【再放送連載!】『さよなら、ロボット』第2話「失踪」

本作の無料公開期間は終了しています。現在はAmazon専売となっていますため、連載本文も『お試し読みとしての第1話』に差し替えさせていただきました。ご了承下さい

今晩は、再放送新連載と銘打って開始しましたこのシリーズ、お楽しみいただけましたでしょうか?
もしも第1回を見逃してしまったあなたのために、特別にこちらにリンクを張りますね!
第1話『シード』

では、続きをどうぞ〜!

第2話『失踪』
『さよなら、ロボット』第2話

いかがでしたか?

次回は第3話の『ケンイチ』です。
是非、またおいでくださいね!

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第2話『失踪』(PDF版は、書式などが若干異なることがあります。ご了承下さい)


この物語は、毎週木曜日に1話ずつ掲載します。


もう待ちきれない!
というあなたは、Amazon Kindle Storeに急ぎましょうか!

【魔女と王様】連載お伽噺 第27話『いざ、デッキデッキへ!』

今晩もこんばんは!
『魔女と王様』の時間は祝日だってちゃんと来るんですよ〜!

土曜日と水曜日は、お伽噺『とっても小さな九つの国』シリーズの第三部、『魔女と王様』の連載です。

今夜はその第27話、『いざ、デッキデッキへ!』です。

まだ薄暗いなか、ニーダマたちは意気揚々と出発し、南へ南へとずんずん駆けます。
予定よりずっと早くモースモースまで着いたニーダマですが……。

ではでは、ずずいと先へっ!

第27話『いざ、デッキデッキへ!』
『魔女と王様』第27話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?

なにやら怪しい表情の男たちが気になりますね。
何を企んでいるのでしょうか……?

次回は、第28話『大蛇はどこに?』です。

そしてデッキデッキでは、いったい、どんな恐ろしい大蛇がニーダマたちを待ち受けているのでしょう!?

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第27話『いざ、デッキデッキへ!』


本連載は、毎週土曜日と水曜日に1話ずつ掲載します。


『とっても小さな九つの国』の既刊シリーズはこちら!
(どちらも未読でも、『魔女と王様』はお楽しみいただけます)


初の連載小説にしてほんわかしたお伽話『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。
大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。もちろん、Kindle Unlimited対応ですから、会員の方は無料で読めますよっ!




本作は、ほんわかとしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の五年後のお話。著者ブログに連載されたものに加筆修正し、全話の扉に描き下ろしの挿し絵を加えました。挿し絵の数は上下巻合わせてなんと93点!

Manuel Lab 1.4降臨!(MANUEL BASTIONI LABを使おう! その22)

おっと、うっかりしている間に1.4が!

国内Blender界で一番のManuel Bationi Lab通を目指していた僕ですが、完全に見落としていました。
もうちょっと先だろうと思っていたVersion1.4が、なんととっくに出ていたではありませんか!

リリース日は11/4ですから、もう三週間近く経過していました。なんとも情けない!
1.3リリースからしばらく経って、そろそろかなあと思った頃は頻繁にサイトをチェックしていたのですがね、まあそんなものです。

毎回そうですが、ご本人作のビデオがばっちり新機能を網羅していますので、今回はまずこちらを見ていただきましょうか。

ポイントはこちら。

・モデルのタイプに、リアルなアニメキャラ、エルフ、それからドワーフが追加に
・UIがコンパクトで使いやすくなった(そのとき必要なパラメーターが自動で開く)
・年齢表現(18〜80歳)がよりリアルに
・トポロジーが進化(特に目の周りはフレキシブルさを保ちつつ、よりスムーズに)
・UVレイアウトを効率的に再配置(シンメトリーで画像修正もしやすくなった)
・アニメキャラ用のトゥーンシェーダーが進化(非対称のシェーディングでいい感じ)
・トゥーンシェーダーはエレガントなアニメリアルっぽい表現も
・400を超えるモデリングパラメーターはグループごとに整理されて使いやすく
・「ファンタジー・モディファイヤ」の実装で、牙、とんがり耳、猫目もできる
・プロキシツールの進化(どんなポーズ、タイプ、身長でもプロキシが追従)

