Blender99、今後の方針について

 

思うところあり、少々方向転換をすることにしました。

1.多店舗展開の終了

Blender99は第1巻を3月に発売しましたが、BCCKS経由で配信した各店舗からの売上げ結果(3月分)が6月10日に上がってきました。
売上げと読み放題で読まれた冊数の合計は小説で考えれば決して少な過ぎる水準でもないのですが、後々のAmazonでのDL数と比べればかなり寂しいものです。
しかも、Amazon集中を避けるための多店舗配信なのに、結局のところ半分以上はAmazonの数字でした。

Amazon以外での販売は、楽天KOBO、SONYリーダーストアなどで合計7冊。iBooksやブックウォーカーにおいては0冊(!)でした。
(同時期にBCCKSで直接販売されたものがこの他に2冊ありますが)

加えて、AUブックパスという読み放題サービス(印税率3%程度!)でのDLが少々。他の店舗で売れていない小説作品がブックパスで細々と読まれているなら周知・拡散などの意味はありますが、本シリーズではデメリットが勝っていると考えざるを得ません。

自分の好きなアプリで読めるepubデータで配布することの意味が大きいことは重々承知なのですが、それを特にメリットとは考えず、《電子書籍はAmazonで買う》という層が電子書籍を読む層の多数を占めていることを、改めて確認してしまった気持ちです。
文芸ではなくリファレンス本ですし、多店舗展開のほうがきっとたくさんの読者さんに届くと思ったのですが、あまり関係がなかったようで──。

昨晩、配本停止の申請を上げました。
残念ですが、これから順次、各ストアから消えると思います。

ストアから消えたことを確認後、改めてAmazonでの専売申請を行うことになります。

これをお読みの方でAmazon以外の電子書籍ストアでお買い求めくださった方、申し訳ありません。続刊については、Amazonにてお買い求めいただくか、読み放題サービスをご利用下さいませ。宜しくお願いします。
それに伴い、WEBでの連載記事も削除する場合がありますので、ご了承ください。

(まあ、人件費に換算するとして○○万円以上はつぎ込んでいますから、せめて少しでも……と。ご理解下さいませ)


2.シーズン1の続刊について

次は小さなお知らせです。
第5巻までのシリーズは、大幅増補でもWEB記事ナンバーとのリンクは保てていました。
第6巻からは章の順番も大幅に見直しますため、WEB連載時の記事ナンバーと章の順番がまったく異なるものとなります。電子書籍としてまとめる際に、より効果的な学習順序を再検討した結果です。
連載時の読者の方にとっては、今後の刊行順が予想とは異なることになると思います。という程度の違いですが……。


3.シーズン2について

シーズン1の刊行を終えたら、バージョン2.8を対象としたシーズン2をこの場で連載開始の予定にしていました。
でも────、
シーズン1の場合、連載を終えてから電子書籍化するまでに、第1巻で1年4か月経っています。シーズン1の第1回を掲載したのは2016年11月18日のことですから!

そうすると、シーズン2の電子書籍化は、早くても2020年……。
それ、いつだよ??
(操作法や機能が変わる可能性もありますし、今回のように結局ほとんど書き直すという未来が見えます……)

今までのペースで進めると、刊行はそんな先になってしまうわけです。
とはいえ、週に1本の記事を書くわけですから、それ以上のペースアップは不可能。
これ、ちょっとあり得ないですよね。

シーズン1で学んでくれた方が、それまで待ってくれるわけがない!

と、いうことで、あくまでも現在の考えですが、シーズン2についてはWEB連載を諦め、電子書籍用の書き下ろしということに決めさせていただきます。

そうすれば、この秋あたりにバージョン2.8が出た場合、今年中にシーズン2の電子書籍を出すことも可能かな、と思いますので。

ご意見ありましたら、ぜひコメントかTwitterでどうぞ。

ではまた!

うわわ!ごめんなさい!

