『魔女と王様』連載を終えて

こんばんは!

『魔女と王様』の物語を長い間ご愛読くださいまして、本当に本当にありがとうございました。

2015年の8月25日に連載開始しました『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』から、実に1年半が経過してしまいました。思えば遠くまで来たものです。
連載小説なんていうハイペースのものが自分に務まるのだろうかと不安を抱えながら執筆半ばでスタートし、なんとか終えたのもつかの間、すぐに『ルルルとリリリ』の構想が膨らんでしまって苦笑いしたのも懐かしい思い出です。

更に『ルルルとリリリ』は92話もある全話に挿し絵をいれるという暴挙も思いついてしまいましたが、かなりの時間を割いてなんとかやり切ることが出来ました。
手描きの挿し絵を描くのはとても楽しく、多くの方に喜んでいただけたのがたいへん嬉しかったものです。

当初は一つの物語だけだったものの世界観が広がり、全体で三部作という大きな大きな物語となりましたが、逆にシリーズタイトルは『とっても小さな九つの国』という可愛らしいものになりました。

九つの国はそれぞれが村の規模程度の大きさで、ちょっと頑張れば歩いて行き来出来る関係です。
読者の皆さまは、九つの国の名前を全部覚えられましたでしょうか。
作者自身も、「あれ、もう一つはなんだっけ?」とよくなりますが(笑

さて、ついに完結しました『とっても小さな九つの国』シリーズですが、実は書き残したエピソードがあります。

それは、ローズンの娘ルメイアが育ち、やがてルルルとリリリの二人に繋がってゆく物語です。でも、それは読者さまの想像にお任せすることにして、僕自身はここでいったん筆を置くことにします。

これからはまず、この『魔女と王様』を電子書籍としての形にするため、挿し絵を準備しようと思っています。
本当は連載を行ないながら徐々に描きためようと思っていたのですよ、『ルルルとリリリ』のときのように後から大変な思いをしないように、少しずつ少しずつ……。
残念ながらそれも夢と終わってしまったので、また時間を掛けて描いてみます。
『ルルルとリリリ』のように全話に入れるか、『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』のようにところどころに入れるかは、もう一度通して読み直し、イメージを膨らませながら考えることにします。

ゴールデンウィークの頃には出版のお知らせを出来ると良いのですが……。

また、進捗をお知らせしますね。

それではまた!!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *