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ルビ、どうしてる?

本日の記事は昨日の続きです。
昨日の記事はちょっと文字数が増えてしまったので、「自分だったらこのくらいまでしか読まないかも」というあたりで切りましたw。

さて、ルビについて、いま一つどうしようかなあと考えているのが、Furi『振り仮名』サイトを利用するかどうか。
このサイト、日本独立作家同盟の鷹野理事長が教えてくださったもの。テキストファイルをアップロードするか、テキストボックスにペーストすると、自動的にルビ付きのHTMLファイルを生成してくれる優れものなんです。

こんな、超シンプルなページです。
こんな、超シンプルなページです。

シンプルなページながら、機能はちゃんと備わっています。
見ての通り、書き出す形式は「BCCKS」「HTML5」「でんでんマークダウン」の3種。
そして、開くひらがなのレベルも選べるのです。

総ルビなら小学1年生向けですね!
総ルビなら小学1年生向けですね!

僕もちょこっとテストをしてみたのですが、振り間違いもほぼなく、手で振ったものと遜色のないルビが振られました。
僕の場合は総ルビということもあり、文章量が多いとエラーが出てしまいます。いろいろ試したところ、1話分(1,000〜1,200字くらい)なら問題なく変換できます。

今までかなりルビ振りには苦しんできたので、これは本当に福音。
でもね、僕のワークフローにはちょっとはまらなさそうなんですよね。この方法だと。

愛用のエディタHagoromoでは、執筆時にルビや圏点を振りながら、縦中横や行の下揃えなども全部最終形のepubと同じ形で盛り込めます。

Hagoromoからepubを書き出すと、ほぼそのままの形で販売できるepubが出来上がるのですよね。僕の場合はそこにちょこちょこ手を入れるのですが、一度HTMLに書き出してしまったものを再びHagoromo形式に戻すことは出来ませんから、後々のepub編集が逆に辛くなってしまいそうなのですよね……。

『振り仮名』サイトにはルビ機能しかありませんから、縦中横や圏点、他の書式は後から手作業でやらざるを得なくなります。もちろん、cssも自分で手編集し直さないといけないでしょうし。
う〜む。

それでも、ルビが自動で付くのは非常に魅力的ですよね〜。

さて、まだ連載をいつから開始するのかも決めていない状況ですから、もう少し悩もうかと思います。いいやり方が見つかるかもしれないですし。

WEBページに載せるものに振るルビならばっちりですから、ご存知なかった方はお試しになってはどうでしょう?

最後に、『魔女と王様』第一話の前半部分をFuriで変換したものをお見せします。

まずは、ページのキャプチャから。

HTMLのタグを見慣れていないとびっくりするかも。
HTMLのタグを見慣れていないとびっくりするかも。

 

こんな風に、変換結果が直接ページ上に表示されますが、慌てなくて大丈夫。例えばブログ上に掲載するのであれば、この文字すべてをテキストエディタにコピペするだけでオッケーです。

独立したHTML書類にするのであれば、HTML書類であることの宣言や各種のタグが必要になりますが、皆さんの使っているワープロやエディタに、HTMLの書き出し機能はありますよね?
あれば大丈夫。適当な短い文章をHTMLで書き出しておいて、<body>タグから</body>までの中身をそっくり入れ替えてしまえば良いんです。

では、この文字をこのブログのエディタに「そのまま」貼り付けてみますね!


1 (ぎん)(きつね)

「そら()けー、ほれ()けー!」

ほんとうは(ちい)さい(こえ)でしたけれど、ニーダマは愛馬(あいば)パカラの(みみ)(くち)(ちか)づけて()いながら、かかとで(はら)()りました。あの、(うつく)しい(ぎん)(きつね)が、(いま)まさにニーダマの()(まえ)姿(すがた)(あらわ)したのです。これは、興奮(こうふん)しないわけにはいきません。