Blender99の第4巻、第5巻ですが、つい先ほど出版作業がすべて完了しました。
午前二時でございます。

今夜はちょっとプライベートでいろいろとありまして、少々焦っており、、間違いを犯してしまいました。
というのも、出版から三日間はセールを行うと言っていたにも関わらず、定価にて出版申請をしてしまったのです。。。継続読者のみなさま、まことに申し訳ありません!!!!

明日朝に確認し、すぐに価格改定を行うつもりです。
(何時に起きられるかな……)

AM7:45、セール価格への変更申請完了しました。
もう少々お待ちください! (追記)

AM10:30、セール価格への変更完了を確認しました。
定価で購入してくださった人はいなかったので安心──(追記)

たぶん午前中にはセール価格に直ると思いますので、それまで購入はお控えください!!

前回も似たような失態をお見せしましたのに、重ね重ね自分の愚かさに呆れています。

ほんとうに済みません!

&どうぞ宜しくお願いしますです!

最新刊発売予告(早い者勝ちセール情報!)

ども、淡波でございます。

予想外にすばらしい反応をいただきましたBlender99の第3巻に続きまして、第4巻、第5巻の目処がある程度立ってきました。
まだ第5巻に関しては予断を許さない状況(まだ最後までいってない……)ですが、現在の予定としては6月10日に2冊同時発売です!

2冊同時発売といっても、元々の予定は1冊にまとめる予定だった「Cyclesマテリアルの基本」が2冊分になります。
そもそもボリュームが多かったのに加えて、バージョン2.79で入ったPrincipled Shaderもサポートする必要が出てきましたし、1冊分の長さではどうにもなりませんでした(笑

内容的には、今回も連載時とは相当変わっていると思います。図版も増えていますし、文章はあらかた書き直した感じです。
連載ではまったく触れていなかったあれやこれやもかなり追加しています。

Blender99シリーズとしては最も大事にしている《分かりやすさ》についても、数ランク上がったのではないかと思っていますが、そこは読者さんの反応を見ないとなんとも言えないかもですね。

で、価格です。
定価については前回から270円と決めました。
これは変更なしでずっといきます。

前巻の販売数を大きくブーストさせてくれたセールについては、今回はもう少し工夫したものになります。

基本的には発売から3日間をセール期間とし、手動でいわゆる「カウントダウン・ディール」的なものをやろうかなと思っています。

初日は99円でスタートし、10冊売れるごとに10円ずつ価格を上げる予定です。もちろん価格変更は手動&Amazonの承認が必要なので、売れ行きとリアルタイムでリンクするわけではないのですが。
5月のセールから想像するに、99円にすると、恐らく初日から数十冊レベルで買って頂けるんじゃないかと思います。二日目の朝には150円くらいに上がっている可能性が高いので、まさに早い者勝ちの過酷な安値購入競争になる予感、大です(そんなすごいもんじゃない)。

発売三日目までに販売が171冊を超えれば、そこで定価に戻ることになります。
超えない場合は、三日目の深夜あたりに定価に戻します。三日目の昼あたりにいったいいくらで販売しているか分からないところが、スリル満点で面白いでしょ?
(なんかちがう)

それからもう一つ大事な情報です。

まだいつまでそうするかは決めかねていますが、第4巻、第5巻は、まずAmazonのみで発売する予定です。
他のストアに出していても、やはり今ひとつ反応が薄いのですよね。やはりAmazonの販売パワーはずば抜けているんじゃないかと。
各種ストアの3月販売実績が出そろうのがまだもう少し先なので、実際の数字は分からないのですが、各ストアでのランキングをちょっと見た感じでは、Amazonの数%も出ていないようですから。
Amazonの独占販売に関する規約に関しては、内容がこれだけ変わっているので問題ないのではないかと思っています。自分としてはもう別物扱いなので。

続刊をご購入予定にしてくださっている読者さんは、ぜひ、6月10日の発売を待って、すぐポチってくださるとおトクです。
ぼくもそんな頻繁に売上げをチェックしているわけではないので、実際の値動きがどうなるかは想像できませんけど──。

今夜はそんなお知らせでした!

ではまた!

