Tag Archives: 児童文学

お伽噺連載『魔女と王様』第7話

こんばんは!

土曜日と水曜日は、お伽噺『とっても小さな九つの国』シリーズの第三部、『魔女と王様』の連載です。
今夜はその、第7話『森の暮らし』です。

どうやら森での暮らしは、ニーダマが考えていたのとはちょっと違っていたみたいです。
でもニーダマはローズンの言葉をきちんと聞いて、まるで王子様なんかではないみたいな暮らしを、始めているようですよ……。

ではでは、はじまりはじまりっ!

『魔女と王様』第7話
『魔女と王様』第7話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?

ニーダマは本当にもう、王子でなくなってしまってもいいのでしょうか……?

BiB/iの表示に不具合のある方用のPDFは、こちらです!
[第7話]


本連載は、基本的に毎週土曜日と水曜日に1話ずつ掲載します。


『とっても小さな九つの国』の既刊シリーズはこちら!
(どちらも未読でも、『魔女と王様』はお楽しみいただけます)


初の連載小説にしてほんわかしたお伽話『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。
大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。もちろん、Kindle Unlimited対応ですから、会員の方は無料で読めますよっ!




本作は、ほんわかとしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の五年後のお話。著者ブログに連載されたものに加筆修正し、全話の扉に描き下ろしの挿し絵を加えました。挿し絵の数は上下巻合わせてなんと93点!

お伽噺連載『魔女と王様』第5話

こんばんは!

土曜日と水曜日は、お伽噺『とっても小さな九つの国』シリーズの第三部、『魔女と王様』の連載です。
今夜は、その第五話。

開け放たれた窓の奥に、二つの幸せそうな笑顔があります。
それを、じっとフォルウが見ているのでした。
その笑顔は、誰のものでしょう?

さて、はじまりはじまりっ!

『魔女と王様』第五話
『魔女と王様』第五話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?

ほんとうに、ニーダマのうそから悪い事ことが起きなければ良いのですが……。

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[第五話]


本連載は、基本的に毎週土曜日と水曜日に一話ずつ掲載します。


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お伽噺連載『魔女と王様』第4話

こんばんは!

土曜日と水曜日は、お伽噺『とっても小さな九つの国』シリーズの第三部、『魔女と王様』の連載です。
今夜は、その第四話。

前回、ニーダマ王子がいきなりローズンに結婚の申し込みをしてしまいましたよね。
びっくりです。

ニーダマ王子が狙っていた銀の狐、フォルウの様子を見てみましょう。

さて、はじまりはじまりっ!

『魔女と王様』第四話
『魔女と王様』第四話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?

楽しげな笑い声の響いてくる小屋には、誰がいるのでしょうか?
気になりますよね〜。

ね?

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[第四話]


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『魔女と王様』新連載第2回

こんばんは!
『魔女と王様』の連載第一回はいかがでしたかっ?

良い子のみんなは、今日が夏休みの最後の日ですよね〜。
宿題はもうぜんぶ終わったのかな?
──え、そんなことはいいから早くお話を読ませてって?

そうでしたそうでした。
では、今日も始めましょう。

第一話では、主人公のニーダマ王子が、いきなり大ピンチになりました。
でも大丈夫、第二話で北の魔女ローズンが、凍った湖から助け出してくれましたものね。

さあ、二人はこれからいったいどうなるんでしょう?

第三話のはじまりですっ!

『魔女と王様』第三話
『魔女と王様』第三話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?
これから何が始まるんでしょう、楽しみになりますよね〜。
ね〜?

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[第三話]


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『魔女と王様』新連載第1回

お待ちかね!

良い子のみんなが楽しみに待っていてくれた『とっても小さな九つの国』の第三部にあたる『魔女と王様』の連載が、いよいよ始まりますよ〜!

第1回めの今夜は、連載開始記念として2話分を掲載します。

『魔女と王様』は、第一部の『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』からさかのぼること五十年以上前のお話です。だからまだルルルとリリリは生まれていませんし、あの、エックエックの国のアレックス王だって生まれる前なんです。

だってこの物語は、アレックス王の父親であるニーダマと、北の魔女ローズンのお話なんですもの。
いたいどんなお話になるんでしょう?

さて、はじまりはじまり〜!

『魔女と王様』第一〜二話
『ルルルとリリリ』第一〜二話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?
これから何が始まるんでしょう、楽しみになりますよね〜。
ね〜?