ニーダマは一瞬(いっしゅん)たりとも()(はな)さないようにしながら、(こし)にゆわいた弓矢(ゆみや)(うし)()にまさぐりました。すると突然(とつぜん)、パカラの(あし)()(しろ)(こおり)(うえ)(すべ)り、キラキラと(ひか)(こおり)(きり)()()げました。そうです、夢中(むちゅう)でパカラを(はし)らせているうちに、いつの()にやらニーダマは(こお)った(みずうみ)(はい)ってしまっていたのです。

ニーダマは、ふと背後(はいご)()(かえ)ります。(しろ)(けむ)視界(しかい)()こうには、(いろ)とりどりの(はる)(はな)()(みだ)れていました。

(ぎん)(きつね)(あし)()め、こちらに(かお)()けました。そして、(くび)をちょっと()ってコーンとひと(こと)()くと、(こおり)(うえ)悠々(ゆうゆう)(ある)()しました。

「おのれ、(きつね)め! おれ(さま)馬鹿(ばか)にするなよ」

ニーダマはパカラの(はら)を、(ちから)いっぱい()()げます。びっくりしたパカラは、ヒヒーンといななくと(はし)()しました。


どうです、ばっちりでしょう?
みなさんも是非、チャレンジしてみてくださいね!

じゃ、また明晩!

epubの中身を編集するときは?

これまで、epubの中身を編集するときはEtre Zip(MacOSの場合)が良いとお勧めしてきた。でも、最近は考え方が変わっているのでその辺りのことを書いておかなくちゃと。

以前の考え方はこう。

・epubは無圧縮のzipパッケージだから、圧縮解凍のソフトを使うより、解凍しないで中身を直接いじれた方が便利。

それが、こう変わってきた。

・中身をいじれば多かれ少なかれエラーが発生してしまうことが多い。その場合はすぐに気がついて直さないと、後で取り返しがつかなくなる。だから、ちょっと編集する度にepub Validationを掛けたほうがいい。
だから、結局のところは「中身」と「epub」ファイルの履歴を追いやすいように、「展開・編集・再epub化」の工程を毎回踏んだほうが間違いが減る。

そこで、最近は愛用しているのがこれ。
epub packager(MacOS向け)」

Windows向けではePubPackというフリーでオープンソースのソフトがある。僕は使ったことがないし、ご利用は自己責任にて(評価は高いようですよ)。でも、展開のほうの機能が見当たらないかな? もしかすると、普通の圧縮展開ソフトのほうが便利だったりするかもしれない(epubのパッケージは無圧縮のzipで、拡張子が異なるだけだったかと。無圧縮でパッケージ化するzip関連のソフトはいくつかあるようだし)

で、このepub packagerの優れたポイントは、epubを再パッケージする度、自動的にepub Validationを掛けてくれること。エラーが出なければそのまま編集を続ければ良いし、エラーになったら「Epub Validator」のサイトで詳細をチェックし、エラー箇所を特定して修正する。
エラーが消えてから、次の修正ポイントへ。
という流れだ。

展開するにはepubファイルをこの画面にドロップするだけ。再パッケージするにはフォルダをドロップするだけ。の簡単仕様。

 

以前のやり方だと、納得するまで手を入れ、まとめてepubチェック。epubファイルを「Epub Validator」のサイトにアップするのも少々時間が掛かったりするから、あまり頻繁にはやっていられない。

だから、そこで吐き出されるエラーはいつも、膨大な量だった。
そのエラーを1つずつ潰すのもまたマゾヒスティックな楽しみだったりして……いやいや、そんなことはない。
単なる苦しみだった。
その分、「Epub Validator」上でCongratulations!(この記事のトップにある画像!)が表示されるとすごく嬉しかったりしたのだけれど。
もちろん、単なるpタグの閉じ忘れたった1つが何百ものエラーを生むことも多い。⇒そういうエラーは1つ直すと一気に消える。それはそれで快感……笑。

最近はね、もうepub packagerの「OK」表示をけっこう信頼している。これでOKが出ていれば、まず「Epub Validator」からエラーが返ってくることはない。ただし、ここで使用されているEpubCheckのバージョンは少しだけ古いから盲目に信じるわけにもいかない。最終的には「Epub Validator」でチェックすることが必須なので、これはお忘れなく。

さて、今日はこんな感じかな。

もしかして、誰かの役に立てたりするかも?