作品ページを更新

どれだけサボっていたのか……というくらい久し振りに、作品ページを更新しました。
これまでは『希望の夜、絶望の朝』までしか掲載されていなかったので、『魔女と王様』の含めて五作品分の情報を新たに掲載したことになります。
とはいっても、おおむねAmazonさんなどの紹介文と内容は同じなのですが、、
(『コンピューテッド・ブレインズ』のページは少しだけ力を入れましたよ)
スクリーンショット 2018-05-19 19.23.31

と、それだけでは寂しいということもあり、『さよなら、ロボット』のページの3Dコンテンツを心機一転差し替えました。
以前はARコンテンツの紹介を載せていましたが、junaioアプリがなくなってからは3Dのコンテンツがなくなっていました。

今回は、昨今流行りのSketchfabスケッチファブを用いた3Dコンテンツを制作しています。文フリのオルタニア・ブースに来てくださった方はご存知の、『ぱぶにゃんVR』と同じスタイルのコンテンツです。
普通にWEBページとして見るときはマウスでぐりぐり回す3Dビューアとしての楽しみ方ですが、VRゴーグルをお持ちであればVRモードが利用出来ます。
数百円程度で買えるVR用メガネに、お持ちのスマホをセットして見るだけでもVRを楽しめるんですよ!

こちらにコンテンツを埋込みます。
Youtubeもそうですが、Wordpressの仕様なのか、使用しているテーマの仕様なのか、埋込み動画はなぜか天地が相当短くなってしまいます。
これだとキャプションの「+more」をクリックすることも出来ないようなありさまなので、ぜひSketchfabのページに飛んで、見てくださいませ──。

 

画面左下の立方体アイコンをクリックすると、Sketchfabのサイトでこのコンテンツが開きます。

続いてこちらも。


え、進捗はどうか、ですって?
そりゃあもう、ダメですよ。
ちょっと体調が悪いこともあり、いまひとつ進んでいません。

新作長編小説『イン・ザ・フォグ』については、もう一歩で全体が見えるところまで辿り着けそうです。夏のリリースは堅いですね。
『Blender99 第4巻』については、作業してはいるのですが、なかなか進みません。こちらも夏のリリースでしょうか──

今日はそんなとこ。

ではまた!

ア23-24

タイトルが謎の記号で始まりました今回の淡波ログですが、そうです、本好きの方はもうピンと来ましたね。

来たる5月6日の文学フリマ東京に『SF雑誌 オルタニア』として参加することになりました。

「フリマ」はフリーマーケットのことです。淡波ログの読者さんは知らない方もいらっしゃると思うので簡単に解説しますと、(主にアマチュア)文学の作品展示即売会です。
東京流通センターの第二展示場で、なんと800ブースも出店されます。
わがオルタニアのブースは2階の会場だそうです。そのブース番号が、今回のタイトルにある〈ア23-24〉というわけです。

オルタニアブースではどんな本が出品されるのでしょうか。全体像は来てのお楽しみとして、僕の本としては二冊を出品することになりました。
(これまでの各寄稿者の作品がたくさん出ますよ! →もちろん文フリ限定作品も!

★僕の一冊めは、『ケプラーズ5213』の文フリ特別版です。

紙本を制作するにあたり全編を見直し、こまごまと修正を入れました。

修正しながら、最初は上のツイートのような気持ちで、かなり大変な改稿になるだろうと考えていました。

でも不思議なことに、そこそこ修正が入ったのは前半だけで、中盤以降はそれほど直すべきところがなかったのです。

実はこれ、よくあることなのです。
執筆が調子に乗ってくると、品質も安定するというか、ミスが減ってくるのです。表現上も、先へ進めば進むほど修正したいポイントが減ってくる。きっとこれは、ゼロから世界を構築しなければならないSFの特徴かもしれないな、と思ったりします。
前半は、自分の頭の中にあった世界を〈真実味を持って〉文字で構築することが大事なので、よくよく考えたり迷ったり悩んだりしながら書くことが多いのです。
中盤に差し掛かると、世界はもう〈そこ〉にあって、主人公たちが自由に走り回ったり考えたり喋ったりする様子を記録していればいいのですから。

