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『ケプラーズ5213』作品ページを更新

知っている人は知っている、絵師の禅之助さんが描いてくださっていたファンアートが先週完成しました。こちらの作品ページに掲載させていただくと共に、最近の読者さん情報を加え、更新しました。

禅之助さんのツイートを、少しまとめさせていただきますね。

まずはこちらの《ためし書き》。
迫力ありますね!(読者の皆さんは、どのシーンか分かりますよね!?)


(↑こちらは実現しなかったようです。笑)

 
色塗り開始以降の作品は、作品ページでご覧ください!

お越しを待ってます!


あれは最善の結末なのだった、が。

いろいろな読み方があっていい。読者の数だけ感想があっていい。小説も音楽も絵画も映画も舞台も詩も……。
でもね、一つだけ言っておきたい。

ああいった形で、結末をバラさないでくれ。

あの作品、『ケプラーズ5213』の結末は最初から決まっていたし、あれが僕の一番書きたいことだったのだ。非常に陳腐だし、ガキっぽい結末かもしれない。でも、僕はああやって文明が人類を裏切り(いや、人類のおごりが生物としての人類を裏切り)、どうにもならないところに落ちて行って、動物に還ることでしか救われないという姿を描きたかったのだ。
(ああ、これでもうケプラーズは読まれない……)

ケイトとソーの物語は、それを個人的なレベルで、ちょっと斜めの場所から描いている。
《生き残るために最適な解は何か》、二人はそれぞれ自分の頭で考えて決断した。そこには、その時の二人には、もはや恋愛感情なんてない。
表向き、僕は読者の期待をひどく裏切ったように見えるかもしれない。それはそれで、そこまでの二人の話の盛り上げ方が上手く行き過ぎたのかもしれない。でも、僕はあの結末を一直線に目指して書いていた。二人の恋も、そのためのものだ。《猿》の後、二人が、いや、ソーがどうなるのか、希望を残して終われればそれだけで最高の結末になると信じていた。ああやってソーがケイトの存在を思い出すことが、救いをもたらしてくれると信じていた。
いや、今でも信じている。

あれが《不誠実なはぐらかし》に思えたとしたら、それは読み手に作者の意図が伝わらなかっただけだ。それはきっと、書き方が下手だったんだろう。あからさまな書き方はしたくなかったし、テーマは、静かに底に沈んでいればいいと思っている。僕は巧みな書き方ができないけど、あれはごく誠実に、愚直に、テーマを追求した物語なのだ。
そこにブレはないし、ごまかしや帳尻合わせは一切ない。大事な部分を軽んじたことなどない。読者をばかにするなんて、とんでもないことだ。

批評されるのは嬉しい。辛いこともあるけど、自分以外の人間が、「面白い」「つまらない」以外のことを言ってくれる機会など、そうそうあるものではないから。

だけど、だけどね、《盛り上げるだけ盛り上げておいて尻すぼみになった話》と思われてしまうのは心外なのだ。そう思われてしまったのだから感想としては事実なのだけれど。
まあ、言い訳だと思いたかったら思ってもいい。作者が作品の説明をするなんて、最低だと思う。

ああ、また掘っている。墓穴ってやつを。

どうしてこんなに胸が苦しいんだろう。

(つづく)

ケプラーズ5213の作品ページを更新

今日はごく短い記事です。
ずうっと放っておいた『ケプラーズ5213』のCG ブレイクダウン映像 for ブックトレイラーがようやく完成しましたので、ケプラーズの作品ページにリンクを追加し、リンク画像も新規作成して差し替えました。
作品ページに行かなくても下記からどうぞ!

 

CG制作のWIP画像とレンダリングされた各要素を時間軸で並べたブレイクダウン映像はこちらです
CG制作のWIP画像とレンダリングされた各要素を時間軸で並べたブレイクダウン映像はこちらです

 

いつもどおり、CG制作とコンポジット(合成)はBlender、映像編集はMotionで行なっていますが、まだMotionの機能がよく分からず、実は大半の編集はBlenderの映像編集機能で行ないました。Motionでやったのは文字入れや最後の仕上げ程度になります。

では、ぜひご覧くださいませ〜!