BCCKSに挑戦したけど──

いやあ、選んだ本が悪かった。別に、BCCKSさんのせいじゃない、とも思うけど、まあ編集しづらいのは確かだな。

ということで、今日の愚痴ツイートを並べてみよう。

まずは順調に開始!

サクッと公開完了。
──が。


(注:リンク先に本はありません……)

こんなことが起こり。

徐々に暗い気持ちになっていく淡波……。

その暗さが行き場のない憤りに変わり──、

ちょっと反省。


そうそう、データはちゃんと保存されていた。でも分かりづらいよね。

引き続き挑戦しつつも、《HTMLなどのタグを知らなくてもブログ感覚で簡単に編集できる!》というコンセプトに足を掬われる。
何とか自分なりのやり方が見つけられそうになってはきたが、何しろ全て手作業でやり直す必要が生じてしまった。cssで字下げしたり、文の途中で中央揃えにしたり、訳注リンクを埋めている部分など、全てが失われてしまう。
ようするに全文を見直す必要があり、これはちょこっと隙間時間にできるような作業では全然なくなった。

うーむ。

残念ながら、『孤独の王』については当分BCCKSには載せられないなあ。
今度、短編で挑戦してみよう。

そんな、今日の淡波状況──。

ではまた明日!

電書ちゃんの10月20日を、僕も予想してみた!

はっきり言って、自信ありです。
(もちろん、外れても知らんぷり前提ですがね)

ろすさんは何かプログラムを組んでいるらしい──
と来れば、もうこれしかないでしょう。

でんでんコンバーターのアプリ化。
名称はベタで《でんでんコンバーター2》。でんでんコンバーターXでもいいよ(笑)
では早速、予想機能を上げてみましょ。

・WEBアプリケーション
 HTML上で動作するから、当然、全OS対応。
・プレーンテキストを入力し、画面上で簡単マークアップ。
 縦書き、ルビ付き、圏点付き、文字サイズ制御あり(強調や段落タイトル用)
 →理想的にはプレーンテキストのマークアップじゃなくて、RTF入力出来ると凄いんだけど。
・EPUB3書き出しが標準だけど、そのまんま.mobi出力も出来る
・表紙や挿し絵も指定できる
・奥付ページは別のCSSを適用できる
・改ページ対応、目次自動生成

きっと、こういうすんごい理想的な変換環境が、今まさに生み出されようとしているのだ。と、勝手に想像してニヤついている。
(きっと、もっとすんごいのだろうな。僕の想像を遥かに超えて!)
あ、あくまでも僕個人の《想像》ですよ、誰かにプレッシャーを与えるつもりなんて、全然ありません。全然。

「あんたたち、もう上手くEPUB作れないとか言わせないわよ!」
「だから言ったじゃない、あたしのでんでんコンバーター2を使いなさいって!」

そうやって呟きまくる電書ちゃんの姿が想像できて楽しい。

あとね、こういうのがあってもいいな。

・ユーザー起因のepubエラーがたくさん検出されると、電書ちゃんに怒られる
・簡単な記述ルールミスがあると、電書ちゃんに怒られる
 (読点の連続とか、字下げの抜けとか、三点リーダーや「──」の表記ミスとか)

この時に怒りに出てくるぷんすか電書ちゃんが、ちょこまか動き回ったりするとうざい楽しいだろうなあ──

どうでしょうか、ね?

