奇想短編集『そののちの世界』の入り口にふさわしい『段ボール箱の中の人形(現在無料!)』を連載としてお届けする第4回目です。
この時代、子供の遊び相手といえば自律型AIを備えた機械仕掛けの人形であった。
我が家でももう十年目になる。毎年、一人娘繭子の誕生日直前に新しいデザインのものが発売されているのだ。毎年発売される最新流行の人形に世界中の子供たち──と、もちろん親たちも──が踊らされて、何十年になるだろう。世界は人形で溢れていた。
そしてある日、繭子の人形がおかしな言葉を喋り出した……。
第4回は、こんな風に始まります──
そこはゴミ捨て場ではなく、どこかの店の裏口のようだった。電柱を見上げ、番地の記されたサインを読む。ああ、通りを一本間違えていたのだ。ここはちょうど、目的地のリサイクルショップの裏手だ。その店の裏口に違いなかった。そうか、この店に持ち込まれた人形は、こうやって野積みに……
第1回目を読みそびれた人はこちら!
一回あたり原稿用紙5〜6枚程度で、WEB上でちょこっと読むにはちょうど良いボリュームだと思います。
どうぞ何かの合間や隙間時間にお楽しみください。
もちろん、ビューアには最高に読みやすいBiB/iを採用していますので、ブラウザ上できれいな縦書表示になっています。
第4回
『段ボール箱の中の人形』第4回
いかがでしたか?
次回は、
“どうも、眠れない夜が続く。家にも会社にも体調にも異常はない。でも眠れない。小刻みな耳鳴りが止まない。寝不足が寝不足を呼ぶ悪循環だろうか。それとも何かの病気の前兆か。俺はベッドをそっと抜け出し……。”
次回、新展開が!!
楽しみですね。
では、また来週!
もしもこの作品を気に入ってくださいましたら、他の物語もぜひ読んでみてくださいね。
他にも無料の作品がありますので!
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本作品は、『奇想短編集 そののちの世界』に収録された作品の中の1本です。 ご興味ありましたら、こちらにもお立ち寄りくださいね。
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現在無料ですよ!
それではまた次回──