Category Archives: 自作について

進捗どうなのよ?

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毎週土曜日に掲載してきました『ルルルとリリリ』が先週で完結し、カクヨムでの掲載も一昨日で完結を迎えることが出来ました。
(カクヨムのほうは「完結済み」ボタンを押し忘れていて、読んでみないと完結していることがわからない状態でしたが……未だに0ビューのエピソードがいくつもあったりして、ちょいと淋しいなあと思いつつ、完結済みボタンを押しましたです。これで少し、「読もうかな」と思う気持ちを呼び起こせると良いのですが……)

今は、先週から引き続き紙に出力したものの推敲と校閲を行なっているところ。
で、進捗どうなのよ?

ようやく、半分を越えたところです。
思いのほかルビのミスが多かったり、通して読むと表現がちょっとおかしいかなあと思うところがあったりで、予想より多く赤字を入れることになっているのです。

大量の挿し絵を描き下ろすと書きましたが、それは?

──ゼロですわ。あはは、あかん。まあ、挿し絵を描き始めるのは校閲が終わってからになりそうです。一話一話、内容を頭に描き直しながら、どんな挿し絵を描くか考えるところからになりますので、ね。まだまだ時間が掛かりそう。

そのくせ、ちょっとした曲を思いついたりして、そっちもやりたいなあと。もう、欲張りでいけません。
そっちは、それこそいつ手を付けられるかわからない状況なのに、ねえ。

ずっと休みなくやってきて、「疲れたなあ、ゆっくりやりたいなあ」という気持ちと、「休んでなんかいられないぜ」という気持ちがごっちゃになっている今日この頃。
最近書き始めたサイバーパンク風の新作『完全包囲』もちょこちょこ進めてますし。

また、報告しますわ。

じゃ!

連載の効用

さて、無事に二回目の連載小説(お伽噺は小説って言うのかなあ?)を終えたところで、連載の効用ってやつを書いておこうかなと思った淡波でございます。
本当に効果があるかないかは別として、連載して良かったなあと思っているので、その気持ちが大きいうちにまとめておこうかと──。

さ、スタート!

■誤字脱字が減少したっ!

これは一話あたりの分量がとても少ない(900〜1,100字くらいまで)ということにも起因しますし、子供向けだから、ということもありますが、いいサイクルだったんじゃないかと思います。
なぜ、誤字脱字が少なかったのかを箇条書きにしてみました。

・執筆後、ルビを振る必要があったので、一話ずつじっくり読み直した。
・BiB/iに変換してから表示を確認し、その時にブログに書く粗筋的な紹介を書くためにもう一回読んでいた。
・もちろん、PDF版もざっくり目を通していたので、そこでもチェックになった。
さらに
・カクヨムに投稿する際にはサブタイトルを付けるために一話ずつもう一度、ざっと目を通せた。

一気に全体を読み直したりチェックするのとは異なり細切れに作業を行なったため、《冷静に》《疲れないで》《無意識に読み飛ばさないで(コレ大事!)》出来たのではないかと思います。
こんなことで、誤字脱字を減らせたのかな、と。

実際、紙の出力を読んだ妻から指摘されたのはルビの間違いが一箇所と、言葉の選び方が不自然なところがあった一箇所だけ。自分ではまだ読み直している途中ですが、いまのところ、衍字を一箇所見つけただけです。
(え、いや、その後で重大なストーリー上の過ちを発見(顔面蒼白)! 即、アップ済みのものをすべて修正しました。えへへ)

では、次。

■執筆ペースの固定化(?)

