お勧めの画像編集ソフトは?

セルフ作家が表紙を自作するために向いているのはどんなソフトだろう……?
Open Office用のテンプレートを作って以来、自分のような半専門家ではなく普通の人が表紙を自作する場合に向いた環境はなんだろう? 使いやすくて高機能な画像編集ソフトは何だろう? と考えていた。
Open(&Libre) Officeの図形編集は文字を入れて全体のレイアウトを調整するには便利だし、高機能ではないから覚えるのも簡単だけど、果たして僕がお勧めするソフトとして最適のものだったのだろうか? そう考えていたんだ。

表紙ワークショップに参加してくださった楠樹暖さんはGimpをお使いだし、丸木戸サキさんはInkscapeを愛用していると、最近のブログ記事で知った。
さて、僕のお勧めは?

何といっても、まずはPixelmatorがお勧めだろう。Mac用のソフトだけど、iPhone用とiPad用もある。WinやLinuxオンリー環境の方、ごめんなさい。Photoshopと非常に近い使い勝手で、プロ用の高度な機能を求めない限り、Photoshopが持つ機能のかなりをカバーできる。機能が絞られている分、覚えるのも簡単だ。価格は3,600円で、他の類似ソフトと比較してもお安いのではないかと思う。
起動すると、まずインターフェースが美しい。Macのソフトが昔から持っていた独特の美しさを継承していて、コンピューターを使う悦びを感じさせてくれる。

インターフェース。フィルタをかけるにはアイコンを画面にドラッグするだけ
インターフェース。タイトル文字の加工も簡単。画像にフィルタをかけるにはアイコンを画面にドラッグするだけという手軽さ

 

フリーウエアの雄、Gimpはたしかに凄まじく高機能だけど、独特の使い勝手のせいで、今一つMacユーザーにはアピール出来ていない気がする。レイヤーや透明度の扱いなど、とてもじゃないが直感的とは言えないから、ちょっといじってみて敬遠している方も多いのではないかと思う。僕もいっとき愛用していたけど、どうしても手に馴染まなかった。だから、一昨年だったかBlender GuruのポッドキャストでPixelmatorが紹介されたとき、僕は真っ先に飛びついた。僕の小説の表紙では、『壁色のパステル』InkscapeGimpという王道オープンソース・フリーウエアの組み合わせで作った。『さよなら、ロボット』『孤独の王』の途中まではこのPixelmatorだ。ちなみに、『さよなら、ロボット』の表紙イラストは手描き(水彩)だけど、最新バージョンではこういったものまでも描けるようだ。ベクターの機能も使いやすいので、Inkscapeも不要になってしまったほど。

最新バージョンの水彩機能

 

Win環境の方を置いてきぼりにしてしまったので、ここでフォロー。僕は使ったことがないのだけれど、クラウドアルパカというコミック用無料ツールは凄そうだ。何しろ、《世界最高峰のイラスト・マンガ制作ツール》と謳ってるんだから。文字入れと調整、レイアウトも自在だし、画像編集もそこそこ出来そう。

そうそう、忘れちゃいけない。画像編集が目的でなく絵を描くのが目的だったら、もっともっとたくさん素晴らしいソフトがある。フリーで言えば、例えばKritaファイアアルパカ(前述のクラウドアルパカの姉妹ソフトと思われる)などだ。Sketchbook(Pro版は有料)なんかもいい。低価格の有料ソフトだと、僕の愛用しているMischiefがあるし、Artrageもいい。これらはいずれもWin版とMac版の両方があったはずだし、ここに上げたものはごく一部で、それこそ、僕の知らない優秀なグラフィックソフトはいくらでもあるんじゃないかと思う。

僕は仕事でPhotoshopを愛用しているのだけれど、ちょうどPixelmatorが手に馴染んできた頃、Photoshopの《Photographer’s plan》という購入プランを知って、すぐにそちらへと乗り換えてしまった。当時、たった980円@月でPhotoshopが使えるなんて夢のようだったし、仕事で20年以上も使っているものがプライベートでも、しかも常に最新バージョンで使えるのだから。
そんなことでPixelmatorの使用歴は極めて短くなってしまったのだけれど、素晴らしいソフトであることに疑いはない。

この記事を書くために改めてPixelmatorをいじってみて、やっぱりとてもいいソフトだと感じている。手頃な価格帯の画像編集ソフトを探しているMacユーザー(特にセルフ作家諸氏)には、是非、手に取ってもらいたいと思っているんだ。

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

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