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タイトルと表紙を同時変更の件、続編。

このブログやTwitterでみっともない姿を晒してしまいましたが、短編集第八話の『五感の嘘(旧題:センス・オブ・デリカシー)』について、無料キャンペーンの顛末を書き残しておきたいと思います。

4/3(金)17:00、
無料キャンペーン開始。
夜半、あまりにDLが少ないことに気付く。表紙を差し替えようと決意。CGのシーン編集を開始。DL計12冊。

4/4(土)朝、
やはりDLが増えていない。買い物に行っている間に新しい表紙用CGをレンダリング。午後、コンポジットとレタッチを行い、表紙デザインを差し替え。
眠い。ePubを編集し、データを変換。Amazonに提出。

14:50、新表紙Ver.01が出版される。(Amazon上の表示がすぐ差し替わらず、正確な時間は不明)
ここまでDL数、20冊強。

17:08、表紙の差し替わりを確認。

20:52、タイトルを『五感の嘘』に変更し、再度Amazonに提出。DL増加。4/4の計、39冊

4/5(日)朝、
新表紙Ver.02が出版されているのを確認。
やはり表紙のデザインが気に入らず、再度色調を変更して差し替え、Amazonに提出。

17:02、新表紙Ver.03、最終版の出版を確認。4/4の計、88冊。

4/6(月)
35冊

4/7(火)
35冊、キャンペーン終盤、平日だが、いつものようにはDL数が落ちない。

4/8(水)
10冊、さすがに最終日はガクッと落ちる……。

五日間の合計で219冊。短編集では一番のDL数となりました。元が99円と安いだけに、あまり無料キャンペーンの効果は大きくないと思っていましたが、これだけ出れば少しは露出が上がるかなあとほのかに期待。
ブログとTwitterで変に騒いでしまった効果が出たのかもしれませんが、タイトルと表紙デザインを人目につ引やすいものに変更した効果も、決して低くはないと思います。最初の24時間は20冊ちょいしか行かなかったのですから。現実の世界に「もしも」はありませんし、実際に何も替えなかった場合と比較することはできないのですが。。

タイトル、表紙デザイン。とても大事です。それを再確認した一週間でした。

そして今週末からの五日間は、『そののちの世界』最後のKDP、KWL同時無料キャンペーンを行います。
対象作品は:
KDP『希望の船』、KWL『プロテイン・パック』です。
どちらも力を入れた作品です。とくに『希望の船』は、最大の自信作『ケプラーズ5213』の前日譚となっています。なぜ、どうやって超巨大宇宙船が建造され、遥か彼方へと旅立っていったのか、がスリリングに描かれます。
短編としては61ページ(巻末付録込み)と長めですが、ぐいぐい読める内容で、とってもお勧めです!
(SFの苦手な妻が、僕の予想の半分以下の時間で読み終わっていました。構成はちょっと複雑で、登場人物も多いのですが、読みやすい物語に仕上がったと思います)

『希望の船』を読んだ後は、短編集完結編の『未来からの伝言』に進むか、『ケプラーズ5213』に進むか、二通りの楽しみ方がありますよ。
ちなみに、巻末付録は『ケプラーズ5213』の冒頭から三章分。読み始めたら止められないこと請け合いです!

いっぽうKWLでキャンペーン展開の『プロテイン・パック』は、ほししんいちさん的な世界観から始まり、世界が軋みを立てていく様子が刻々と描かれます。
湿っぽさのない、カラッとした懐かしい未来が、あなたに読んでいただけるのを待っています。

 

どちらもお勧め。是非二冊とも読んでみてくださいね!
どちらもお勧め。是非二冊とも読んでみてくださいね!

 

では、金曜日をお楽しみに!!

