混じり合う

締め出すのでなく
混じり合えばいいのにと

移民や難民を
どんどん受け入れて

若い人たちは
異文化の中に
どんどん飛び込んで

世界中で、あらゆる民族や
あらゆる文化がどんどん混じり合い

欧米化でなく
米国化でなく

本当に地球規模の
均質化が起これば

敵も味方も
分からなくなるだろう

民族同士の
そして
異文化間の調和が

やがて
新しい価値観を
産み落とすだろう

きっと

便利だから、
簡単だから、
事実上の標準だなどと言って
一つの言語を押し付けるのでなく

互いに意思を疎通し合うための新しい言語が
自然に、次第に生まれるだろう

その人たちがまた混じり合えば
次の世代ではまた

新しい言語が生まれるだろう

いく世代かのちの世界の人々は
無数の方言を持つ共通の言語で

繋がることができるかもしれない

それは
どんな言葉だろう

未来の人々は
どんな顔をして
どんな文化を持っているだろう

もし

人々が
混じり合うことを
認め合うことが

できたなら



 

『Imagine』以上に夢物語だな、とは思う。

《難民を装ったテロリストが多数入国していた》とか聞くと、もう何をどう考えたら良いのか分からなくなる。自分の信じる正義のためには何をしても良いというのか?

『孤独の王』について、ちょっとまとめてみた

盛大ネタバレ注意。でも、ネタバレの上で読んだ方が安心して読み進められるかもしれません……。
(今日はですます体です)

まずは、Twitter上でいただいた感想など、貼ってみましょう。最近のもの、と思ったのですが、この1ヶ月で感想をくださったのはお二人だけでした。ので、ここ半年くらいに期間を広げてみますね。
では、古い方から並べますよ。

まずは、『キミコロ』の藤崎ほつまさんから!
(今さら済みませ〜んw)

(この頃までは自分も記憶違いをしていたのだけど、正確には(?)1,232枚というボリューム)

(繰り返しの説明を多めにしたのは、長い時間をかけて読む人が忘れてしまわないようにという考えでした。藤崎さんは一日で読了なさったので、より、重複感があったのでしょうね!)

藤崎さん、ありがとうございます!

お次は『青き国の物語』の平沢沙里さん。

そして、平沢さんが読み終わる前に『ターンワールド』の牛野小雪さんがブログに感想記事を書いてくださいましたね! (こちらは完全に結末まで触れてますので、、)

平沢さんが読み終わってくださり、ブログに感想記事をば。

次はインディーズ作家ではない方から、最近です。

星三つ、ってどうなのかな? と最初は思いましたが、この方の感想をいろいろ読ませていただくと、結構辛口が多く、三つだったら褒めてくださってるんだなぁ、と勝手に解釈したのでした。
普段関わりのある方以外からの感想がとても嬉しく、ちょこっとやり取りさせていただきました。ありがとうございます。

(そうです。本日の記事は、この方からいただいた感想が一つの切っ掛けだったのです!)

では次、行きましょう。 『要約 武士道』など、古典の現代語訳を手がけてらっしゃる水上基地さんです。 ブログに書いてくださいました。

僕自身が書いたこんな解説記事も思い出しましたよ。
『淡波ログ:パラドックスの面白さ(?)』


 

さて、もうほとんどの方はお腹いっぱいかと思いますが、ここからが本題ですよ!

これは、本編を読み終わった方用に《あとがき》として書くようなことなのですが、これを知って読むと理解が深まるかもしれないなと思いつつ、冒険してみることにします。
でも、ネタバレが嫌な未読の方は、読まない方がいいかもしれないません。
騙される悦びというのも読書の楽しみの中で大きなものですから……。

『孤独の王』は、普遍的な歴史を扱った話です。

謎の美女と少年、賢いおじいさんというお膳立てに、穏やかで優しげな雰囲気で幕をあけるけれど、夢いっぱいのファンタジーでは決してない。
全然、ないのです。
(ベルセルクよりダークだと言われて苦笑い)

どんなに繁栄を極めても、崩壊しない文明は決してありません。歴史上、亡ばなかった文明は存在しないですよね。今、存続している文明だって、単にまだその時期が訪れていないからに過ぎないのでしょう。

