読書/引き続き──

先週、読んでくださった方はお分かりかと思いますが──。
『レ・ミゼラブル』をまだ読んでいます。ようやく第一部の半分を超えたところですが、やはり名作、濃いです。濃過ぎます。

ただ、感じることがあります。
時代の荒波を乗り越えて生き残った名作といえど、やはり執筆した時代というくびきからは逃れられない。ということです。
執筆時より過去の物語なので、そのあたりの歴史描写などもなされているのですが、それを執筆時という《現代》と比較しています。そして、現代の人物や文化と比較したりしているわけです。
これはもう、仕方がない。その時代を知らなければ、作者が何を言わんとしているのかはなかなか理解できないですよね。
古めの名作文学を愉しむということは、歴史であったり文化に造詣があって、その上に成り立つのかも知れません。

僕は歴史が得意ではなかったですし、これからフランスやイギリスの歴史をちゃんと勉強するつもりも(あまり)ないので、とにかく目の前に提示された世界をじっくり味わうだけ、と思いながら読んでいます。

にしても、まあ、固有名詞の多いこと多いこと。今だったら、「余計な描写が多過ぎる!」と言われそうな、物語とはあまり関係のない人物のフルネーム(揃いも揃って長い!)、職業や官位が延々と書いてあったりします。これ、詳しいひとならそれだけで楽しめる内容なのかも知れませんが、知識ゼロの読者には辛いなあ。
でも、それを延々と読むことで、時代の空気なり、様々な登場人物の行動原理に納得できるのですよね。

まだまだまだまだ、先は長いです、この作品──。
こんな話ばかり書いていても仕方ないので、来週は別の読書の話題もしたいものですが……。

じゃ、また明晩!

朝令暮改でいこう!

はい。言うことがコロコロ変わる淡波です。
カクヨムに出している『さよなら、ロボット』なんだけど、やっぱりジャンルを戻すことにしたのだ。
やっぱりこいつはSF。それ以外のものではないんだから。

というのも、カクヨムがオープンされ、ミステリーのページで色々な作品の紹介をざっと見ていて。すごい違和感に襲われたのだ。
僕の作品、まったくミステリーじゃないわ。ここに並んでいたって、読みたい人に全然届かないじゃないか……。ってね。
(まあ、こういう作品を読みたい人がいれば、だけど──)

そりゃあそうだった。たしかにミステリー風味はあるかも知れないけど、僕みたいにロクにミステリーを読んだこともないような物書きが書いたものが、ミステリージャンルの中に並んでいて馴染むはずがない。
検索にかかるためのタグを見ても、もう、SFとしか言いようがない。
で、迷わず登録ジャンルを変更。たった二日間のミステリー区分だったわけ──。

そしてもう一つ。

これはずっと以前から気になっていたこと。

物語は、主人公のジャーナリスト森池マサルが、取材から帰ってきたところから始まる。
それを迎えるのが介護兼ペットロボットのシードだ。ロボットらしい喋り方を表現しようとして、シードのセリフは仮名を全てカタカナにしている。これがもう、極端に読み辛いのだ。
セリフの流れも滑らかじゃないし、内容もこなれていない。小説を書き始めてまだ1年かそこらの頃に書いたものだから、まあそれも仕方がないかも知れないけど、当時から心のどこかで気になっていたのだ、ずっと!

カクヨムへの投稿をきっかけに、ちょっと第1話を読み直してみたら、その読み辛さに閉口した。
これじゃ、読み始めて投げ出す人続出じゃないか? と、正直思った。
実際、PVを見ても、第1話だけで離脱している人が多いかも知れない。まあ、まだ分からないけど──。

有料で売っていた頃は、有料だから読み進めないともったいないと思って読んでもらえていたかも知れない。だから、好意的なレビューだとか感想を目にして安心し切っていた。
昨年無料にしてから、あまり感想を聞くことがないのは、第1話のせいじゃないだろうか? と、思い当たったのだな。

無料だったら、読み始めてすぐに投げ出してももったいなくないからなあ……。

で、書き直す時間も気力もないと思いつつ、僕はカクヨムのサイトの編集画面から第1話をiPadのテキストエディタにコピペして、もう書き始めていた。どんどん削って、ちょびちょび書き直す。

さて、これを先へ進めるかは分からないけどね。

──悩みつつ、強烈に思ったこと──
【冒頭だけ変えたって、物語の本質は変わらない。
 逆に言うと、物語の本質を変えずに冒頭を修正することなんか、簡単なんじゃないのか!?】

まだ読み始めていないあなた。
もしかすると、もう二、三日待った方がいいかも知れませんよ……。

ってことで、じゃあまた明晩!