いやあ、かなりのすごい進化です。毎回ながら。

なかでも、自分で作った洋服や髪形などを人体に紐付けられるプロキシツールの進化は注目ですね。

蛇足ながら、デフォルトの水着風コスチューム(裸だとなんなので、便宜的に黒くしてある部分)の形が変わりましたねw
swimsuit

これ、ちょっと色を着ければ水着を身に着けている風になるかなと思ってやってみたら……

「裸に色を塗った感」が増しただけでしたよ……。
「裸に色を塗った感」が増しただけでしたよ……。
ちなみに、今回のVer1.4はBlender2.77との互換性に少々問題があるそうです。2.77をお使いの方は、Manuel Lab 1.4をインストール前に、Blenderを2.78に上げておくと良いかと思います。

さて、ちょっとだけ新機能をいじってみましょうか。

まずは注目のファンタジーから(プロキシじゃなくてw)。

ファンタジー属性のパラメーターはこちら
ファンタジー属性のパラメーターはこちら

draq

こんなかわいい(?)吸血鬼から、
olddraq
こんなに恐ろしげな太っちょおばあさん吸血鬼まで、ワンタッチで出来てしまうわけです!

新しいモデルの選択肢は、前述のとおりファンタジーとアニメのリアリスティックが増えています。

models

 

ちなみに、エルフの女の子はこんな感じ。なんだか意地悪っぽくないですか?

elf
表情はSmileです……

 

ドワーフはこんな感じです(男しかありません)。こちらは背が小さくて筋肉質な以外に、取り立てて特徴的でもないです。まあ、髭を作るのは難しいですからね……。

プロレスラーっぽい?
プロレスラーっぽい?

 

さて、ではプロキシツールを試してみましょうね。

超いいかげんに作ったコスチュームを着せ、かつらをかぶせてみました。

合わせて15分で作った省エネモデルなので、間抜けさはご勘弁!

 

関連付けの方法は簡単。モデリングしたコスチュームを選択して、Proxyツールの「Calibrate Proxy」ボタンを押すだけです。一つずつ順番に。

では、poseモードで好きなポーズを選びましょう。


pose1

あれれ、服もかつらもついてきません!

でもご安心を。これは、Proxyツールの「Fit Proxy」ボタンを押していないからです。

pose2
(あ、誤字がある!)
ばっちにモデルポーズにフィットしました!
ばっちりモデルポーズにフィットしました。引っ張られてしわになってる感じまで出てますね!

 

続いて、どんどんポーズさせてみました。

pose4 pose5

こんなポーズでもばっちり追従します。今度のProxy Toolはすごいぞ!
こんなポーズでもばっちり追従します。今度のProxy Toolはすごいぞ!

 

どうです?

Manuel Lab 1.4、すごいですね。使いたくなりますね。

今すぐ公式ページでDLして、Blender2.78に入れましょう!
インストール方法は、こちらですよ。
(注意:どちらの回し者でもありませんので、念のため!)

ではまた!

残しておきたいツイート

さて、今夜はいきなり宣伝的なやつから始まりますぜ、旦那。

1.

エゴサーチするとこの記事が結構出てくるのですよね。
今回、久し振りに内容を再読させていただいて、ニヤリとしてしまいました。
まさに、「術中にはまった読者」ってw。
今も自作の中で『孤独の王』が1番人気なのは、平沢さんのお蔭もあるんじゃないかと!
丁寧なご紹介、ほんとうに嬉しい限りです。

2.

こういう発想って面白いですよねー。
(僕自身は常に四次元で発想しなければならないと思っていたりしますがw)

3.

おっと、今度はくみたかんさんが書いてくださった感想ツイートを発掘!
『さよなら、ロボット』と言えば、いよいよ【再放送連載】が始まってますよねっ!

4.

読む目的がいろいろあって、書く目的がいろいろあって、売る目的がいろいろあって……。
それで、いいんじゃないかと思う。
表現って、「こうでなければならない」と考え出すと硬直化してしまうものだから。

5.

ここのところ自分の技術のなさにダウナー気味だったので、こうやって自分に言い聞かせた方がいいんですよ。
ええ、自分らしく書けばいいのですよ。

6.

ついつい書き過ぎてしまうタイプなので、こうやって考えることは大事ですねえ。

7.

この状況は何十年も変わっていないのだなあ。
過剰包装は要りませんよねえ、本当に。

8.