当初から、本の内容紹介ではこううたっています。
《滅亡した古代王国》
《その最後の数十年を辿る物語》と。

《悲劇》というキーワードを書き加えたのは最近ですが、どうもハッピーエンディングを期待して読まれてしまう傾向もあるようなので、変な形で読者さんを裏切りたくはないな、と思っての処置なのです。
《滅亡》という言葉を忘れてしまった読者さんのために、ね。
もちろん、意図的にギャップを拡大させるためのミスリードをしてるわけでもあるのですが。

そしてこれは、現代の日本を扱った話でもあります。

悪政を敷く王は自民政権、《羽ばたける自由の民》は野党、ジュノレア姫は自民造反組だと、簡単に読み替えられるようにできています。

表向き主人公のセニーロくんは、希望に胸を膨らませて立候補した若き政治家。きっかけはどうあれ、現実と向き合い、やがて何かに染まってゆきます。政権を奪取したまではいいけれど、血で血を洗う政争の果てに、というよりは己の愚かさのせいで、追い落とされる運命にあるわけです。

鎖国を敷く内向きなティオル王国は、多神教というかアニミズム信仰を持ち、一神教世界の侵略によって滅びます。これを日本に当てはめると……そこは想像にお任せしますけれど。

このまま行くと日本は……ってね。

そう考えるとごくごく簡単でスタンダードな構造なのですよね。

さて、かなり反則技なこの解説をどう読んでいただくかは、あなた次第。

未読の方、お待ちしてますよ〜!

年末にかけてのリリースなど予定を少々

これからのリリース予定をちょっとだけお知らせしておこうかな。

まずは、例のやつ。

『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』は12/6頃の刊行予定。
それまでに、主題歌をサウンドクラウドで公開します。します。絶対します。──きっと。
『ルルルとリリリ』は同じ頃、ここで連載開始予定。

それから、初めての詩集(こっぱずかしい?)『猫になりたい』も年内に刊行予定。
タイトル作の『猫になりたい』は、淡波ログでは5篇載せています。これは、今のところ全10篇の予定で書きためています。

そしてもう一つ、これは間に合えば、ですが、短編集『光を纏う女』を刊行予定。
あ、ご存知の人はご存知ですね。月刊群雛に初めて掲載していただいた短編、僕の初めての“完全に”大人向きの小説である『光を纏う女』を中心に、全3話の短編・掌編集になる予定です。
群雛掲載時は結構評判が良かったのですが、きっと、未読の方が多いのだろうなあと思います。この機会にぜひ、“大人向けの淡波”を味わっていただきたいなあなんて、思っているわけで。
そしてもし気に入ってくれたら、雑誌の群雛にもぜひ手を伸ばしてみて欲しいな、と。

さてさて、どこまで実現できるかな?
連載も含めてこれからあと4冊出すだなんて、ちょっと欲張りすぎだろうか──。

じゃ、また明晩20時にお会いしましょう!!

のろ過ぎる、のろ過ぎる/新作の執筆状況など

知っている人は知っている、『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の続編、『ルルルとリリリ』を現在執筆中だ。

これまではだいたいの粗筋と結末を決め、ストーリーと空間構成を決めたら、すぐに書き出していた。書いているうちにどんどんどんどん枝葉が広がったり横道にそれたりしても気にしない。結末は決まっているんだし、主人公たちが生きている空間(時代、時間、国や土地)は決まっているのだから、それほど話が変な方向へ行くこともなく、何となく、ちゃんと収束してくれていた。

でも、針とらさんのお書きになった『ぼくのかんがえたさいきょうの小説プロットの書き方!』を読んで、もう少しプロットというやつに注力した方が良いんじゃないかと考えたのだ。

そこで、今書いている『ルルルとリリリ』は、いったん書くのをストップして、きちんとしたプロットを組み立てようとしてみたのだ。
これが結構ハードだった。休みの日を丸2日以上は潰したかな。粗筋も結末も決まっているはずなのに、ぼんやりと考えていたストーリーをちゃんと順序立てて章立てとして整理し始めたら、何だか未解決のストーリーの穴が、たくさん出て来たのだ。
いつもはそれも書きながら少しずつ発覚するので、書きながら何となく解決するような感じだった。
今回、きちんとしようとし始めると、案外難しい。
全てのエピソードがちゃんと意味を持って繋がっていなければならないし、未解決のストーリーの穴は、全て塞いでしまわなければ気持ち悪い。
すごいエネルギーが必要だった。執筆するよりずっと疲れてしまう。

