつもりだけど、ふと気付くとやっぱりまた同じようなことを書いている。
僕の場合、何しろ変身ネタが多い。変身に値するほどの心変わりも含めて、だけど。

これから書こうとしている幾つかの物語の中にも、変身を扱ったものが少なくとも一つはある。そうでないものも、プロットを書き進めていく間に変身を盛り込みたくなってしまう気がする。
すごく、する。
敢えて盛り込むわけではないんだけど、ね。

偉大なるワンパターンという言葉があったけど、その域を狙ってもいいんじゃないかと思うこともある。いやいや、それは危険だろうという気持ちもまた、ある。
もちろん、別に僕の作品はそこが評価されているわけじゃないし、それが淡波らしさだと思って読む人は誰もいないだろうけど。

例えばある有名なヒット曲メーカーは、たった一つの王道コード進行で数百曲でも作ってしまえるという。それが時代の空気にはまれば、いとも簡単にヒットしたりするわけで。
それは、柳の下のドジョウを狙っているというよりは、好きなだけなのではないだろうか……と。それが、一番気持ちいいんだろう、と、僕は思う。
無数にあるヒット曲コード進行の中で、売るためだけにワンパターンになろうとする必然性ってのはあまりないだろうし。

翻って小説のテーマ。
仮面ライダーとか、ウルトラマンとかね。
その手の変身ヒーローモノは、子供の頃、浴びるように見ていたからなあ。僕の小さな頃は今と違って曜日の関係もなく、7時から8時の間は子供向けの番組ばかりが溢れるほど放映されていたし、1つだって見逃したくないつもりでテレビにかじりついていたもの。
もう、あらゆる変身モノのエッセンスが僕の身体の奥底には染み付いているんだよなあ……。

まあ、僕の作品で変身ヒーローが出てくるものは今のところ1つもないんだけど、奥底には、ねえ───
(あ、『太陽の子孫』はある意味変身ヒーローものかな??)

《ワンパターン》と《好んで描く主題》ってのは紙一重なんだなあ、と思うわけです。

そうそう、『太陽の子孫』は7/7に表紙リニューアル版が発売になりますよ。
旧表紙のファンシーな絵が好きなひとは(いるのか?)、今のうちにポチりましょうね。

じゃ、本日はこれで!

よし、準備は万端整いつつある(!?)

珍しく強気(?)のタイトルを付けてみましたが、何のことだかはもうお分かりですよね?
ね?

これまでずっと出版準備中と称して推敲・校閲・絵の描き直しに邁進していた『ルルルとリリリ』。
とうとう、もう直せるところがなくなりました。
(もちろん、間違いがもうない、という意味ではないんですけどねぇ)

この淡波ログのヘッダにも掲載していますが、既に『太陽の子孫』の表紙リニューアル&内容修正版は、7/7の発売と決定しました。そして連載終了から2ヶ月半も経ってしまった『ルルルとリリリ』ですが、こちらもいよいよ7/7発売に決定することにしました。
(言い方が回りくどい……だって、まだ完璧には完成してないんだもの)

結局、今週も予定になかった2点の絵を描き直し、いや、3点だ。手描きで修正を入れたものが2点……。もちろん、100ヶ所を超える文字修正も全て反映し、もう1周し、更に入った修正も反映し、ようやくepubデータの準備も整いました。

発売前最後の『ルルルとリリリ』情報は、上下巻の表紙を並べて公開、といきましょう。
covers

はい、ここで気づきましたね?

シリーズタイトルの『とっても小さな九つの国』ですが、番号が2と3になっています。当然、1は『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』なのですが、表紙に統一性がないのはいやですよね。そのため、急遽エビネルさんのほうの表紙もリニューアルすることに相成りました。エビネルさんの表紙絵はモノクロ線画のみでしたから、これはちょっと寂しい。

発売日がどんどん迫る中、またもや追加工事が出てしまったわけですが……。何とかなるかな、なりますよね。

さて、7/7に出る淡波作品は、

『ルルルとリリリ』の上下巻(新刊)
『太陽の子孫』(リニューアル版)
『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』(表紙リニューアル版)

ということで、全4冊になります。
(マジで、間に合うのか──)

さあさあ、乞う、ご期待!