時代は《201円》か!?

はい、もうお分かりですね。
久々に楽天KOBOさんの話題です。
楽天KOBOで出版しているあなた、今すぐ価格を201円に改定しましょ!

もともとは山田佳江さんの呟きで知ったこの効果。本当に効果てきめんです。楽天KOBOの余った200円クーポンを一番使いやすいのが201円だということなのですが、実は僕、楽天KOBOで買い物をしたことがなく、詳しいことは全然分からないのですが……。
何とも不実なユーザーです。済みません。

1月の後半に拙著『光を纏う女』を201円に改訂し、早速その月のうちに2冊売れました。それまではゼロだったのに!
これで驚いてはいけません。この記事を書いている時点で、もう売上げ冊数が2桁@月を超えています。収入は昨年1年間分を1ヶ月で超えてしまいました(振り込みは年1回ですが)。あ、去年はそんなに少なかったの? という突っ込みはなしです。本当、悲しいほど売れていませんでしたからね──。
これはもう、201円効果以外の何ものでもないでしょう。

もちろん、元が200円設定で1円しか変わりませんし、作品は面白いですよ、ね?
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丁度いい長さの作品を楽天で販売している皆さん、どうですか?
201円にしてみませんか?

じゃ、また明晩!

よし、ミステリーで決まりだ!

今日は2月28日、ということは、明日は2月の最終日、つまり「カクヨム」のオープン日だ。
ということで、今夜の話題はもちろんカクヨム。

兼ねてから表明してきたとおり、僕は既発表作品で参加。そして、登録の際、当然のようにジャンルを「SF」とした。
作品はご存知『さよなら、ロボット』(あ、知らなかった方、ごめんなさい……)。
僕のプロフィールアイコンやTwitterの背景にも使っている、とても思い入れのある作品だ。

データはepubになっているから、WEB上の投稿システムであるカクヨムに載せるためにはテキスト部分をペーストする必要がある。最近の作品では、行頭の一字下げは普通に全角スペースを入れているのだけれど、この作品を書いていた頃は全角スペースを使ってはいけないと思い込んでいて、一字下げは全てCSSの設定で行なっていた。
そのため、epubを構成するxhtml書類を開いて文字をコピペすると、一字下げは全てなくなってしまうのだ。
それにもちろんルビもなくなって、「漢字+ルビのかな」という構成になってしまう。それを、全て手作業で修正する必要が生じたわけだ。

いやあ、辛かった。
丁度、何年ぶりかで風邪を引いてぶっ倒れて(いや、実際には倒れてはいないよ)30時間ほど爆睡した後、「今やらなきゃいつやる!?」と急に何だか分からん啓示を受けたような気がして手を付け始めたのだ。
(面倒だし、やっぱ参加するの見送ろうかな〜という悪魔の囁きに負ける直前だったわけで──)
全14章のこの作品、1章目を終えた時点で、やっぱやめよう、と真面目に思った。でも、もう1章分だけ頑張ってみるか、と思ったのが運の尽き、もう、突き動かされるように最後まで──。

で、字下げとルビと引用部分を修正しながら、斜め読みしていて思ったのだ。これ、SFって言ってたけど、違うんじゃない? って。

もちろん未来の話だし、ロボットや冷凍睡眠なんかが出てくる。でもそれは舞台装置に過ぎないのではないか、と。

物語が始まると、まず最初の謎が提示される。
主人公マサルの父ケンイチは、不治の奇病「グラマン氏病」で冷凍睡眠していたが、急に覚醒させられ、研究対象として監視されている。
何か、裏がありそうだ。
そして、介護を行なうロボット、シードが突然失踪する。だがシードだけでなく、ロボットの失踪は全世界で同時発生していた。
続いてマサルの「恋人になれていたかも知れない友達」スミカが、バチカンで突然の爆発事故の犠牲になる。
行方不明になった大量のロボットが地下に蠢いていたという証言を残して。

ジャーナリストであるマサルは、ロボット失踪と奇病の謎を解くために世界へ飛ぶ──。

これ、ミステリーじゃん!
(ミステリーファンの皆様、ごめんなさい。僕はロクに読んだこともありませんっ!)

そう、思ったわけだった。

いやあ、こんなことに文字数を費やして済みませんです……。
と、いうことでですね、『さよなら、ロボット』の登録ジャンルはミステリーにしたのだった。

もしかしたらこれで、新たな層に届けることが出来るかも知れないぞ、とか、調子のいいことを思いながら!