 

歌うように書く

Twitterを読んでくださってる方には一度読んだものかもしれないけど、連投してしまったのでそれが流れ去っていかないうちにここに貼っておこうかと。
ヘリベマルヲさんが『ケプラーズ5213』の感想やアドバイスを書いてくださったので、それに対する返歌のような何かです。

最後に二つ、tweetを追加。

ではまた!

近々無料化する予定の淡波本、5作

果たしてどちらのタイミングが読者さんのためになるのだろうと迷いつつ、予定の6月末がジワジワと近づいて来ている。

短編連作『そののちの世界』をまとめた短編集を出すにあたり、この中の3冊を無料化しようと思っているんだ。(もちろん価格の決定権はAmazonさんにあるので、これはあくまでも自分としての予定だけど)
無料化する予定の3作は、もうKDPセレクトが終了し、いつでもその手続きに入ることが出来る。
まずは楽天koboさんで無料化し、その価格をもとにAmazonさんにプライスマッチ申請をすることになるだろう。

10作の短編は今までそれぞれ99円で、合計では990円もの金額になってしまうから、まとめてお求めやすくしようという計画だ。今のところの予定価格は350円。強気価格の部類に入ってしまうかもしれないけど、ボリューム感はたっぷりだし、淡波本の価格基準(?)で言えば標準的なところかと思う。
この連作の今までの売上推移を見ると、有料版を数冊以上ご購入くださった方はほとんどいないのではないかと思われる。そりゃそうだ。月1冊の刊行程度であればお小遣いへの負担も大きくないけれど、月に3冊ずつ出ていたこの連作をコンスタントに買うとKDP本としては高額商品と感じる部類に入ってしまうのだから。

さて、短編集のうち、無料化対象がどの作品かというと、下の画像にあるように第1話の『夜啼く鳥』、第5話の『プロテイン・パック』、第6話の『段ボール箱の中の人形』だ。

やはり導入として、第1話は欠かせない。どれを最初に読んでもいいようにはなっているけれど、やっぱり1話目から読みたいという需要はきっと大きいだろう。一番人気の第6話も外せない要素。もう1作をどれにしようかは、結構悩んだ。段ボール箱〜に引き続き五つ星レビューをいただいた『五感の嘘』も考えたけど、無料で五つ星2作を読むとそれより《評価が低いように見える》作品には手が伸びない可能性は否めない。そこで、自信作だけどあまり読まれていない『プロテイン・パック』にスポットを当てようかと考えた。
これで気に入れってくれれば、短編集にはもっと評判のいいものも入っているじゃん、と思って触手を伸ばしてくださる可能性があるのではないかと。
よし、そこまではいい。そこで文頭の悩みに立ち返ると、大事なのは無料化のタイミング。勿体ぶらないでとっとと無料にしなよ、という声が聞こえてくるけど、ちょっと考えさせて欲しいんだ。
無料の3作を読んだ読者さんが、有料の本に興味を持ってくださる。1冊が99円だから、まあ、そう高い買い物ではない。でも、面白いからどんどん読んじゃおう、って思ったとき、残りを全部読みたかったら693円もの買い物になってしまう。これからおトクな350円の合冊版が出るというのに!
だから、やっぱり合冊版の刊行と同時に無料化するのがフェアじゃないかと思うんだ。合冊版の宣伝のために無料化するという側面に目をやると、それはせっかくのタイミングを逸するようにも思われる。宣伝開始と刊行開始が同時なんて、普通に考えると意味がないわけで。