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[第一〜二話]


本連載は、基本的に毎週土曜日と水曜日に一話ずつ掲載します。


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ルビ、どうしてる?

本日の記事は昨日の続きです。
昨日の記事はちょっと文字数が増えてしまったので、「自分だったらこのくらいまでしか読まないかも」というあたりで切りましたw。

さて、ルビについて、いま一つどうしようかなあと考えているのが、Furi『振り仮名』サイトを利用するかどうか。
このサイト、日本独立作家同盟の鷹野理事長が教えてくださったもの。テキストファイルをアップロードするか、テキストボックスにペーストすると、自動的にルビ付きのHTMLファイルを生成してくれる優れものなんです。

こんな、超シンプルなページです。
こんな、超シンプルなページです。

シンプルなページながら、機能はちゃんと備わっています。
見ての通り、書き出す形式は「BCCKS」「HTML5」「でんでんマークダウン」の3種。
そして、開くひらがなのレベルも選べるのです。

総ルビなら小学1年生向けですね!
総ルビなら小学1年生向けですね!

僕もちょこっとテストをしてみたのですが、振り間違いもほぼなく、手で振ったものと遜色のないルビが振られました。
僕の場合は総ルビということもあり、文章量が多いとエラーが出てしまいます。いろいろ試したところ、1話分(1,000〜1,200字くらい)なら問題なく変換できます。

今までかなりルビ振りには苦しんできたので、これは本当に福音。
でもね、僕のワークフローにはちょっとはまらなさそうなんですよね。この方法だと。

愛用のエディタHagoromoでは、執筆時にルビや圏点を振りながら、縦中横や行の下揃えなども全部最終形のepubと同じ形で盛り込めます。

Hagoromoからepubを書き出すと、ほぼそのままの形で販売できるepubが出来上がるのですよね。僕の場合はそこにちょこちょこ手を入れるのですが、一度HTMLに書き出してしまったものを再びHagoromo形式に戻すことは出来ませんから、後々のepub編集が逆に辛くなってしまいそうなのですよね……。

『振り仮名』サイトにはルビ機能しかありませんから、縦中横や圏点、他の書式は後から手作業でやらざるを得なくなります。もちろん、cssも自分で手編集し直さないといけないでしょうし。
う〜む。

それでも、ルビが自動で付くのは非常に魅力的ですよね〜。

さて、まだ連載をいつから開始するのかも決めていない状況ですから、もう少し悩もうかと思います。いいやり方が見つかるかもしれないですし。

WEBページに載せるものに振るルビならばっちりですから、ご存知なかった方はお試しになってはどうでしょう?

最後に、『魔女と王様』第一話の前半部分をFuriで変換したものをお見せします。

まずは、ページのキャプチャから。

HTMLのタグを見慣れていないとびっくりするかも。
HTMLのタグを見慣れていないとびっくりするかも。

 

こんな風に、変換結果が直接ページ上に表示されますが、慌てなくて大丈夫。例えばブログ上に掲載するのであれば、この文字すべてをテキストエディタにコピペするだけでオッケーです。

独立したHTML書類にするのであれば、HTML書類であることの宣言や各種のタグが必要になりますが、皆さんの使っているワープロやエディタに、HTMLの書き出し機能はありますよね?
あれば大丈夫。適当な短い文章をHTMLで書き出しておいて、<body>タグから</body>までの中身をそっくり入れ替えてしまえば良いんです。

では、この文字をこのブログのエディタに「そのまま」貼り付けてみますね!


1 (ぎん)(きつね)

「そら()けー、ほれ()けー!」

ほんとうは(ちい)さい(こえ)でしたけれど、ニーダマは愛馬(あいば)パカラの(みみ)(くち)(ちか)づけて()いながら、かかとで(はら)()りました。あの、(うつく)しい(ぎん)(きつね)が、(いま)まさにニーダマの()(まえ)姿(すがた)(あらわ)したのです。これは、興奮(こうふん)しないわけにはいきません。

ニーダマは一瞬(いっしゅん)たりとも()(はな)さないようにしながら、(こし)にゆわいた弓矢(ゆみや)(うし)()にまさぐりました。すると突然(とつぜん)、パカラの(あし)()(しろ)(こおり)(うえ)(すべ)り、キラキラと(ひか)(こおり)(きり)()()げました。そうです、夢中(むちゅう)でパカラを(はし)らせているうちに、いつの()にやらニーダマは(こお)った(みずうみ)(はい)ってしまっていたのです。