当初は毎日一話、中盤からは週に四話、と連載ペースを固定していたので、最低限、一週間にどれだけ前に進めなければならないかが見え、精神的に良い部分もありました(終盤のプレッシャーは凄まじいものがありましたが)。
どうしても厳しい時は、とにかく連載に追いつかれない分だけ書けばいいと思えましたし、長い目で見て、連載終了頃までどんなペースで先へ進めばいいかも分かりやすかったですね。

■事前プロモーション

連載中は、各回ごとにブログ記事の宣伝ツイートを流しましたし、Twitterの自分の名前にも@ルルルとリリリ好評連載中と付けました。これを四ヶ月半継続したお蔭で、この物語の認知度は(僕のこれまでの作品と比べると)上がったのではないかと思います。
もちろん、アリの産毛の背比べ程度ですが。
まだ電子書籍の発売日を決められない状況ですが、皆さんの記憶が蒸発してなくなってしまう前に出したいなあと思っていたり。
(無理)

カクヨムへの掲載も、効果があるのではないかと思っています。
セルフ出版の界隈(自分の周囲限定)では、あまりのカクヨムでの不人気に絶望して撤退してしまう方もいますが、僕は、それはもったいないんじゃないかと。そもそもWEB小説とは想定読者層も書く人の年齢層も違うので、別ルートに少しだけでも広げられれば、と。
この淡波ログでの『ルルルとリリリ』のビュー数は、きっと1,000前後です(個別にカウントはしていないし、中盤以降は一度に複数話公開なので単純には比べられませんが)。カクヨムではその三分の一くらいの数字がプラスされていますし、僕のことを全く知らなかった人にも少しは届いていることを加味すれば、効果はあると考えてもいいのではないでしょうか。
好意的なレビューも得られましたしね!

ちょこっとだけ読んだり目にしたりした方が、電子書籍化を機に「ちゃんと読んでみようかな」と思ってくださる可能性は、結構あるのではないかと思ったりして。
(でも、『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』は正直あんまり売れてませんがねえ……)


とは言え、連載はやっぱり大変。『とっても小さな九つの国』は三部作なので、もう一度、年内に連載を行なうことになるのです。
更新を楽しみにしてくださる方がごく少数でもいるということにも、大きな励ましをいただきました。
これも、創作のモチベーションに繋がる《効用》ですよね!

では、次の連載もお楽しみに。
また明晩!

『ルルルとリリリ』連載を終えて

4ヶ月超にわたる連載を終え、まだ熱のさめやらぬ淡波です。
楽しかったり辛かったり、何とか一回も掲載を落とさずに完結できたことだけは、ちょっとばかり褒めてやってもいいですよね?
ね?

最初の連載である第一部の『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』は、いろいろな方に面白いと言っていただけました。第二部(続編)である『ルルルとリリリ』が前作と比べてつまらないと言われたらどうしようと、プレッシャーもかなりのものがありました。

しかも、書けば書くほど長くなってしまい、もう本当にこの物語はちゃんと終わるのだろうかと思ってもいました。最新話を公開した後、次の原稿がだいたい出来上がっても、いつも「まだまだ先が見えないよぉ」という状態でした。次第に書き終わった分のストックがなくなり、三月に入った頃はもう、毎週毎週やばいやばいとつぶやいていたような気がします。

終わってみればエビネルさん(=約45,000字)の倍以上もの長さ(=10万字オーバー)になってしまい、子供向けとしてはちょっと長すぎたかなあと反省。

でも幸い、最初の読者である妻からは、「エビネルさんより面白かった」との感想を引き出すことができ、一安心したのが昨日のことのようです。
果たして皆さんの心に届いたかなあと、今は不安(とほんのちょっとの期待w)でいっぱいです。
(だって、これを書いているのは最終回公開の直前なんだもの。今夜の反応にどきどきです。反応ゼロかもしれないけど……)

そんなことを言っていても始まらないので、未来のことを。
今後の予定などをちょっと、書いておきましょうね。

現在は、アイキャッチ画像にあるように、現在は書き終えた物語を紙に出力して推敲と校閲を同時進行中。全体の構成を変えることはないと思いますので、主に誤字脱字つぶしと表記の統一、漢字を仮名に開いた方がいいところやその逆の取捨選択などを行なっています。