また、ケプラー186fの先住生物との会話は、今まで圏点を多用したものになっていました。紙の本だと読みにくいかと思ったこともあり、これを太ゴシック体に改めました。読みやすくなりましたし、話者ごとに書体が変化すると、誰が喋っているか一目瞭然になりました。考えていた以上の効果が出たのではないかと思います。

加えて、〈終章〉には新たな描写を少しだけ追加しました。現行バージョンだと少しばかりあっさりし過ぎていたので、よりイメージが湧くようになったのではないかと思います。

本書については、追ってAmazonの電子版も改訂しようかと考えていますが、しばらくは現状ママです。編集をBCCKSエディタのみで行ったため、Amazon版のデータに反映するのはなかなかに大変なのです──。

★二冊めは、最新短編の『コンピューテッド・ブレインズ』です。

こちらは内容には手を入れていません。
短編を文庫や新書サイズで一冊の紙本にするのは無理がありますので、豆本としました。軽く小さく、お値段も安く抑えられますので、短編小説の刊行のかたちとしてはなかなか良い選択肢ではないかなと思います。

どちらの本も、文フリ限定の〈オルタニア・ノベルス〉のシリーズとして刊行します。
共通のロゴが入っていたりして、本棚に並べるとなかなか良い感じです!


さて、紙本を作るときは、電子書籍と決定的に異なることがいくつかあります。

紙の本はリフローではないので、文字の大きさや改ページが入るべき場所をしっかり決めないと、見た目が悪くなることがあります。
それもあって、微妙なところで文字数の調整なども行いました。まあ、それは内容とはあまり関係ない部分ですが。
改ページ後に数文字だけ溢れていたりすると間抜けですもんね。

ところで、紙の本には、「折り」という単位があることをご存知ですか?
本を作るとき、印刷時には大きな紙に刷って、それを何度も折り重ねて最後に裁断するわけです。
その、印刷時の大きな一枚の紙からできるページの塊の単位が、「折り」です。16ページを1折りとするパターンがいちばん多いのではないかと思いますが、BCCKSでも16ページが1折りです。例えば本が33ページだとすると、2折り(32ページ)には収まりませんから、3折りの本になります。つまり、48ページ。
BCCKSの場合、そのあまった15ページを白ページにするか、メモとして罫線を入れるか選ぶことができます。
でも、やっぱりそれは間抜けな感じがしますよね。

そこで、どちらの本も文字の大きさや改ページ、白ページの挿入場所などを絶妙に調整しながら、余計な余りページが出ないようにしました。
ふー、これ、結構たいへんなんですよ(笑

とまあそんなことで、入魂の紙本を多数用意して文フリ2階会場、オルタニアブースであなたのご来場をお待ちしています。
ぜひ、来てくださいね。
開催はゴールデン・ウィークの最終日、5月6日の11時〜17時までです。
(僕も会場に行きますよ!)

では、よろしく〜!

シンチョクとシンキョク!

こんばんは。
エイプリルフールですが、もう嘘は吐き疲れたので、平常運転でいきましょう。

まず進捗。

小説は、例の新作『イン・ザ・フォグ』をようやくiPad miniからMacに移し、ばらばらのテキストファイルで書いてきたものを1つにまとめました。章の順番もだいぶ決まってきて、ストーリー上の矛盾点も少しずつ解決しています。
が、まだ書き終わるまでは遠そうです。
データをまとめている中で、途中でブツリと終わっている章が発見されたり(笑)、ぜんぜん終わりは近くなかったです……。
文字数としては10万字をちょっと超えた程度です。最終的には12万字くらいになるかなあと考えていますので、分量としてはまずまずいいところまで来ているのですが。


