先日途中経過を掲載した『プロテイン・パック』の表紙画が完成しました。子供の頃に夢見たような、懐かしい未来都市です。空はどんより曇って、街は冷たい感じ。決して明るい未来ではないけれど、冷たい街に差した暖かな夕陽がチューブの中のバスに乗る主人公の二人を優しく照らしています。
(そんなん見えねえよ! って声が聞こえてきそうですが)
上の画像をクリックすると、ワイヤーフレームから表紙デザイン完成までのタイムラプスGIFを見ることが出来ますよ。これから自作の表紙をデザインしようと考えている方の参考に、ほんの少しはなるかもしれません。
ちょっと重いので、モバイルの方は要注意。
小サイズのGIFも用意しましたので、こちらからもどうぞ。
ところで、絵のどこが変わったかと言うと、ビルの構造を見直し、空っぽだったエアチューブの中にはバスが走って(飛んで)います。そのバスには、前述のようにカップルが乗っています。まあ、細かい部分はよく見えませんが、ちゃんと見えない前提の精度でしか作っていないのでご勘弁。
クジラ型の何かの口の先には、何かがありますね。これが何であるかは小説を読んでのお楽しみです。
読んでいると「お、このシーンか!」と分かりますので、イメージが湧きやすくなりますよ。
珍しく、自分でもこの絵は気に入っています。表紙ではちょっと隠れていたり小さくて見えにくいので、お気に入り要素を二箇所、トリミングしてお見せしましょう。
小説は2月5日にAmazon Kindle Storeと楽天KOBO電子書籍ストアにてどちらも同じ99円にて発売されます。このシリーズの例に漏れず、あらすじを言ってしまえば怖い怖い未来なのですが、ちっとも怖い話じゃありません。血とか、グロテスクな描写もないですよ。子供の頃に初めてSFを読んだときのような読書体験を、昔子供だった大人の方に味わって欲しくて書いた話なのです。
楽天では無料キャンペーンを行なう予定です。お急ぎでない方は(急いで読みたい方はいないんじゃないかと思いますが)、無料になるまで待つといいかも。
万が一、お急ぎの方は、既にAmazon Kindle Store で予約を受け付けてますよ。ペットボトル一本より安いけど、それ以上の満足を得られると思うんです。
僕なら買っちゃうけどな、と言ってみる。