【お知らせ】と、フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん 第八話

さてさて、昨夜間違えて二話分を公開してしまったので、急遽今日の分を追加で書くはめになってしまった間抜け全開の淡波でございます。

では、まずはお知らせを。

Twitter上で、「BiB/iが表示できない人はいますか?」 と質問した結果、複数の人からちゃんと表示されないというお答えをいただきました。せっかく見に来てくださったのに読めないのはたいへん申し訳ありませんので、PDF版を用意しました。
(これまでの全話をPDF化しましたよ! お待たせしました)

あ、ここから先は、Macじゃない人は読み飛ばしてくださいね〜。

昨夜の僕のパニックをTwitterで見てくださった方はご存知のことですが、そのPDF版を作ろうとしたとき、実は『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』のデータを第一、二話分だけ残して全部消してしまったのです。僕の使っているエディターHagoromoはとても素晴らしいアプリなのですが、突然クラッシュしたときに直前の状態で自動保存してくれる機能が仇となってしまいました。
第一、二話をPDFに書き出すため、それ以外を全て一時的に消去して……途端にクラッシュ。めったにクラッシュしないアプリなのですが、ファイルを再度開くとものの見事にデータが上書きされていました。青くなること丸一日。

ところがです!

この記事を書いている最中に、その自動保存を止める機能はないかといろいろHagoromoのメニューを調べていたら、見つけちゃったんです。
こんなの。

これがHagoromo内Time Machineとも言うべきバージョン管理機能だッ!
これがアプリ内Time Machineとも言うべきバージョン管理機能だッ!

 

これを選択すると……
なんと、これまでに保存したバージョンを全て辿れるのです。これ、初めはHagoromoの機能だと思っていたのですが、MacOSの機能なのですね。いやあ、おみそれしやした。さすがMacだわ。上書きしちゃってもずーっと辿れるなんて。
(いやいや、Macだけがすごいわけじゃないぞ。実はWindowsにも同じような機能はあるんでした……。最近のパソコンはすごい、というだけの何とも言えないオチですわ)

表示はまさにTime Machine !
表示はまさにTime Machine !

 

と、いうことでですね、データは完全復活、連載の危機にはストップが掛かったというわけです。いやあ〜、めでたしめでたし。

Hagoromoをお使いの皆さん、突然のクラッシュにビビる必要はありませんよ。困ったときは、MacOSのバージョン管理機能です!

はい。
では、そろそろ行きましょうか、『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』第八話、はじまりはじまり〜!
Amazon Kindle Storeでの発売のため、連載データの掲載は終了しました。こちらは第七話までの試し読みとなります。

『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』試し読み

楽しんでいただけましたでしょうか?

明晩もお待ちしていますね!

この記事がいつか、誰かの役に立ちますように!

という決まり文句の後にはコレ。

BiB/i表示に不具合があるかたは、こちらのPDF版をどうぞ!
『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』試し読み

出版物の基本ルールってやつ

『さよなら、ロボット』無料化のために、Amazonのmobiフォーマットでは許されて、一般的なEPUBでは表示できないタグを修正する作業をしているんだけど、その中でいろいろと気付いてしまった。以前の作品とは言え、ちょっと基本ができていないことにびっくりしてしまったんだな。
どこまでがルールで、どこまでが作家の自由に委ねられる部分かの判断は難しいけど、明らかに現在の書籍(小説作品)に求められる基本を外れていたものがあった。それも含めていま、修正を行なっているところだ。

 

■ルールその1:《」》と《。」》

これは以前もどこかで書いたけど、基本中の基本とも言える書きあらわし方。もちろん、プロの純文学作品などでは平気で破っているものがあるし、それはオッケーなんだけど、それを素人作家がやると、「判ってない!」と言われてお終い。
気を付けなきゃいけないポイントなんだよね。

