本作の無料公開期間は終了しています。現在はAmazon専売となっていますため、連載本文も『お試し読みとしての第1話』のみとさせていただきました。ご了承下さい
さて、かねて予告していましたとおり、ぼくの代表作のひとつ『さよなら、ロボット』を淡波作品の入り口にしておくために、【再放送連載】を継続します。
(「再放送」って何? と思ったかたは、こちらの記事をご参照くださいませ)
この『さよなら、ロボット』は、ぼくにとって、とても愛着のある作品です。
初めて書いたSF作品ですし、『孤独の王』という大長編を書いている途中で、いろいろな理由で執筆が停滞している間に一気に書き終えた勢いのある作品なので、迷いなく結末へと突っ走る心地よさがあるかと思います。
物語自体は少々ひねくれていて、決してストレートではありませんが……。
2014年にAmazonさんで発売してから3年弱が経過し、現在は「期間限定」で無料公開しています。淡波作品に興味を持っていただくための最初の1冊に最適だと思ったからということもあります。
今夜はその第1話、『シード』です。
この『さよなら、ロボット』を読み始めて、挫折してしまう方の多くはこの第1話なのだろうと思います。
この物語はカクヨムさんにも掲載させて頂いていますが、第1話のアクセス数に対して第2話は半数以下です。
そこを乗り越えると、比較的先まで読んでいただける割合が上がっていくのですが。
どうしてそうなってしまうかと言うと、ここに残念で明快な答えがあります。
冒頭でロボットとの会話が多く、ロボットのセリフがカタカナで書かれているためとっつきにくい!
もう、これが全てではないかと思います。自分としては、ですが……。
物語の内容としては、決して導入に失敗しているということもないと思うのですよね。きっちり謎を提示していますし、先を知りたくなるような引きのある終わりかたにしていますから、第1話の最後まで読めば次を読みたくなる読者さんが多いと思うのです(あくまでも自分としては)。
恐らくは最初の1ページか2ページで読むのを止めてしまうケースが半数以上ではないかと思われ……。
これは今後改善すべきポイントかとも思いますが、実はカクヨムで公開する際にも同じことを考えていて、最初に電子書籍で出版したバージョンに比べて、ロボットのセリフをかなり削ったのです。
それでもこれですから、そもそも冒頭部分にロボットのカタカナセリフを固め打ちしたこと自体が間違いであったのかもしれません。
さて、この説明を読んでロボットのセリフを読む気が起きたか、それとも読み始める気が失せてしまったかは微妙なところですが……。
どうかどうか、おつきあいくださいませ!
第1話『シード』
『さよなら、ロボット』第1話
いかがでしたか?
次回も是非、おいでくださいね!
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第1話『シード』(PDF版は、書式などが若干異なることがあります。ご了承下さい)
この物語は、毎週木曜日に1話ずつ掲載します。
もう待ちきれない!
というあなたは、Amazon Kindle Storeに急ぎましょうか!