初期設定の変更:Blenderチュートリアル

無料で何でも出来る統合型3DCGソフトのBlender。3DCGに縁のなかった方のためのチュートリアルを作り始めましたが、やはり避けて通れないのが初期設定。最初が肝心です。

ダウンロードやインストールについてはWEB上にチュートリアルや説明が山ほどありますので、それは置いておいて、こちらでは少しでも使いやすくするための、特にテンキーのないノートPCで使いやすくするための初期設定を解説します。

1.左クリック設定

ほぼ全てのコンピューターソフトウエアは、画面上で何かを選択するのは左クリックですね。Blenderの場合、これが右クリックの標準設定になっています。これが、Blenderが変態だと言われてしまう由縁の一つなのですが、そこには高尚な哲学があり…。なんて話をするとややこしいのでやめましょう。
Blenderの中でも左クリックで選択するべきものと右クリックで選択すべきものがあり、相当慣れないと間違えてばかりいます。これが初心者殺しの一つの大きな要因かと僕は思っています。
操作に慣れていなくともマウスクリックの仕方で迷ったり間違えたりしまわないよう、左クリック標準に変えてしまいましょう。

初期設定をメニューから選ぶ
初期設定をメニューから選ぶ

Blenderを起動したら、画面上のメニューから File / User Preferences を選択します。一番上のタブで「Input」が選択されていれば、下図のような画面が出ます。そうでない場合は「Input」ページに移動します。

初期設定画面
初期設定画面

初期設定画面が出たら、図の紫の線で囲った部分、「Select With : 」で Left をクリックします。これで<左クリック標準>に設定完了です。

画面下部にある「Save User Settings」のクリックを忘れずに。これを保存していないと、次回の起動時に設定が戻っています。また、この初期設定変更は、必ず作業前に行って下さい。初期設定を保存すると、その時のBlenderの状態を完全に保存してくれますので、何かの作業中にこれを行うと、起動するたびにその作業状態を再現してしまいますので。

2.テンキーのないキーボードでの設定

上の図で、先ほど左クリック設定をしたボタンの二つ下にある「Emulate Numpad」にチェックを入れて下さい。これで、文字キーの上に並ぶ数字キーがテンキーの数字と同じ働きをします。
テンキーの数字はビューを変更するため常に使用しますので、この設定は必須です。(これをしないと、数字キーはレイヤー切替ボタンとして機能します。キーを押した途端に画面から何もなくなってしまう、なんてことが起きますので、必ずチェックして下さいね)

Emulate Numpad でテンキーがなくても便利にナビゲーション出来るようになりましたが、まだ足りません。ピリオドのキーが非常に重要な役目を持っているのですが、このキー割り当てはそのままなのです。ピリオドの役目は、その時に選択されているオブジェクトやポリゴン内の要素が画面の中央になるようにビューを変更する、というものです。(下図参照)

オブジェクト・モード:隅に行ってしまったスザンヌ(猿の名前です)も、ピリオドキーで中央に
オブジェクト・モード:隅に行ってしまったスザンヌ(猿の名前です)も、ピリオドキーで中央に
エディット・モード:隅に行ってしまったスザンヌの眼も、ピリオドキーで中央に
エディット・モード:隅に行ってしまったスザンヌの眼も、ピリオドキーで中央に

 

この機能をテンキーなしキーボードで使えるようにしましょう。

ショートカットの当てられた機能を探す
ショートカットの当てられた機能を探す

先ず、初期設定画面のInputページで、紫の線で囲んだ「Name」の右に View Selected (選択したものを見る、という意味ですね)と入力します。全部打たなくとも、View Sまで打てばその機能の一覧が下に並びます。

if04
ショートカットキーの割り当て

紫の線で囲んだボタン(初めは前の図のように「Ctrl  Numpad .」となっています)をクリックすると、ボタンが濃いグレーになり、「Press A Key」という文字に変わります。これは、機能を割り当てたい任意のキーを押してね、という意味です。
文字キーのピリオド「.」を押しましょう。英字入力モードでなくとも大丈夫です。

. キーに変更
. キーに変更

これで変更出来ました。

全てのモードで使えるように
全てのモードで使えるように

この機能は形状作成だけでなく、様々なモードで利用出来ますので、ずっと下に続いている「Numpad .」を全て「.」に変更してしまいましょう。

最後に「Save User Settings」のクリックを忘れずに。

これに似たもので「/」スラッシュキーを使った Local 切り替え機能がありますが、これは複数のオブジェクトがある時に、選択オブジェクトだけを残して一時的に他を非表示にすることが出来ます。非常に便利ですが、機能がトグルになっているため少し慣れないと迷子になることがあります。まずはこちらの機能から慣れても良いでしょう。

3.Mac限定。Functionキーのショートカットを変更

Macをお使いの皆さん、Function キーには画面やデスクトップに関する便利な機能が色々と割り当てられていますよね。これ、Blenderを使うときにはショートカットの邪魔をしてしまうのです。
特に頻繁に使うレンダリングの機能がF12キーに当てられていますので、F12キーを押すとMacのダッシュボードが出てしまうのは非常に不便。これは僕の場合の設定ですが、Macらしく、Command + R をレンダリングキーとして設定しましょう。

レンダリングを Command + R に
レンダリングを Command + R に

「2.」での変更と同様、初期設定画面の「Input」ページで、Nameに「Render」と入力し、レンダリング機能が当てられているショートカットキーを表示させます。

F12となっているボタンをクリックして「Press A Key」の表示になったら、Command を押しながら R を押しましょう。さあ、これでOK。
レンダリング機能が二つありますが、下段はアニメーションレンダリングです。これを同じショートカットキーにしてしまっては不便ですので、Shift + Command + R にしましょう。ちなみに、同じように見える機能でも、名称の左側にある白い三角ボタンを押して設定内部を開くと詳細が分かります。下の方にある Animation にチェックが入っていますね。

最後に「Save User Settings」のクリックを忘れずに。

これで、初期設定の変更方法は終わりです。Blenderは頻繁にバージョンアップがありますので、将来のために設定を書き出しておくと便利です。「Save User Settings」の右側にある「Export Key Configuration」ですね。

では、Happy Blending !!

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>