最後に、ここでお気付きの方もいるかもしれません。同時キャンペーンなのに、KWLの話が出ていませんね。実はKWLではここのところ一切表示が更新されていないのです。前回の無料キャンペーン時にはDLしてくださった方が最低一人はいることを確認できたので、何がしかDLされていることは確か。ですが、今回のキャンペーンでも、ダウンロード数は一冊もカウントされていません。
恐らく、なのですが、KWLでは無料キャンペーンのDL統計は記録されないのではないでしょうか。ダッシュボードには「販売数」と「ダウンロード数(無料作品)」しか表示欄がないので、元が有料の作品については表示する欄がない。ということなのかもしれません……。

さて、この記事がいつか誰かの役に立ちますように!

アメリカから謎の郵便…!?

昨朝、アメリカから郵便が三通届きました。

Important Tax Return Document Enclosed
つまり、
「税金還付の重要な書類を同封」ということになります。

あ、印税のお知らせだ。と思い、中身を見るとそのとおり。これは、昨年一年間で米国から得た収入に関するお知らせです。KDPによる出版を個人で行っていて、昨年Amazonさんからの売り上げがあり、税金に関する控除の申告手続きを行った人には送られて来るものかと思います。(黙っていると勝手に所得税が引かれてしまうので、TINコードを取得してなんちゃらって、やつですね)

中身は…
中身は……中央辺りにあるのが収入額。あ、「これぽっち」って言わないで!

恐らくは四半期ごとの書面になっていると思われますが、書類上には日付の記載が全くないようで、これがいつのものなのかははっきりしません。収入に関しては自分で管理しているはずだから、ということなのでしょう。
(→どうも期間とは関係ないようです。複数のTINナンバーを取得している人に複数来ているとかって話もありますが、僕は一回しか申請していないしなあ…と、釈然としないままではあります。2015.4.5.追記)
この書類を使って、米国外に居住している人はそれぞれの国で所得の申告を行って下さいよ、という意味合いですが、まあさすが米国。説明は一切ありません。所得税の申請・控除に関する手続きは全て自分で行うのが当然、という考えですから、この書類が何なのか分かんない、というのは論外。ということでしょう。

我々自己出版作家にとっては、〈いきなりアメリカから送りつけられた謎の書類〉という感じですよね。中にはAmazonの名前が入っているし、Amazonが送ってきた、と思う人が多いのも、無理の無いこと。
実際は、〈あなたが収入を得たのはこの会社さんからですよ〉という記載になりますね。

昨晩、KDP作家さんたちの間(Twitter)で、この件が結構話題になっていました。いきなりこんなものが送られてきて、TaxとかImportantとか書いてありますし。英語の苦手な方にとっては、やっぱりビビりますよね!

たまたま僕の場合は以前ミュージシャンだったこともあり、印税計算書を見慣れていました。で、これもその類いだろうと思って内容を見たら、上述のものだと分かったわけです。仕事上、ときに英文を読み書きする必要があり(もともと英語好きというのもあって)、こういった時は内容を理解しないと気持ち悪いですし。
それで、困っている方の助けになれたら、と思いました。

昨晩は、この件がきっかけになり、新たにKDP作家の方々とお知り合いになれました。会話できてとても嬉しかったですし、またちょっとだけ、誰かのお役に立てたかも! と思うと、何だか充実感のある夜でした。
TwitterのつぶやきはどんどんTLの流れに埋もれてしまいますので、もしこの件で不安に思っている人がいたら、と思い、ブログに記録を残すことにしました。

さて、この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

短編最終話の表紙がまず完成

完成、と言っても今回は0から作ったわけではないので、短時間で出来上がりました。見てお分かりのように、これまでの短編作品の表紙をレイアウトしたものになっています。

短編集もいよいよ最終話!
短編集もいよいよ最終話!

