インセットされた内側の小さいポリゴンをクリックして全て選択します。二つ目以降は Shift + クリックですね。選択後、そのポリゴンをデリートします。(Delete キーか X キーでデリートします)
図のように穴が空きましたね?
tabキーを押してエディットモードから出た後、Shift + D でオブジェクトを複製します。その際、Ctrlキーを押しながら、10グリッド程度離れたところに移動しましょう。(ここまでは遠近の全くないオルソビューで作業している前提です。もし、図のようにグリッドとオブジェクトの大きさがぴったりあっていなければ、それはパースビューになっているのかも知れません。5のキーを押して、ビューの見え方を変更してみましょう。図の左側のようになりましたか?)
引き続き、他の箇所も繋ぎましょう。今度はメニューからでなく、Ctrl + E のショートカットを使ってみましょう。すると、先ほど操作したメニュー項目が、予めハイライトされています。すかさずそこをクリック。さきほどより素早く出来ましたね。
同様に、全部の穴を繋ぎましょう。
次は、この段階では効果の分からない編集です。後ほど全体を丸める処理をしますが、その時に隣の DNAと隙間が空いてしまわないように、隅を丸めないための編集です。梯子の最上部と最下部にあたるエッジのすぐ内側に、エッジループでエッジを作ります。Ctrl + R ですね。今回はエッジは各一本のみなので、ホイールは回転させません。そのままマウスを動かすと、エッジの入る場所がスライドします。図は、最上部のエッジぎりぎりに新しいエッジ(オレンジ色)をスライドさせているところです。動かしている最中は画面の左下にエッジの移動距離が出ています。これを見ながら、1未満で出来るだけ大きい値にします。
次は、横長の4つのポリゴンの両端に新たなエッジを作ります。まずは Ctrl + R でエッジループを作り、マウスホイールを回転させてエッジを2本にします。右クリックでエッジループのモードを抜け、次々と4箇所でエッジループを作ります。この時、エッジループの場所が動いてしまわないように注意して下さい。動いてしまっても右クリックでモードを抜ければ位置は元通りになりますので、心配はいりませんけどね!
新たに作ったエッジループを全て選択します。Alt + クリックでぐるりと選択し、続けて Shift + Alt + クリックですね。選択が完了したら、ポリゴンの長さ方向に沿うように、エッジを移動させます。図の場合は左右方向がY軸になっていますので、S + Y キーを押してからマウスを動かします。つまり、左右方向にエッジを拡大することで移動するのです。画面左下の数値を見ながら、左右端のエッジに重ならないぎりぎりの場所までエッジを移動します。
先ほどと同様にAdd Modifiers から Arrayモディファイヤを掛け、Z方向にオブジェクトを並べます。Count を15 にします。15個並べる、という意味ですね。図の紫の線で囲んだ部分の右下のボックスに1と入力します。最初から1が入っている二つ上のボックスは X 方向なので、ここは0にしましょう。これで、 Z 軸方向へ、オブジェクトの大きさと同じだけ移動したオブジェクトが並びます。この数値を増やすと隙間が空き、減らすと間が詰まります。つなぎ目が気になる場合は、0.99くらいに設定しても良いでしょう。
Blenderを起動したら、画面上のメニューから File / User Preferences を選択します。一番上のタブで「Input」が選択されていれば、下図のような画面が出ます。そうでない場合は「Input」ページに移動します。
初期設定画面
初期設定画面が出たら、図の紫の線で囲った部分、「Select With : 」で Left をクリックします。これで<左クリック標準>に設定完了です。
画面下部にある「Save User Settings」のクリックを忘れずに。これを保存していないと、次回の起動時に設定が戻っています。また、この初期設定変更は、必ず作業前に行って下さい。初期設定を保存すると、その時のBlenderの状態を完全に保存してくれますので、何かの作業中にこれを行うと、起動するたびにその作業状態を再現してしまいますので。
これに似たもので「/」スラッシュキーを使った Local 切り替え機能がありますが、これは複数のオブジェクトがある時に、選択オブジェクトだけを残して一時的に他を非表示にすることが出来ます。非常に便利ですが、機能がトグルになっているため少し慣れないと迷子になることがあります。まずはこちらの機能から慣れても良いでしょう。
3.Mac限定。Functionキーのショートカットを変更
Macをお使いの皆さん、Function キーには画面やデスクトップに関する便利な機能が色々と割り当てられていますよね。これ、Blenderを使うときにはショートカットの邪魔をしてしまうのです。
特に頻繁に使うレンダリングの機能がF12キーに当てられていますので、F12キーを押すとMacのダッシュボードが出てしまうのは非常に不便。これは僕の場合の設定ですが、Macらしく、Command + R をレンダリングキーとして設定しましょう。
F12となっているボタンをクリックして「Press A Key」の表示になったら、Command を押しながら R を押しましょう。さあ、これでOK。
レンダリング機能が二つありますが、下段はアニメーションレンダリングです。これを同じショートカットキーにしてしまっては不便ですので、Shift + Command + R にしましょう。ちなみに、同じように見える機能でも、名称の左側にある白い三角ボタンを押して設定内部を開くと詳細が分かります。下の方にある Animation にチェックが入っていますね。
最後に「Save User Settings」のクリックを忘れずに。
これで、初期設定の変更方法は終わりです。Blenderは頻繁にバージョンアップがありますので、将来のために設定を書き出しておくと便利です。「Save User Settings」の右側にある「Export Key Configuration」ですね。