だから、まあ少なくとも前述の無料化3冊については、「今はポチらないでくださいな」というのが僕からのお願い。

短編集以外でも、無料化するためにKDPセレクトの期限が切れるのを待っていたのがもう2冊。『壁色のパステル』『さよなら、ロボット』だ。
壁パスについては処女作だし、生まれて初めて書いたまともな小説だから、無理にお金にしようとすることもないんじゃないか、と思った。これまでお金を出してくださった読者さんには申し訳ないけど。でも壁パスは僕の作品の中で、これだけ全く違うカラーの作品。《家族小説》とうたっているとおり、SF要素もファンタジー要素も、殺人も何にもない。ほんのちょっと恋愛の要素とミステリー仕立(?)の要素が入っているくらいで、ほんわかした平和で暖かい物語だ。自省的で内面的なもの。これはこれで気に入った作品だし、読者さんからの評価もいただいている。断じて投げ売りなんかではないのだ。
でも、この作品が初めて触れる淡波亮作だった場合、そのイメージが別の作品を有料で読むことへの抵抗になるかもしれない。ほんわかしたライト文芸が好きな人が、例えば『ケプラーズ5213』みたいなSFに手を伸ばしてくださるとは思えないもの。
そうでなくても全く違うイメージの有料作品を手に取ろうとするかは微妙だし、壁パスの想定読者とその他の作品の想定読者はかなり異なるものだから。

そこで、もう一つの入り口として『さよなら、ロボット』の出番が来るわけだ。エンタメ系で、読者さんからの評価もいい。エンタメ《系》ではあるけど、ゴリゴリのノンストップ・エンタメではなく、何も考えずに楽しめるストレートなものでもない。そこには重さや暗さが潜んでいるし、ひねくれた視点や耽美的な愉しみも盛り込んでいるつもり。ここで淡波小説の世界観を堪能していただければ、次へ進むのも楽しみになるかな、との期待を持っているのだ。

この五冊が無料化予定!
この五冊が無料化予定!

 

もう一つ、この無料化を決めた重要な要素があることを忘れてはいけない。僕がKDPで初めて著作を刊行してから、もうすぐ2年半になる。なんとかして読者さんの数を増やそうと自分なりに工夫して頑張っているつもりだ。だけど僕の知名度と言ったら、《悲しいほど》を通り越して《あわれを誘うほど》低い。マネタイズを急ぎ過ぎたと言われても言い返す言葉はない。全然ない。当時はフリーミアムなんてイカした考え方も知らなかったし。

知られる努力が足りないんじゃないのかと言われればその通りだろうし、努力の方向がずれてるんじゃないのかと問われれば、それもその通りだろう。でももし、一度僕の本を手にとってもらえたら、きっと好きになってくれる人はいるんじゃないか。少しだけ、その自信はあるのだ。僕の作品は決して万人受けするようなものではないし、メガヒットを狙えるような部類ではない。でも一定数の読者をガッチリつかむことができる面白さは備えているんじゃないかと、信じているのだ。
だったら、子供のお小遣い程度をチマチマ稼いでああだこうだ言ってるんじゃなく、手に取ってもらう機会を少しでも増やすことこそが、今、僕の取るべき道なんだ。そう思うようになった。(全てを無料化して、時々美味しいワインを飲む愉しみをなくすようなところまでは割り切れないけれど……)

この5冊を無料化すれば、これまで出してきた全シリーズのエッセンスに無料で触れることができる(『ケプラーズ5213』は『そののちの世界』と姉妹作だと言っておこう)。
そうやって僕の作品世界を少しでも気に入ってくださる読者さんの数を増やすことができれば、この先もっともっと面白い本を出版した時に、有料でも手に取ってもらいやすくなるはず。ね、あなたもそう思うでしょう?

さあ、無料化までもう少し!

どうか、この記事を読んだ方の何人かでも、無料化を楽しみにして待っていてくださるといいんだけど(≧∇≦)//

「読書の友」ってのは……

「読書の友」ってのはまずかったかな、と反省。
作品ページ内、『ケプラーズ5213』の内容を少々更新しました。下記の通りです。

バナーを動きの少ないものに変更
→どうぞ、ご自由にご利用ください。リンク先はもちろんこちらで

・「読書の友」のコーナーを「設定資料」に変更
・上記に伴い、宇宙船の画像をずっと詳細なものに変更し、解説を追加

宇宙船の全体図も追加しました。これで、宇宙船ティオセノス号が、古今のSF作品に登場する宇宙船の中でも相当大きな宇宙船であることが分かりやすくなるかと思います。

実は、SF作品に登場する宇宙船のサイズを比較した画像があるのですが、その大型宇宙船カテゴリーのものと比較しても、ティオセノス号は最も大きいのですよ! 下の画像で最も大きいものが全長19kmだそうです。Star Warsに登場するものらしいです。では、ティオセノス号は??
(その比較画像サイトに行くと更に大きな「超大型」というカテゴリーもあります。そこには、さすがに信じ難い大きさのものが並んでいるのですがね)