久し振りに師匠の名言。
どうしてこの方はこんなにもたくさんの素晴らしい言葉を残せたのだろう。
残したいと思って喋っていないことは確かだけど、ね。
普通に生きること、考えることがすでに、僕らにとって目標になっちゃうくらいのレベルなんだろうなあ。

9.

まあ、どうでもいいっちゃいいんですが、セミって頭の質感がすごいですよね。
ちょっと思い出したんですけれど、子供のころセミを捕まえて見ていたら、体をちっちゃい赤い虫が歩いていたんです。
きっとダニだったと思いますが、赤い虫にとってはセミの体がすごく巨大で、もう、一つの世界なんですよね。
世界って不思議だなあ。

10.

隙間社さんに気に入っていただけたことを思い出したので、嬉しくなって残しました。
改めて件の記事を読み直して、またも何度目かの初心に帰りましたよ。

じゃ、今日はこれまで!

傑作、駄作、無言、軸。

あなたの作品を見て、読んで、聴いて、味わって、
Aさんは傑作だと言う。
Bさんは駄作だと言う。
Cさんは黙っている。
Dさんは面白かったですよと言う。
ぼそりと言う。

あなたは、「やっぱりダメだったんだ」と言う。

誰の言っていることが本当か。
誰の言っていることも本当だけれど、誰の言っていることも客観的事実ではない。
では、客観的事実はどこに?
──それはどこにもない。

誰かは誰かの価値観に照らして判断しているだけで、それはあなたの価値観に照らして行われた判断とたいした違いはない。
それぞれの心が、それぞれの感じ方を持っていて、過去の自分の経験と価値観がものを言わせる。

であれば、
自信を持って、突き進め!
わたしの作品は素晴らしいのだから!
それで、いい?

いやいや、ちょっと立ち止まろう。

Aさんの主観的立場にはAさんの文化的バックグラウンドがあって、Bさんのそれも同じ。
人間の数だけ、心の数だけ、それはたくさんある。
あなたはどう?

文化的な共通項、共有観念、価値観、流行、芸術への視点。

客観的な、絶対的な評価軸はなくとも、技術を評価する軸は多々ある。
あなたがそれを受け入れなくとも、それが客観的な評価軸だと大多数の人が考える軸がある。

共通項はときに正義であり、悪であり、でも何かしらの答えを提示してくれる軸となる。
あなたがそれを受け入れないことで、あなたを突き放す軸がある。

相対的なものであるといっても、あなた自身の価値判断よりずっと客観的な軸がある。

何を知ればいいだろう?
何を考えればいいだろう?

それを考えることが、あなたの仕事だ。
もしもあなたが表現者であるなら。
あなたの表現を、誰かに評価されたいなら。
誰かというのはもちろん、自分自身も含んでのこと。
自分自身を評価するために、ぶれない軸を固めるために、柔らかで繊細な軸を持つために、ときに離れ、ときに突き抜けるほどに近づき、何を考えればいいのか考えることが、
あなたの仕事だ。


あなたは、わたし。
わたしは、あなた。


(考えることに疲れたら、ときには猫に憧れてみるのもいい)



淡波ログに掲載した作品を中心に書き下ろし作品を加えた初の詩集『猫になりたい』。
乾いた心にするりと忍び込む、読みやすい詩編を多数収録しています。

【魔女と王様】連載お伽噺 第26話『出発前夜』

どうも〜、お待たせです!
またまた(笑)『魔女と王様』の時間になりましたね〜!

土曜日と水曜日は、お伽噺『とっても小さな九つの国』シリーズの第三部、『魔女と王様』の連載です。

今夜はその第26話、『出発前夜』です。

ピーテルの屋敷には、ニーダマを王子と信じる仲間が集まっていました。
いよいよ、あかしを立てるための行動を起こすときが来たのです。

そして……。

では、始まりますよ〜っ!

第26話『出発前夜』
『魔女と王様』第26話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?

誰も残っていないはずの暗い部屋に残っていた男たち。
いったい、何をしていたのでしょうか……。

気になって仕方がありませんねっ!

次回は、第27話『いざ、デッキデッキへ!』ですよ。

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第26話『出発前夜』


本連載は、毎週土曜日と水曜日に1話ずつ掲載します。


『とっても小さな九つの国』の既刊シリーズはこちら!
(『魔女と王様』は『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の何十年も前のお話ですから、第一部、二部とも未読のかたもこのお話をお楽しみいただけます!)