どうして最終話の表紙がこれまでの表紙のコラージュになっているのか? さあ、皆さん興味が湧いてきますねえ。
そうです。実はこの最終話、『奇想短編集 そののちの世界』を構成する全ての短編作品の《完結編》になっているのです!
各短編の表紙にも、最終話のレイアウトに使っている分割線が使われていることに、気が付いていましたか? この分割線、実は表紙を九つの領域に分けるためのものだったのです。表紙のデザインも、実は伏線になっていたのですねえ……。
(って、誰も感心しないか)

最終話『未来からの伝言』には、あの作品やあの作品の《もう一つの結末》が含まれ、全ての短編がこの完結編に至る伏線であったことが示されます。(ネタバレ?)
三ヶ月以上にわたって書き連ねてきた各短編作品は、実はこの完結編を目指して構築されたもの。Amazonさんや楽天コボさんでの紹介文でも、「2015年3月25日発売予定の最終話以外は各短編にストーリー上の関連はありませんので、どの回からでもお読みいただけます。」と書いています。この意味が、とうとう明らかにされる、というわけなのです!

この最終話は第一話から第九話までのいずれかの話を読んでいれば内容を理解できるように書いてはいますが、たくさん読めば読むほど、最終話の味わいは深まると思います。
中でも、第九話の『希望の船』だけは最終話の前にお読みくださることを強くお勧めします。

ちなみにこの最終話は、当分の間無料キャンペーンを行なわないと決めています。何も予備知識がない状態でこの話だけを読むことは出来るだけ避けたいな、と思いますので。
他の短編後半分(第七〜九話)は適宜無料キャンペーンを行なうことになりますので、まずはそちらをお読みくださると嬉しいな、と思います。

では、三月二十五日の刊行をお楽しみに!

短編第九話を刊行

『奇想短編集そののちの世界』の第九話、『希望の船』を刊行しました。昨年12月15日から始まった淡波亮作刊行ラッシュもちょうど三ヶ月目、いよいよ最終作の執筆も始まっています。

さて、この『希望の船』ですが、表紙の宇宙船に見覚えのある方はいらっしゃいますか?

『希望の船』表紙
『希望の船』表紙

そうですね、これは、予告編映像などに登場している巨大なスペースコロニー型宇宙船ティオセノス号です。(この船には、十万人もの人間が乗っているんですよ!)

実はこの短編、刊行ラッシュの初回を飾った長編SF冒険物語『ケプラーズ5213』の前日譚をなすストーリーなのです。『ケプラーズ5213』の時間軸は、ティオセノス号が惑星ケプラー186fに近づきつつあるところから始まりますが、人類がなぜ地球を離れることになったかについては、あまり詳しく述べられていません。(ちなみに、小説自体の始まりは惑星に到着したところから、ですが)

この『希望の船』を含む短編シリーズ『そののちの世界』は、《科学と文明の過剰な発達がもたらすかもしれない様々な「そののちの世界」の出来事》を描いたものです。ここでは、なぜ地球が人類にとって生息が不可能になってしまうほどその環境を悪化させてしまったのか、この巨大なプロジェクトが誰の手によって計画・推進され、実現されたのか、などに焦点を当て、スリリングに描いています。ケプラーズをお読みになった方はもちろん、こちらを先に読んでからケプラーズを読むと、面白さ倍増ですよ!

さて、『希望の船』では、新たに一つの試みを盛り込んでいます。本編の後ろに『ケプラーズ5213』の冒頭部分を試し読みとして入れているのです。これは、通常アマゾンからダウンロードできるサンプル版とは異なり、第三章まで読めます。こちらのランディングページにあるお試し読み版は第二章までなので、それよりさらに長く読めるというわけです。

『ケプラーズ5213』ランディングページ

お試し分を読んでいる間に、ストーリーにどっぷり浸かってもらい、もう続きを読まないではいられなくなる、という作戦なのですが、どうなりますか……。

この手法、アメリカのペーパーバックなどではよく使われているもので、僕もこれまでスティーヴン・キングやダン・ブラウンの小説でこれにやられ、次の小説をついつい購入していました。

短編はそれぞれ99円という価格設定にしています。缶コーヒー一杯より安いお値段ですが、それ以上の満足は必ず得られると信じています!
(追記:価格改定により、長めの作品は140円になりました)

『希望の船』の冒頭部分を、こちらに載せておきましょう。少しでも興味を持っていただけると良いのですが……!


