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WPの自動成型機能で儲け損ねた阿呆の話

はい、どうも。
と、いうことでですね、今日は久々の失敗談ですよ。

このブログを始めた頃からずっと、自分の著書も含めたセルパブ本を紹介してきました。
最初は普通の文字リンクでAmazonのストアに飛ぶようにしていたのですが、他の方のブログを見ていたら、みなさんかっこいいAmazonの窓みたいなものが貼られてるんですよね。
僕はそれをどうやってやるのか知らなくて、ずっとそのままでした。
まあ、何だか広告っぽいし、自分の知らない世界なんだなあと思っていたのですね。

でも、皆さんのサイトを見ていると、あの書影が入ったリンクが羨ましくってたまらかったのですよ、実は。
かっこいいなあと思って……。

で、ある時ね、ある人に言われたんです。
何でただのリンクなの?
それ、コンバージョンに役立たないじゃない、って。

こ、こ、こ、コンバージョンですって!?

固まりましたね。その時。
もちろん、知ってる振りをしましたよ、確か。
──記憶は定かじゃありませんけどね。

で、まあ、しばらくして、それがAmazonアソシエイトという仕組みであることを知ったんです。
(多分、誰かに教わったのです)

自分としてはそういうものでお小遣いを稼ぐとかって全く考えていなかったので、とにかくかっちょいいリンクが作れるっていうだけでAmazonアソシエイトに登録したわけです。

日常必需品がたくさん候補に出てきてます
日常必需品がたくさん候補に出てきてます

ふむふむなるほど、このページでリンクを生成して、ブログに埋込めばいいんだな。
と、そこまではいいんですよ。

で、僕は考えました。
⇒いちいちアソシエイトのページでリンクを生成するのは面倒くさい!
⇒じゃ、コードをコピーしてASINだけ差し替えればいいんじゃね?

コードをコピーしてASINだけを差し替えてみたところ、ちゃんと書影は変わるし、リンクも生きているようです。
じゃ、これでやれば楽だよな〜。と思い、アソシエイトのページで生成したのは最初のやつだけ、あとはコピペで書き換えることにしました。

ま、もしかしたらそこまでは問題がなかったのかもしれません。
今となっては全て修正したので確かめる方法もないのですが(今さら戻るのも、ね)。

それから1年が過ぎ、作家の方とたまたまAmazonアソシエイトの話になりました。

「月に数百円とか、多い時は千円とかいくよね〜」
「え?」
「淡波さんのサイトだったらそのくらい行くでしょう? たくさんリンク貼ってるし」
「え?」

目が、点です。
僕のサイトでのAmazonアソシエイトは今までの累計で30円ほどだったのですから!

「それ、おかしいよ」
「ですか?」
「だって、私ちゃんと淡波さんのサイトからリンク踏んで本買ったよ。その分だけでも50円くらいになるし……」
「え……」

そこで僕は、ここ淡波ログ内に埋込んだアソシエイト・コードを調べたのです。
見たところ、異常はなさそう(細かいことは分からないし)。ちゃんと書影も出てるしなあ……、と。

ところが、クリックすると直接Amazonの販売ページに飛べないものがあったんですよね。
念のため、それを再度Amazonアソシエイトのページで生成し直してみました。

すると……、
違うんですよ、コードが!

一番大きいのは、改行を示すタグのアスキーコード(って言うんですか?)が随所に埋込まれていました。
そのせいで、全体の長さが全然違う。
アソシエイトのコードはスクリプト内にタグを埋込んでいるので、一見タグには見えない謎文字になるんですよね。

改行が

これが改行コードの化けたやつ。だよね?
これこれ……
って表示されるやつです。

僕はWordPressで記事を書く時、時々「ビジュアルモード」と「テキストモード」を切り替えるんですけれど、それをやるとWordPressの自動成型機能が働いて、勝手にコードが変わっちゃう場合が結構あるのです。
(ちなみにこれを無効化するプラグインもあるそうなんですが、時々、この自動成型機能を使ってコードを整理してもらいたいことがあるんですよね。で、オンの方が恩恵を受けることもあって……)

