楽天KOBO電子書籍ストアにて、いよいよ『さよなら、ロボット』の無料配信が始まりました。kindle storeへのプライスマッチ申請がこれからなので、お急ぎの方(いないか?)はこちらからどうぞ!
『さよなら、ロボット』は、大人も子供も楽しめる空想科学小説です。
舞台は、謎の奇病「グラマン氏病」が蔓延する近未来。この不治の病によって、人類は存亡の危機にさらされようとしていました。
主人公の森池マサルはジャーナリストで、グラマン氏病に冒されている父ケンイチの命を救うため、この奇病の謎を追って世界を駆け巡ります。治療法が確立するまで冷凍睡眠によってその命を永らえさせられているケンイチですが、あるとき《財団》の医師によって、目を覚まされます。
取材旅行から帰ってきたマサルは自分より見掛けの若い父と再会します。が、そんなとき、介護兼ペットであるロボット、シードが突然姿を消します。
でも、姿を消したのはシードだけではなかったのです。数千万体にもおよぶ世界中のロボットたちが、突然大移動を始めたのでした。そして、誰も予想しなかった大事件が巻き起こります。
ロボットたちは、いったいどこへ?
マサルはグラマン氏病の謎を解くことは出来るのか?
そして、世界は……?
こんなお話、いかがでしょう?
(ストアにある小説の紹介文より上手く書けたかも!)
本当はこの機会に表紙も差し替えたいと思ったのだけど、そうするとせっかくのARコンテンツ(ここ参照!→作品ページ内なのでご安心を)が動かなくなってしまうので、今回は見送ることにしました。知ってる人は知っているジュナイオのサービスが12月15日で終了するので、それまでは同じ表紙で行こうかなと思っています。まあ、表紙の画像認識に悪影響を及ぼさない範囲で帯などの改変はしようかと思っていますが。
さて、ここでいきなり話題が変わりますが、ちょいと振り返っておきましょうか。
・まずはARって何?
スマホやタブレット(昔はPCにWEBカメラという組み合わせだった)、はたまたグラス型端末のカメラに写っている映像に、デジタルコンテンツを重ね合わせて表示し、《現実を拡張する》こと、ですね。
日本では最初に流行ったのが《セカイカメラ》に代表されるジオタグ型でした。今は画像認識から動画や3DCGを出すタイプが主流です。今どきは立体認識、環境認識などもありますし、塗り絵タイプなんてのも流行っていますね〜。
・ジュナイオって何?
ドイツのメタイオ社が展開していた世界的なARアプリとそのサービス。何しろ機能が豊富で、追随するものがないほどのすごいアプリでした(個々の機能では優れたものもあるけど、その開発性、機能追加のしやすさ、シナリオの自由度、オープンな開発環境など、最高のARと言っても過言ではなかったのです)。
そしてこの春、アップルがメタイオ社を買収したことによってジュナイオのサービスは終焉を迎え、世界中のAR開発者にものすごいショックを与えました。僕も仕事上、大変な思いをしました。これで食えなくなった開発者も大勢いると言います。
僕は個人的にもその開発者登録をしていて、『さよなら、ロボット』と『孤独の王』でそれぞれコンテンツを制作して公開しています。
・『さよなら、ロボット』のARコンテンツってどんなの?
ね、面白そうでしょう?(強引)
残念ながら、このジュナイオサービスはこの冬の初めで終わってしまうのだけど、日本でメタイオ社の代理店をしていたサイバネットさんから素敵なお知らせが届きました。ジュナイオ用に作られたARコンテンツの多くを移植できる独自サービスを始めるんですって!
これを個人向けにフリーで開放することは無さそうなので、やはり『さよなら、ロボット』のARコンテンツはいったん終了せざるを得ないんですけど、ちょっと将来に希望を残してくれた感じがします。それに、来年になればアップルがメタイオの技術を基にした、オープンで新しいARプラットフォームを始めてくれそうな予感も大きいですしね!
今日はちょっとITな感じで迫ってみました……。
では!