大型宇宙船のサイズを比較した画像
大型宇宙船のサイズを比較した画像

(「サイズブログ/sf映画に登場する宇宙船のサイズ比較画像」より引用)

 

解説画像のサイズも少々縮小しました。本当は、画像は自動的にサイズ調整され、ブラウザのウィンドウがどんなサイズでも画像を閉じるための×印が画面右上に表示されるはずなのですが……

この「読書の友」コーナー、元々の意図としては、読書中に映像イメージを想像することが困難な場合や、画像を見ていただいた方がイメージが広がりやすいだろうと思ったものを載せていました。つまり、本の中にある挿絵のイメージです。

これをサイトに載せることによって、未購入の方にも少しは作品イメージを想像していただけるかと思っていました。しかし、これは全く意味がなかったというか、情報が足りなさ過ぎたのではないかと多いに反省しました。宇宙船のサムネール画像をクリックした際に出てくるものが、サムネールの見た目とあまり変わらなかったからです。
作品を読書中の方よりも、このブログを入り口にして作品ページを見てくださる方が遥かに多いのは事実。未読の方にも楽しんでいただけるものでなければダメだな、と思ったわけですね。

まだまだ購入導線を描けるまでにはいきませんが、少しずつ改善していこうかと思っています。

別の作品ページはまだ「読書の友」のままですが、いずれ近いうちに……。

もう一つ、「CGブレイクダウン」がComing Soonのままなのはご愛嬌。お赦しを!

広告の広告の広告……無限ループか?

電書ちゃん主催の「でんでんアドネット」に広告を送りました。

『ケプラーズ5213』の宣伝です。飛び先のURLがケプラーズの作品ページなので、これが既に広告。そして送った広告の広告がこの記事だから、広告の広告の広告。うん、合ってる。まだるっこしい。
で、何でこんな記事を急に書いたかというと、まずその広告の内容がグレーゾーンに位置していそうだから。
もしかすると、電書ちゃんにリジェクトを喰らってしまうかもしれない。

あ、もちろん、R18とかではないです。変なページに飛ぶわけでもないですし。

その理由が、これ。

ケプラーズ5213の広告バナー
ケプラーズ5213の広告バナー

 

そう、GIFアニメですねー。淡波らしいでしょ?
(宇宙船「ティオセノス号」がカッコいい! という声が聞こえない?)

広告の掲載ルールの中に画像形式とデータ容量はないので、一般的なWEB用の形式なら許されるだろう、という計算。当然、世間のバナー広告にはGIFアニメが溢れてますしね。
でも、問題は、ちょっとやり過ぎ感があるところ。最初に書き出したデータは約8秒のアニメーションで9MBあった。それをちょっとずつコマ落としして調整し、何とか3MBまで軽量化。ちょっとばかり動きの滑らかさが落ちましたが(色もね)、これならまあDL負荷にもならないだろうと。
でも、リジェクトされる可能性もあるなあ、と思ったので、Twitterに載せたんですね。
でもでも、TLがどんどん流れて、あっという間に埋もれてしまうのがTwitter。じゃあ、ブログに載せよう。と思ったら、今度はWordPressのアップロード容量制限にかかり(3MBジャストはNG)、再度軽量化。まあ、もっと重いデータを貼る技もあるんですが、今夜は無理。ということで、サイズを75%縮小して貼ったのが上のバナー。リンク先も同じページにしてみました。

もしこれがOKなら、皆さんもどうですか?
作るのも楽しいですし(自分だけか)、人目を引きますよねー。

ということで、今晩は広告の広告の広告でした。

また、役に立たん記事書いて!