そのせいで、アソシエイトのコードも流用コピペを重ねるうちに汚いコードになってしまっていたんですね。

あぁあ、楽しようとして間抜けなことを──。

指摘をくださったその方がたまたま僕の本を買ってくださる予定があるというので、試しに新しく埋込み直したアソシエイトリンクの方を踏んでみてもらいました(買わせちゃって済みませんー)。

で、翌日……

Amazonアソシエイトの売上げレポートを見たら──、ちゃんと入ってましたよ!!
スゲー!

まあ、15円とかですけどねぇ。
ただ、その他にもたまたまリンクを踏んでからAmazonで買い物をしてくださった方がいたようで、その分の売上げも入っていました。

へええ、すごいなあ、Amazonアソシエイトって……。

素直に驚きました。
こんな簡単に売上げが入っちゃっていいのかなあ、って。
(だって、本が一冊売れた時の印税より高かったりすることもあるんですよ!)

リンクを踏んでから、僕の作品とは何の関係もない商品をすぐ買うと、その売上額の何パーセントかが紹介料として入る仕組みなんですねえ。
これも全く知りませんでした。あはは。
広告嫌いを公言している僕ですが、このお小遣いにはちょこっと目がくらみました……。
まあ、基本的にはブログで紹介した本のリンクを貼るだけですが、ね。

そんなことで、この秋、ちょっとお小遣いが増えそうな淡波です!
(月に数百円とかになるといーなー……←小さいw)

じゃ、今夜はこんなところで!

報告:ツイッター広告を打ってみた!

セルパブ夏の100冊の発刊に合わせた最後の無料キャンペーンを行なった『ケプラーズ5213』ですが、その効果を高めるために初のツイッター広告を実施してみました。
ほんと、急な思いつきで。

こんな広告です。@マーク以降はちょっと違いますが。
こんな広告です。@マーク以降はちょっと違いますが。

キャンペーン開始当日の夜から約5日間。
シンプルに、結果を報告します。

スクリーンショット 2016-07-31 17.07.16

これがインプレッション。つまり、どれだけの人の目に触れたか、ですね。
合計で74,704です。これが多いのか少ないのかは分かりませんが、僕の普段のツイートに対するインプレッション数から言えば破格の多さ。
5日間くらいの固定ツイートで、まあ740いくかというと、きっと無理でしょう。
つまり、100倍以上の人の目に触れたわけです。
こんなGIF動画を入れましたので、ツイートが表示されれば自動的に再生されます。

実際には動画が再生される前に流れて行ってしまったり、ツイッタークライアントの仕様で自動再生にならない場合なんかもあるようで、動画の再生数は7,664回でした。

しかも、ツイッター広告というのは自分のフォロワーさんに対しては発信されない仕様。
だから、僕のことを知らない人のタイムラインで、これだけ見られたということです。これはすごいかも!

次、エンゲージメントです。
リンクのクリック数が97、動画のクリック数が30(これは別画面で動画が出るだけだと思うので意味はないですね)、リツイートは2回のみ(ただし、僕のフォロワーさんではない方!)、このツイートによって新規に得られたフォロワーさんは1。

ちなみに、投入額は7,500円でした。

そして、無料キャンペーンへの効果はいかに?
と、いうところで腰砕けになります。

5日間のダウンロード総数は、恐らくこれまでの無料キャンペーンの中でも最も少ない、たったの59冊。
無料なのに、リンクをクリックした人の数よりこんなに少ないとは……。
いやあ、難しいもんですねえ。
「僕のことを元から知っている人の手元には、きっと既に行き渡っているだろうから、このキャンペーンは効果が少ないだろうなぁ」とは思っていましたが、この結果はやはり残念でした。。

広告を見たひとの大半は、それを見た次の瞬間には全く覚えていないという調査もあります。
僕の名前、作品の名前をツイッターで1回見てくれた人が、何かの機会に思い出してくださる確率は、まあゼロ%でしょうねえ……。

みなさんは、どう思われます?