それが終わったら、挿し絵を描こうと考えています。
『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』では、電子書籍化のために十点程度の描き下ろし挿し絵を用意しました。ちょっと少なかった気もしますので、できれば二話につき一点くらいの挿し絵を入れたいなあと思っています。
全九十二話なので、四十六点もの挿し絵を描くって、ちょっと多過ぎるかな、大変すぎるかな?? と、今からびびってもいますが……。

挿し絵を描き終えたら、それを基に電子書籍のPVを作ろうかな、と。前作のように主題歌を作るかどうかはまだ考えていません。ちょこっと歌は作りたいですけどねえ。そう言えば、エビネルさんのPVは結局作り掛けでお蔵入りになっています。
そっちを先に仕上げた方がいいかしら?

当初の予定ではGW中に電子書籍で出したいなあと思っていました。でも連載の終了自体が予定より一ヶ月も伸びてしまったのと、ようやく原稿の見直しを始めたところなので、リリース時期は未定とするしかないようです。

で、いろいろ片づいてくるあたりで第三部『やさしい北の魔女とわがままな南の王様(仮題)』の執筆を開始します。これまでの二つの物語より、ちょっと対象年齢層が上がりそうです。と言うより、そもそも大人にしか読まれていないのですが(作者想像による)!
これは、恐らく第一部より短いものになる予定。というか、短くしたいですね。真夏になる前には連載を始めたいですが、どうなりますやら。
今、同時進行で初めてのサイバーパンク小説(!)を書いているので、そっちとのバランスもあるし、その後に書きたい長編もそろそろ考えたいし──。

いやあ、夏に向けて盛りだくさんですなあ。
がんばるぜいっ!

では、また明晩も来てね!



楽天KOBOさん(201円で販売中)のページはこちら!

初の連載小説にしてほんわかしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。
大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。
《第一話から第七話までを収録したお試し読み版が、こちらの作品ページにございます。》

ゼロの行進

新刊が出ないと既刊本の動きも止まる?

『太陽の子孫』を出版してから、はや3ヶ月。
2月には別冊群雛に2作同時掲載という快挙(『白く、白く、儚きものよ』『声の主は?』)、3月には群雛に『俺は宇宙人』を掲載させていただいた。今はカクヨムとこの淡波ログに『ルルルとリリリ』を掲載しているから、ある意味新しい作品の露出は途絶えていないのだけど、どうにもKDPでの動きが厳しい。
もう1週間以上、ゼロの行進が続いているのだ。これは非常事態だなあと、ひしひしと危機を感じている。楽天コボさんでは先週突然二桁いったりしたので、反動でちょっと止まっているのも分からんではない。きっと、『光を纏う女』を楽しんでくださった人に、他の201円本が行き渡ってしまったのだろう(と思うことにした)。

でも、今、動きがないのは同じ。と言っている間に売れてくれないものか、と、チェックしてみたりするけど。
結果はダメ。

既刊本の無料キャンペーンはもうしないと決めた以上、それには頼れない。そもそも、それができるKDPセレクト本が3冊しかないし。

そろそろ新刊を出さなきゃと思う今日この頃。

ネタはある。
ここに掲載した詩の数もそこそこまた溜まってきたので、第二詩集を出そうかな、と思っている。ただ、『猫になりたい』ほど濃いものにはならない。それはそれで良いのか? さらりと読めるからね。
そして、『ルルルとリリリ』の連載も無事終了する見込みだから、出版準備に入れそうだし。
ただし、これは挿絵をたくさん用意したいから、時間はかかりそう。

4月中に次を出さないと、干上がりそうだ。

さ、動け!

ファーストシーンの強烈なイメージがあれば、バッチリだ!

