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お知らせ0703

ども、皆さま。
とうとう最近はBlenderの記事しか公開していない《作家の》淡波でございます。

でもね、6/30に新著を出しましたのです。しかも、これまで書いたことのない新ジャンル。ナンセンス・ユーモア小説集です。

Amazonさんでの紹介文は、下記のように書かせて頂きました。

初のナンセンス系ユーモア短編作品集、登場です。

・収録作品(掲載順)

『南京錠の夜と昼』
 ──ある飲み過ぎた夜、俺は、犬のフンのようにあちこちに落ちている色とりどりの南京錠を見つけた。どいつもこいつも開いていて、まるで「拾って閉めてくれ」と言わんばかりだった。
 俺はちょっとばかりデザインが気に入った南京錠のひとつを拾い上げ、視線の向こうにあった開けっ放しの門扉を、きっちりと……閉めた。
 そして──。

『ボタン王』
〈夢はボタン王。私はなる、ゼッタイ!〉
スポーツとしてのボタン掛けがこれほどの注目を浴びるようになったのは、ここわずか八ヶ月ほどのことに過ぎない。マイナースポーツ史を紐解くまでもなく、この痛快で高度なスポーツの発祥が明治維新にまで遡ることは説明の必要もないだろう──。
今人気の美少女カケラー、牡丹野舞(ぼたんのまい)ちゃんの努力と根性に溢れた大活躍を描く、スポーツ・ナンセンス巨篇!

『ペーパー狂時代』
「ねえタケオ、誰でも教祖になれるって、本当なんだね」
藪から棒にお袋が言った。
お袋が世界平和を願うあまり立ち上げたのは、なんとトイレットペーパーをご本尊とする新興宗教だった。
そして俺の人生の歯車は、お袋と共に狂っていく──。

『定刻の逆襲』
ダジャレの効用を半ば忘れ去ったこの国。実は、それは昔銀河帝国が掛けた恐ろしい呪いによるものであった。
あるとき田中がふと口にしたロクでもないダジャレが、偶然にもついにその呪いを解くこととなった。
解放された精神が自由を謳歌する時、世界は変わる──。

淡波亮作の新しい世界を、ぜひご堪能下さいませ!

オルタニアフライデーというイベントでたっぷり紹介させて頂いた効果もあって、幸い初動もよく、誰にも読まれない心配はなくなりました(笑。

今回の表紙はCGでも手書きでもなく、デジタル手書きになりました。
iOS版のメディバンペイントというアプリで描いています。
こんなイラストをばんばん描けて、文字も入れられて無料なんですから、、もう、凄過ぎます。
(イラストじゃなくて、アプリが、ね)
01_イラスト
《画像はGIFアニメです。動かないときはクリックしてくださいね!》

イラストが上がったら、こんな落款のようなスタンプを作りました。
この文字打ちもメディバンペイント上です。
マンガも描けるアプリなので、文字の扱いだってお茶の子さいさいなのです。
選択範囲を作って、イラストの一部を拡大縮小したり、回転したり、もう、痒いところに手が届きまくりです。
02_落款
《画像はGIFアニメです。動かないときはクリックしてくださいね!》

最後に、イラストとスタンプを合わせたものをMac上でデザインして表紙を仕上げました。
ソフトはいつものAffinity Designerです。
ちょっと頑張れば、メディバンペイントだけでも出来ちゃいそうな気もしますね。
今度、挑戦しようかな。
03_表紙
《画像はGIFアニメです。動かないときはクリックしてくださいね!》

この作品の出版記念として、現在KDPセレクトに登録している全作品(四作)を同時に無料キャンペーン中です。
明後日の夕方までなので、どうぞお急ぎください。

対象は、
『孤独の王』定価850円→0円!
『ケプラーズ5213』定価550円→0円!
『奇想短編集 そののちの世界』定価550円→0円!
『希望の夜、絶望の朝』定価250円→0円!

リンクはこのページのサイドバーからどうぞ。

うーん、太っ腹!

初めて淡波作品に触れる読者さんが一人でも増えると良いのですが……。

と、いうことでした。

どうぞよろしくーっ!

報告:ツイッター広告を打ってみた!