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大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。もちろん、Kindle Unlimited対応ですから、会員の方は無料で読めますよっ!




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Blender-99計画、始動!

ずっと頭の片隅で秘かに計画していたBlender-99シリーズが、いよいよ始動することになりました。

まだ、具体的なプランも何もありません。
次回、何を取り上げるのかも決まっていない状態ですが、走り始めますよ!

まずは走らないと、何事も何も見えませんからねっ!

では、はじまりはじまり〜!
どんどんどんどん……


【Blender-99 絶対に挫折しない3DCG入門 -01 座標軸と原点】

まずは、基本の基本の「き」です。
「3Dとは何ぞや」というところから、大上段に構えず大げさにならず、いってみましょう。

言わずと知れた、3DのDとはDimensionのDです。
え、知らなかった?
Dimensionというのは「次元」ですね。次元が三つあるということは、
「縦横に加えて“高さ”という三つめの次元が存在する」ということ。
つまり、立体になっている、ということです。

さ、ここでちょっとつまづきましたか?
「縦」と「高さ」って、微妙な言葉です。ちょっとわかり辛いです。

でもここで皆さんを置いてきぼりにするような真似は、決してしませんのでご安心を。

ここで分かりやすい図解をぺぺっと貼りたいところですが、裏でレンダリングしている計算が終わらないので、Blenderを使えません。
(豆知識:Mac版ではBlenderを一つしか起動出来ません。Windowsでは複数起動が可能です)
仕方がないので中座して、珈琲を淹れてきます。

〜ちなみに〜
 Blenderっていうソフトは知っていますよね?
 よね?
 本講座は、基本、最低限そこまでは知っているひとが対象です。
 「3Dをやってみたいけど、何が何だか分かんない。どうやらBlenderっていうすげーソフト(しかも無料!)があるらしいから使ってみたいな」
 そんなひとが対象ですからね……。

さて、美味しい珈琲を飲みながら、図解を作成しました。

こちらをご覧あれ。

横軸がX、縦軸がY
横軸がX、縦軸がY

 

数学の教科書などで見たグラフと同じ考えです。机の上や地面を「基準平面である」と捉えて、横幅をX、高さをYとしたモデルです。ただし、この場合の「高さ」という言葉は3次元的に捉えた高さではなく、「縦方向」という意味です。
ここに3次元的な高さの概念を加えると、次の図のようになります。
静止画だと分かり辛いので、ぐるりとアニメーションさせました。

軸を1本追加しただけで、いきなり複雑になってしまいますね
軸を1本追加しただけで、いきなり複雑になってしまいますね(再生しない場合はクリックしてください)

 

XY軸に加えて、Z軸が空間的な高さを示します。
Zという文字が当てられているあたり、数学者は最初から立体としての概念を考慮してZを高さとし、XYの記号を横と縦にしたのでしょうね。面白いです。

Z軸、分かりましたね。簡単です!

いいえ!
ところが、ことはそう簡単にはいきません。世の中にはいろんな人がいて、いろんな考え方があるのです。

次の図を見ると、さて、何かが今までと違います。
XYの考え方が揺らぎませんか?

xy_man

 

これは、横幅をX、人の背の高さをYと捉えた空間モデルです。
では、Zはどこにあるでしょう?

手前から奥へ。Zは高さでなく奥行きになります。
手前から奥へ。Zは高さでなく奥行きになります。(再生しない場合はクリックしてください)

 

3Dの世界では、これを「ワールド軸がYアップ」と呼びます。
コンピューターの中にあるCGのバーチャルな世界で、広さを現すのがXとZ軸で、高さがY軸というわけです。

いっぽうで、Z軸を高さ方向にする場合は、「ワールド軸がZアップ」ですね。

面倒なのは、3DCGの世界でシェアNo.1, 2を占めるMayaと3ds Maxでアップ軸が異なるという事実。同じ会社が販売しているのにも関わらず、です(出自が異なるので仕方ないのですが)。
Mayaはプロダクト〜キャラクター系に強く、ハリウッドで数多く使われています。
3ds Maxは建築〜空間系に強く、それらの業界で非常にシェアが高いです。
そして、いずれのソフトも同じくらい複雑で高機能で、互いにほとんど同じことが出来ます。○○に強いといっても、それは使っている側が持っているイメージで、全く逆の使い方をしているプロダクションもたくさんあるでしょう。

