先週、コーヒーの話をちらっと書きましたが、本日の朝刊に美味しいコーヒーの淹れ方が載っていました。タイムリーなので、ちょっとだけ学んだ内容を残しておこうかな。
(台東区のコーヒー店『カフェバッハ』のご指導だそうです)
・お湯の温度はちんちんに熱くしてはならない
丁度いいのは82〜83度くらい。それより低いと酸味が増し、高いと苦味が増すそう。
コーヒーは苦い方が好きですが、今までは淹れ方によって《より苦く》していたようです……。でもねえ、今沸かしているお湯の温度なんて分からないよなあと思っている。電気ポットで沸かしてれば分かるのかな? 我が家にそんな文明の利器はないので。
・フィルターはドリッパーに密着させる
これ、ちょっと難しいですね。ごわごわしたペーパーだとどうしても浮いてしまうし。
・粉の隅々まではお湯を注いではならない
粉に触れずにフィルターを抜けたお湯がそのまま落ちてしまうのを防ぐためだそうです。薄くなってしまうので。
・最初に粉を蒸らすためにお湯を注いだ後は20〜30秒待つ
蒸らし時間が長いとしっかり味、短いとさっぱり味だそう。
「一気に注ぐと粉が作る濾過層が荒れ、味が滑らかでなくなります」とのこと。僕も一気には注がず、ゆっくりと淹れていましたが、面倒なので最初に注いでから待つという動作は止めてました。これからはちゃんとやってみよう。
本日のコーヒー、これでやってみました。結果は、うーん、よく分からないです。より円やかになった気もしますが、プラシーボ効果にも思える。同じ豆で同時に2種類の淹れ方をしてみない限り、繊細な違いは分からないのだろうな。僕の怠惰な舌では。
そもそも豆から淹れるコーヒーは休日にしか飲まないので、豆の鮮度が落ちているのが一番の問題。ガラス容器にがっちり密閉しているけど、少しずつ香りが落ちていくのは防げない。割高だけど、これからは100グラムずつ買おうかと考えつつ、《いや、今ので充分美味しいのだからこれでいいじゃないか》、という自分が立ちはだかって出費を抑えようとしている。
そんな本日のコーヒー事情でした。
そうそう、味覚が鋭い主人公が出てくるのは、『五感の嘘』でしたね。昨日も書いたとおり、月末目指して刊行予定の短編集に入りますので、急いでポチることはありませんが……。