と、いうところでまた浮気して、5千字程度の掌編を一本書いてしまいました。
SF作家米田淳一さんの作家生活20周年を記念したサプライズ・トリビュート本であり、SF雑誌『オルタニア』の特別増刊号でもある『ヨネタニア』のために書いてしまいました。
タイトルは『プリンドーム・プライマル』。知ってるひとは知っている、米田さんの商業時代からの代表作である『プリンセス・プラスティック』の、パロディーです。

実は、この雑誌のためには曲を作っていたため、作家としての参加はしない予定だったのです。でも、皆さんから原稿が集まってきて編集部員の立場で読んでいたら、急に自分も書きたくなってしまったのです。
だって、米田さん本人までも巧みに騙して原稿を書いてもらったりしたんですよ。この盛り上がりに乗らない手はない、と。
究極の内輪ノリですが、なかなかこんな機会はありませんからね!

電子版はBCCKSストアにて無料配信中です。

表紙を見てください、実に豪華じゃないですか!

jacket_480

(参加者の数からして、いつものオルタニアより賑やかです!)


そしてもう一つの進捗──『Blender99』の第3巻についてです。
きっと淡波ログに来てくださる方は、そっちの方が気になっているのではないでしょうか……?

第3巻、WEB連載時に使用している動画の数が半端ないんですよ。静止画の図版がほとんどなくて、動画のオンパレード。
たしかにCG制作の参考に、と思うと動くものの方がいいと思います。
でも、電子書籍に動画を埋込むと再生できない場合が多くなってしまうため、それは出来ません。動画はリンクで入れるしかないので、書面が文字ばかりになってしまうんです……。

CGの参考書でそれはあまりに辛い。
そのため第3巻は、動画を分解した連続静止画を多用する構成になっています。もちろんせっかくの動画が見られないのもよくないですから、動画と静止画による説明と、どちらも見られるようにしています。

文章の書き直しや追加もかなりあり、ビジュアル面でもほとんどが作り直しという状況です。
先週の時点で連載時の文章はBCCKSエディタに入力し終わっていたのですが、そこからまあ、直すこと直すこと。

というわけで、現在の進捗は50%くらいでしょうか。
GW中に5巻まで出したいと秘かに思っていましたが、それはまるで無理のようです。今は何しろこの第3巻をまとめなきゃ、という段階です。


──で、次は新曲の話題です。
もう、お分かりですね。しつこいくらいにツイートしていましたしw

鉄研でいず_s
(画像をクリックすると、Google Play Storeに飛びます)

人物イラストがソメイヨシノ氏、宇宙のイラストが山田佳江氏、デザインが波野發作氏という贅沢なジャケットです。かっちょいいですね。
肝心の曲は、というと、かっちょいいというより、にやにや笑いが止まらないような歌です。
ぜひヘッドホンで、爆音でお聴きください!


いやー、「企画モノ」、実に楽しいです。
何か面白そうな企画があったら、ぜひ声を掛けてくださいね。
音楽でも小説でもヴィジュアルでも、喜んで参加しますので!

今日はそんなとこ。

じゃ、また!

NovelBotch続報

さて、先週からあまり目立った動きはないとも言えますが、大きなところではこちらです。

ノベルボッチ参加作品『コンピューテッド・ブレインズ』のプロモーションビデオが完成し、Youtubeにアップしています。
まだの方はぜひご覧下さいね。

先日お伝えしましたように、音も今回のために作りました。
作中に登場するロックバンドの曲も入っています。〈弛緩する曲﹅﹅﹅﹅﹅〉で「ラララー」と歌うだけなのでぜんぜんロックじゃありませんけど。
実は調子に乗って、作中には登場しないのに曲全体も作りかけたのですよね。ちゃんと二番まで歌詞も書いてたりして。
まあ、これはいつか時間があったら形にするかもです。出来は悪くなさそうなので。

下のツイートですが、欲張って電子書籍ストアへのリンクも同時に張っているため、Youtubeへのリンクが完全に埋もれていました。
おバカですねえ(笑

お陰様で、BCCKSさんではこんな状況です。

この記事を書いている今も、同じ場所にしっかり掲載されていましたよ!
いっぽうAmazonさんでも初動がかなりよくて、新着ランキングに出たりもしました。
ぼくの最近の作品では珍しいですね。これもNoveljamあやかり効果だったりして────。

早速四つ星のレビューも付いたんですよ!

