前向きな理由と後ろ向き(?)な理由が一つずつ。
《前向きでないほうの理由》
本業が忙しすぎて、いつも脳味噌のどこかが死んでいた。とてもじゃないけれど、論理的な思考なんか、できる状態ではなかった。
そこそこ書き進めている長編の続きを書くのであれば、まあそんな状態でもなんとか書けたかもしれないけれど、まだ書き始めたばかりの話じゃあどうにもならない。これからどんどんイマジネーションを広げながら前後の脈絡やエピソードのつながりなんかを考えて、と思うと、こんな肉体と精神の状態で小説の執筆は無理だった。
それでは普通のブログ記事ならどうなんだ、というと、これまた意外に論理的な思考が必要なのだ。僕は記事を書くとき、何度も何度も読み返して書き直している。たった千字の記事を書くのに2時間もかかったりすることがしょっちゅうある。
せっかく毎日更新を続けて来たんだから、このまま続けたい。仕事が忙しいとか、言い訳したくない。
そこで考えた。働かない頭で。
苦し紛れにある日、書きためていた詩の1篇を載せてみた。当然、過去に書いた《出来上がった作品》なんだから、もう書き直す必要はない。
DropBoxに保管してあるテキストファイルを開いてコピーし、Wordpressにペースト。公開設定をして自動ツイートを書き込めばオッケーだ。これを、書き溜めていた最後の普通の記事を載せる前の日に、載せてみた。
それからあっという間にまた2日が経って予約投稿した記事はなくなり、いよいよ諦める時が迫っていた。もうダメかな、と思い、こんなことを呟いた。
本業の都合上、まだ低浮上状態です。今日も出勤。しばらくブログも厳しいです。
(もう書き溜めたものがないw)
— 淡波亮作 (@RyoAwa) 2015, 10月 17
そうしてまた、苦し紛れに詩をコピペした。それから、たまたまDropBoxに放り込んであった過去に書いた文章を載せてみた。
→これは、悪い記事じゃないと思うよ。ちょっと湿っぽくて青臭いかもしれないけど、セルフ作家さんやクリエイターさんを勇気づけてくれる言葉だから。
どちらにしても、その週はまともな記事を書くだけの余裕が脳味噌になかった。徹夜、泊まり込みの連続で、週に2度しか家に帰らないような生活だったのだ。土日も全く休めなかった。電車に乗っている時間にブログの更新を1週間分仕込まなければ、毎日の継続が途切れてしまう。
僕はコピペした。過去、書き貯めてあった詩を、どんどんコピペした。
<明日へ続く>