兼ねてからご要望もあり、自分としても早く出したかったシーズン1.5の1〜3合冊版を、ようやくリリースしました(本日19:30頃に出版申請)。
もともとはシーズン1.5の完結後にと考えていたのですが、現在の執筆ペースでいくと本年中には終わりそうもありません(ごめんなさい)。今年はコロナの影響もあって冬休みが長めになる傾向も予測されるので、そこでBlenderを始めてみようかなという方も多いのではないかと思います。
そのタイミングに間に合わないのは申し訳ないですし、何しろいまだに旧バージョン用の合冊版がよく読まれているので、さすがに2.8系用のほうにもっと重きをおかなきゃいけないなという今日この頃でもあります。
気になるお値段ですが、1〜3巻を個別に購入すると1,326円のところ、990699円に設定させて頂きました。
お得感、ありますよね??(12/10に価格改訂!)
今日、いきなり合冊版を出すことが出来たのには、ひとつ大きな理由があります。何度かTweetしたので見掛けたかたもいるかもしれませんが、それはCalibre(キャリバー)という電子書籍作成・編集・閲覧ソフトの存在です。
(サイトは英語でマニュアルも日本語はありませんが、アプリ自体は日本語化されており、縦書きも問題ありません)
これまで、完成済みの電子書籍をちょこっと編集したり合冊版を作るにはSigilというソフトを使っていました。これはこれで優れものなのですが、電子書籍同士のデータを合成したり、新たなデータを加えたりするには不向きなため、合冊版の制作は少々ストレスフルだったのですよね。
今週、実はウィークデイにちょこちょこ作業をしていたのですが、結局失敗してデータがめちゃくちゃに壊れてしまったり、散々でした(細心の注意を払って丁寧にやれば大丈夫なんですが!)。
そこで、もう少しラクできる方法はないかなあと思ってググった結果、Hon.jpさんの記事に行き当たりました。
なんと7年も前の記事なので、あまり期待しないでcalibreのサイトを見に行きました(実際、自分自身も四年前に一度インストールしたことがあり、使いこなせずに終わっていたソフトだったという事情もあり)。
上述の記事内にも書かれていますが、calibreにはたくさんのプラグインが用意されています。電子書籍のためにこんなにたくさんの機能が必要なのか(存在するのか!)という驚きとともに使い始めたのですが、まあ、なんということでしょう!
MergeEpubというプラグインを利用した結果、インストールから30分も掛からず、Blender99合冊版の基本的なデータは完成してしまいました。
あとは表紙を用意したり小説の試し読みを削除したりしながら完成度を上げ、先ほどKindleでの配信申請まで超スピードで済ませられたというわけです!
これだけ手間いらずで出来るなら、これまで出版してきた電子書籍のあれやこれやを編集してアンソロジーを作ったりとか夢が広がります。
まあ、なんというか今日はそんな感じです。
明日はしっかり9巻の執筆にいそしみますよ。
では!