《ふたり》の珍客

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久し振りにちょっと天気が良くなって、庭に出た。
見慣れないエキゾチックな花が、庭の片隅に咲いていた。

雑草取りをしていると、
「もしかしたらこれは、きれいな花が咲く植物なのではないか?」
そう、思うことがある。

園芸植物には、野草にはない自己主張を感じることがある。

そうやって時おり、
自己主張を感じた見知らぬ植物を抜かないで、その行く末を見守ることがある。

でも大抵それは僕の思い違いで、美しい偶然がやって来ることなどそうそうない。

今年の夏は天気の悪い日が多くて、そうでない時は堪らなく暑くて、
どちらでもない時は忙しかったりして、庭の世話はなおざりになりがちだった。

そして見つけたこの珍客。
ちゃんと雑草取りをしていたら、ひょっとして抜いてしまったかもしれない。

美しい偶然は、そうしてやって来る。

早速パシャパシャと写真を撮る。
大きな花ではないから、愛用の接写レンズを使ってアップにする。
肉眼では感じられなかった色気が、写真から溢れてくる。

山野草のたぐい、蘭の一種かな?
そう思ってネットを検索。ヒットしない。
検索することしばし、蘭ではなくユリの一種だった。

タイワンホトトギスという名前で、山野草ではなく園芸種。
ホトトギス自体は日本に自生しているが、これは園芸植物がこぼれ種で出てきたのだろう。
ん?
ユリって球根植物だよな……。

花が咲くのだから、種もできるかもしれないと思いつつ、それ以上は調べない。
何となく、それはそれでいい。
何かの偶然が重なって、我が家にやって来た珍客。

球根が残れば、きっと来年も咲くだろう。
僕の庭がまた、少しだけ賑やかになった。

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そしてこれが、もうひとりの珍客。

まあ、蜂なんてちっとも珍しくないけどね。
僕が写真を撮っている時にたまたま花に飛んできてくれて、
気前よく写真に納まってくれた。

可愛らしい、かっこいい、珍客。

じゃ、また明晩!

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