今週の一枚──デジタルの恩恵にあずかる

ようやっと『ルルルとリリリ』の発売が秒読み段階になってきたのですが、今週も挿し絵を3枚修正しました。
1枚はもう完全に描き直さないとNGなレベルだったのですが、あとの2枚はデジタルで修正するという今どきの技を使ってしまいました……。

どっちが修正前でどっちが修正後かは、言うまでもないですね──
どっちが修正前でどっちが修正後かは、言うまでもないですね──

 

まあ、これで格段に上手い絵になったかというと全然そんなことはないのですが、これ以上やり直しが増えるともう発売できないような気もしてきました。
一発で納得出来る絵を描けることもあれば、何度描き直してもダメなものもあります。内容を考えるところからやり直すという手もあるのですが、今回はデジタルの恩恵にあずかることにしてみました。

とにかくなんとかして、《最低限の合格点》を付けられるものにしていかないことには、先の予定も全然立たないですからねえ……。

章のタイトルが『ずるいぞ、卑怯者!』というのも何だか微妙ですが、別に自分を卑怯者だと思っているわけではないですよ。

最初からデジタルで描く場合は、途中段階で形を修正したり、部分的に拡大縮小回転移動……して整えるなんてことは普通に行なうことですからねえ。手描きだとゼロからやり直すしかないのが本当ですが、電子書籍のための挿し絵で最終的にはデジタルデータになるわけです。しかも、扉絵にするために多少の加工はしますから、「デジタルでは手を入れないぞ!」みたいなこだわりも、あまり意味がないとも言えますし。

さてさて、残りはあと1枚。いつになったら発売日決定の告知を出来ることやら──。

では、また明晩!

固定ツイートは強力

スクリーンショット 2016-06-25 18.03.25
これ、強力。
だと思う。

僕の通常のツイートは、だいたいいつも数十件のインプレッションを得られるに過ぎない。
(「うひゃあ、人気ないなあ、淡波ぃ──」って言わないで!)
ツイートってすぐにタイムラインを流れて行ってしまうから、それは仕方がない。だからこそ定期ツイートってのをしている人も多いのだろう。

でも僕は、この定期ツイートってのがどうにも好きになれない。もちろん、みんな生活時間とかパターンが違うから、6時間ごとに同じツイートを自動で繰り返させるっていうやり方──ガイ・カワサキ式?──も有効なんだろうとは思う。
だけど、タイムラインを追いかける身としては、それって結構辛いものもある。

すべてのツイートをそういう設定にしてたら、TLが4倍に伸びてしまうんだから、スクロールする手間も眼への負担も4倍だ。

だったら、通り過ぎないツイートを最大限活用しようよ。それが僕の考えだ。
固定ツイートを設定している人は多いと思うけど、ずっと固定っていうのはもったいないと思う。
特に期間を考えてはいないけれど、定期的に変更するのが効果的だと思っているのだ。

固定ツイートなら、数百件レベルのインプレッションが得られるし、エンゲージメントも伸びやすい。
何かのトピックがあるとき、特にお知らせしたい内容があるときに、GIFアニメなんかを含めた固定ツイートを設定するのが最近のお気に入り手法。
それまで売れなかった本がポンと売れて行くこともあるし、プロフィールの補完にもなる。

コレ、皆さんももっと積極的に活用すると良いんじゃないかなあと思ったりしいてる、ここんとこの淡波です──。

ひとつ前の固定ツイートに使っていたティオセノス号のGIFアニメ。「これって何の宇宙船?」って興味が湧くでしょ?
ひとつ前の固定ツイートに使っていたティオセノス号のGIFアニメ。「これって何の宇宙船?」って興味が湧くでしょ? 知らなかったあなたは、ここをチェック

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

ではまた明晩(≧∇≦)//