奇想短編集『そののちの世界』の入り口にふさわしい『段ボール箱の中の人形(現在無料!)』を連載としてお届けする第3回目です。
この時代、子供の遊び相手といえば自律型AIを備えた機械仕掛けの人形であった。
我が家でももう十年目になる。毎年、一人娘繭子の誕生日直前に新しいデザインのものが発売されているのだ。毎年発売される最新流行の人形に世界中の子供たち──と、もちろん親たちも──が踊らされて、何十年になるだろう。世界は人形で溢れていた。
そしてある日、繭子の人形がおかしな言葉を喋り出した……。
第3回は、こんな風に始まります──
小脇にフラワーちゃんを抱えて鬼のような形相で、狭い路地を歩く俺は足を止めた。空を見上げる。あの妖精型の人形が、一人で飛んでいた。
第1回目を読みそびれた人はこちら!
一回あたり原稿用紙5〜6枚程度で、WEB上でちょこっと読むにはちょうど良いボリュームだと思います。
どうぞ何かの合間や隙間時間にお楽しみください。
もちろん、ビューアには最高に読みやすいBiB/iを採用していますので、ブラウザ上できれいな縦書表示になっています。
第3回
『段ボール箱の中の人形』第3回
いかがでしたか?
次回は、
“人形の小さな山のあるそこはゴミ捨て場ではなく、どこかの店の裏口のようだった……。”
そうです。これ、表紙のイメージですね!
次回も楽しみになってきましたよ。
では、お楽しみに!
もしもこの作品を気に入ってくださいましたら、他の物語もぜひ読んでみてくださいね。
他にも無料の作品がありますので!
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本作品は、『奇想短編集 そののちの世界』に収録された作品の中の1本です。 ご興味ありましたら、こちらにもお立ち寄りくださいね。
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現在無料ですよ!
それではまた次回──