僕を作ってきたものたち─001

また、新シリーズ。
年の初めにDavid Bowieが亡くなってから、ずっとBowieの曲ばかり聴いていた。

それで、いろいろとBowieが僕にくれたものや影響を受けたことを考えていた。

その昔『オディティ デビッド・ボウイ詩集』を買った時、初めてじっくり彼の書いた詩を読んで、打ちのめされた。
もう、《歌詞》なんてもんじゃない。
《詩》だ。そりゃそうだよね、『詩集』だもん。
彼の詩はよく哲学的、と言われる。んー、哲学的、カッコいい。若い若い頃の僕は、そんな歌詞を(しかも英語で!)書きたくて、七転八倒したものだった。
1984年の発売だから、32年も前の本だ。
(わ、10代だわ!)
そうか、その頃は、詩の雑誌『鳩よ!』も買ってたなあ──。

『オディティ』の中でも、題名を聞いただけでその詩的な響きにやられてしまう名曲『フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年』(確か詩集では、「〜野生の瞳をした少年」だったんじゃないかなと思うけど、今、本が手元にないので分からない……)のPVを、ここに貼っておこうかな。
ラジオでエアチェック(死語すぎる!)して、いつも聴いていた曲。
(歌詞をコピペするのはいろいろと問題があるようだし──だからといってYoutubeのリンクならいいのか、な? まあ、みんなやってるけど……)

実際のところ、歌詞の内容を何も覚えてはいないんだけど、何というかもう、景色が見えてくるでしょ?
ね。

Bowieに影響を受けた曲を、きっといっぱい作っていたと思う。
彼の詩は、自分以外、人間以外の何か別物になりきってストーリーを語るようなスタイルも多かった。ひょっとして、僕のSF観も、Bowieの影響を受けているのかもしれないな……。

そんな、第一回でした。
(続くの?)

じゃ、また!

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