まあ、一段落付いた感じなので、またBlender99の編集に全力を傾けようか、というところです。

今日はそんなところ。

じゃ、また!

NovelBotch参戦記!

ほんとうに、孤独な戦いでした────

ということで、僕以外には誰も参加者のいなかった本イベントですが、長い長い三日間が無事終わりました。
参戦の記録を下記に残しておきます。
後々のご参考に(ならないでしょうけど)。

3/6 22:00 帰宅後、ふとこのイベントを思いつく。お風呂でアイデアを練る。
3/6 23:00〜24:20 いきなり執筆。ここまでで2,700字。

3/7 8:00〜8:30 電車で執筆。ここまでで4,000字。
ノベルジャムのレギュレーションである「3,000字以上」は既にクリアしたが、いかんせん内容がまだまだ途中。


カレージャムにも参加、ということで、お昼はきっちりカレーを食した。

3/7 20:15〜21:15 帰りの電車で執筆。もう文字数は数えていない。

3/7 22:00〜23:30 表紙作成。
だいたいのイメージは歩きながら考えて、お風呂の後ですぐにCG制作開始。この根っこ形状を円に並べて樹の場所と合わせ込むのがいちばん手間だったかな。 レギュレーションにあった「32字以内のキャッチコピー」も表紙に入れ込んだ。

CoputedBrains_blg

3/7 23:30〜25:45 表紙ができたので執筆に戻る。
初稿上がって約9,000字に。

3/8 8:00〜9:00 電車で推敲1回目。

3/8 12:00〜12:30 仕事中に電車移動があったので、すかさずBCCKS編集開始。仮epub作成まで一気に行う。

3/8 12:30〜13:00 ランチがてらepubで推敲と校正。
epubに書き出して別画面レイアウトにすることで、ちゃんと他人の目(気分)で読みます。ノベルジャムのように、編集者としての役割も果たそうとしたわけですね……。

電車に乗って落ち着いて考えたら、この事実に気付く(笑。しかしめげずに継続。
(Twitterをここに貼り込むと、時間が1時間ずれて表示されるぞ。なんだこれ)
スクリーンショット 2018-03-10 17.20.55ほら。

3/8 19:45〜20:30 電車でBCCKS上に修正項目を反映。
同時に、ストア用紹介文(400字まで)と書籍内説明文(100字まで)もレギュレーションに合わせて書く。

3/8 21:30〜22:56 BCCKSで最終仕上げ、出版作業を行い、出版!
ちなみに、下のツイートの再生ボタンから、この場を離れずに試し読みまで出来ちゃいます。
BCCKSすげー!

単純に足し算すると、586分。のべ9時間46分でした。
歩きながら表紙のデザインを考えていた時間を足して、まあちょうど10時間というところでしょうか。
6時間くらいで出来るんじゃないかな、と高をくくっていましたが、きっちりかかりました。それに、相当きつかった。もうこんな無謀なことは平日にやりたくないですね。

表紙のCGに関して、樹の3Dデータは『飛ぶ夢なんて、飛ぶ夢でしかないのに』の時に作ったものを流用したので手間はかかりませんでしたが、根っこは今回のために作りました。

根っこの3Dデータを斜めから見るとこんな感じ。実際は3種類作り、回転・拡大縮小でバリエーションを出しました。
根っこの3Dデータを斜めから見るとこんな感じ。実際は3種類作り、回転・拡大縮小でバリエーションを出しました。

 

表紙デザインはおなじみAffinity Designerです。

使いやすくて動作は軽快。かなり効率よくデザインがすすみます。
使いやすくて動作は軽快。かなり効率よくデザインがすすみます。

 

BCCKSで出版する時には忘れてはいけない「背表紙」と「裏表紙」も、1ファイル内で完結。

本をぺたっと開くとこんな感じです(紙の本も買えるんですよ)。
covers

BCCKS_store
クリックするとBCCKSのストアに飛びます

BCCKSのストアでは、こんな感じに表示されています。


さて、以上が参戦報告ですが、アフターNovelBotchについても少々考えています。
(今のところまったく注目されていませんしね!)