タイトルと表紙を同時変更の件、続編。

このブログやTwitterでみっともない姿を晒してしまいましたが、短編集第八話の『五感の嘘(旧題:センス・オブ・デリカシー)』について、無料キャンペーンの顛末を書き残しておきたいと思います。

4/3(金)17:00、
無料キャンペーン開始。
夜半、あまりにDLが少ないことに気付く。表紙を差し替えようと決意。CGのシーン編集を開始。DL計12冊。

4/4(土)朝、
やはりDLが増えていない。買い物に行っている間に新しい表紙用CGをレンダリング。午後、コンポジットとレタッチを行い、表紙デザインを差し替え。
眠い。ePubを編集し、データを変換。Amazonに提出。

14:50、新表紙Ver.01が出版される。(Amazon上の表示がすぐ差し替わらず、正確な時間は不明)
ここまでDL数、20冊強。

17:08、表紙の差し替わりを確認。

20:52、タイトルを『五感の嘘』に変更し、再度Amazonに提出。DL増加。4/4の計、39冊

4/5(日)朝、
新表紙Ver.02が出版されているのを確認。
やはり表紙のデザインが気に入らず、再度色調を変更して差し替え、Amazonに提出。

17:02、新表紙Ver.03、最終版の出版を確認。4/4の計、88冊。

4/6(月)
35冊

4/7(火)
35冊、キャンペーン終盤、平日だが、いつものようにはDL数が落ちない。

4/8(水)
10冊、さすがに最終日はガクッと落ちる……。

五日間の合計で219冊。短編集では一番のDL数となりました。元が99円と安いだけに、あまり無料キャンペーンの効果は大きくないと思っていましたが、これだけ出れば少しは露出が上がるかなあとほのかに期待。
ブログとTwitterで変に騒いでしまった効果が出たのかもしれませんが、タイトルと表紙デザインを人目につ引やすいものに変更した効果も、決して低くはないと思います。最初の24時間は20冊ちょいしか行かなかったのですから。現実の世界に「もしも」はありませんし、実際に何も替えなかった場合と比較することはできないのですが。。

タイトル、表紙デザイン。とても大事です。それを再確認した一週間でした。

そして今週末からの五日間は、『そののちの世界』最後のKDP、KWL同時無料キャンペーンを行います。
対象作品は:
KDP『希望の船』、KWL『プロテイン・パック』です。
どちらも力を入れた作品です。とくに『希望の船』は、最大の自信作『ケプラーズ5213』の前日譚となっています。なぜ、どうやって超巨大宇宙船が建造され、遥か彼方へと旅立っていったのか、がスリリングに描かれます。
短編としては61ページ(巻末付録込み)と長めですが、ぐいぐい読める内容で、とってもお勧めです!
(SFの苦手な妻が、僕の予想の半分以下の時間で読み終わっていました。構成はちょっと複雑で、登場人物も多いのですが、読みやすい物語に仕上がったと思います)

『希望の船』を読んだ後は、短編集完結編の『未来からの伝言』に進むか、『ケプラーズ5213』に進むか、二通りの楽しみ方がありますよ。
ちなみに、巻末付録は『ケプラーズ5213』の冒頭から三章分。読み始めたら止められないこと請け合いです!

いっぽうKWLでキャンペーン展開の『プロテイン・パック』は、ほししんいちさん的な世界観から始まり、世界が軋みを立てていく様子が刻々と描かれます。
湿っぽさのない、カラッとした懐かしい未来が、あなたに読んでいただけるのを待っています。

 

どちらもお勧め。是非二冊とも読んでみてくださいね!
どちらもお勧め。是非二冊とも読んでみてくださいね!

 

では、金曜日をお楽しみに!!

最後に、ここでお気付きの方もいるかもしれません。同時キャンペーンなのに、KWLの話が出ていませんね。実はKWLではここのところ一切表示が更新されていないのです。前回の無料キャンペーン時にはDLしてくださった方が最低一人はいることを確認できたので、何がしかDLされていることは確か。ですが、今回のキャンペーンでも、ダウンロード数は一冊もカウントされていません。
恐らく、なのですが、KWLでは無料キャンペーンのDL統計は記録されないのではないでしょうか。ダッシュボードには「販売数」と「ダウンロード数(無料作品)」しか表示欄がないので、元が有料の作品については表示する欄がない。ということなのかもしれません……。

さて、この記事がいつか誰かの役に立ちますように!

