Blender99シーズン2の8巻を発売しました!

一週間遅れのお知らせになってしまいましたが、3月3日に『グリースペンシル入門(下)』にあたるBlender99シーズン2の8巻を発売しました!
今回は数年ぶりにハイペースの出版となりましたが、元々は7巻8巻は一冊として構想・執筆していたので、むしろ遅かったくらいですね。。

いつものように、表紙画像と目次、それからアマゾンさんへのリンクを掲載させて頂きますね。


(ちょっと色味が地味だったかもしれません。もしかすると近い将来、もう少し見栄えのする色の表紙に差し替えるかもしれません)

ページ数は約589ページですが、これまでの読者さんならご存知のとおり、実際のボリューム感としては400ページくらいではないでしょうか?
(データ変換の過程で意図しない強制改ページが増えてしまうのです)

3/3の発売ですので、発売日から2週間、3/17夕方頃まで発売記念価格の250円に設定しています。
その後、定価499円になりますので、セール期間内はほぼ半額で購入可能ということになります!
ご購入予定の方は、ぜひ、お早めにどうぞ!

その内容は、もちろんグリースペンシルの3D空間への描画がメインとなりますが、グリースペンシルには豊富なモディファイアエフェクトの機能があります。それらもたっぷり取り上げますし、グリースペンシルの親戚とも考えられるLineArt(線画)Freestyle(こちらも線画)の機能についても詳しく解説します。

8巻で学ぶ内容の大ざっぱな紹介として、今回もプロモーション・ビデオを制作しました。
YouTubeへのリンクをこちらに張りますので、ぜひご覧下さい!

アマゾンさんでの紹介文と目次は以下のとおりです。

「空間へのお絵描き、機能満載のエフェクトをかけ放題!」
ついに、Blenderの地位を不動のものにしたお絵描き機能であるグリースペンシルを詳細に解説した電子書籍の下巻が登場。上巻と合わせ、これでグリースペンシル機能の基本を完全網羅します!
全くCGには縁のなかった完全初心者のために「史上最も優しく詳しい入門書」を目指して刊行してきましたBlender99シリーズの通巻18冊目。Blenderの存在を他の3DCGソフトからひときわ目立たせることになった2D、3Dドローイング機能である《グリースペンシル》解説書の下巻です。

Blender99シーズン2は、業務におけるBlender使用歴も優に10年を越えた著者が、21年に渡るCGアーティスト生活のエッセンスを余すところなくつぎ込む渾身の3DCG参考書シリーズです。
本書は『グリースペンシル入門(下)』となっており、前巻の基礎〜2Dアニメーションに続いて3D空間への描画・アニメーション、それに加えてBlenderの豊富な機能を用いたエフェクトの使い方、線画の作り方までを取り上げています。

ここ数年、3DCGで作成された作品を見ていると、
「どうやって作ったのか見当もつかない。これ、ポリゴンなの? シミュレーションなの? 手描きにしか思えないぞ?」という表現に出会うようになりました。それはもしかしたら、Blenderのグリースペンシルを用いてアナログのイラストや絵画のように描かれた作品かもしれません。
実際、数多くの商業作品(ハリウッド映画でも!)グリースペンシルは使用されていますし、いよいよBlenderの3DCGは別次元に入ってきたのではと思わせてくれます。

これまでのシリーズと同様、「とことん丁寧に、これでもかというくらい基本を反復して頭と手に染み込ませる基本」は変わりません。豊富な動画や図版によって出来る限り全ての手順を可視化しているのも同じです。
事前の知識がないままBlenderでお絵描きを始めようとしても、3Dビューポートの扱い、タイムラインの扱いなどが分からず、「何も描けない!」となって投げ出してしまうかもしれません……著者自身も、グリースペンシル登場時には訳が分からず何も描けないという経験をしました。
そんな悲しい経験を誰もすることのないよう、できる限り分かりやすく、丁寧に少しずつ学習を進めます。絶対に挫折しないように!
「あれ? この手順と次の手順の間が分からない。結局どうやってやるのよ?」
という疑問符が湧き上がりがちのチュートリアルも多いですが、blender99は、決してあなたを置いてきぼりにはしません。

本巻の目次を下記に掲載します。

 目 次

【はじめに】
【本書(Vol.18)の学び】

第89章 3Dアニメーション

【1】奥行きを生かした簡単な2.5D風景
【2】3D空間に描く
■床を作成する
■テーブルを作成する
■椅子の作成
■壁の作成
■窓の作成
■花瓶等の小物を作る
【3】描画に表情を追加する
【4】絵画調の塗り
■3D空間上に風景を描く
■一部の追加要素として活用する
■Tint(チント)ブラシを使う

第90章 マスク、モディファイア、エフェクト描画以外の機能

【1】マスクを使う
【2】グリースペンシル・モディファイア
■Texture Mappingモディファイア
■Time OffsetとOffsetモディファイア
■Arrayモディファイア
■Buildモディファイア
■Dot Dashモディファイア
■Envelopeモディファイア
■Lengthモディファイア
■Multiple Strokesモディファイア
■Outlineモディファイア
■SimplifyとSubdivideモディファイア
■Noiseモディファイア
■Smoothモディファイア
■Color列のモディファイア
【3】グリースペンシル・エフェクト

第91章 線画とトレースで多彩な表現

【1】LineArt
■グリースペンシルを使わないシーンにLineArtを描画
■思い通りの線を追加する
【2】FreeStyle
■FreeStyleで線を描画する
■Face Marks(面マーク)
■Freestyleの線種
■Freestyleモディファイア
【Color用モディファイア】
【Alpha用モディファイア】
【Thickness用モディファイア】
【Geometry用モディファイア】
■Freestyle Texture
■Freestyleデータの活用
【3】GPで画像トレース
■線画のトレース
■写真のトレース
■ポリゴンに変換して活用する

【あとがき】
──巻末付録──

本書は、好評販売中の『blender99 絶対に挫折しない3DCG入門 シーズン1.5』の続編で、最新バージョン(4.0)の対応版です。バージョン2.8以降では基本的な機能の多くに互換性がありますが、3.0以前ではインターフェースが少々異なります。また、バージョン3系列では3.3および3.6が安定版という位置づけになっており、本書は3.3から取り入れられた機能や使用方法を想定した内容となります。
そのため、本書の対象バージョンは3.3〜4.0とさせて頂いております。

これから3DCGを始めてみたい方は、シーズン1.5の第1巻からお手に取って下さいますと幸いです。
Blender99シリーズは全99章構成を予定しており、本書には第89章から第91章までが収録されています。

では、本書とともにHappy Blending !!

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