ここのところ急に投稿のレギュレーションが話題になっているけれど、基本的には「有料で販売されている限り」参加できない。という基本ルールを信じることにしている。それなら、無料作品ならストア公開作品でも問題ないと考えられるので。
もちろん、大前提を言えばそれも怪しい。そもそもAmazonさんで無料になっているのは、他のストアで無料にしている関係で《Amazonさんの好意によって無料化されている》のだ。
著者ページにおける作品の登録では、0円という設定は不可能で、必ず99円以上の値段を付けなければならない。
そこを《本来の契約内容》を捉えると、Amazonさんで無料化している作品は本来無料ではないということになり、カクヨムの応募規定における「商業的利用について無契約の作品」という部分に抵触する可能性があるのだ。

──これをカクヨムさんがどう考えるかは、まあ、公開期間が始まってから様子を見るしかないと思うので、何かあったらまたこの場かTwitterなどで報告しようと思う。

ではまた明晩!

──この話には、何とも言えない続きがあるのだ、が──

『ルルルとリリリ』第六十〜六十三話!

土曜日の夜を待ち切れない良いこのみんな〜、今夜も無事、お話は前に進むよ!
あ、そうそう、もしまだこのお話を読んだことのないお友達は、この《斜め右上》を見てね。
そう、『ルルルとリリリ』目次っていうメニューが見つかったよね?
第一話から順番に読めるから、ゆっくり追いついてね!

さて、今夜のお話は?

エックエックの国の都で、ルルルとリリリはいよいよ王様と話をします。
さて、ユッポユッポの魚のこと、トオムさんのこと、馬車のこと、色々なことを分かってもらうことができるでしょうか?

では、始まるよっ!

『ルルルとリリリ』第六十〜六十三話
『ルルルとリリリ』第六十〜六十三話

いかがでしたか?

ルッカス王子は優しそうだけど、どうやら王様は大臣と何かを企んでるみたい──。
来週はどうなっちゃうんでしょ?

では、また来週〜!

BiB/iの表示に不具合のある方用のPDFは、こちらですよ!
[第六十〜六十三話]


『ルルルとリリリ』は、『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』の五年後のお話です。
もしも、まんがいち未読のかたは──、
Amazonさんで好評発売中ですのでぜひこちらへ↓どうぞ!



初の連載小説にしてほんわかしたお伽噺『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』。
大変好評を戴いた物語はそのままに、新たに描き下ろしの挿し絵を加えた電子書籍版です。
《第一話から第七話までを収録したお試し読み版が、こちらの作品ページにございます。》

今週の一枚─008/MakeHumanのライバル登場だッ!

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(画像のリンク先はLabのサイトです)

──みんな、新しい道具を手に入れるぞ!──
久々にCGネタです。Mac、Linuxユーザーに朗報、かな。
でも、電子書籍クラスタのあなた、ここで読むのを止めないで!
(「コミPo!」で表紙イラストを作っているあなたは、対象外、かな。あれにはまだ敵わん……)

最近、MakeHumanのサイトを見たひとは気がついたかな?
Blenderの新しいaddon、Manuel Bastioni Lab 1.0.0のお知らせが載っていることに。

これは、MakeHumanの開発者の1人が15年にわたるノウハウを注ぎ込み、独自に開発したすんごい人体モデリングツールなのだ。

MakeHumanと同じような人体が、Blender上で直接作れる。エクスポートする必要もないのだ。Blenderのaddonにありがちな、「パラメーターをいじれるのは最初だけで、ちょっと何か動かすともう調整できない」ということもない。何しろそこが便利!

さあ、まずはこれを見て欲しい。
最低限のカテゴリー(「ヨーロピアン系」「アジア系」「アフリカ系」、「男女」)を選択したら、たった1クリックで人体を生成。それから、「ポーズ」「表情」などのパラメーターを自在に調整できる。生成後に「体格」に関わる各パーツの大きさは自在に調整できる。
(MakeHumanのように「年齢」の調整ができないのは残念ポイントだけど)

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もちろん、顔だって自在に変えられる!

 

ただ、人体を作れるだけでなく、パラメーターをいじるだけで、様々なポーズをしてくれる。表情もライブラリでたくさん登録されている。だから、ボーンの動かし方が分からなくても、何となくそれっぽい人体データが作れるのだ!

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こんなに豊かな表情が──

スクリーンショット 2016-02-21 16.52.29

メニューを選ぶだけで作れる!

そして、これだ。
スクリーンショット 2016-02-21 16.29.41

アニメ風の少女キャラが、何回かクリックするだけで作れるのだ。
(男の子も開発中で、もうすぐできるそうですよ)
これ、ラノベの表紙にバッチリなんじゃない?