・カギ括弧を使うとき、閉じに句点を付けてはならない。

そう、これはそもそも教科書の基準に合致していないんだよね。小学生の時は、「○○でした。」って書くように指導されたし、作文もそうだった。
これは、まあ言ってしまえば商業小説のルール。だから僕も、最初は全然知らなかった。きっと、紙やインクが貴重だった頃、それに活字拾いが大変だった頃、少しでも手間やコストを下げるために考えられたんじゃないのかと、僕は想像している。《句点がなくともカギ括弧閉じがあることで、明らかに会話の終了が理解できるから不要》と、どこかで読んだ記憶がある。
僕の最初の小説である『壁色のパステル』を読んだ娘が、『カギ括弧の終わりに丸が付いてるよ』と言ったのが発端。妻もその言葉を理解できなくて、本棚の本を片っ端から引っ張り出して、会話文を見たんだ。それでびっくり、カギ括弧閉じの直前に、句点はない。一切ない。
それで、大急ぎで修正したんだ。初版を読んでくれた方は気付いたかもしれないな。
詳しいじゃないか、娘よ!
(彼女はすごい読書家で、一日3〜4冊を平気で読破していた。今は受験などもあってあまり読まなくなったけど、きっといつか小説を書く日が来るのではないかと密かに期待している)

で、この間違いがね、第二作の『さよなら、ロボット』にも残っていたというわけ。ヘイ、なんてこった!

 

■ルールその2:《…》と《……》

ご存知、三点リーダというやつ。これも、基本ルールとして《二連続にしなければいかん》ということは知らなかった。いつ知ったのかも覚えていないけど、『孤独の王』以降は大丈夫じゃないかと思う(自信なし)。
もちろん、英字のピリオドを六回打つのはNGだし、コロンを倒して続けるのもダメだ。
これも、現在修正中。

 

■ルールその3:《――》と《──》

これはね、結構難しい。例えばMacの《ことえり》や《かわせみ》では、長音の変換で出てこないから。候補がこれだけ出るのに、文字の間に空間が入らない《──》を出すにはどうやったらいいのか、ずっと分からなかった。

この記号の候補はこんなにある!
この記号の候補はこんなにある!

 

ところで一方、インディーズ小説の電子雑誌である『群雛』の八月号に初めて短編小説を寄稿したのだけれど、そのときに読んだ表現統一ルール(BCCS準拠)に、この《──》の記述方法が記載されていたんだ。そこで初めて、この使い方を知ったというわけ。実際、どうやってこの記号を出したら良いのか分からなかったので、そのルールからコピペして使い回しているんだな。なんだか、原始人が火を絶やさないように木切れを燃やし続けているみたいでしょ?
《7/19追記:よいこのみんなは辞書登録しようね〜》

 

今、直しているのはこの三つ。

ちなみに、文頭に書いた《Amazonのmobiフォーマットでは許されて、一般的なEPUBでは表示できないタグ》というのは、ブロック引用で枠囲みをするもの。Kindle上では意図したように枠囲みで表示されるのだけど、EPUBではそもそもエラーメッセージが出て、Blockquoteタグから先は何も表示されないんだな。だから、どうやったら引用の雰囲気を出せるかどうか、いろいろとEPUBの表示を調べてみた。
《7/19追記:鷹野凌さんからご指摘いただきました! BlockquoteタグはEPUBでもオッケー。そう、僕のはxhtml内のタグではなく、CSSの記述の問題だったようです(そもそもタグの使い方自体もEPUBルールに従ってなかったりする……よくmobiで成立していたよな〜汗)。EPUBは複雑で奥が深い。いずれにせよ、枠囲みの引用表現は無理なようなので、以下の記述はイキ、ということで。》

そこで、ヘリベマルヲ氏の『Pの刺激』が参考になった。ある未完の小説の断片が、紙片に印刷されて街中に張られていたり、WEBに載ってたりするのだけど、その小説の断片に書かれた内容の見せ方が、ちょうど、僕の求めていたものに近かったのだ。

段落全体を字下げして、級数(文字サイズ)を若干縮小することで、引用の表現をしていた。これなら、基本的なタグで実現できるし、それを利用することにしたんだ。で、もう一ひねり欲しかったので、少しだけ文字色を明るくしてみている。Eインク端末でどれだけ再現できるかは分からないけど、例えばKIndle Paperwhiteの初期型でもグレースケールは16階調表示できるのだから、きっと90%グレーならそれっぽく表示されるのではないかと思って、これから実験に入るところ。結果はまた、ここに書こうと思っている。