セルパブ夏の100冊の発刊に合わせた最後の無料キャンペーンを行なった『ケプラーズ5213』ですが、その効果を高めるために初のツイッター広告を実施してみました。
ほんと、急な思いつきで。

こんな広告です。@マーク以降はちょっと違いますが。
こんな広告です。@マーク以降はちょっと違いますが。

キャンペーン開始当日の夜から約5日間。
シンプルに、結果を報告します。

スクリーンショット 2016-07-31 17.07.16

これがインプレッション。つまり、どれだけの人の目に触れたか、ですね。
合計で74,704です。これが多いのか少ないのかは分かりませんが、僕の普段のツイートに対するインプレッション数から言えば破格の多さ。
5日間くらいの固定ツイートで、まあ740いくかというと、きっと無理でしょう。
つまり、100倍以上の人の目に触れたわけです。
こんなGIF動画を入れましたので、ツイートが表示されれば自動的に再生されます。

実際には動画が再生される前に流れて行ってしまったり、ツイッタークライアントの仕様で自動再生にならない場合なんかもあるようで、動画の再生数は7,664回でした。

しかも、ツイッター広告というのは自分のフォロワーさんに対しては発信されない仕様。
だから、僕のことを知らない人のタイムラインで、これだけ見られたということです。これはすごいかも!

次、エンゲージメントです。
リンクのクリック数が97、動画のクリック数が30(これは別画面で動画が出るだけだと思うので意味はないですね)、リツイートは2回のみ(ただし、僕のフォロワーさんではない方!)、このツイートによって新規に得られたフォロワーさんは1。

ちなみに、投入額は7,500円でした。

そして、無料キャンペーンへの効果はいかに?
と、いうところで腰砕けになります。

5日間のダウンロード総数は、恐らくこれまでの無料キャンペーンの中でも最も少ない、たったの59冊。
無料なのに、リンクをクリックした人の数よりこんなに少ないとは……。
いやあ、難しいもんですねえ。
「僕のことを元から知っている人の手元には、きっと既に行き渡っているだろうから、このキャンペーンは効果が少ないだろうなぁ」とは思っていましたが、この結果はやはり残念でした。。

広告を見たひとの大半は、それを見た次の瞬間には全く覚えていないという調査もあります。
僕の名前、作品の名前をツイッターで1回見てくれた人が、何かの機会に思い出してくださる確率は、まあゼロ%でしょうねえ……。

みなさんは、どう思われます?

じゃ、またあとで

シンチョク0723

さて、一週間はセルパブノミクスの矢のように過ぎました。今週の執筆状況はいかに!?

先週、何を言ったか振り返ってみると……

さて、来週末もシンチョクを報告しますよ。37話くらいまで進んでいるといいのですがねえ……。

じゃん、結果です。

スクリーンショット 2016-07-23 17.06.25

つい先ほど、第37話を書き終わったところです。先週末の27,000字から42,000字まで、約15,000字進みました。日曜、月曜と何かと忙しくて1文字も書けず、実質火曜スタートの今日まで五日間です。まあ、僕の生活リズムの中で──平日メインで──これだけ書ければオッケーとしましょうか、ね。文字数の問題じゃないんですけど。

物語の内容としては、概ね四分の三までは来ているかと思います。プロットの行数で言えば、もう九割方まで来てます。上手くいけば、来週末に書き終わってホッとしている姿が思い浮かぶようじゃあ、あ〜りませんか!

新作『魔女と王様』のお話はここまで。
(今のうちにシリーズ第一部第二部を読んでおこうぜ)

さて、ちょこっと冒頭で触れた『セルフパブリッシング夏の100冊 2016』ですが(触れてねえ!)、もちろん僕も参加しています。著者オススメの一冊を掲載しているんですけど、実は僕の場合、ぱぶにゃんちゃんのオススメなんですよね〜。「淡波さん、参加するにゃんね? 掲載の本はケプラーズで決まりにゃんね?」と、イエスとしか言いようのない口説き文句で誘われたんですから(にっこり)。

そしてそして、またも《もう一匹のゆるネコ》ぶくにぇーのつぶやきにヒントが潜んでましたよ。
(ちょっと存在感の薄いぶくにぇーよ、がんばれ!)

これ。

それから、これ。
きっと、ぶくにぇーの情報源はここからだなw

積んでます……読まなきゃ!

と、いうことで、僕も便乗して無料キャンペーンを行なうことにしました。

明日、7/24(日)午後5時開始で、5日間たっぷりやっちゃいます(お金を出して買ってくれた方、済みません!!──しかも、「無料キャンペーンはもうやらない」って宣言した気も……。まあ、人の心は移り変わるものですからねえ……)。
久し振りの無料キャンペーンだし、きっと既に僕を知っている人にはそれなりに行き渡っているような気もする『ケプラーズ5213』ですが、どのくらいダウンロードされるか楽しみでもあり、恐ろしくもあり、です。

しかしまあ、このくらいのこと自分で思いつけよ! という感じがして情けない淡波です。

前述の作品、花笠香菜さんの『光を超える未知』ですが、児童書なのですね。ブログでの紹介に、「(時間がある時に本文にルビ打ち処理したいのですが今はなかなか、、、)」と書いてあり、とても共感しました。総ルビの作業って、本当にきついんですから!
早速僕もダウンロードしました。
読ませていただきますねー(う……思ったより長い!)。

じゃ、今日はここまで!