ニーダマは、ふと背後(はいご)()(かえ)ります。(しろ)(けむ)視界(しかい)()こうには、(いろ)とりどりの(はる)(はな)()(みだ)れていました。

(ぎん)(きつね)(あし)()め、こちらに(かお)()けました。そして、(くび)をちょっと()ってコーンとひと(こと)()くと、(こおり)(うえ)悠々(ゆうゆう)(ある)()しました。

「おのれ、(きつね)め! おれ(さま)馬鹿(ばか)にするなよ」

ニーダマはパカラの(はら)を、(ちから)いっぱい()()げます。びっくりしたパカラは、ヒヒーンといななくと(はし)()しました。


どうです、ばっちりでしょう?
みなさんも是非、チャレンジしてみてくださいね!

じゃ、また明晩!

シンチョク0813

さてさて、1週間が過ぎました。時の流れって、あっという間ですねえ……。

まずは、『魔女と王様』の進捗を文字数をキャプチャにて。

先週が64,336字……
先週が64,336字……

 

えーっと、ほぼ4,000字、12枚増えちゃいました。でもね、いいんですよ、必要なものを増やしただけで、余計な部分を付け足したわけではないんですから。それに、削るべきところは削った上での増加ですから……。
ですから!(あくまでも)

削るのが苦手だと思われていますが、まあまあ今回は削ったんですよ。

内容は、どうですかね……。
自分ではしっかり書けたかなあと思うのですが、他人が読んで面白いと思うかどうかばっかりは、さすがに自分では分からないですよね。
ちょっとばかり、これまでの二つの物語より大人っぽい内容にはなったんじゃないかと思います。
もし、本当に小さなお子さんに読み聞かせてくださるお母さんが読者さんにいらしたら、ちょっときついモノがある──かも!?

次は紙に印刷して、自分以外の眼に触れさせます。身内ですが。
それから、今のところルビはまだ振っていないのです。今までは書きながら振ったりしていたのですが、どうも本文を修正するときや用語・表記の統一のために一括置換したりするときに、ルビがあると大量のエラーというか間違いが発生してしまう傾向にありますので。

もう1周、紙で推敲してからか振るか、もしかしたら連載にはルビを振らないことにするかも。僕のWEB連載を毎回読む小学生もいないでしょうし……。
最後にまとめて電子書籍にする作業をするときに振るのもいいかなあと。

そう言えば、先週ツイッター上で行なった投票は、結局先週の記事に載せたままの結果になりました。票がばらけ(絶対数が少な過ぎ!)ましたが、「1日おき連載もしくは週1回連載が良い」という結果でした。
間を取ると週2回とも言えるんですが、「週に2回」の選択肢には1票も入っていないんですよね。微妙。

投票結果が出た後、愛読者様アンケートにて文字数を再度聞いてみました。
(対象は約1名……)

千字くらいが丁度いいとのことでした。と、いうことは1話分ですね。
(ちなみにこの記事が千字くらいです)
週1回連載で1話だけじゃ少な過ぎるし、毎日だと読み続けるのが辛いでしょうし、悩むところです。

よし、もう一回投票ツイートしてみました……。

もし良かったら、参加してくださいな。

じゃ、また明晩!

今週の一枚─やっぱこれでしょ……

tororo

KENPのキャプチャだと思ったあなた、ハズレです。
今週一番のアワナミ的トピックは、やっぱりこちら。
『トロロ姫の歌』で決まりでしょう!

白井市の非公式ゆるキャラ《ジネンジャー》と、作家淡波亮作のコラボ企画第2弾。白井地底王国から姿を消してしまったトロロ姫の切ないテーマ曲です。

まあ、世間の人気動画と比べると(比べるな)、再生数は1億分の1くらいですが。僕のモノの中では最速での100再生突破のような気がします。
高評価が5つついてるし!

