おっと、うっかりしている間に1.4が!
国内Blender界で一番のManuel Bationi Lab通を目指していた僕ですが、完全に見落としていました。
もうちょっと先だろうと思っていたVersion1.4が、なんととっくに出ていたではありませんか!
リリース日は11/4ですから、もう三週間近く経過していました。なんとも情けない!
1.3リリースからしばらく経って、そろそろかなあと思った頃は頻繁にサイトをチェックしていたのですがね、まあそんなものです。
毎回そうですが、ご本人作のビデオがばっちり新機能を網羅していますので、今回はまずこちらを見ていただきましょうか。
ポイントはこちら。
・モデルのタイプに、リアルなアニメキャラ、エルフ、それからドワーフが追加に
・UIがコンパクトで使いやすくなった(そのとき必要なパラメーターが自動で開く)
・年齢表現(18〜80歳)がよりリアルに
・トポロジーが進化(特に目の周りはフレキシブルさを保ちつつ、よりスムーズに)
・UVレイアウトを効率的に再配置(シンメトリーで画像修正もしやすくなった)
・アニメキャラ用のトゥーンシェーダーが進化(非対称のシェーディングでいい感じ)
・トゥーンシェーダーはエレガントなアニメリアルっぽい表現も
・400を超えるモデリングパラメーターはグループごとに整理されて使いやすく
・「ファンタジー・モディファイヤ」の実装で、牙、とんがり耳、猫目もできる
・プロキシツールの進化(どんなポーズ、タイプ、身長でもプロキシが追従)
いやあ、かなりのすごい進化です。毎回ながら。
なかでも、自分で作った洋服や髪形などを人体に紐付けられるプロキシツールの進化は注目ですね。
蛇足ながら、デフォルトの水着風コスチューム(裸だとなんなので、便宜的に黒くしてある部分)の形が変わりましたねw
これ、ちょっと色を着ければ水着を身に着けている風になるかなと思ってやってみたら……
ちなみに、今回のVer1.4はBlender2.77との互換性に少々問題があるそうです。2.77をお使いの方は、Manuel Lab 1.4をインストール前に、Blenderを2.78に上げておくと良いかと思います。
さて、ちょっとだけ新機能をいじってみましょうか。
まずは注目のファンタジーから(プロキシじゃなくてw)。
こんなかわいい(?)吸血鬼から、
こんなに恐ろしげな太っちょおばあさん吸血鬼まで、ワンタッチで出来てしまうわけです!
新しいモデルの選択肢は、前述のとおりファンタジーとアニメのリアリスティックが増えています。
ちなみに、エルフの女の子はこんな感じ。なんだか意地悪っぽくないですか?
ドワーフはこんな感じです(男しかありません)。こちらは背が小さくて筋肉質な以外に、取り立てて特徴的でもないです。まあ、髭を作るのは難しいですからね……。
さて、ではプロキシツールを試してみましょうね。
超いいかげんに作ったコスチュームを着せ、かつらをかぶせてみました。
関連付けの方法は簡単。モデリングしたコスチュームを選択して、Proxyツールの「Calibrate Proxy」ボタンを押すだけです。一つずつ順番に。
では、poseモードで好きなポーズを選びましょう。
あれれ、服もかつらもついてきません!
でもご安心を。これは、Proxyツールの「Fit Proxy」ボタンを押していないからです。
続いて、どんどんポーズさせてみました。
どうです?
Manuel Lab 1.4、すごいですね。使いたくなりますね。
今すぐ公式ページでDLして、Blender2.78に入れましょう!
インストール方法は、こちらですよ。
(注意:どちらの回し者でもありませんので、念のため!)
ではまた!