現在のところ、明らかに間違っていると思われるルール上の間違いは上述の三点だけど、まだ出てくるかもしれないな。ひらがなに開くべきところを漢字で書いてしまっていたり、初出の人物名にルビを振っていなかったり、は、ご愛嬌。いずれまた、手を入れるかもしれないけどね……。

 

さて、この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

ePub編集:解は一つじゃないよね

ヘリベマルヲさんから紹介された《Macでは一番便利なePubの圧縮解凍ツール》ePub zip/unzipを使ってみた。
(どうでもいいけど、『ポンコツ日記』というタイトルに対してhtmlのファイル名がlemon.htmlというところがかわいい)

まず、ソフトのダウンロード。ググったところ、どうも公式っぽいページがみつからない。とりあえず、検索トップがこちら
これは、Ver2.1.1で検索して出て来たページ。Verを入れたのは、実はここまでにちょっと寄り道したから。公式っぽいページが見つからないので、どのバージョンが最新なのかわかりづらく、最初はVer2.0.1をダウンロードした。でも、DLページ内にはVer.2.1.1があると書いてある。しかし、どうにも2.1.1が見つからない。仕方なく2.0.1を使ってみたが、便利である。せっかくだからなんとかVer.2.1.1を入手しようと再度ググって出たのが冒頭のページ。ところが、その中にはもっと新しいVer.3.0のDLリンクがあった。そこで、これをDL。Ver.2.0.1と同じ使い勝手だが、普通のePubをiBooksのePubを解凍したものにも出来るらしい。ちょっとわけわからんけど。早速それも試してみると、エラーが出る。が、解凍はされている。ePubフォルダ内にOEBPSフォルダを含まないと、エラーが出るらしい(Hagoromoから書き出したePubにはOEBPSフォルダはなく、OPSになる)。
あ〜、誰も読まない記事だなあ。

では、本題。
これと、僕が愛用しているEtreZipを簡単に比較してみる。EtreZipの公式ページは英語(作者はフランス人らしい:公式ページのアイコンがアライグマで可愛い)だけど、Mac App Storeで扱っているからアプリ管理は比較的安心かな。

■ePub zip/unzip:

・任意の場所に解凍したフォルダを作ってくれる
→元のePubファイルはそのまま残る
・ePubに戻したいときは再度アプリにドラッグしてePubに戻す
→元のePubを上書きしたくなければ、ファイル名を変更する
・ePub専用だから、安心感がある

EtreZip

・ePubをドライブとしてそのままマウントしてくれる
→元のファイルをそのままいじれる
・ePubに戻したいときは、アンマウントするだけ

どちらも同じように便利。甲乙つける必要もなかったので、これは完全に好みかな。ちなみにEtreZipの場合、解凍したフォルダが独立したドライブとして認識されるので、任意のフォルダに中身のファイルをドラッグすると、移動ではなくコピーされる。元データの構造を壊すことがなく、外にデータを持っていけるし、ePub内のファイルを直接エディタで開いて上書きできるので、僕にとってはこっちが便利かな。バージョン管理が苦手なので、無駄にバージョンを増やさずに済む。でも、失敗すると戻れない。だから、バックアップの必要もあるかも。
ePub zip/unzipなら解凍されたフォルダは元のファイルとは別で存在するので、再ePub化のときに気を付ければ元のファイルを上書きする心配はない。

ね。

でも、もっと便利な解もあるかもしれない。

それから最後に一つ注意事項。どちらのソフトウエアも、利用は自己責任だ。ファイル自体を改変するタイプのソフトは、予期せぬエラーでファイルを破壊してしまうこともあり得る。
だから、やっぱりどんな場合もバックアップは必須。と申し添えておこう。

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

ただいまBiB/iを学び中!

