今日は2月28日、ということは、明日は2月の最終日、つまり「カクヨム」のオープン日だ。
ということで、今夜の話題はもちろんカクヨム。
兼ねてから表明してきたとおり、僕は既発表作品で参加。そして、登録の際、当然のようにジャンルを「SF」とした。
作品はご存知『さよなら、ロボット』(あ、知らなかった方、ごめんなさい……)。
僕のプロフィールアイコンやTwitterの背景にも使っている、とても思い入れのある作品だ。
データはepubになっているから、WEB上の投稿システムであるカクヨムに載せるためにはテキスト部分をペーストする必要がある。最近の作品では、行頭の一字下げは普通に全角スペースを入れているのだけれど、この作品を書いていた頃は全角スペースを使ってはいけないと思い込んでいて、一字下げは全てCSSの設定で行なっていた。
そのため、epubを構成するxhtml書類を開いて文字をコピペすると、一字下げは全てなくなってしまうのだ。
それにもちろんルビもなくなって、「漢字+ルビのかな」という構成になってしまう。それを、全て手作業で修正する必要が生じたわけだ。
いやあ、辛かった。
丁度、何年ぶりかで風邪を引いてぶっ倒れて(いや、実際には倒れてはいないよ)30時間ほど爆睡した後、「今やらなきゃいつやる!?」と急に何だか分からん啓示を受けたような気がして手を付け始めたのだ。
(面倒だし、やっぱ参加するの見送ろうかな〜という悪魔の囁きに負ける直前だったわけで──)
全14章のこの作品、1章目を終えた時点で、やっぱやめよう、と真面目に思った。でも、もう1章分だけ頑張ってみるか、と思ったのが運の尽き、もう、突き動かされるように最後まで──。
で、字下げとルビと引用部分を修正しながら、斜め読みしていて思ったのだ。これ、SFって言ってたけど、違うんじゃない? って。
もちろん未来の話だし、ロボットや冷凍睡眠なんかが出てくる。でもそれは舞台装置に過ぎないのではないか、と。
物語が始まると、まず最初の謎が提示される。
主人公マサルの父ケンイチは、不治の奇病「グラマン氏病」で冷凍睡眠していたが、急に覚醒させられ、研究対象として監視されている。
何か、裏がありそうだ。
そして、介護を行なうロボット、シードが突然失踪する。だがシードだけでなく、ロボットの失踪は全世界で同時発生していた。
続いてマサルの「恋人になれていたかも知れない友達」スミカが、バチカンで突然の爆発事故の犠牲になる。
行方不明になった大量のロボットが地下に蠢いていたという証言を残して。
ジャーナリストであるマサルは、ロボット失踪と奇病の謎を解くために世界へ飛ぶ──。
これ、ミステリーじゃん!
(ミステリーファンの皆様、ごめんなさい。僕はロクに読んだこともありませんっ!)
そう、思ったわけだった。
いやあ、こんなことに文字数を費やして済みませんです……。
と、いうことでですね、『さよなら、ロボット』の登録ジャンルはミステリーにしたのだった。
もしかしたらこれで、新たな層に届けることが出来るかも知れないぞ、とか、調子のいいことを思いながら!
ここのところ急に投稿のレギュレーションが話題になっているけれど、基本的には「有料で販売されている限り」参加できない。という基本ルールを信じることにしている。それなら、無料作品ならストア公開作品でも問題ないと考えられるので。
もちろん、大前提を言えばそれも怪しい。そもそもAmazonさんで無料になっているのは、他のストアで無料にしている関係で《Amazonさんの好意によって無料化されている》のだ。
著者ページにおける作品の登録では、0円という設定は不可能で、必ず99円以上の値段を付けなければならない。
そこを《本来の契約内容》を捉えると、Amazonさんで無料化している作品は本来無料ではないということになり、カクヨムの応募規定における「商業的利用について無契約の作品」という部分に抵触する可能性があるのだ。
──これをカクヨムさんがどう考えるかは、まあ、公開期間が始まってから様子を見るしかないと思うので、何かあったらまたこの場かTwitterなどで報告しようと思う。
ではまた明晩!