じゃ、またあとで

セール!セール!!セール!!!

はい。
(パクリタイトル絶好調の淡波です)
ということで、セールのお知らせ。
Twitterでフォローしてくださってる方は既にご存じかと思いますが、3月14日の《白井の日》を記念した──あやかった──便乗した──セールを始めました。
なぜ、3月14日が白井の日なのか、というと、理由は簡単。ホワイトデーだから。白い、でしょ?
(うひゃ ⇒僕が考えたんじゃないですから、白井市の公式ですから……ホワイト・フェスティバルとか、あるんですよ)

そうそう、白井市を「しらい」って読むと思ってる人が多いんですが、「しろい」です。関東の発音で白井って言うと、関西の方には「白い」って言う名前の市があんの? と思われてしまうらしいです。昔、大阪のひとにそう言われて笑いました。
人口が5万人ちょっとしかいないマイナーな市です。でも、梨の生産量・消費量は日本一なんですよ(自称?)。
武豊さんが卒業された競馬学校もありますし、ジネンジャーもいますしね(笑)。
──田舎ですけど、いいところです。

で、ですね、その314にあやかって314円セールを実施してます。対象は、通常価格がそれ以上の三作品です。

『孤独の王』850円⇒314円!
『ケプラーズ5213』550円⇒314円!
『そののちの世界』550円⇒314円!
お得ですねえ、太っ腹ですねえ……。

sale314
こんな広告GIFも作ってみましたよ〜!

最近、ゼロの行進が続くようになったので、ちょっとてこ入れのためにセールでもしなきゃ。て感じです。
(楽天KOBOさんでの201円効果はひっそりと続いてます。釣られて(?)、そうでない作品も売れたりして、Amazonで売れてない分を助けてくれてる感じ。まあ、現時点での売上げなんて子供の小遣い程度ですから、○冊売れた、とか、実はどうでもいいことなんですよね。とにかく、知ってもらうことが最優先ですから……)

ちなみに、『孤独の王』の分冊版は簡単な算数を間違ってしまい、変な値段になってます。合冊版の半分の価格にしなきゃいけないのに、現行価格の半分にしてしまったという……修正できる状態になり次第修正しますので、こちらを購入ご検討の方は、ちょっとお待ち頂くか、合冊版にした方がいいかも、です。
表紙が三種類ある、っていうこと以外に分冊版のメリットは何もありませんし。

──あ、ここでWord Pressの小ネタを一つ。
このGIFファイルですが、容量が3MBちょっとあります。通常のやり方でブログにアップしようとすると、容量オーバーではじかれてしまいます(1ファイル2MBまでしかアップできないので)。そのため、いったん軽いデータを用意して「メディアを追加」した後で、FTPでアップしたものと差し替えました。これまでは軽量にしたものを載せていましたが、自分のサイトに載せるデータがTwitterやFacebookにアップしたものより低画質というのはおかしいですもん。ちょびっと工夫してみたら出来た、というわけでした。

今夜はこんなところで。

じゃ、また明晩!

本は読まなきゃ分からない!

なぜ、こんなに単純で大切なことを、今までないがしろにしてきたんだろう?
ストアを訪れてくださったお客さんにワンクリックしてもらうことが、どんなに遠くて難しいことなのか分かっているのに。痛いほど分かっていたのにッ!

きっかけは、このツイート。

たしかに、僕もいろいろと工夫する中で、これに近いことはしていた。でも、考え方としては全然分かってなかった。どちらかというと、説明文や粗筋を考えるのが面倒だったから、話の冒頭を載せちゃったというネガティブなやり方。これではいかん。


で、まずは自分だけでもと思って、さっそくやってみたのが下のキャプチャ。

読みにくい!
読みにくい!