で、何が面倒かというと、代表的なものはデータの相互やり取りですね。
Blenderユーザーにとっては、WEBで配布されているデータなどの使い勝手がそうです。
ワールド軸が異なると、思いのほか面倒なことがあったりします。
後々触れますけれど、画面やカメラの回転にしても意外に大きな違いが出たりします。
画面の回転がちっともうまくいかなくて見たい場所が見られない時など、軸設定が異なっている場合があります。

これからCGを始めるみなさんにとっては関係なさそうですけれど、実は関係あります。どこかのフリーサイトからダウンロードしてきたデータがうまく回せないとき、軸の違いを疑ってみる必要があるかもしれませんから。

おっと、小難しい雑談が長くなってしまいました。

呼びかた、軸の方向はどうあれ、3DCGでは三つの軸を基準に空間を考える。ということが理解出来たかと思います。
え、Blenderの軸はどっちかって?
はい、BlenderはZアップです。Mayaをライバル視している向きもあるのに、Yアップではないところがまた、不思議なんですよね……。

最後に、もう一つだけ覚えましょう。
次の図をご覧下さい。

すべての始まり、原点。
すべての始まり、原点。

この真っ赤なが、原点です。
折れ線グラフなどでも、X=0, Y=0の場所を原点と言いますね。

XYZ全ての軸の値が0の座標を原点と言います。
コンピューターの中にあるCGのバーチャルな世界の中心です。ど真ん中です。

何もない空間に何かを形作っていくとき、座標の拠り所として原点はとても重要です。
Blenderの場合、何かオブジェクトを新規で作成すると、必ず原点に配置されます。
(これがずれてしまうこともあって初心者泣かせなのですが!)

座標軸と原点、ご理解いただけましたでしょうか?

さて、Blender-99シリーズの01はこれで終了です。
簡単でしたねっ!

次回もこんな感じでゆるりといきますので、ぜひぜひ宜しくお願いします!

【再放送新連載!】『さよなら、ロボット』第1話

本作の無料公開期間は終了しています。現在はAmazon専売となっていますため、連載本文も『お試し読みとしての第1話』に差し替えさせていただきました。ご了承下さい

こんばんは。
さて、愛読者の方は予測出来ていたかもしれません。
初めてこちらにいらっしゃる方にとっては、【再放送新連載】ってなんじゃろ?
と思われたかと思います。
(「再放送」については、こちらの記事をご参照くださいませ)

この『さよなら、ロボット』は、ぼくにとって、とても愛着のある作品です。
初めて書いたSF作品ですし、『孤独の王』という大長編を書いている途中で、いろいろな理由で執筆が停滞している間に一気に書き終えた勢いのある作品なので、迷いなく結末へと突っ走る心地よさがあるかと思います。
物語自体は少々ひねくれていて、決してストレートではありませんが……。

2014年にAmazonさんで発売してから3年弱が経過し、現在は「期間限定」で無料公開しています。淡波作品に興味を持っていただくための最初の1冊に最適だと思ったからということもあります。

そういった流れで、淡波作品に興味を持っていただくための作戦の一環として、このたび『さよなら、ロボット』の“再放送”連載を行なうことになりました(笑。

そして今夜はその第1話、『シード』です。

この『さよなら、ロボット』を読み始めて、挫折してしまう方の多くはこの第1話なのだろうと思います。
この物語はカクヨムさんにも掲載させて頂いていますが、第1話のアクセス数に対して第2話は半数以下です。
そこを乗り越えると、比較的先まで読んでいただける割合が上がっていくのですが。

どうしてそうなってしまうかと言うと、ここに残念で明快な答えがあります。

冒頭でロボットとの会話が多く、ロボットのセリフがカタカナで書かれているためとっつきにくい!

もう、これが全てではないかと思います。自分としては、ですが……。

物語の内容としては、決して導入に失敗しているということもないと思うのですよね。きっちり謎を提示していますし、先を知りたくなるような引きのある終わりかたにしていますから、第1話の最後まで読めば次を読みたくなる読者さんが多いと思うのです(あくまでも自分としては)。
恐らくは最初の1ページか2ページで読むのを止めてしまうケースが半数以上ではないかと思われ……。

これは今後改善すべきポイントかとも思いますが、実はカクヨムで公開する際にも同じことを考えていて、最初に電子書籍で出版したバージョンに比べて、ロボットのセリフをかなり削ったのです。
それでもこれですから、そもそも冒頭部分にロボットのカタカナセリフを固め打ちしたこと自体が間違いであったのかもしれません。

さて、この説明を読んでロボットのセリフを読む気が起きたか、それとも読み始める気が失せてしまったかは微妙なところですが……。

どうかどうか、おつきあいくださいませ!

第1話『シード』
『さよなら、ロボット』第1話

いかがでしたか?

次回も是非、おいでくださいね!

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【魔女と王様】連載お伽噺 第25話『あかしを立てるのだ』

はーい、お待たせしました!
今週も『魔女と王様』の時間がやってまいりましたね〜!

土曜日と水曜日は、お伽噺『とっても小さな九つの国』シリーズの第三部、『魔女と王様』の連載です。

今夜はその第25話、『あかしを立てるのだ』です。

猟師の娘ローズンと愛しあっているというニーダマの言葉に、ピーテルはびっくり仰天です。
ニーダマは悲しい気持ちになってしまいましたが、今はそれどころではありません。
王子としてのあかしを立てるには、どうしたら良いでしょう……。

では、始まりますよ〜っ!

第25話『あかしを立てるのだ』
『魔女と王様』第25話
(表紙の絵はまだダミーですよ……w)

いかがでしたか?

さあ、いよいよ計画は定まりました。
あとは仲間を集め、ニーダマの体の回復を待つだけのようですよ。
でも、そんな簡単にことが運ぶでしょうか……?

次回は、第26話『出発前夜』です。

さあ、これはもう目が離せないですね!

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第25話『あかしを立てるのだ』


本連載は、毎週土曜日と水曜日に1話ずつ掲載します。


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CG画集を作っているのですが……

とはいえ、まだいまひとつゴールが見えていない状況で。
どんどん画像を作成したはいいものの、Amazonの「絵本・コミック」などを出版するときのやりかたでやるのだろうと思っていた程度で、実際出版用にどんなデータを用意すればいいのかも分かっていない状況なのですよね。
今までは文字ベース(+挿し絵程度)のものしか出版したことがないので。

文字ベースではないKindle本を作成するツールとしては、
「Kindle Textbook Creator」
「Kindle Kids’ Book Creator」
「Kindle Comic Creator」
という3種類のツールが用意されているらしいのですが、どうやらいずれもPDFをベースにして編集するもののよう。

Textbook〜は文字通り教科書用のツールで、音やビデオなどもKindleアプリ内で再生出来ると書いてあります。でも、iOSは対象外。それはないよなあ。まあ、そんなリッチな本を作るつもりもないのでパス。
Comic〜は全面画像の本が対象のようなので、Kids’ Book Creatorをまずダウンロードしてみました。

Kids’ Book Creatorをインストールして起動すると、日本語表示で「新しい児童書を作成」などと書かれています。
画面デザインもかわいくて、なかなかいい感じです。

かわいらしい起動画面
かわいらしい起動画面

ほう、日本語で出来るんだ! と思って、初期画面に出ている説明を読み進めます。
じゃあ早速作ってみようと思って、わくわくしながら次のページへ。

言語の選択肢に……
あれれ、言語の選択肢に……

日本語がないんです。
これ、全面画像の本なら良いのでしょうが、そういうわけにもいきませんよね……。

また、Kids’ Bookは、画面をタップするとポップアップ・テキストを出せるのが特長のようです。
日本語が出せるのかどうか調べてはいませんが、まあそれも、今回は必要なさそう。

ここで、振り出しに戻ります。

CGさえ出来てしまえば楽勝! と思っていたのですが、まあ何ともぐだぐだな感じです。

PDFベースなら、まずはワープロ上でレイアウトして、書き出せばいいんだよな、と思ってMacの標準ワープロであるPagesを開いて、そこで自分の動きが止まりました。
そもそも、執筆にはエディタHagoromoを使っているし、Pagesを使ったことがない!
基本操作もままならないわけで……笑。

本作りは置いておいて、取りあえずCGの完成度を上げる方向に気持ちをシフトさせていった僕なのでした。

さて、どうなることやら……

続く!

淡波亮作の作り方