希望の船

二一八三年、アメリカ合衆国ワシントンDC。
「中国は一万人を希望しているそうですが、どう対処しますか?」
アダムズが困りはてた顔で、書類の束をテーブルに置いた。
「一万人? あいつら気は確かなのか」
ストラスバーグが書類の束をパラパラとめくり、首を横に振った。
「経済的側面からも文化的側面からも当然の権利であると、書面の結びに……」
「はん! 放っておけ。自分たちの言っていることがいかに常識外れなのか、いずれ嫌でも分かるだろう」
「でも議長、中国の要望をそうやって撥ねつけるのなら、振り返って我々自身の要求は他国の理解を得られるのでしょうか?」
「当たり前だ。誰が調査し、計画を立て、設計の中心になってきたと思ってる」
「それはもちろん我が国ですが、これは国際事業ですし、」
「構成メンバーの半数はアジア、資金の六割はアジアが負担していると言いたいんだろう?」
「え、ええ」

米国が先導し、このプロジェクトを開始してより、すでに十年という歳月が経過していた。今年はいよいよ実際の建設工事が開始されることになっている。その大いなる夢を米国は語り、今日まで世界から莫大な資金を調達してきたのだ。その中でも中国は、巨大なスポンサーの一つであった。
「いいか、ティオセノス・プロジェクトは商売ではない。各国が進んで資金を負担するのは、見返りを期待してではなく、より良い結果を出すためだ」
「はい、資金は善意によってのみ提供されなければならない。という趣意書を鵜呑みにすれば、ですが」
「趣意書はタテマエじゃない。人類にとってぎりぎりの選択が、私欲のためになされても良いだなどと考える愚か者がどこにいるんだ」
「そうですが……」
アダムズはなおも不安を隠さない。
「いいんだよアダムズ君。我々は正しいと信じることを推進するのみだ。世界の総意によって判断は行なわれ、のちに結論を下すのは、私たちの遠い子孫なのだから」
「そうですが……我々自身の要求こそ……」
過度なのではないか、という言葉をアダムズは飲み込んだ。彼の心中を察してか察せずか、ストラスバーグは書類の束に一瞥をくれると、無言で歩き去った。


気になった方、続きはこちらから是非どうぞ!

ようやく(?)Hagoromoを導入!

Hagoromo
Hagoromo

Macでの執筆環境についてずっと調査・研究(大げさ!)を続けてきましたが、とうとう、これぞ決定版! に近い選択肢を見つけました。Artman21さんが発売しているエディタ、「Hagoromo(はごろも)」です。

以前、KDP作家仲間のさんからご紹介いただいたのですが、一連の短編集はずっと同じ環境で執筆するべきだろうと思ったため、まだちゃんと調べていませんでした。

ところが、短編前々作である『段ボール箱の中の人形』の無料キャンペーンにおいて、iOSで読めない、DLできないという大失態を犯し、もう少しエラーを招かない方法はないかと再度考え始めていました。しかも、そのエラーを修正して臨んだ二回目の無料キャンペーンにおいて、またも一部のiOSで読めないという問題が発生。元になるePubはこれまでに出版したものと全く同じ構造になっているため、今回は原因も分からずじまい……。

今後も同じような事態を引き起こすわけにはいかないため、いったんHagoromoを研究してみることにしました。何しろ、今まで考えてきた日本語執筆環境に必要な下記の要素が全て盛り込まれていますから。

・縦書き
・ルビ
・傍点(圏点)
・縦中横
・ePub書き出し

広橋さんからは、圏点やルビの書き出しにエラーがあるとお聞きしていましたが、2/16のアップデート版で解決しているのかもしれません。僕が少し試した限りでは、いずれも問題はありませんでした。
<3/10追記:現在のバージョンにはまだバグがあるそうです。バグフィックス済みの新バージョンは、本日現在アップルの審査中だそうで、もうすぐ改訂版が出るようですよ!>

そこで早速、書きかけの短編第九話の途中から、執筆環境を切り替えてみました。

さて、今日はここで時間切れ。残りは次回をお楽しみに!

