この時期、《例のあれ》、というだけでピンとくる人もいるかな?
ここのところ、Twitterに執筆状況を書いていた、《例のあれ》だ。
牛野小雪さん、月狂四郎さん、ほかにもたくさんのかたが書いていたはず。
そう、第三回星新一賞ですね!
僕はテレビを全然見ないので、コマーシャルも見たことがないし、この賞が今月末に締切りだということも、今年が第三回目だということも最近まで知らなかった。そもそも、牛野小雪さんのブログを読んで、その存在を知ったくらいなのだから。
だから、それを知った時点では応募する気は全くなかったし、エビネルさんのことで頭が一杯でそれどころではなかった。
でもね、何とかエビネルさんを書き終わってみると、急に、1本書けそうな気がしたのだな。
一万字だったら、二日あれば書けるよな。そう思った僕は、一昨日の夜、dropboxに投げ入れっぱなしになっているプロット──というほどのものじゃないけど──のフォルダをiPod touchでぼんやり見ていた。
どれか、星新一賞に相応しいお話はなかったかな? と。
で、幸い一つの粗筋を見つけたのだ。中編程度になる筈だったそれを、一万字の短編に書けるだろうか? などという(とても大事な)ことは全然考えもしないで、翌朝の出勤電車で僕は書き始めた。そう、僕には『そののちの世界』の短編を10日に1話、100日間書き続けた経験があるのだ。短編なら、すぐに書けるさ、なんて思ってね。
そして二日目の夜、つまり昨夜、一応、話としては書き終わったんだけど、字数をかなりオーバーしてしまった。1,200字、約3枚のオーバーだ。今まで、書いた小説を削ったことはほとんどない。さて、こんな僕にそれができるだろうか?
まだまだ書き足りない部分がかなりあって、増やすならいくらでもできるだろう。もともと、中編か長編にしてもいいくらいのネタだったのだ。美味しい部分をほとんど省いて、冷たい書き方をしてみたんだけど、それでも枚数が足りない。
もう少し書き足して全体を整えてから、整理し直して一気に削るしかなさそうだ。本当にできるかどうかは分からないけど、まだ時間はある。週末にでも、なんとか挑戦してみるつもり。
それでもどうしても駄目だったら諦めて、群雛の11月あたりに的を絞り直すという手もあるかな、なんて考えつつ。
(そう、群雛の場合は、同じ一万字目安だけど、あくまでもページ数が基準なんだよね。だから千字や二千字オーバーしても、既定のページ数に収まっていれば問題がないのだ。8月号に書かせていただいた『光を纏う女』も、たしか文字数では数千字オーバーしていたし、ね)
さて、どうなることやら分からないけど、まあ、締切りまで頑張ってみようかと思う今夜の淡波。
じゃ!
そうそう、もう先がどうなっちゃうのか分からない『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』を、明日もよろしくね!