ええ〜、遠視に続き、『微妙な』シリーズ第2弾(多分第3弾はないだろうけど)。
iPad mini 4を購入しましたよ!
僕はこの端末とは因縁があるのだ。まあ、「あ、そう」程度の話なんですが。
僕は長年iPod touchを愛用しているのだけど、いくつか不満があったのだ。まあ、端末の仕様だから文句を言う筋合いのものではなく、単に不満。
初代のiPad miniが発表される前、その新しい端末はiPadの小型版なのかiPod touchの大型版なのか、どっちなんだと噂になっていた。僕はiPod touchの大型版を欲していたのだけど、発表されたのは今までよりちょっとだけ大きいiPhone5と同じサイズのiPod touch5と微妙な大きさのiPad miniだったわけ。
まあたしかに大きくはなったけど、なった幅が微妙過ぎる……と。
iPod touchに対してそれまで思っていた残念ポイントはというと──
何しろ画面が小さい。(当たり前だけど)
細かく上げると、
1. 文章を書くとき、画面がキーボードと変換候補で埋まってしまう。アプリによっては入力された文章の表示が3行か4行しかなくて、前後関係をまったく把握できない。これは、文章書きにとってはとても大きなストレス。
2. 作曲アプリを使っていると、やはり編集画面が小さ過ぎて、とても疲れる。
3. お絵描きアプリにも画面が小さ過ぎて……。
4. スカルプトアプリにも画面が小さ過ぎて……。
てな感じかな。何しろ、小さいことの弊害が多いのだ。(特に僕の場合、遠視で──しつこい──UI等の字を大きく設定しているので、表示情報量が相対的に減ってしまう)
iPod touchはiPodのタッチパネル版などではなくて、やはり超小型のコンピューターだし、そういう使い勝手を想定したのがiOSでしょうと。
だから、iPod touchの画面が1.5倍くらいになるといいのになあ……と、ずっと思っていたのだ。で、発表されたiPad mini。どうしようかな、と悩んだけど、発売を待っている間に「これはいいんじゃないか?」という思いが大きくなり、ポチったのだった。
当時。
勢いで。
2012年の秋だから、ちょうどKindleを買った直後で、同じくらいの大きさだろうというイメージがあったんだよね。
Kindleは、コートなどのポケットにぎりぎり入るサイズ。恐らく、iPad miniも入るんだろうと思い込んでいた。
たまたま仕事の関係で、アップルからiPad miniが届く前日にアップルストアの近くに行ったんだけど、「そうだ、iPad miniの現物をいったん見ておこうか」と思って入ったのだった。
iPad miniを手に持っての第一印象は、
「あれ? 大きい」
だった。
そして、店員さんにお願いしたのだ。
「済みません、これ、ポケットに入れてみていいですか?」と。
(何言ってんだ、この客、という顔を一瞬しつつ、優しく「どうぞ」と店員さん)
入らなかった。入らなかった!
ぎりぎりでもポケットに入れば、iPod touchと同じ使い勝手で画面の大きな理想端末が手に入る。そう思っていた淡波は、大きく裏切られたのだった。(考えが浅いですね〜)
そして、淡波の取った行動は?
家に帰り、アップルストアのアカウントにアクセスし、いきなり購入をキャンセル。しかし、もうキャンセル出来ない。そこで、返品手続きを。
翌日、届いた段ボールをそのままアップルに送り返してしまったのだった。
注文してから返品するまでの一週間はワクワクしていたけど、これでどんより。そして週末、最寄りのPCデポで、こちらも発売されたばかりのiPod touch5を購入したのだった。
だが、そこからがiPad miniとの因縁の始まりだった────。
次回へ続く!
(これで終わんないじゃん)