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

KDPに絞ったら……途中経過

現在順次刊行中の短編集『そののちの世界』ですが、第六話からAmazonの独占販売に切り替えました。残念ながら、楽天KOBOでは第五話までしか読めないことになります。
ちょうど短編集の刊行を始めるタイミングでKOBO Writing Life に参加したのですが、やはり知名度ゼロの素人作家には厳しい世界です。
これまでKDP、つまりKindle Direct Publishing では、次のような方法で読者数拡大を狙ってきました。

1. 予告編公開(長編のみ)
2. 表紙画像の制作過程などTwitterでつぶやく
3. Twitterで出版予告
4. 出版
(5. 小説に付随する別コンテンツを随時公開)
6. Twitterで告知、Facebookでお知らせ
7. 無料キャンペーンを打つ
8. 無料キャンペーンをTwitter、Facebookで告知
たまにGoogle+でも告知

これらの中で最も重要なのが、やはり無料キャンペーンです。

短編集の連続刊行を開始する時、三ヶ月もずっと新刊書が並び続ければ注目されること間違いなし! と期待していたわけです。しかも、KOBOでは本の価格を常時無料に設定できるので、これならどんどん読者さんが集まるかも! と思って始めたわけです。

が! それは全くの考え違いだったことにすぐ気が付きました。そんなに甘いもんじゃありませんでした。
もともと無料の本は、特に情報として取り上げてもらえるチャンスもないのです。(もちろん、何らかの方法で「自ら」発信し続けることが大事なのですが)
その結果、KOBOでの配布数は惨憺たるものに。無料で配布しても、誰も来ない野っ原に放置しているのと同じ状態では、意味がありません。しかも、それによってKDPセレクトには登録できなくなりますので、Amazonでの無料キャンペーンも行なえなくなります。Amazonでも売り上げが伸びず、せっかくの三ヶ月連続出版ラッシュが無駄に終わりそうな雰囲気が見えてきました。

ここで、戦略の転換です。やはりAmazonの無料キャンペーンの力は絶大です。期間限定で無料になるのであちこちで告知していただけますし、最近は電書ちゃんねるプラスでも紹介していただけたり。
第六話の『段ボール箱の中の人形』からはKDPのみの刊行に絞りました。第七話の『サタンと呼ばれた男』発売直後の今週末、早速第六話の無料キャンペーンを打っています。もちろん、今現在もキャンペーンの真っ最中です(知らなかった方、今がチャンスですよ! -> 3/3(火)17:00終了)。

その途中経過がこちら。

無料キャンペーンの効果!
無料キャンペーンの効果!

初日は金曜日の夕方からなので仕方ないとして、二日目、三日目の伸びはすごいです。
今まで、あまり無料キャンペーンの対象にする作品はどんなものが向いているかを考えてはいませんでしたが、やはり、ドアオープナーにしたい作品には、短編が向いているのでしょうね。『孤独の王』のような大長編(一般的な文庫本換算で730ページ!)を無料で落としても、もともと興味のあった人でなければ読了は厳しいでしょうし。しかも、『孤独の王』はじっくりじっくり描写するスロースタート系ですし……。

さて、無料キャンペーンは火曜日に終了しますが、大事なのはその後です。DLしてくださった方が読んだ別の本の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」欄に、『段ボール箱の中の人形』が並ぶことになるからです。
これまで、無料キャンペーンの終了後は有料本の購入数も増加しています。短編はいずれも99円で《お求めやすく読みやすい》ものになっているため、その効果には期待できるのではないかと、内心、わくわくしているのです。

(あ、もちろん、KWLをやめたわけではないんです。将来もう少し知名度が上がったら、あちらにもどんどん出していきたいと思っています)

さて、この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

『完全なテロメア』:発売準備完了!