短編最終話の表紙がまず完成

完成、と言っても今回は0から作ったわけではないので、短時間で出来上がりました。見てお分かりのように、これまでの短編作品の表紙をレイアウトしたものになっています。

短編集もいよいよ最終話!
短編集もいよいよ最終話!

どうして最終話の表紙がこれまでの表紙のコラージュになっているのか? さあ、皆さん興味が湧いてきますねえ。
そうです。実はこの最終話、『奇想短編集 そののちの世界』を構成する全ての短編作品の《完結編》になっているのです!
各短編の表紙にも、最終話のレイアウトに使っている分割線が使われていることに、気が付いていましたか? この分割線、実は表紙を九つの領域に分けるためのものだったのです。表紙のデザインも、実は伏線になっていたのですねえ……。
(って、誰も感心しないか)

最終話『未来からの伝言』には、あの作品やあの作品の《もう一つの結末》が含まれ、全ての短編がこの完結編に至る伏線であったことが示されます。(ネタバレ?)
三ヶ月以上にわたって書き連ねてきた各短編作品は、実はこの完結編を目指して構築されたもの。Amazonさんや楽天コボさんでの紹介文でも、「2015年3月25日発売予定の最終話以外は各短編にストーリー上の関連はありませんので、どの回からでもお読みいただけます。」と書いています。この意味が、とうとう明らかにされる、というわけなのです!

この最終話は第一話から第九話までのいずれかの話を読んでいれば内容を理解できるように書いてはいますが、たくさん読めば読むほど、最終話の味わいは深まると思います。
中でも、第九話の『希望の船』だけは最終話の前にお読みくださることを強くお勧めします。

ちなみにこの最終話は、当分の間無料キャンペーンを行なわないと決めています。何も予備知識がない状態でこの話だけを読むことは出来るだけ避けたいな、と思いますので。
他の短編後半分(第七〜九話)は適宜無料キャンペーンを行なうことになりますので、まずはそちらをお読みくださると嬉しいな、と思います。

では、三月二十五日の刊行をお楽しみに!

ケプラーズ5213のランディングページを公開

でんでんランディングページを利用して、ケプラーズ5213のランディングページを作らせていただきました。といっても公開したのは1月25日。短編集第六話の執筆に追われ、ブログでのお知らせがすっかり遅くなっていました。

構造としてはTumblerのブログテンプレートになっていて、これがとても凝っているんです。まさに、小説のプロモーションのために作られた専用のテンプレートで、盛り込みたい情報をどんどん書けます。
つい、登場人物の紹介も入れましたが、画像はヒロインのケイト・シルバーバーグのものしか、しかも眠っている姿しかないことに気がつきました。
主人公の画像がないんだから、誰も入れなければいいんですが…。つい、女性の絵があったほうが少しはアピールするかなあ、なんていう下心が出ました。

こちらがそのイメージ。カッコいいでしょ?

ケプラーズ5213 ランディングページ
ケプラーズ5213 ランディングページ

作品ページはこのサイト内にもあるんですが、せっかくあるものは使ってみたいですもん。
そうそう、どちらのページにも、そこにしか載せていない情報がありますよ。是非、両方いらしてくださいね!
これからも両方とも少しずつ情報を増やすつもりですし!!

このでんでんランディングページといい、doncha.netさんのeasy epubといい、いろんな方にお世話になって、淡波亮作は作られています。

ちなみに、でんでんランディングページの使い方は、このダウンロードページの下の方に詳しく載っています。実は僕、この「下の方の説明」に最初気が付かなくて、どうやって使うのか全く分からずにもんもんとしていました。ちょこっと下にスクロールすれば説明がありますので、githubのプログラマーぽいページに面喰らってしまわず、ページの下をどんどん見てみてくださいね。

これからKindle作家になりたいという方は、きっとお世話になるページだと思います。是非、覗いてみてくださいね。

さて、この記事がいつか誰かの役に立ちますように!