Blender99シーズン2の7巻を発売しました!

約半年ぶりの更新になってしまいましたが、表題のとおり、ようやく新刊の発売にこぎ着けることが出来ました。
グリースペンシル入門の執筆に専念していたためこちらのブログもまったくのノーチェックで、申し訳ない限りです……。

いつものように、表紙画像と目次、それからアマゾンさんへののリンクを掲載させて頂きますね。

(上)とありますように、第7巻はグリースペンシル入門の上巻となり、概要紹介から基本機能、2Dでの描画と2Dアニメーションまでが対象内容となります(一部、3D空間への基本的な描画についても含まれています)。最も書きたかった内容である3D空間への描画と立体のアニメーションについては第8巻に譲ることとしましたが、もともと一冊に収めるつもりで執筆を進めておりましたので、8巻の内容についても8割方は執筆が終了しています。
なんとか、あと一ヶ月程度で発売に至れるよう精進して参りますので、どうか楽しみにお待ち下さい。

本日作成したホッカホカのプロモーションビデオも、こちらにリンクを張りますね!
見て頂けるとたいへん嬉しいです。

アマゾンさんでの7巻の紹介内容および目次は以下のようになっています。

「お絵描き、アニメーションならBlender!」
ついに、Blenderの地位を不動のものにしたお絵描き機能であるグリースペンシルを詳細に解説した電子書籍の登場です。
全くCGには縁のなかった完全初心者のために「史上最も優しく詳しい入門書」を目指して刊行してきましたBlender99シリーズの通巻17冊目。Blenderの存在を他の3DCGソフトからひときわ目立たせることになった2D、3Dドローイング機能である《グリースペンシル》解説書の上巻です。

Blender99シーズン2は、業務におけるBlender使用歴も優に10年を越えた著者が、21年に渡るCGアーティスト生活のエッセンスを余すところなくつぎ込む渾身の3DCG参考書シリーズです。
本書は『グリースペンシル入門(上)』となっており、これまでのような3Dオブジェクトを用いたビジュアル作成ではなく、画面上に直接イラストやデジタル絵画を描画する機能であるグリースペンシルについて、その概要から2Dアニメーション作成の基礎までを取り上げています。

ここ数年、3DCGで作成された作品を見ていると、
「どうやって作ったのか見当もつかない。これ、ポリゴンなの? シミュレーションなの? 手描きにしか思えないぞ?」という表現に出会うようになりました。それはもしかしたら、Blenderのグリースペンシルを用いてアナログのイラストや絵画のように描かれた作品かもしれません。
実際、数多くの商業作品(ハリウッド映画でも!)グリースペンシルは使用されていますし、いよいよBlenderの3DCGは別次元に入ってきたのではと思わせてくれます。

これまでのシリーズと同様、「とことん丁寧に、これでもかというくらい基本を反復して頭と手に染み込ませる基本」は変わりません。豊富な動画や図版によって出来る限り全ての手順を可視化しているのも同じです。
事前の知識がないままBlenderでお絵描きを始めようとしても、3Dビューポートの扱い、タイムラインの扱いなどが分からず、「何も描けない!」となって投げ出してしまうかもしれません……著者自身も、グリースペンシル登場時には訳が分からず何も描けないという経験をしました。
そんな悲しい経験を誰もすることのないよう、できる限り分かりやすく、丁寧に少しずつ学習を進めます。絶対に挫折しないように!
「あれ? この手順と次の手順の間が分からない。結局どうやってやるのよ?」
という疑問符が湧き上がりがちのチュートリアルも多いですが、blender99は、決してあなたを置いてきぼりにはしません。

本巻の目次を下記に掲載します。

 目 次

【はじめに】
【本書(Vol.17)の学び】

第85章 グリースペンシルの概要と種類

【1】概要
【2】Anotationとして使う
【3】グリースペンシル・オブジェクトの種類
■オブジェクトの作成と描画
■グリースペンシル・オブジェクト

第86章 描画の基本

【1】描画プレーン
【2】ストロークの前後順
【3】グリースペンシル・プリミティブ
■LineツールとPolylineツール
■Arcツール
■Curveツールとトレース
■Boxツール
■Circleツール
【4】ガイドの利用

第87章 マテリアルの種類と編集

【1】2種類の基本マテリアル
【2】マテリアルのアサイン
【3】線と塗り
■線の種類
■線の太さ(オブジェクト全体での制御)
■塗りの種類
■Gradient
■Texture
【4】線と塗りのオプション設定
■Holdout
■Self Overlap
【5】Color Attributeによる塗り設定
■カラーパレットを作る
■Fillとペンキ缶Fill
■Fill失敗の解決方法
■塗りの前後関係
【6】ブラシの種類

第88章 グリースペンシル・アニメーションの基本

【1】2Dアニメーションを作る
■動きごとのレイヤーを利用する
■自動中割を作る
■線画に色を付ける時の注意
【2】3つの変形方法によるアニメーション
■Auto Masking
■レイヤーを分けてAuto Maskingする
■完璧に直したい時の方法
■ポイント編集によるアニメーション
■カーブ・エディティングによるアニメーション
【3】ボーン・アニメーション
■カットアウトによるボーン・アニメーション
■グリースペンシルの独自機能にこだわらない編集

【あとがき】
──巻末付録──
──巻末付録2──

本書は、好評販売中の『blender99 絶対に挫折しない3DCG入門 シーズン1.5』の続編で、最新バージョン(4.0)の対応版です。バージョン2.8以降では基本的な機能の多くに互換性がありますが、3.0以前ではインターフェースが少々異なります。また、バージョン3系列では3.3および3.6が安定版という位置づけになっており、本書は3.3から取り入れられた機能や使用方法を想定した内容となります。
そのため、本書の対象バージョンは3.3〜4.0とさせて頂いております。 

これから3DCGを始めてみたい方は、シーズン1.5の第1巻からお手に取って下さいますと幸いです。 
Blender99シリーズは全99章構成を予定しており、本書には第85章から第88章までが収録されています。

では、本書とともにHappy Blending !!

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