完全なテロメア
完全なテロメア(前回と同じ画像ですみません…)

淡波亮作の新刊ラッシュ第3弾。奇想短編集『そののちの世界』の第二話『完全なテロメア』をAmazon Kindle Storeと楽天KOBO電子書籍ストアに登録完了! 発売はどちらも一月五日ですが、Amazonは明日から予約出来ます。(楽天では無料にしているので、1/5を待ってくださいね)

紹介文は下記の通りです。

第二話の本作は、『完全なテロメア』

21世紀半ばのこと、生物学上きわめて重要な二つの発見がなされた。第一は、三流生物学者のジェーン・マンスフィールドによる<普通でない冬眠と、そのメカニズムの発見>であった。そして、ジェーンの死から18年後、ジェーンの設立した基金を得てサラ・ロウェルがなした第二の発見こそが、人類の姿を根本から変えてしまう<テロメアを完全に制御する方法>であった。
ついに人類は、あらゆる文明が有史以来夢に見てきた理想郷へと足を踏み入れることになったのだ…。

すぐに読めて、でもずっとどこかに残ってしまう。ちょっと不思議でほろ苦い読書体験が、あなたを待っている!
本シリーズは末尾に5が付く日に最新話が刊行されます。各短編にストーリー上の関連は一切ありませんので、どの回からでもお読みいただけます。

よろしくお願いします!

新作短編『完全なテロメア』:表紙が出来あがりました!

完全なテロメア
完全なテロメア

 

一月五日刊行予定の短編集二話目、『完全なテロメア』の表紙が完成しました。CG部分は昨日のチュートリアルからほとんど変わりがありませんが、全体デザインは『奇想短編集 そののちの世界』のシリーズでずっと同じものを踏襲します。

今回のレンダリングはCyclesで。20分ほど掛かっています。白く浮いているダストは別レンダリングでのコンポジットですが、同じ長辺4800pixのレンダリングでも、ダストは数分でレンダリング完了しています。被写界深度を浅くして、サンプル数も500くらいに上げていますが、Cyclesのレンダリングは速くなりましたねえ!

レンダリング後、最初はPhotoshopで加工し始めたのですが、Dispersion(レンズ収差)の表現がきれいにいかないのでBlender内でのコンポジットに切り替えました。Vignet(ヴィネット=周辺減光)やちょっとしたフレアの感じもBlenderのCompositorで処理する方がいい雰囲気になりました。最後に文字や色網などのレイヤーを重ねる部分だけPhotoshopに戻しています。

まずは予定通り、二話目まではデータ完成です。

『ケプラーズ5213』いよいよ無料キャンペーン!

kepler_cover_campeign既に購入してくださった方には申し訳ないのですが、『ケプラーズ5213』の無料キャンペーンを行います。これまでの作品の中で最も面白いものになったのに、とても出だしが悪く、このままでは電子書籍の海に埋れていってしまうのです…。少しでも多くの方に届けたい、読んで頂きたいですし。
実施期間は12/30〜1/3(米国時間)です。読んでくださって、もし面白いと感じていただけたら、是非、レビューを書いてくださいね!
ほんの一言でも構いません。それが、この本のページに立ち寄ってくださった人が読もうと思うための一押しになるのですから…。

『壁色のパステル』 優しい家族小説です
『壁色のパステル』 優しくやわらかい家族小説

初作品の『壁色のパステル』も同時に無料キャンペーンを行います。12/30〜1/3(米国時間)ですよ。お忘れなく!

『孤独の王』 絶賛発売中!
『孤独の王』 古代ファンタジー。絶賛発売中!

『孤独の王』にも無料キャンペーンを追加!
こちらは一日少ない1/2までです。米国時間の1/2なので、そのあたりもご注意を!

作品ページを更新

新作小説『ケプラーズ5213』の発売に合わせ、作品のWEBに新ページを作成しました。書籍情報についてはAmazon Kindle Storeに掲載のものとほぼ同じですが、こちらには〈読書の友〉コーナーと〈関連作品〉コーナーがあります。読書時に役立つ(かもしれない)ちょっとした情報と、動画などへのリンクです。

ベースにしたデータは予告編などのものですが、今日新しく作ったCG画像もありますので、是非見て下さいね。

ちょうど小説の冒頭部分のシーンがありますので、読み始めてからすぐに画像を見ると、イメージが浮かびやすくなりますよ!