今週の一枚─その境界

─いつものように、iPod touchで撮影─
─いつものように、iPod touchで撮影─

 

こんな情景を見ると、ちょっと不思議な気持ちになる。
そして、ちょっと嬉しくなったりもする。

コンクリートから生える鉄柱。
コンクリートの中にはごろごろと小石が埋まっている。
鉄柱は赤く錆び、雨に流され落ちた錆がコンクリートの表面を覆っている。

鉄柱とコンクリートの境界は、どこだろう?
視覚的にはもう、ほとんど判別がつかない。
両者の境目に線引きをすることは、なかなかに困難だ。

想像による創造と、事実による描写。
心の中と外。
愛と憎しみと、苦しみと優しさと、冷たさとあたたかさと。
尊敬と蔑み。
慈愛とネグレクト。
美と醜。
拒むこと、過ぎたるがこと。
肉と野菜。
鉄と岩。
光と闇。
善と悪。
男と女。
生と死。
白と黒。
赤と緑。
毒と薬。
右と左。
夢と現実。
原始と科学。
教師と生徒。
老いと幼さ。
人工物と自然物。
アナログとデジタル。
日本語と英語。
自然食品と人工食品。
川と海。
土と砂。
理想の未来と唾棄すべき未来。
過去の想い出と本当の記録。

あなたと私。

あの国とこの国。
あの宗教とこの宗教。

境界は、どこ──?


じゃ、また明晩!


《境界》
 と言えば……

書き下ろし短編、著者初の恋愛小説にして不思議な香りのするSF短編小説です。 《メタモルフォーゼと永遠の命》とは──?

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