本日の朝日新聞朝刊に、あの藤井太洋さんが執筆に使用しているソフトウエアとして、Scrivenerが紹介されていました。UIとしては横書きのようですが、プロの執筆用支援ソフトということで、作家の方に広がりつつあるようです。
僕もその名前はSeanwes Podcastで紹介があったので知っていて、米国では非常に人気のある優れものだという認識はあったのですが、まさか日本語環境でちゃんと使えるものだとは思ってもいませんでした。せめて調べてみれば良かったな。
反省。
機能紹介を見ていると、「電子書籍(Kindle、PDFなど)の作成」までもサポートされているではありませんか!
ひょっとして今までの苦労が……。
まずは評価版をダウンロード&インストールしました。
こちらのページの下に、日本語化ファイルがあります。対応バージョンが2.5なので、最新の2.6に対応しているかどうかはまだ不明です。近日中に調べましょう。
プロが使うツールなので、無料ではありません。気になるお値段は?
Mac版は$45です。お安いですね!
しかしある解説サイトには、下記のような注意も。
・電子書籍のパブリッシングも完璧とは言いがたい
・Sceivenerが得意とするのは、「アイデアや資料の整理」「文章構成の見直し」
・文章の種類によりますが、プロットの作成から下書き(第一稿)まで、が限界でしょうか。
こちらから引用いたしました。どうもありがとうございます。
インストールと使い始め方、日本語サンプル文章については、こちらのサイトに詳しく書かれています。
サンプルファイルを開いてみた限り、日本語化ファイルを当てなくとも、まずは日本語できちんと表示されています。
ざっと見た感じ、「アウトラインプロセッサ+エディタ+校正支援」というイメージでしょうか。これまで僕が頭に描いて来た「日本語執筆環境=最終的な本の見栄えに極力近い」というものとはかなりかけ離れています。
さて、今朝は時間切れ&お腹いっぱい。30日の評価期限まで時間はたっぷりありますので、今後ゆっくり見て行きましょう。
この記事がいつか、誰かの役に立ちますように!
1/10追記:
残念。あれやこれや年末年始の忙しさにかまけている間に、評価期間が終わってしまいました。
結局、あれから一度も起動しないままでした。レビューを待って下さっていた方、誠に申し訳ないです。
ただ、アイデア整理やプロットの構築に非常に強力な武器になると思いますので、また機会があれば試してみたいと思っています。