「また会おうね。約束だよ……」

今から十の百乗年という気の遠くなるような年月が過ぎた時代。
かつて数多存在した銀河はその生涯を終え、宇宙はわずかな素粒子だけが彷徨う暗く冷たい空間となり果てた。
はるか昔に滅亡寸前の地球を出発した世代宇宙船スプートニクの中で、最後の乗組員ミチは終焉の時に向けて静かに日々を過ごしていた。
そこに使者と名乗る謎の白いクモが現れ、ミチが間もなく始まる「六番目の世界」を担う伝説の女神だと告げられる。クモに誘われるままスプートニクを降りてみたら……
「宇宙船泥棒!」
運命の歯車が回り始める。

スプートニクを取り返すべくショウリョウバッタのコアトルと、船外で出会った青年ケイとともにクモの行方を追っていくミチ。
創世を阻む闇の存在と自らの使命、そしてかつて星が交わした「約束」を少しずつ知ることになる。

未知の世界をめぐるスペース・ファンタジー。


地球を旅立って三千年後、人類は尊い犠牲を払いながらも、計画通りに492光年彼方の惑星ケプラー186fに到着した。
人類は惑星の各地に入植キャビンを送り込み、水と緑に溢れた美しい新天地に入植地を築きつつあった。
だが、人類の生息環境として申し分ないその惑星に、先住生物が存在しないはずはなかった。

初の連載小説にしてほんわかしたお伽話『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。

大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。



本作は、ほんわかとしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の五年後のお話。著者ブログに連載されたものに加筆修正し、全話の扉に描き下ろしの挿し絵を加えました。挿し絵の数は上下巻合わせてなんと93点!
(前作をお読みになっていなくてもお楽しみになれます)

大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。


タイトルと表紙を同時変更の件、続編。

このブログやTwitterでみっともない姿を晒してしまいましたが、短編集第八話の『五感の嘘(旧題:センス・オブ・デリカシー)』について、無料キャンペーンの顛末を書き残しておきたいと思います。

4/3(金)17:00、
無料キャンペーン開始。
夜半、あまりにDLが少ないことに気付く。表紙を差し替えようと決意。CGのシーン編集を開始。DL計12冊。

4/4(土)朝、
やはりDLが増えていない。買い物に行っている間に新しい表紙用CGをレンダリング。午後、コンポジットとレタッチを行い、表紙デザインを差し替え。
眠い。ePubを編集し、データを変換。Amazonに提出。

14:50、新表紙Ver.01が出版される。(Amazon上の表示がすぐ差し替わらず、正確な時間は不明)
ここまでDL数、20冊強。

17:08、表紙の差し替わりを確認。

20:52、タイトルを『五感の嘘』に変更し、再度Amazonに提出。DL増加。4/4の計、39冊

4/5(日)朝、
新表紙Ver.02が出版されているのを確認。
やはり表紙のデザインが気に入らず、再度色調を変更して差し替え、Amazonに提出。

17:02、新表紙Ver.03、最終版の出版を確認。4/4の計、88冊。

4/6(月)
35冊

4/7(火)
35冊、キャンペーン終盤、平日だが、いつものようにはDL数が落ちない。

4/8(水)
10冊、さすがに最終日はガクッと落ちる……。

五日間の合計で219冊。短編集では一番のDL数となりました。元が99円と安いだけに、あまり無料キャンペーンの効果は大きくないと思っていましたが、これだけ出れば少しは露出が上がるかなあとほのかに期待。
ブログとTwitterで変に騒いでしまった効果が出たのかもしれませんが、タイトルと表紙デザインを人目につ引やすいものに変更した効果も、決して低くはないと思います。最初の24時間は20冊ちょいしか行かなかったのですから。現実の世界に「もしも」はありませんし、実際に何も替えなかった場合と比較することはできないのですが。。

タイトル、表紙デザイン。とても大事です。それを再確認した一週間でした。

そして今週末からの五日間は、『そののちの世界』最後のKDP、KWL同時無料キャンペーンを行います。
対象作品は:
KDP『希望の船』、KWL『プロテイン・パック』です。
どちらも力を入れた作品です。とくに『希望の船』は、最大の自信作『ケプラーズ5213』の前日譚となっています。なぜ、どうやって超巨大宇宙船が建造され、遥か彼方へと旅立っていったのか、がスリリングに描かれます。
短編としては61ページ(巻末付録込み)と長めですが、ぐいぐい読める内容で、とってもお勧めです!
(SFの苦手な妻が、僕の予想の半分以下の時間で読み終わっていました。構成はちょっと複雑で、登場人物も多いのですが、読みやすい物語に仕上がったと思います)