先週、とても強くイメージの湧き上がる絵を見た。
絵師禅ノ助さんの描いた“お題絵”、「完全包囲」だ。

この絵を見たらもう、ここに描かれた男のストーリーがずんずん湧いてしまって、先に書かなきゃいけない小説があるにも関わらず、電車でいきなり物語を書き始めてしまったのだ。後の展開の想定も何もなく、ただ、湧き上がるシーンを追いかけて。
うーむ、このパターン、多いな。

そうそう、実を言うと、あれだけ長い『孤独の王』(原稿用紙1,200枚超)も、まさにこのパターン。
あるときふと、老人が若い女性(死にかけているらしい)を看病しているシーンが浮かんで、それは何だろうと、周りの情景や出来事の前後のことを“思い出す”ように描写したのだった。
ファーストシーンのイメージが強かったからこそ、それが内包しているドラマを掘り下げていくことで物語世界がどんどん構築されていったのだ。
あらすじやプロットをガチガチに決めてから書き出すのもいいけれど、こんな書き方もワクワクしていい。

『さよなら、ロボット』が1枚の絵から生まれたというのも何度か書いてきた話だけど、あの時は、思いついたのはファーストシーンではなくクライマックスの後、いろいろと騒動が落ち着いたあたりのシーンだった。まあ、書き始めた時点では、あの表紙絵のシーンが全体でどんな位置付けになるのかなんて全く分からなかったし、結局主人公がピンチのど真ん中にいる時点でのシーンになったんだけど……。

話を元に戻すと、「完全包囲」に触発されて書き始めた小説は、今のところタイトルも「完全包囲」の予定だ。

ちょこっと、金曜日のツイートを埋込んでおこうかな。

さてさて、この断片が作品になるのかどうかまだ分からないけど、書いていて楽しいことは間違いないんだよね。
名前がおふざけっぽくなってるけど、実はそこそこちゃんと設定を考えたおふざけネーム。
こういうのも、実に楽しいなあ。

現時点で20枚ほど書いたところ。きっと、100枚前後の中編になるんじゃないかな、と、今のところは思っている。
まだ全体像は見えないけど、いろいろと設定めいたことは浮かび上がってきつつある。しばらくは楽しく書き続けられそうな気がしているのだ。

よしよし、もっと書くぞいっ!

じゃ、また明晩!!

たぶん、最終回は近い──そして。

『ルルルとリリリ』の最新話を読んでくださった方は、おわかりかと思います。この物語、そろそろ最終回が近づいています。
ただ、作者としてもまだあと何話くらい続くかわからないのです。

現在の舞台であるお城の中庭と、最終回の舞台が、まだ自分の中でスムーズに繋がっておらず、主人公たちの行動がまだはっきりと見えないのですよね。
ラストシーンとかセリフとかはそこそこ見えているんですが……。

『ルルルとリリリ』の次にシリーズ第三部として予定しているお話『やさしい北の魔女とわがままな南の王様』は、『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』よりずーっと前の時代に遡ります。大蛇の呪いが生み出されたきっかけになるお話です。
(また、長いタイトルだなあ……)

でも、『ルルルとリリリ』のエンディングを考えていると、
「きっと、この続きを読みたい読者さんがいるんじゃないか──」
なんて思ったりします。
ちゃんと結末を描きますが、きっと、その後が気になるんだろうなあ……って。
でもね、書かぬが花、言わぬが花ってこともあるし、今はその先のエピソードは考えられないかな。

と、いうことで、まだもう少し、最終回に辿り着くために七転八倒が必要な淡波です。

次回の四話が最終回になるのか、もう一週続くのか、作者にも全然見えていないのですよっ!

では──、

震えて待て!

王木亡一朗さん風に)

P.S.
Amazonさんではさっぱりの『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』ですが、201円効果もあって、楽天KOBOさんでお買い上げありました! だから、ということでもありませんが、今回のリンクは楽天さんです

セール!セール!!セール!!!