まあ、でもその注力のお蔭で、物語の全体のボリュームもだいたい見えてきたし、悩むことなく、考え過ぎることなく、どんどん筆が進むような気が……していた。

して、いた。のだった。

実際に書き始めると、プロットはプロットに過ぎず、やっぱり書くことこそが物語に血肉を与えるという事実に変わりはなかった。

しかも、だ。プロットを書き慣れないからなのか、1章分のつもりで組み立てた筋がどんどん膨らみ、3章にも4章にもなってしまう。かと思えば、思ったほど書き込むことがなくて、1章分には足りなかったりする。普通の小説だったら別に1章あたりの文章が多かろうが少なかろうが気にしないのだけれど、今書いている『ルルルとリリリ』は、『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』に続いてこの淡波ログでの連載として考えているのだ。
1章あたりだいたい2枚〜3枚のボリュームを標準としているので、あまり多かったり少なかったりすると連載を読んでくださる読者さんが読み難いものになりそうだ。
でも、まあまずは書き切ることが第一なので、どんどん書き進めている。
プロットをきちんと書いたことが本当にプラスになっているのか、時間を無駄にしただけだったのか、それはまだ分からない。

でもきっとね、途中で行き詰まってしまうようなことはないんじゃないかと思うんだ。一応、全ての穴は解決済みだから──今のところね──。

全体では40〜45章になる予定で、現在は20章を書いているところ。書き始めてしばらくは調子が出なかったけど、プロットができあがってからはスムーズに書けているような気もする。

来月の連載開始まで、あと三週間。
さてさて、開始時点でどこまで書けているのかなあ──。

じゃ、また明日!

Macbook Proのバッテリーを換装

メインマシンとして使っているMacbook Proでなく、主に子供たちが使っている一代前のMiddle 2010なのだけど、とうとうバッテリーが完全にオシャカになってしまったので、換装した。今回はその報告とちょっとしたTips(というほどでもないけど)を。
ユニボディのMacBook Proは分解できないらしいという話を以前聞いていたので、最初はお店に持って行って交換してもらおうかと思っていた。
でも、もしかしたら自分でできるかもしれないというスケベ心が出て、ちょっとサーチしてみた。
すると、出てくる出てくる。《自分でMacBook Proのバッテリーを替えてみた》系のページが。どうやら、分解できないというのは完全な思い違いだったらしい。
分解できるなら、今度はAmazonだ。バッテリーにも結構いろいろな種類がある。当然、対応しているものしか使えないので、説明やレビューなど読みながら品定め。
やっぱり純正がいいだろうなと思いつつ、レビューを読み込む。

ふむふむ。なるほど。
どうやら、純正品とうたってAmazonで売っているものの中には、かなりの頻度で偽物があるらしい。そりゃ、Apple自体はAmazonに品物を出していないのだから、推して知るべしなわけだ。

で、選んだのがこれ、

Lizoneのバッテリー。(出典:Amazonさんより直リンク)
(出典:Amazonさんより直リンク)

 

もちろん、ちゃんとうちのMacBook Proが対応していることを品番で確認済み。これは重要。説明文の中にある機種名ではよく分からなかったけど、製品写真の中に、バッチリ品番が載っていた。

このLizoneのバッテリーはMacだけでなくいろんなPCに対応しているし、バッテリーとしての基本性能がきちんとしているようだ。
(届いてから知ったのだけど、ちゃんと保障も付いている。しかも18ヶ月もだ!)

翌日には配送され、早速MacBook Proを分解。

今まで数々のMacを分解してきたので、各種トルクス・ドライバーや精密ドライバーの類はいろいろと揃っている。ただ、気になったのがY字ドライバー。これは持っていなかった。
でも、Amazonに掲載されている写真を見る限り、商品に同梱されているらしい。レビューを見ると、写真はあるけどドライバーは入っていませんよ、と書いている人もいた。
ちょっと不安だったが、まあ、入っていなければホームセンターに買いに走ればいいし、急いでもいないからな。と

で、バッテリーの箱を開けたら、なんとドライバーが4本も入っていた。もちろん、Y字ドライバーもあり(Y字以外の精密ドライバーは全然径が合わず、使えなかった。無駄にトルクスも入ってた)。