物語の中でロックバンドが出てくるのですが、作中で使われた曲を実際に作ってみました。
まだこれは人に聴かせられるようなものでなくメモ程度なのですが、近々形にしたいなと思っています。
出版直後にプロモーションビデオも作りはじめたのですが、さすがに体力が持たなくて断念しました。
これも、元気が戻れば形にしたいな、と。

そうそう、それからAmazonのストアについては、BCCKS配信でなく直接配信にしました。
そのため価格を自由に設定出来ますし、紹介文なども変更出来ますからね。

BCCKSでの最低販売価格は200円なのですが、Amazonでは99円の設定が可能です。
現在、Amazonでは99円に設定しています。このままずっといくか、これは発売記念価格として後日BCCKSと統一するかは未定です。
Amazonでの販売ページはこちらです。『コンピューテッド・ブレインズ』

今週の報告は、こんなところでしょうか。

ではまた、来てくださいね!

シンチョク──0225

いやあ、2週間もブログの更新をさぼったのは初めてじゃないでしょうか。
進捗は、ですね……。

ここのところ、Blender99の電子書籍化を黙々とこなしています。
当初の目論みでは2月末に第1巻と2巻をまとめて発売! のつもりだったのですが、やはり間に合いませんでしたね……。

Blenderロゴの使用権など、Blender Foundationからの許諾はすんなり運んだのですが、肝心の作業が。
ブログの記事をサクッと電書化、と思っていましたが、いやはや手間の掛かること掛かること。
当初たいへんかなあと思っていたのは、電子書籍では動画の再生が出来ないためサーバーの別の場所に動画を置いてリンクを張る作業でした。
作業を初めてみれば、それはわけないことでした。全然手間は掛からない。

それよりむしろ、最初から再び順を追って読み直してみると、「最高に分かりやすい」つもりで書いていた内容がなんと分かり辛いこと!
これでは、『世界でいちばん分かりやすい3DCG講座』と胸を張ることは到底出来そうもありません。

──で、追加、修正、補足、の嵐ですわ(笑

それから、電子書籍はリフロー型にしますので、レイアウトを凝ることはできません。でもその分、フォーマットの統一は必須。少しでも見やすく、読みやすくするために、全体を通して書式を考え直しました。

追加の解説や説明の補充も多く、バージョン2.79に対応するためのキャプチャ撮り直しもたくさんあります。2.78の画像でも実際問題として変わらない部分はそのまま使っていますが。

ということで、Blender99は3月中旬頃の2冊同時発売を目指して鋭意編集中です。最初から全てBCCKSで作っていますので、BCCKS、Amazon、楽天はもちろん、おもだったほとんどの電子書籍書店に配信します。

どうかもう少々、お待ちくださいね!


え、小説は?

はい。長編小説「イン・ザ・フォグ」ですが、かなり進んだところでストップ中です。もう上述のBlender99に自由時間のほとんどを吸い取られてしまっている感じですね。
もうモバイル執筆だけで進められるところを越えてしまったので、落ち着いてMacで編集する時間が必要なんですよね……。


音楽は?

あ、実はまたある企画で曲を作っています。ちょっと苦しみながら作りましたが、かなり楽しんでますし、なかなか楽しい曲になるんじゃないかと思います。小説執筆が止まっている分、電車での作曲作業が捗ってます。
詞の半分はあるセルパブ作家のかたが書いてくださって、僕が続きを書いた感じで。
それから、ある美人作家さんがゲストでひとこと登場します。

これは、楽しみですねえ!


今週は、そんなとこ!

じゃ、またね!

Affinity Designerで日本語縦書きの荒技!