はい。
(パクリタイトル絶好調の淡波です)
ということで、セールのお知らせ。
Twitterでフォローしてくださってる方は既にご存じかと思いますが、3月14日の《白井の日》を記念した──あやかった──便乗した──セールを始めました。
なぜ、3月14日が白井の日なのか、というと、理由は簡単。ホワイトデーだから。白い、でしょ?
(うひゃ ⇒僕が考えたんじゃないですから、白井市の公式ですから……ホワイト・フェスティバルとか、あるんですよ)

そうそう、白井市を「しらい」って読むと思ってる人が多いんですが、「しろい」です。関東の発音で白井って言うと、関西の方には「白い」って言う名前の市があんの? と思われてしまうらしいです。昔、大阪のひとにそう言われて笑いました。
人口が5万人ちょっとしかいないマイナーな市です。でも、梨の生産量・消費量は日本一なんですよ(自称?)。
武豊さんが卒業された競馬学校もありますし、ジネンジャーもいますしね(笑)。
──田舎ですけど、いいところです。

で、ですね、その314にあやかって314円セールを実施してます。対象は、通常価格がそれ以上の三作品です。

『孤独の王』850円⇒314円!
『ケプラーズ5213』550円⇒314円!
『そののちの世界』550円⇒314円!
お得ですねえ、太っ腹ですねえ……。

sale314
こんな広告GIFも作ってみましたよ〜!

最近、ゼロの行進が続くようになったので、ちょっとてこ入れのためにセールでもしなきゃ。て感じです。
(楽天KOBOさんでの201円効果はひっそりと続いてます。釣られて(?)、そうでない作品も売れたりして、Amazonで売れてない分を助けてくれてる感じ。まあ、現時点での売上げなんて子供の小遣い程度ですから、○冊売れた、とか、実はどうでもいいことなんですよね。とにかく、知ってもらうことが最優先ですから……)

ちなみに、『孤独の王』の分冊版は簡単な算数を間違ってしまい、変な値段になってます。合冊版の半分の価格にしなきゃいけないのに、現行価格の半分にしてしまったという……修正できる状態になり次第修正しますので、こちらを購入ご検討の方は、ちょっとお待ち頂くか、合冊版にした方がいいかも、です。
表紙が三種類ある、っていうこと以外に分冊版のメリットは何もありませんし。

──あ、ここでWord Pressの小ネタを一つ。
このGIFファイルですが、容量が3MBちょっとあります。通常のやり方でブログにアップしようとすると、容量オーバーではじかれてしまいます(1ファイル2MBまでしかアップできないので)。そのため、いったん軽いデータを用意して「メディアを追加」した後で、FTPでアップしたものと差し替えました。これまでは軽量にしたものを載せていましたが、自分のサイトに載せるデータがTwitterやFacebookにアップしたものより低画質というのはおかしいですもん。ちょびっと工夫してみたら出来た、というわけでした。

今夜はこんなところで。

じゃ、また明晩!

『さよなら、ロボット』を改訂!

カクヨムで公開中の『さよなら、ロボット』を改訂した。
先日もお知らせしたとおり、あのカタカナばかりで何とも言えない読み難さを持った第一話を、何とかしたのだ。

物語を損なわず、文体も雰囲気も損なわず、自分を捨てることもなく(大げさ!)、読みやすさをちゃんと追求して冒頭を書き直したのだ。なぜ、もっと早くやらなかったのか、と後悔しても遅いけど、ずっと放っておくよりはずっといい。

まあ、そんなこんなで、第一話の始めでいきなり離脱されてしまう確率がほんの少しだけ軽減された『さよなら、ロボット』を、是非カクヨムで確かめてみて欲しいなあと思う、深夜の淡波。

たしかに、カクヨムは若い人向けなのだろうし、自分の小説は浮いているかも知れない。でもね、オープン以来、全然知らない若い方が十人以上もフォローしてくれたんだよ。これを素晴らしい成果と言わず何と言おう。

こんなこともあるけど。

こんな発見もあった。

だからね、このまま続けるよ。
時々、手を入れたりするかも知れないし、ね。

興味持ってくれた?
ここだよ!

じゃ、また明晩!

朝令暮改でいこう!