これが裏面の写真。周囲にあるネジをどんどん外す。
2015-11-09 17.32.21
(ネジは2種類あり、ヒンジ近くの右寄り3本は長いものになっている。まあ、間違えることもないだろうけど、一応わかるように分けて置いておくと安心)
ネジを外すと、簡単に蓋が取れる。さすがユニボディ、歪みやたわみもなく、パカっときれいに。

そう、実は分解しているときは夜ご飯の前で急いでいたから、写真は何も撮っていなかった。これは後で撮ったもの。

蓋を外すとバッテリーは手前のすぐに分かる位置にある。このバッテリーを留めているネジを外せばいいわけだ。ここに、例のY字ネジが使われている。
ここで一つ、注意点。
このLizoneのバッテリーに同梱されているY字ドライバーは、少々径が小さい。MacBook Proだけでなく、いろんなPCに対応しているのだから、まあそれも仕方がない。油断するとネジ山を削ってしまうので、ここは集中。ネジにドライバーをぐっと押し付け、ゆっくり、あくまでもゆっくりと緩める。ここで焦りは禁物。ちょっとでもミスると、ネジ山が削れて回らなくなってしまう。

バッテリーはこんな形。結構巨大だ。
バッテリーはこんな形。結構巨大。奥側の3本だけがY字で、これを外すときには特に注意が必要だ。

無事にねじが外れたら、今度はバッテリーと本体を繋いでいるコネクターを抜く。これもちょっとくせ者だった。
バッテリー換装の解説ページには、コネクターを《上に》引っ張って外す。とあった。コネクター形状を見ただけでは、どうやって差し込んであるかはよく分からない。ここは解説を信じて、そーっとコネクターを引っ張る。
びくともしない。狭い隙間で指がすべる。
仕方がない、ドライバーを突っ込んで、テコの原理でエイヤッと力を入れてみる。
あれれ? まったく動かない。しかも、マザーボードがぐぐっと動いた。
これはさすがにあり得ないでしょう、と思い。じーっとコネクター形状を見る。

ん?
これ、ひょっとして手前に抜くんじゃないの?
そうだ、と思いつき、交換するほうのバッテリーを袋から出し、コネクター接続部を見る。
ほら、間違いない。これは手前に抜くんじゃん。

コネクター部。どう見ても手前に抜き差しする形状だ。
コネクター部。どう見ても手前に抜き差しする形状だ。

爪を立てて、よいしょっと引っ張ってみる。ぬるりとコネクターがずれる。
よしよし、もっと力を込める。また、ぬるりとコネクターが動く。
そして、すーっと外れた。
ふー。結構汗かいた。

後は工程を逆に辿って、コネクターを差し、ねじを締めて、蓋を閉じるだけ。昔のMacと違い、ネジの種類が少ないし、とにかく構造がシンプルで、すこぶる分解はしやすい。
分解を始めてから全て終了するまでに約30分。
こんなに簡単とは思わなかった。

バッテリーには、購入時15%ほど充電されている。説明書によると、まず残り容量5%程度になるまで放電し、それからフル充電するといい。となっている。それを忠実に守り、まずは起動してアップルのトップページなど表示しておく。自動的にいろいろ動いてくれるから、良い感じにバッテリーが減っていく。

そしてフル充電。

いやあー。新品みたいに元気に生き返った。
非常に充実した30分でした、よ。
(ちょっと冷や汗をかいた場面もあったけどね!)

では、この記事がいつか、誰かの役に立ちますように!

『ぽっきゅん』に参加して見えてきたこと

ユーザーランキングを見てまず気がつくのは、自分の《積ん読》の多さだ。
淡波亮作:気になる4,持ってる56、読んだ59

一目で《読んだ/積ん読》比の高いことが分かる。数字でいうと、比率は1.05だ。周囲のユーザーを見ると、自分の積ん読本比率の高さが目立っている。

そしてもう一つ、もっと重要なのが、《積んどかれてる本》の多さ。
僕の著書をサーチしてみると、こんな数字が見えてくる。(2015年11月8日現在)