そう、その通り。
文字が画面の横幅いっぱいに広がってしまうから、読みにくいことこの上ない。
それでも、何も読めないよりはずっといいだろう。とは思う。
今のところ、Amazonで出させて頂いている本の中から4作、この方法で試し読みを掲載してみたのだ。

次に試し読みを載せる時は、適当なところで改行してみるかな?
それも、むしろ読みにくくなるだろうか?
難しい────。

少しでも売上げが伸びるかどうか、また報告しますよ。
もし、効果があるようなら、皆さんもどうかなあ?
(大勢でやって、それが当たり前になって、始めてこうかが出るものかも知れないけど)

最後にもう一つ貼っておこうかな。
僕は全著作でやるつもりだからねっ。

じゃ!

ドドマ!

新しい略語を作ってみた。
「ドドマ」
誰か他の人が既に使っていないか調べようとググったら、出てきた。
「ドドマ:タンザニアの首都」
あ、地名だったのね。

で、ドドマ。
《堂々とマーケティング》で、ドドマ。どうかな?

ときどき、ツイッターやブログで、(ステマ)と但し書きされていたり、言い訳っぽく書いたりしている人がいる。ステルス・マーケティングというやつだ。マーケティングとは思わせないようにして、密かに商品を宣伝して買わせようとしたりすること、だったよね?

ステマという言葉は確かにWEB上で頻繁に見掛けるのだけれど、これはさ、広告代理店とか大企業などが、企業イメージ広告やメセナによって、ひどい場合は中立的な他者の振りをして、人助けや社会的に善いとされる行いを通して自企業や製品の良いイメージを消費者に刷り込むためにすることだと思うんだ。
(そこには、他人の振りをして消費者を騙すという行為があって、だからステマという言葉がネガティブなイメージを纏っているのだ)

だからね、僕らみたいな無名のインディーズ作家が、微妙な自己宣伝をステマと考えて萎縮したり、自虐的になる必要はないと思うんだよね。
創作者にとっては、WEBページにおける自己表現やSNSにおける自己存在自体がマーケティングなのだから。それがメインなんだから。

ちょっと前にいろいろな人が語っていた《コンテクスト》。自分の人となりを他人に知ってもらうための活動や、創作物の販促、広告、マーケティングはとても近しいものだと思うんだ。
いずれも、《自分の作品を愛してよ、知ってよ、自分のことも知ってよ》という気持ちの表現だから。

だからね、堂々とマーケティングして、自分のことを知ってもらおうよ、ドドマで行こうよ。
という、宣言でした。

もちろん、嫌味なものとか、しつこいものとか、見た人・読んだ人が嫌な気持ちになるものや、やり方はNGだけどね。
それから、Botとか、同じ内容の自動定期ツイートなんかにも、できれば頼りたくないよね。繰り返し言うことはとても大事だけど(マジック・オブ・セブン)、それは、自動的に繰り返すようにプログラムするのとは違う。
最低限、「あーあ、またこれかよ。同じだよ」と思われないひと工夫が必要だと思うんだ。同じ内容を表現するにしても、さ。

自分の言葉で、自分自身のことを、自分の作品を、語りたいもの、ね。

では、また明晩!

ちょっと目新しい宣伝手法(手法自体は古典的……)

さて、Twitterを見てくださっている方にはもう見当が付いたかもしれません。

一昨日考案したGIFアニメによる試し読み自動めくりアニメーション。その作り方はもう少し時間を取れるときに解説させていただくとして、同じテクニックの活用方法をもう一つ考えました。

さっそく、こちらに貼ってみましょう。

孤独の王GIF広告
孤独の王GIF広告

 

いかがでしょうか?
これなら、Twitterなどのタイムラインに直接表示できるので、外部のどこへも飛ぶことなく、見て、読んでもらえそうではありませんか?
(Facebookでは動きませんでした。Google+はばっちり動きます!