ただし、
難点が二つある。

・Blenderの基本操作が分からないと、恐らくは何もできない
(基本操作は、藤堂++さんのこちらのページを見てね!)
・服がない
(裸だと、電子書籍ストアの審査も通りにくいでしょうし……)

今後もウォッチして、その進化をこの場で報告しますからね!

じゃ!

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詩/空っぽだ

空っぽだ
とにかく空っぽだ

僕の言葉なんか
空っぽだ

何もかも
嘘っぱちだ

心なんか
どこにあるもんか

愛なんか知らない
お前なんか知らない

言葉なんか
作り物のうわ言さ

空っぽの僕を
振ってごらんよ

何の音もしないから
何の色も混ざりやしないから

見栄っ張りさ
欲得ずくめさ
汚らしい嘘つきさ!

だから

僕をひっくり返してみな

宇宙が出てくるんだからね!

空っぽだからこそ
何でも入れられるんだ

そこからは絶対、
宇宙が出てくるんだからね!

それが
空っぽであることの
唯一の美点

なんだぜ!

読書/今読んでいる本

水曜日は読書の日。もとい、読書について書く日。にしてます。

さて、今週は読み終わった本が何もないです。本当はここでバーンと、あの本のことを書く流れなんでしょうけど、その前から読んでいる長い長い本があって、まだ読み始められない状態です。
もちろん、今はどこを見ても「あの本を読んだよ」という話が載っているので、敢えて時期を外そうかしら、というのもありますが……。

で、今読んでいるのはこれ。


これね、ちょっと注意が必要なんですよ。
「04」となっているのは、この前に三冊も別の本があるからなのですが、「01」が要注意です。
訳者の方が書いた『レ・ミゼラブル』の完全な粗筋が書いてあります。「この物語は、こんな内容です」なんて、書いてあります。
もちろん、大ざっぱな筋は誰でも知っているでしょうし、今さらネタバレだからどうのという性質の作品でもありません。文学ですし。
でもねえ、読み始めて、いきなり序文で結末まで書かれるのは、気持ちのいいものではないですよね。

ということで、まだ、第一部の四分の一ほどまでしか読んでいません。ようやくジャン・ヴァルジャンが出てきたところ。
文庫本にして千ページ以上ある作品なので、いったい、いつまでかかるやら……。

ま、そういうことで!
(来週も読み終わっていないのは間違いない……何を書こうかなあ……)

シリーズ打ち切り!

先週まで毎週火曜日に掲載してきた『僕を作ってきたものたち』というシリーズ。たった五回の掲載だったけど、編集部(そんなものはないです!)の方針により、打ち切りにあいなりました。

「過去のことはやめだ。未来に生きようじゃん!」
と、いうことですね。このシリーズはもう終わりです。

だってさ、僕がこうして過去の話をしたところで、何の肥やしにもならないでしょ。何者にもなれなかった《ただのおっさん──しかも、まだこれから何者かになろうとしてあがいているおっさん──の過去》が、何の参考になる? って思うと、もう何だかこっぱずかしいやら馬鹿らしいやらで……。
もちろん、何か突然面白い過去ネタを思いついたら書きますけどね〜。

何回か付き合ってくださった読者さん、ありがとうさまです。
さ、また新たなネタ探しの旅に出なくっちゃ、ですね!

では、また明晩!

残しておきたいツイート─008

今から1年ちょっと前、2015年1月17日まで遡りますよ────。

こういう性格なので、自作に出てくる戦闘シーンなどは、書いていて全然楽しくないのです。《必要だから仕方なく書く》とまではいかないのですが、まあ、必要なシーンを必要なボリュームで書ければいいかな。という感じ。
ま、戦闘シーン目当てで僕の書くものを読む人はいないでしょうが。

もしかしたら、今、『孤独の王』を読んでくださってる人がいるかもしれないですし、ね。
(ファンタジーつながりで、さ)

これは、度々言われることですよね。
僕も、サラリーマンをやめる日が来たら、散歩をしながらアイデアを捻り出したいなあ。

火の鳥はね、忘れられない作品ですよね。

まあ、何というか、デジタルで音楽を加工し過ぎるのは嫌だなあという気持ちは、様々なクリエイティブにおける作品の産み出し方の最近のテクニックに対するそれと共通する何かが……。


《ほんとうの元年》よ、早く来い!

ま、まあまあ。
意外と知られてないんだからさあ……。
(あ、これじゃ、Eインクでカラーの地図が見られるような書き方だったか。あかん)

宣伝ついでに。
あ、これで10ツイートだ。
気がついたら宣伝要素が濃過ぎたけど、参考になるものも一つはあったよね?
あったよねっ?

じゃ、また明晩!

淡波亮作の作り方