今回の動画のテーマは、ずばり《絵になる》PV。
え、なってないって?
それは言いっこなしですよ、ダンナ──。

・児童文学っぽい雰囲気で
・絵本になりそうなビジュアル
・3Dを使うけど、あくまでもベタ塗りのアニメっぽく
・線画の味と温かみを感じさせる
・どのフレームを切り出してもそれなりに絵になるもの
(もちろん、トランジション中は除いて、ね)

そしてもう一つ大事なのが、短時間で計算できる設定。これです。
この動画は1分40秒ほどの長さなんですが、通常、このくらいのものを作ろうと思ったら、数日間レンダリングしっ放しになってしまいます。
この暑さでそれは辛いし、レンダリング中は他の作業もあまりできなくなってしまうので……。それから、締切り。
まあ、こういったものを自作する場合、いつもは締切りなんてあまり設けないのですが、今回はジネンジャーさんに言ってしまったんですよね、
「遅くともお盆までには仕上げますー!」って。

歌のレコーディングは日曜日に無事終わり、映像の編集も半ばまで終わった状態でしたが、まだシーンが足りず、レンダリングの必要がありました。
いつもならこれで諦めるんですが、今回は最短2秒弱@1フレームのレンダリング設定(しかも初のフルHDサイズ)なので、手作業さえ追いつけば何とか終わりそうだ、と思って頑張っちゃいました。

Blenderで、Cyclesでレンダリングしてると、何しろきれいな絵を出すためには計算時間が膨大です。
ここで、今回のようなアニメ風限定のレンダリング時間削減Tipsを書いておきますね。

・マテリアルはすべてEmitterにします。
自分で光を出すことで、陰影のない絵になります。GIが不要なので、バウンスは0回設定でオッケー。ベタ塗りなので、リフレクションも透過もすべて0設定で。

・Freestyleは手書き風の味があるライン・スタイルにします。
サンプル数を極限まで減らしても、アンチエイリアス処理のかからないがびがびな線が逆に味になるのです。
⇒これ、超裏技でしょ?

今回はカリグラフィーのラインを使い、3D形状に沿うエッジの表情が、さらにいい雰囲気を出しています。

さすがにジネンジャーが登場する後半はポリゴン数も多いので、15秒〜最大2分くらい@フレームというものもありますが、お城やトロロ姫のシーンは1秒台でした。

このシーンでもフルHDで15秒くらい!
このシーンでもフルHDで15秒くらい!
このシーンは1分間に80フレーム計算出来ているので、1秒未満@フレームでした!
このシーンは1分間に80フレーム計算出来ているので、なんと1秒未満@フレームでした! アップで見ると、まるでインクが滲んだように線がざらついています。

 

そうそう、いちばん重かったのが、花畑のフライスルーです。どんどん花が開いていくシーン。レンダリングの時間自体は大したものではないんですが、事前計算とFreestyleの準備計算がかなり重かったですね。

このシーンで2分@フレーム。35フレームのシーンに2時間超です。
このシーンで2分@フレーム。35フレームのシーンに1時間超です。茎はパーティクル(Hair)でばらまき、花の部分は開くタイミングの調整があるため、一輪ずつ手で載せています。

それから、今回特筆すべきは、コンポジットを行なわなかった点。
通常、レンダリングを連番静止画で書き出して、それをコンポジターに読み込み、各種合成やカラコレを行ないます。
今回は、全フレーム、レンダリングしっ放し(仕事ならぜったい許されない、あり得ないって──笑)。
あとは編集ソフトで組み上げるだけという省エネながら、最初のカラー設計通りに出来上がりました。これも、Emitterマテリアルのみを使った2D調表現にしたから、最初から最後までイメージにずれが生じなかったんですよね。
今後、このやり方はかなり可能性があるなあと、結果にホクホクしている今日この頃です。

あ、歌はね……ちょっと濃すぎましたかね?
前回のテーマ曲とはがらりと変えて優しい感じに歌ったつもりだったのですが……。

最後に、Youtubeの動画を埋込んでおきますね。まだご覧になっていない方は、是非!

じゃ、また明晩!

シンチョク0730

予定通り、進捗の報告をば。
《進捗》が、予定通りかって?