今のところ、このやり方は(僕は)見たことがないので、目立てるかもしれませんよ。

もし気に入ったら、どんどん真似して作ってみてくださいね!

では、明日の『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』もよろしくッ!

いつかこの記事が、誰かの役に立ちますように!

KDPプロモ、この方法は有効なんじゃないかと思った。

手前みそですが、まずはこちらを見て頂きたいのです。

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そう、セルフ作家の広橋悠さんがご自身のブログに書いてくださった『壁色のパステル』レビューを、Amazon上の商品紹介に転載したのです。プロの本でよくありますよね、映画でも頻繁に見かけます。別の作家が一行か二行の感想を述べて、それが作品のキャッチコピーのようになっているアレ。
最近はこういったことを帯で語るのが流行りつつありますが、帯は帯。あまり大きく書けないですし、文字数も限られていますよね。

これまで何人かの方が自作の感想を書いてくださったのですが、とても素敵な紹介文になっていることが多く、これをもっと多くの読者さんに読んで頂けたらなあ、と思っていました。でもなかなか、それぞれのブログ記事やツイートに誘引することも難しいですし。
そこで思い付いたのが、Amazonのレビュー欄に載せたかったら《自分で紹介欄に載せてしまえ!》という荒技です。

発端は、広橋悠さんのこのtweet。

そして、このセルフ返信。

他の方々を含め、反応が次々と。アイデアが発展します。

このあたりで僕も参加です。

このやり取りでは、あくまでも自著のあとがきでレビューや解説を紹介するという話になっています。僕も本日発売の『そののちの世界』のあとがきに、ストーリー上の続編でもある『ケプラーズ5213』(書いたのはこちらが先)のヤマダマコト氏による紹介文を使わせて頂きました。これはこれで素敵なことなのですが、やはり本を入手してくださった方にしかこれは届かない。
そこで考えたのが冒頭の少々乱暴とも思える手法なのです。

でもこれ、ストア上で本を探している読者候補さんに、とてもアピールすると思いませんか?
僕だったら、こんな紹介文を読んだらもう、すぐポチッとしてしまいそうです!

さて、この記事がいつか誰かの役に立ちますように!

『そののちの世界』の予告編映像を公開

ようやく完成しました。
本日音楽の制作と編集の仕上げを一気に行なって、ブック・トレイラーが完成。小説作品のトレイラーとしては『さよらなら、ロボット』『孤独の王』『ケプラーズ5213』に引き続き、四本目になります。

早速こちらにYoutubeのリンクを貼りますね。

この中に含まれる『段ボール箱の人形』で使っているフレーズのみ、もとからあった楽曲のものです。というより、この小説はもともと『段ボール箱の人形』というインスト曲のイメージを発展させて書いたもの。その曲のデータがどこにも見つからなかったため、今回は記憶を頼りに新たに録音しました。
よく考えると、この曲はデータなんてなかったのかもしれません……。たしかまだMacintoshも持っていない頃、4チャンネルのカセットデッキを使って手弾きで録音したものだったのです。その後、シーケンサーに入力したような気がしていたのですが、それはなかったようです。本当は3分くらいの曲ですが、今回はメインテーマの一部分のみを使っています。
いかがでしょうか? 小説の雰囲気と合っていますでしょうか?

他の音楽は、全て本日作って録音したもの。まあ短いですし、音楽というほどのものでもないのですがね……。

あれ?
今日は言葉遣いが違う。
まあ、そんな男です。淡波亮作って。今日は口語体で書く雰囲気ではなかったので……。

予告編も出来たし、あとはePubですねぇ。
(さて、本当に間に合うのか?)

せっかくなので、ここに今までのブック・トレイラーも貼っておきましょうか。
『ケプラーズ5213』

『孤独の王』

『さよらなら、ロボット』

では、宜しくお願いしますねっ!

本末転倒でも継続は力になりうるか?