■無料本
壁色のパステル:気になる1,持ってる1、読んだ1
さよなら、ロボット:気になる1,持ってる2、読んだ2
奇想短編集 そののちの世界
 1 夜啼く鳥:気になる0,持ってる3、読んだ1
 5 プロテイン・パック:気になる0,持ってる1、読んだ1
 6 段ボール箱の中の人形:気になる0,持ってる2、読んだ3
孤独の王 第一部かけら:気になる0,持ってる2、読んだ4

■有料本(高価な部類)
孤独の王(合冊):気になる0,持ってる1、読んだ2
ケプラーズ5213:気になる2,持ってる3、読んだ3
奇想短編集 そののちの世界:気になる0,持ってる1、読んだ2

孤独の王 第二部別離:気になる0,持ってる3、読んだ1
孤独の王 第三部赤い影:気になる0,持ってる1、読んだ1

■有料本(安価な部類)
奇想短編集 そののちの世界
 2 完全なテロメア:気になる0,持ってる1、読んだ1
 3 可愛くてしかたがない!:気になる0,持ってる3、読んだ1
 4 フローラ:気になる0,持ってる1、読んだ1
 7 サタンと呼ばれた男:気になる0,持ってる2、読んだ3
 8 五感の嘘:気になる0,持ってる1、読んだ1
 9 希望の船:気になる0,持ってる1、読んだ0
 10 未来からの伝言:気になる0,持ってる2、読んだ0

簡単にまとめるとこんな感じだ。

無料本:気になる2,持ってる11、読んだ12
有料本(高価な部類):気になる2,持ってる9、読んだ9
有料本(安価な部類):気になる0,持ってる8、読んだ7

合計の《読んだ/持ってる》比はちょうど1.0、つまり積んどかれている本と読まれた本が同数なのだ。

まあ、はっきりとした傾向を読み取れるほどのサンプル数はないけれど、
1.他人の本を積んでおかないでどんどん読んでる人のほうが、著作を読まれてる(気もする)
2.長い本、短い本、無料の本、高い本では、それほど積ん読傾向に差はない(気がする)

ただし、例えば根木珠さんの掌編のように際立って短い作品には《積ん読》がほとんどなく、《読んだ》比率が100%に近い。きっと、DLしたらすぐに読んでいるのだろう。もちろん、面白いし。

これ、一つの大きなポイントではないかと思っている。

自著を無料で配布するのは、読んで欲しいからだ。気軽にDLして、読んで、気に入ってくれたら有料本にも手を伸ばして欲しいと思うからだ。しかし僕の著書の場合、無料本も有料本も《読んだ/持ってる》比に差はない。もちろん、有料本を《積んでる》ひとの多くは無料キャンペーンで手にしたのではないかと思うし、読んでくださったひとの多くはお金を出して買ってくださったのだろうと思う。
ということは余計、《無料でDLしたちょっと長い本は取りあえず積んでおく》傾向が高いのではないかと推論せざるを得ない。

読んで欲しいから無料にする。

無料だから気軽にDLする。
特に長い本はおトクな気がするし、どんどんDLする。
でもさらっと読むにはちょっと長いから積まれてしまう。
無料で持ってる本があるから、取りあえず有料本には手を伸ばさない。
これは負のスパイラルかもしれない……。

ドアオープナーになるような、もっと短くて読みやすい無料本を用意する方がいいかもしれないなあ──。
なにしろ、まずは読んでもらわないことにはねえ──。

と、そんな感覚を得たような気がする、淡波なわけです。
(ちょっとだけ、ね)

『そののちの世界』の短編ですがね、前半の5冊はホント短いんですよ、マジ、15分で読めるんだから。ね、積んでるそこのお兄さん、お姉さん、読んでみてくださいよ、後悔させませんから、ねッ!

さ、おあとがよろしいようで────。

では、また明日!

BCCKSに挑戦したけど──

いやあ、選んだ本が悪かった。別に、BCCKSさんのせいじゃない、とも思うけど、まあ編集しづらいのは確かだな。

ということで、今日の愚痴ツイートを並べてみよう。

まずは順調に開始!