最初に断っておきますが、これは裏技です。
僕が日本語縦書きしたいケースでは充分実用的ですが、本格的なデザインには向かないと思います。ご承知の上で読み進めて頂けますと幸いです。
(僕の場合:電子書籍の表紙にタイトルなどを入れる用途がメインなので)

さて、Affinity Designer、素晴らしいソフトです。
「これで日本語縦書きさえ出来ればどれほどイラレの牙城を崩す位置に近づけるか」と言われ続けて2年ほどでしょうか。
僕自身、発売された頃からずっと使っていて、それさえあればなあと思っていました。

でも、日本語の縦書きを実装するのって、相当難しいんですよね。
世界的にみれば縦書き文字はごくごく少数派。
そのために開発リソースを割くのはかなり厳しいと想像されます。

日本人が作成した日本語のアプリですら、完璧な縦書き対応を実現しているものは少ないのですから……。

・約物の位置と回転が、種類によって異なる。

例えば、「。」や「、」について見ると──
 横書き:1文字のスペース内で右下にあります。
 縦書き:右上です。向きはそのままですね。
「─」については、
 横書き:1文字のスペース内で、上下センター、左右は文字幅いっぱいです。
 縦書き:1文字のスペース内で、左右センター、上下は文字幅いっぱいです。向きは90度回転しています。


・行間と文字間の考え方を逆転させなければならない。

 文字自体の向きは同じなのに、横書きでは文字の左右が文字間。縦書きでは文字の天地が文字間になります。
 単純な問題のようで、実は結構難しそうなのですよね。
(技術的なことは分かりませんが、縦書きをうたっているアプリで横書きから縦書きに変更すると行間がおかしなことになる場合は、そういうことなんじゃないかと思います)

使っている側はあまり意識していませんが、開発には高いハードルがありそうですね。

となれば、待っていても日本語縦書き正式対応は難しそう。
いろいろといじっている中で、ちょっとした裏技を見つけました。
今回はそれをご報告(前置きが長い!)

方法としては2つあります。
どちらも横書き文字を強制的に縦に整列させる方法ですが、文字間と行間を読み替えることで、それなりに調節も可能です。

まず1つめ。
文字ボックスを用います。


 
とっても簡単ですね。
文字ボックスに文字を打ったら、横幅を一文字分程度に縮めるだけです。
最初から縦に細い文字ボックスを作っておけば、縮める手間も不要です。

次です。
まずラインを引きます。


 
メニューバーの「レイヤー」から「テキストフレームに変換」を選択し、文字を打ちます。
この方法だと、最初から縦書きになっているので見やすいですね。

ということで、どちらの方法もほぼ手間は同じ。
何か有意な差はないかといろいろ見てみましたが、どちらでも好き好きということで。

はい。
え、これで終わりじゃつまらない?

そうですね。

これらの方法には、大きな欠点があります。
vert03

冒頭の内容にあったとおりです。
句読点が全て変な位置にありますし、「──」が横向きになっています。

これを、直していきましょう。
出来るんですよ、ちゃんと(ちょっと面倒ですが)。
まずは読点(、)から。


(ちょっと途中で間違えていますが、それはご愛嬌……)

読点の位置が調整出来ましたね。
左右位置を調整したい時は、改行を挿入して段落を変えてしまうのがミソです。
こうすれば、上下左右とも自由に文字位置を調整出来ます。

次は「──」の回転です。

これは、先ほどのようにはいきませんでした。
残念ながら、オブジェクト自体を分割してちまちま直すしかないようです。


(わざわざ動画にするようなものでもありませんが……。実は、罫線は縦横が別文字として存在しています。今回の場合は、縦用の罫線を打ち直せばいいだけなのですが、ね。「──」「││」)

さて、役に立つか立たないのか分からないような微妙な内容でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか?

今回の記事、もちろんAffinity Designerで縦書きしたい人が対象なのですが、もう一つ目的があります。こういう記事が書かれることによって、日本語縦書き需要の大きいことが、Affinityを作っている会社さんに届くと良いなあと思っているのが本音だったりもします。

では、本日はこれにて!

Happy designing!!

淡波亮作の作り方