相変わらずの本末転倒ぶりを発揮するサイファイCGこと淡波亮作です。
今は次作のトレイラー制作にほとんどの時間を費やしている。おかげで書きかけの短編の数々がとんでもなく中途半端な状態で散らかりまくっているのだ。

ちょっと思い出すだけでも書きかけの短編は3本、童話が1本、本当は次作になるはずだった長編のプロットは忘れ去られたままになっているし……。
いつかも書いたように、無料キャンペーンで得られる効果に比べると、小説の予告編映像で得られる効果は本当にわずかだ。いや、効果がほんの僅かでもあるのかどうか、それすら疑わしい。百数十回しか再生されないような動画から、いったい誰が小説を買うためにリンクを踏んだりサーチしたりしてくれるのか? 考えれば考えるほど、僕はとてつもなく無駄な時間を過ごしているのではないかと疑いでいっぱいになってしまう。いやいや、疑いなんて言うレベルじゃない。実際に効果がないんだから。

それでも僕がこれを続けるのは、バカの一つ覚えなのか? そうは思いたくない。このブログ、更新していないときや誰かがシェアしてくれない日などは、検索で訪れてくれる方が多い。その検索キーワードの何割かはCGや映像関連の用語だったりする。僕の小説はそういった世界が好きなひとと親和性が高いのではないかと思っているので、もしも僕の映像を気に入ってくれた人が、もっと世界観を味わいたいと思ったとき、小説に手を伸ばしてくれるかも知れない。そんなふうに思っているんだ。もっと賢い方法はいくらでもあるのだろうけど、自らAmazonで読みたい本を探しているひとではない誰かの目に触れるためには、小説でない入り口があるべきなんじゃないかと、思っているわけで。《CGが好きな層=小説を読まない層》という等号は成り立たないし、特にSFが好きな層はCGを好む層と近いだろうとも思えるよね?

さて、昨日でCG制作を終えて編集に移ったつもりだったんだけど、実は今もバックグラウンドでCGのレンダリングを走らせている。だからMacBookのパームレストが熱くてしかたがない。
バックで走っているBlenderの画面をちらりと覗くと、エアチューブの中をミニバスが疾走している絵が、ちょっとずつ出来てきている。ヘッドライトにかかったモーション・ブラーが心地いいスピード感を出してくれている。
こんな風に書けば、CGが好きなひとは出来上がりの絵を見たくなっちゃうんじゃないかと、密かに期待してる。レンダリングの生の絵をここで見せるわけにはいかないから、それ以外の進行状況をちょっとGIFにしてみたものを載せてみたい。

文章を読みながら同じページにGIFアニメがあるとチラチラして読みにくいので、ここでちょっと改行を入れておきたい。

 

 

 

 

 

 

『奇想短編集 そののちの世界』トレイラーWIP
『奇想短編集 そののちの世界』トレイラーWIP

さあ、どうだろう?

少しだけ、そののちの世界に興味が出て来ていませんか?
短編それぞれの表紙を知っている方には、このCGのほとんどが表紙用に作ったものの再利用だと分かってしまうだろうけど、表紙とはちょっと違う部分が気になったりするかもしれないでしょう?
ね?

さて、与太話はこの辺で終わりにしようかな。

いつか、こんな本末転倒なような宣伝が、効果を現すときが来るかもしれない。そう思って、今夜も僕は無駄とも思える作業をし続けるんだ。

もうすぐ、もうすぐさ、と思いながら!

さあ、みなさんご一緒にー、
《継続は、力なりっ!》

広告の広告の…の顛末

「淡波うざっ!」
電書ちゃんに叱られたのが嬉しい。
いや、まじで、まぞでなく。
真面目な話、僕の間違いをストレートに指摘してくれたのがとても嬉しい。
それは、電書ちゃんの「愛」だからね、あ、僕でなく個人作家全体への。