最近BiB/iの作者である松島智(さとる)さんとTwitterでお知り合いになったこともあり、作品ページ上に試し読みePubをBiB/iで埋込もうと学び始めた。
以前からでんでんランディングページではお世話になっていたけど、あれは用意されたとおりにePubを突っ込むだけだったから、BiB/iの神髄に触れてはいなかった。
今回改めて自分で触ってみると、すごく便利! さくさくだし、表示が美しい。

ちなみに、BiB/iのWEBサイトもとっても美しいです。さすが! という感じ。

《学ぶ》といっても使い方はとっても簡単。

1.サイトからBiB/iをダウンロードして解凍
2.自分のサイトにBiB/i用のディレクトリを作る
3.そこにBiBフォルダをアップロード

WEBブラウザでそのディレクトリを開くと、BiB/iのビューアがいきなり立ち上がる。すっげえ!
まだ、それではブラウザ上で自分が持ってるePubを《ドラッグ&ドロップで》見られるだけなので、次へ進む。

4.BiBフォルダ内にあるbookshelfフォルダに、自分のePubを展開したフォルダをアップロード

ここがちょっと難しいかもしれない。ePubを展開したことのない人にとってはびっくりすることなんだけど、実は、ePubファイルってのは《ちょっと特殊な方法でzip圧縮したファイル群》。拡張子のepubをzipに打ち替えると、それだけでzipファイルになる。それを解凍すると、中に格納されたファイル群が現われるのだ。とは言っても、逆は出来ないので油断しないように。素人が構造を真似したフォルダをzip圧縮して、その拡張子をepubに変えてもepub書類には出来ないし、いったん解凍してしまったepubを再びepubに戻すには、《圧縮しないでzip化》しなければならないのだ。コマンドラインを使ったりしてね(そして僕は素人なので、どうやれば出来るかを解説することは出来ない)。

さてこのzipファイル、Macの人は要注意だ。OSデフォルトの圧縮解凍機能ではこのちょっと特殊なzipは解凍できない。ダブルクリックすると、さらに別形式へと圧縮されてしまうのだ。僕の場合はALZipで解凍することが多いけど、以前紹介したEtreZipで《圧縮されたままのファイルをドライブとしてマウントし》、全体を新しいフォルダにコピペしてもいい。ALZipの場合はインストール時に余計なアプリをインストールしようとするので、パンパンOKを押していくと迷惑なソフトがいっぱい入ってしまう可能性がある。ここに注意すればとても便利なソフトなので、これは好みでどうぞ、といったところ。

こうして何らかの方法でePubファイルを展開したフォルダを用意したら、それで準備OK。あとはBiB/iのマニュアル(このページ)に従って作ったディレクトリにアップロードして、そこへのリンクをHTMLに埋込めばいいのだ。

ePubをそのままHTMLに埋め込めるBiB/iの利点は大きい。Amazonさんのサンプルと違い、今自分がいるWebページを離れずにその場で読める。僕自身もそうなんだけど、試し読みのデータをダウンロードするという、たったワン・アクションが、試し読みから遠ざけてしまうと思うのだ。
端末にサンプル本が溜まっていくのも美しくない。かといって、いちいち端末の書棚をメンテするのも面倒だしね。
BiB/iで気軽に立ち読みして、気に入ればストアに行って本編を購入という流れがスマートなんじゃないかなと思う。

作者にとっても大きな利点がある。全体の文章量に対する比率で自動的に試し読みページ数が決まるのでなく、《ここまで読ませたい》という部分で任意に切れるのだから。

最後に、

『奇想短編集 そののちの世界』で一番人気の『段ボール箱の中の人形』(無料!)の試し読みePubをこちらに用意したので、ぜひ覗いてみて欲しいな。

『奇想短編集 そののちの世界6 段ボール箱の中の人形』

 

ええ〜、ここで終わりかい?

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何しろ無料なんだから。さあ、Amazon Kindle Store (もしくは楽天電子書籍ストアでもオッケー)にGo !

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

(埋込まれた表紙画像のサイズが変なのは、これからの課題です……)
内部埋込みの表紙画像は削除し、タイトル文字としました。