『希望の船』を読んだ後は、短編集完結編の『未来からの伝言』に進むか、『ケプラーズ5213』に進むか、二通りの楽しみ方がありますよ。
ちなみに、巻末付録は『ケプラーズ5213』の冒頭から三章分。読み始めたら止められないこと請け合いです!

いっぽうKWLでキャンペーン展開の『プロテイン・パック』は、ほししんいちさん的な世界観から始まり、世界が軋みを立てていく様子が刻々と描かれます。
湿っぽさのない、カラッとした懐かしい未来が、あなたに読んでいただけるのを待っています。

 

どちらもお勧め。是非二冊とも読んでみてくださいね!
どちらもお勧め。是非二冊とも読んでみてくださいね!

 

では、金曜日をお楽しみに!!

最後に、ここでお気付きの方もいるかもしれません。同時キャンペーンなのに、KWLの話が出ていませんね。実はKWLではここのところ一切表示が更新されていないのです。前回の無料キャンペーン時にはDLしてくださった方が最低一人はいることを確認できたので、何がしかDLされていることは確か。ですが、今回のキャンペーンでも、ダウンロード数は一冊もカウントされていません。
恐らく、なのですが、KWLでは無料キャンペーンのDL統計は記録されないのではないでしょうか。ダッシュボードには「販売数」と「ダウンロード数(無料作品)」しか表示欄がないので、元が有料の作品については表示する欄がない。ということなのかもしれません……。

さて、この記事がいつか誰かの役に立ちますように!

タイトルと表紙を同時変更、の件

新旧表紙を並べてみました
新旧表紙を並べてみました

ご覧の通り、現在無料キャンペーン開催中の短編作品の表紙とタイトルを変更しました。右が旧版、左が新版ですね。どうしてこうなったかというと、キャンペーン開始時のダウンロード数がちっとも増えなかったためなのです。
これまでに行なったキャンペーンの中でも最低レベルだったため、冷静に、原因を分析してみたというわけです。
で、結論として辿り着いたのが、この二つ。

・小さく表示した時によく分からない地味めな表紙
・あまりなじみのない片仮名のタイトル

もちろん、旧版にした時もそれなりに合理的な理由がありました。

【表紙絵】
・高度に工業化され、高密度に集積された野菜生産工場のイメージ

これを表現するためには《何フロアにもわたって続く野菜工場を引きの絵》で、《象徴的なシンメトリ構図》で、という判断もまた間違ってはいなかったと思うのですが、ぱっと見て何だか分からない、という危険性の方が大きかったのですね。で、新しい表紙、《なんか、ロボットアームが植物を育ててるみたいだぞ》と一目で感じられるものに変更しました。ロボットの色も農業機械にありがちな赤にして少々目立たせています。物語中にはロボットは出て来ないのですが……。

【タイトル】
・物語冒頭に出てくる自称グルメなダメ男と本当に繊細な舌を持つ主人公の対比で、《(美)食の感覚》のような意味合いのタイトルを付けていました。

こちらは本当に作者の勝手な思い入れに過ぎず、多くの人が何のイメージも喚起できないタイトルだったと思います。しかも、物語は《食》に留まらず全ての五感へと広がっていきます。その五感がいままで信じていたものと違っていたら? という裏テーマを感じさせるもの、何かありそうだと感じさせるタイトルにしよう、ということで、『五感の嘘』に辿り着きました。

旧版についてもそれなりに検討した結果、最も良いと思われるものにしていたわけなのですが、それはそれ、これはこれ。《作者の思い》と読者にとって《喚起されるイメージの強さ》は別物、ということです。クライアントがいるCGの仕事だったらそこまで考えてビジュアルを判断するところですが、ここは個人の思い入れが先行してしまったため、そこに思い至らなかったのでした。作品を世に出す時は読者というクライアントを思い浮かべていなきゃな、と反省です。

ここで両方とも変更することで、その効果も分かるというもの。

キャンペーン開始から一日半と少し経過した現時点で、100DLを少々超えたところです。タイトルと表紙を変更した効果なのかどうか、はっきりとは分かりませんが、概ねいつもの水準に戻りつつあります。

表紙、タイトル、とても大事ですよね、というお話でした。

さて、この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!