はい。言うことがコロコロ変わる淡波です。
カクヨムに出している『さよなら、ロボット』なんだけど、やっぱりジャンルを戻すことにしたのだ。
やっぱりこいつはSF。それ以外のものではないんだから。

というのも、カクヨムがオープンされ、ミステリーのページで色々な作品の紹介をざっと見ていて。すごい違和感に襲われたのだ。
僕の作品、まったくミステリーじゃないわ。ここに並んでいたって、読みたい人に全然届かないじゃないか……。ってね。
(まあ、こういう作品を読みたい人がいれば、だけど──)

そりゃあそうだった。たしかにミステリー風味はあるかも知れないけど、僕みたいにロクにミステリーを読んだこともないような物書きが書いたものが、ミステリージャンルの中に並んでいて馴染むはずがない。
検索にかかるためのタグを見ても、もう、SFとしか言いようがない。
で、迷わず登録ジャンルを変更。たった二日間のミステリー区分だったわけ──。

そしてもう一つ。

これはずっと以前から気になっていたこと。

物語は、主人公のジャーナリスト森池マサルが、取材から帰ってきたところから始まる。
それを迎えるのが介護兼ペットロボットのシードだ。ロボットらしい喋り方を表現しようとして、シードのセリフは仮名を全てカタカナにしている。これがもう、極端に読み辛いのだ。
セリフの流れも滑らかじゃないし、内容もこなれていない。小説を書き始めてまだ1年かそこらの頃に書いたものだから、まあそれも仕方がないかも知れないけど、当時から心のどこかで気になっていたのだ、ずっと!

カクヨムへの投稿をきっかけに、ちょっと第1話を読み直してみたら、その読み辛さに閉口した。
これじゃ、読み始めて投げ出す人続出じゃないか? と、正直思った。
実際、PVを見ても、第1話だけで離脱している人が多いかも知れない。まあ、まだ分からないけど──。

有料で売っていた頃は、有料だから読み進めないともったいないと思って読んでもらえていたかも知れない。だから、好意的なレビューだとか感想を目にして安心し切っていた。
昨年無料にしてから、あまり感想を聞くことがないのは、第1話のせいじゃないだろうか? と、思い当たったのだな。

無料だったら、読み始めてすぐに投げ出してももったいなくないからなあ……。

で、書き直す時間も気力もないと思いつつ、僕はカクヨムのサイトの編集画面から第1話をiPadのテキストエディタにコピペして、もう書き始めていた。どんどん削って、ちょびちょび書き直す。

さて、これを先へ進めるかは分からないけどね。

──悩みつつ、強烈に思ったこと──
【冒頭だけ変えたって、物語の本質は変わらない。
 逆に言うと、物語の本質を変えずに冒頭を修正することなんか、簡単なんじゃないのか!?】

まだ読み始めていないあなた。
もしかすると、もう二、三日待った方がいいかも知れませんよ……。

ってことで、じゃあまた明晩!

時代は《201円》か!?

はい、もうお分かりですね。
久々に楽天KOBOさんの話題です。
楽天KOBOで出版しているあなた、今すぐ価格を201円に改定しましょ!

もともとは山田佳江さんの呟きで知ったこの効果。本当に効果てきめんです。楽天KOBOの余った200円クーポンを一番使いやすいのが201円だということなのですが、実は僕、楽天KOBOで買い物をしたことがなく、詳しいことは全然分からないのですが……。
何とも不実なユーザーです。済みません。

1月の後半に拙著『光を纏う女』を201円に改訂し、早速その月のうちに2冊売れました。それまではゼロだったのに!
これで驚いてはいけません。この記事を書いている時点で、もう売上げ冊数が2桁@月を超えています。収入は昨年1年間分を1ヶ月で超えてしまいました(振り込みは年1回ですが)。あ、去年はそんなに少なかったの? という突っ込みはなしです。本当、悲しいほど売れていませんでしたからね──。
これはもう、201円効果以外の何ものでもないでしょう。

もちろん、元が200円設定で1円しか変わりませんし、作品は面白いですよ、ね?
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丁度いい長さの作品を楽天で販売している皆さん、どうですか?
201円にしてみませんか?

じゃ、また明晩!