サクッと公開完了。
──が。


(注:リンク先に本はありません……)

こんなことが起こり。

徐々に暗い気持ちになっていく淡波……。

その暗さが行き場のない憤りに変わり──、

ちょっと反省。


そうそう、データはちゃんと保存されていた。でも分かりづらいよね。

引き続き挑戦しつつも、《HTMLなどのタグを知らなくてもブログ感覚で簡単に編集できる!》というコンセプトに足を掬われる。
何とか自分なりのやり方が見つけられそうになってはきたが、何しろ全て手作業でやり直す必要が生じてしまった。cssで字下げしたり、文の途中で中央揃えにしたり、訳注リンクを埋めている部分など、全てが失われてしまう。
ようするに全文を見直す必要があり、これはちょこっと隙間時間にできるような作業では全然なくなった。

うーむ。

残念ながら、『孤独の王』については当分BCCKSには載せられないなあ。
今度、短編で挑戦してみよう。

そんな、今日の淡波状況──。

ではまた明日!

猫になりたい──5

じゃみじゃみなのか
しゃりしゃりなのか
かりかりかもしれない

仕方ないから
あれをもらいに行こう

警戒しながら
それでも少々
愛想を振りまきながら

しゃかしゃかの
のろまだったら
すぐにでもパクリとできる

でもこんな朝は
そんな気にもなれない

どっちが美味いかって?

そりゃ
しゃかしゃかの
のろまだよ

でもこんな朝は
とにかく腹いっぱい
じゃみじゃみでも
しゃりしゃりでも

この際、
かりかりでもいいんだ

腹がふくれたら
ぱたぱたのやつらをもう少し
じっくり観察してやるんだ

今度は
逃がさないぞ




お茶の間のアイドル、ネコのミーム。人気はCMに始まり、ミームをあしらったチョコレートは飛ぶように売れ、テレビもネットも可愛いネコで溢れていた。さらにどういうわけか、時を同じくしてハリウッドからはネコが主役の映画が同時に2本も届けられた。世界は、ネコの一大ブームに沸いていたのだ。
降って湧いたネコブームに乗り、俺の会社もついにネコ業界へと乗り出したらしい。街を散歩する犬の姿が眼につかなくなった頃、世界の歯車は、大きく狂い始めたのだった。

猫になりたい──4

ひとつ、ふたつ
ひとっ飛びで届きそうな枝に
まるまるした ぱたぱた

ふわりとしたあいつらを仕留めれば、
今朝はご馳走

そろり、そろり
すす
すす

ぱたぱたがちょちょんと跳ねる
いや、まだだ
もう少し我慢

そろり、そろり
すすす
すすす

今だ

私は
後肢の付け根に力を込める

前脚の爪
力いっぱい
青い草叩く

音もなく
身体がふわりと風をはらむ
身体がふわりと枝に迫る

あゝ
届かない

ふたつのぱたぱたが
ぱたぱたと音をさせて

青い空に
消えて行った

昨日も同じ場所で
狩に失敗した

かもしれない

でも昨日って
いつだ?




お茶の間のアイドル、ネコのミーム。人気はCMに始まり、ミームをあしらったチョコレートは飛ぶように売れ、テレビもネットも可愛いネコで溢れていた。さらにどういうわけか、時を同じくしてハリウッドからはネコが主役の映画が同時に2本も届けられた。世界は、ネコの一大ブームに沸いていたのだ。
降って湧いたネコブームに乗り、俺の会社もついにネコ業界へと乗り出したらしい。街を散歩する犬の姿が眼につかなくなった頃、世界の歯車は、大きく狂い始めたのだった。

破壊者

ゆうべの疲れも取れ
ようやく
落ち着いてきたところだ

今朝は気持ちのいい陽射しが
糸に付いた水玉を煌めかせている

昨夜絡みついた大きな蛾も
そろそろ食べ頃になっている

そのまわりでは小さな羽虫の数々が
パクリとしてくれと
笑っているようだ

んぬ?

木が
倒れたのか?

大事な基礎糸が
急に引っ張られ
引き千切られた

私は
しっかりと繋がれた
太い糸を伝い
逆側へと走る

また、
木が倒れたのか?

もう一方の
基礎糸が
無残にも

待て
何が起こっているのか?

私の尻周りほどもある木が
宙を舞っている

もう
全ての基礎糸が
その木に絡め取られている

旨そうだった蛾の身体も
小さな羽虫たちも
ごちゃ混ぜになって

私の身体でさえも

私の美しかった糸に
ぐちゃぐちゃに絡め取られている

前後も
左右も
上下すら分からず

その木は放り出されたようだ
私たちは墜落していく

美しい朝日が
もうどこにも見えない

淡波亮作の作り方