僕はそもそも、広告が嫌い。だから自作を広告するのも結構な葛藤とストレスの中で行なっている。広告しないと知られないから、何とか頑張っている。

僕は美大のグラフィックを出ている。回りはみんな、電通とか博報堂なんかに就職することを絶対の価値観に置いていた。そうでもなかったかもしれないけど、人付き合いの下手な僕にはそう思えた。僕は広告が大嫌いだった。
だって、自分で良いと思っていない商品を、まるでそれが「最高の逸品」であるかのように見せなきゃいけないんだよ。それが自己表現の一つだなんて、とても思えなかった。
十代の頃、《芸術とデザイン》について、青臭い議論を夜中までしたものだった。

そう、僕はとても青臭いやつだった。今でもそうだ。
僕は広告関連の授業は一切履修しなかったし、当然、広告代理店への就職活動なんて考えたこともなかった。(いや、就職活動自体しなかったんだけどね)

だから、WEB上に載る広告も嫌い。コマーシャルも嫌い。
日常的にテレビを全く見ないので、時々何かでテレビが点いていると、どうしてもコマーシャルに目が行ってしまう。物珍しいし、コマーシャルは人の注意を無理やり引きつけるテクニックに長けているからね。つい見入ってしまい、ちょっと自己嫌悪したりする。

優れた商品を紹介する優れた宣伝は、もちろん認めます。(偉そうな意味でなく)
アップルの一連の広告戦略は素晴らしいと思うし。(初期からの、ね)

ちょっとそれました。

誰もがそうであるように、WEBに掲載されているバナーは鬱陶しくて嫌いだし、アフィリエイトっていうんですか? 自分のWEBサイトに広告を載せているのも、実は好感を持てない。あ、作家がAmazonや楽天の広告を載せているのはアリだと思う。これは、反感を買わないし、それなりにリコメンドがはまることもある。
(自分で売り上げチェックなどのために作品の販売ページを頻繁に見るわけだけど、やたらと自分の作品がリコメンドされるのには苦笑する。もっと賢くなれよ、リコメンド・エンジンよ!)

世界的に見ると(あ、私見ですよ)、WEBサイトに広告を一切載せないというのが、今後の主流になると思っている。少なくとも企業でなく、個人経営のサイトでは。
そういうサイトは、優良な有料会員から定期購読費を取ったり、物販することで収支を成り立たせることになる。
広告が閲覧体験を阻害しているという考えは、多くのひとが言っているし、自分はバナー広告は絶対に載せないと言って実行している人もいる。(Sean Wes MacCabe氏、Ben Toalson氏、Andrew Price氏、、)
僕はその考えに大賛成で、これまで運営してきたいろいろな自分のサイトで、一度も広告を載せようと思ったことはない。

待てよ!
ここで皆さん声を合わせて、「淡波うざいっ!」

そう、矛盾してるよね、自分のサイトには載せないのに、自分の広告は出すなんてさ。
前々段落に書いたとおり、特定の興味を中心にして人が集まるサイトに、そのベクトルの広告が掲載されるのは、広告の正しい姿だと思う。そこまではうざくないんだ。

僕は、電書ちゃんの真意を分かっていなかった。電書ちゃんねるをスタートにして、他の外部サイトにも広告を掲載してもらうという近未来図を、理解していなかった。つまり、個人電子出版と無関係のサイトに、将来はでんでんアドネットの広告が配信されるであろうということだ。
そこでは、誰かの閲覧体験を阻害するという事象が必ず発生するんだな。もちろん、電書チャンネルだったらアニメがオッケーかというと、それも怪しい。やっぱり、閲覧体験を阻害されたと思う人が出てしまうのだろう。

今回の件、僕が全面的に間違っていた。
一つ言い訳するなら、「目立てばいい」「目立ったもん勝ち」なんてことは、全く考えていなかったんだ。ただ、自分らしいバナーってなんだろう、と考えた末のGIFアニメという結論だったんだ。

電書ちゃん、ありがとう。
僕は目を開かされた。
(それに結局は日刊電書チャンネルにアニメ広告を載せてくれましたね。)

(見本はこのページの頭に
ではこれで!

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!