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で、結局《アレ》には送ったの?

と、その前に、言っとかなきゃならないことがあった。9月30日を最後に大幅値上げすると言っていた淡波有料本ですが、諸般の事情で数日延びてます!(本業が忙しくて時間が取れなかっただけですが……)

で、ストアの更新作業をするのは明日の昼頃になりそうだから、早くて10月3日の夕方くらいでしょうか、新価格になるのは。
10月から値上げしますよっていう告知をディジィーさんがブログで紹介してくださったりツイートしてくださったお蔭さまで、9月29日、30日の二日間は、今までにないほど売上げがあったんです──と、言っても一桁──が、10月に入ってからがくりと落ちて……(あれ、やっぱりこういう話をするときはですます調でないと違和感ある)。

まだ、もう少しの間は現状の価格ですからね、このページの右側に並んだ著作にもし気になった本があれば、無料本からちょこっと読んでみてはいかがでしょ。で、新価格になる前に有料本を読んでね、というお誘いだったりして。
(その日のうちに両方に手を伸ばしてね、という強引さも、時には必要なのだ)

では、次の話題、メインの話題に行きましょ。
《アレ》の結論はと言うと、もっちろん送ったのだ。星新一賞。
何とか3,200字あまりを削って書き終わった後、校正しながら読み直してたんだけど、文字数がいったん規定以下になると、それから先の修正はそれほど辛くないということが分かった。

これはちょっとした収穫だったかな。いつもは文字数を気にしないから、こういう制約も悪くない、ってね。
ちょっと書き足してはちょっと削る、の繰り返しで、徐々にバランスをもう一回整え直すことができたのだ。

まあ、美味しいところはかなり削ってしまったけど、それはそれ、そもそもあの文字数の短編に盛り込むには無理のあるエピソードなんだからと思って割り切ることにしたら、気が楽にもなったりして。

作品に自信の程は?
あ〜、ないない。全然ない。下読みは通るかな、せめて。というくらい。
そこそこ理系で、アイデアは悪くないとは思ってるけど、まあ、使い古されたネタだし、ちょこっとだけ視点が新しくて、ITっぽい概念を作ってみたりしたくらいかな。つまらなくはないと思うけど、《賞》って言うとね……。
うーん、普通に短編集に入れて、面白いとは思ってもらえそうかなというレベル。
「99円ならぜ〜んぜん損はないぜ、むしろすげーおトク!」って感じ。
読んでくれた人が面白がってくれたらいいなあと思いつつ。

とまあ、そんな感じです。
前回の記事を読んだ人は、当然出したでしょ、と思ったでしょうしね、わざわざブログで記事を立てるほどのことでもなかったなあ。

ところでところで、公募と関連してちょっと書いておきたいことが一つ出て来たんですよ。最近の公募って……、

はい。時間切れ。

では、続きは明日!

(ますます盛り上がる『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』もよろしくねッ!)

ワードプロセッサー

執筆用に使っているソフトウエアについて。直近の『孤独の王』まで、ずっとEG Word Pureでした。MacOS8の頃から16年間も使用してきました。何といってもEG Bridgeの変換効率は最高で、これはEG Word Pure購入の更に前、Macを使い始めた1990年(!)から追随するものがないほど。

EG Bridgeは同じメーカーのEG Wordとはとても相性がよく、全ての文章はこの組み合わせでずっと書いていました。ただ、EG Wordを開発していたエルゴソフトが2009年には解散してしまったので、私のPureはRosettaアプリ対応のOSX上、つまりSnow Leopardまでしか動きません。

昨年暮れに新しいMacBook Proを購入し、OSはMavericksに。いよいよ、執筆のための環境を大きく変える必要が生じたのですが、EG Wordで書いた文書のファイルは他のソフトと全く互換性がありません。これまでの小説や詩、取っておきたい文章など、pdfに書き出して保存しましたが、もしこれらにまた手を入れたいと思ったら、大変ですね。

そこで、置き換えるワードプロセッサの条件は?

・縦書きでサクサク動く

・シンプルで余計な機能がない

かわせみ(EG Bridgeのエンジンを後継している変換ソフトがあるのです)が使える

Kindle形式に変換しやすい

・文書に互換性がある

と、こんなところでしょうか。

縦書きワープロについて色々と調べましたが…ないんですね、Mac用の縦書きワープロって!

最終的に選んだのが、以前からフリー版を使用していたiTextのプロ版、iText Pro9です。名前にちょっと古臭さがありますね。何でもかんでも頭に「i」を付ければいい、という時代の生まれなんです、これが…。最新版のアップデートが2011年、Snow Leopardへの対応がどーんと謳われている、など、ちょっと不安もありましたが。

でもこのiText Proはいわゆるワープロではなく、エディタなんです。だからファイル形式も独自のものではなく、txtかrtf。rtfならルビも傍点も打てますし、フォントサイズや他の書式も設定できる。エディタだから置換機能や動作性に優れている、という利点があります。もしもiText Proが新しいMac OSXに対応しなくなっても、ファイル形式がrtfだからどんなワープロにでも持って行けます。これも利点ですね。そして、圧倒的な軽さ。瞬時に起動し、どんどん入力しても全くストレスがありません。かわせみもEG Bridgeゆずりで、何行も一遍に入力してから変換しても、誤変換が少ないのです。

先ほど、改めてiText Proのウェブを見ていて発見したことがあります。なんと、EG Wordと文書の互換性があって、画面同士のドラッグ&ドロップで書式付きの文書を行き来できるそうです。これは、試してみる価値がありますね、古いMacBookを起動して!