4ヶ月超にわたる連載を終え、まだ熱のさめやらぬ淡波です。
楽しかったり辛かったり、何とか一回も掲載を落とさずに完結できたことだけは、ちょっとばかり褒めてやってもいいですよね?
ね?
最初の連載である第一部の『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』は、いろいろな方に面白いと言っていただけました。第二部(続編)である『ルルルとリリリ』が前作と比べてつまらないと言われたらどうしようと、プレッシャーもかなりのものがありました。
しかも、書けば書くほど長くなってしまい、もう本当にこの物語はちゃんと終わるのだろうかと思ってもいました。最新話を公開した後、次の原稿がだいたい出来上がっても、いつも「まだまだ先が見えないよぉ」という状態でした。次第に書き終わった分のストックがなくなり、三月に入った頃はもう、毎週毎週やばいやばいとつぶやいていたような気がします。
終わってみればエビネルさん(=約45,000字)の倍以上もの長さ(=10万字オーバー)になってしまい、子供向けとしてはちょっと長すぎたかなあと反省。
でも幸い、最初の読者である妻からは、「エビネルさんより面白かった」との感想を引き出すことができ、一安心したのが昨日のことのようです。
果たして皆さんの心に届いたかなあと、今は不安(とほんのちょっとの期待w)でいっぱいです。
(だって、これを書いているのは最終回公開の直前なんだもの。今夜の反応にどきどきです。反応ゼロかもしれないけど……)
そんなことを言っていても始まらないので、未来のことを。
今後の予定などをちょっと、書いておきましょうね。
現在は、アイキャッチ画像にあるように、現在は書き終えた物語を紙に出力して推敲と校閲を同時進行中。全体の構成を変えることはないと思いますので、主に誤字脱字つぶしと表記の統一、漢字を仮名に開いた方がいいところやその逆の取捨選択などを行なっています。
それが終わったら、挿し絵を描こうと考えています。
『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』では、電子書籍化のために十点程度の描き下ろし挿し絵を用意しました。ちょっと少なかった気もしますので、できれば二話につき一点くらいの挿し絵を入れたいなあと思っています。
全九十二話なので、四十六点もの挿し絵を描くって、ちょっと多過ぎるかな、大変すぎるかな?? と、今からびびってもいますが……。
挿し絵を描き終えたら、それを基に電子書籍のPVを作ろうかな、と。前作のように主題歌を作るかどうかはまだ考えていません。ちょこっと歌は作りたいですけどねえ。そう言えば、エビネルさんのPVは結局作り掛けでお蔵入りになっています。
そっちを先に仕上げた方がいいかしら?
当初の予定ではGW中に電子書籍で出したいなあと思っていました。でも連載の終了自体が予定より一ヶ月も伸びてしまったのと、ようやく原稿の見直しを始めたところなので、リリース時期は未定とするしかないようです。
で、いろいろ片づいてくるあたりで第三部『やさしい北の魔女とわがままな南の王様(仮題)』の執筆を開始します。これまでの二つの物語より、ちょっと対象年齢層が上がりそうです。と言うより、そもそも大人にしか読まれていないのですが(作者想像による)!
これは、恐らく第一部より短いものになる予定。というか、短くしたいですね。真夏になる前には連載を始めたいですが、どうなりますやら。
今、同時進行で初めてのサイバーパンク小説(!)を書いているので、そっちとのバランスもあるし、その後に書きたい長編もそろそろ考えたいし──。
いやあ、夏に向けて盛りだくさんですなあ。
がんばるぜいっ!
では、また明晩も来てね!
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初の連載小説にしてほんわかしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。
大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。
《第一話から第七話までを収録したお試し読み版が、こちらの作品ページにございます。》