ははは。予定は未定。未来は常に流動的。
あなたの行動が未来を変えるのだ!
──ってことで。

まずは執筆中の『魔女と王様』の“量的”な進捗について。

(スクショ貼ると楽だな。でも書くことがなくなっちゃうか……)
(スクショ貼ると楽だな。でも書くことがなくなっちゃうか……)

 

えー……。見ての通り、予定の「150枚くらいまで」を既に10枚ほどオーバー。『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』より短いお話の予定だったけれど、うーむ……。既に超えてしまったか。
(あちらは45,000字弱、140枚)

でもまだ、終わりが見えない状況。

“質的”な進捗についてはどうなんだろうか。
あとはクライマックスとラストシーンを書くだけ、に近い状況ではあるんだけど、なかなかそこまで辿り着けない。書き逃していたこと、中途半端になってしまっている主役級の人物、クライマックスへ連なるストーリーなど、気になる点がぼろぼろ出てくる。
書き込めば書き込むほど足りないところが見えてくる。

説明なんかするつもりはないんだけどね……。
《世界》が、まだまだ虫食いだらけなんだよなあ。
今までの予定ではバッドエンドなんだけど、あんまりバッドなエンドも子供向けとしてはきついかなあ──なんて思ったりもして。
まあ、バッドエンドにしかならないストーリーだから、それは割り切るしかない──と。

今日明日は別のことで塞がっていてほとんど書けないから、結局はお盆休みにまで突入してしまいそうな気配が濃厚になってきた。
お盆休みには別のものを書きたいんだけど……。

まあ、頑張るしかないよね!

今日は、そんなとこ。

じゃまた、明晩!


──『とっても小さな九つの国』 シリーズ既刊本──



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シンチョク0716

先日ちらりと書いたけれど、今は2作を並行で進めています。
連載中の叙事詩『ティプトン』も入れれば3作ですが。

1作は、ご存知『ルルルとリリリ』のシリーズ、『とっても小さな九つの国』の最終巻。タイトルは『魔女と王様』に仮決定中です。
以前は『やさしい北の魔女とわがままな南の王様』と仮題を付けていましたが、考えてみれば(考えてみなくても)、王様のいるエックエックの国は、小さな国々の中で北方に位置しています。今回出てくる魔女ローズンの住む森はエックエックの国の北にある湖の北側に面しているのですから、位置関係としては間違っていないのですが……。
map2

 

この地図の、ちょうどタイトルが書いてあるあたりにあるのが北の湖。『ルルルとリリリ』の中では、まだこの国の存在は何となく曖昧にしていました。『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』でリンガリンガの国をぼやかしていたように、ね。

お話が進むに従って世界の全容が見えてくるようにしたかったので、今回の『魔女と王様』で、小さな国々の全体像が見えるというわけです。
(そんなにもったいぶる内容じゃないですが──)

ま、それはいいとして、先週の初めに書き始めた『魔女と王様』。約二週間後の今日で、概ね半分まで来ました。今回は短いお話になる予定で、現在25話まで書けています。文字数で言うと27,000字ほど。
このお話も淡波ログで連載する予定ですが、今度は物語を書き終わって推敲を最低1回は回してから開始しようと思います。『ルルルとリリリ』の連載を終えてから発売までの修正や準備がかなり大変だったし、毎回の更新もスリル満点でしたよね。だから今回は、《連載を載せるだけで》、《間に合わせるだけで》手いっぱいになってしまわないようにしたいのです。きっと、その方が内容も濃くなりますし。

そしてもう一つのお話は、サイバーパンク(風)の物語です。そう、あれですね。
(いや、誰も知らないか……)
絵師の禅之助さんがツイッターでアップしてらした『完全包囲』というイラストからインスピレーションを得て突然書き始めてしまった作品です。小説の仮タイトルも『完全包囲』(禅之助さん、勝手に使ってゴメンナサイ!)。
これは『ルルルとリリリ』の連載中から書き始めていましたが、最近はご無沙汰気味。ファイルの更新日を見たら、最終更新からもう三ヶ月も経過していました……。
こちらは現在まだ19,000字ほど。この作品も長編にはならないと思いますので、恐らくはここで半分くらいかなぁと。

目下の目標は、『ティプトン』の連載が終わる前に『魔女と王様』の連載を開始し、同時に『完全包囲』の執筆を再開する。というところでしょうか。淡波ログに来れば、週に一度は何かしら新しいストーリーが載っているようにしておきたいのですよね(まあ、連載を追いかけていない──ほとんどの──人にとっては、それを読もうという動機付けになるわけではないのですが……)。

さて、来週末もシンチョクを報告しますよ。37話くらいまで進んでいるといいのですがねえ……。

じゃ、今日はこんなところで!
(今回は自分の話ばっかりだ──失礼をば!)