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短編第五話の表紙が完成

奇想短編集 そののちの世界 第五話『プロテイン・パック』
奇想短編集 そののちの世界 第五話『プロテイン・パック』

先日途中経過を掲載した『プロテイン・パック』の表紙画が完成しました。子供の頃に夢見たような、懐かしい未来都市です。空はどんより曇って、街は冷たい感じ。決して明るい未来ではないけれど、冷たい街に差した暖かな夕陽がチューブの中のバスに乗る主人公の二人を優しく照らしています。
(そんなん見えねえよ! って声が聞こえてきそうですが)

上の画像をクリックすると、ワイヤーフレームから表紙デザイン完成までのタイムラプスGIFを見ることが出来ますよ。これから自作の表紙をデザインしようと考えている方の参考に、ほんの少しはなるかもしれません。
ちょっと重いので、モバイルの方は要注意。
小サイズのGIFも用意しましたので、こちらからもどうぞ。

ところで、絵のどこが変わったかと言うと、ビルの構造を見直し、空っぽだったエアチューブの中にはバスが走って(飛んで)います。そのバスには、前述のようにカップルが乗っています。まあ、細かい部分はよく見えませんが、ちゃんと見えない前提の精度でしか作っていないのでご勘弁。
クジラ型の何かの口の先には、何かがありますね。これが何であるかは小説を読んでのお楽しみです。
読んでいると「お、このシーンか!」と分かりますので、イメージが湧きやすくなりますよ。

珍しく、自分でもこの絵は気に入っています。表紙ではちょっと隠れていたり小さくて見えにくいので、お気に入り要素を二箇所、トリミングしてお見せしましょう。

Mini Buss in Airtube
Mini Buss in Air-tube (クリックしても大きくなりません)
whale
So called “Whale” (クリックで拡大します)

 

小説は2月5日にAmazon Kindle Store楽天KOBO電子書籍ストアにてどちらも同じ99円にて発売されます。このシリーズの例に漏れず、あらすじを言ってしまえば怖い怖い未来なのですが、ちっとも怖い話じゃありません。血とか、グロテスクな描写もないですよ。子供の頃に初めてSFを読んだときのような読書体験を、昔子供だった大人の方に味わって欲しくて書いた話なのです。

楽天では無料キャンペーンを行なう予定です。お急ぎでない方は(急いで読みたい方はいないんじゃないかと思いますが)、無料になるまで待つといいかも。

万が一、お急ぎの方は、既にAmazon Kindle Store で予約を受け付けてますよ。ペットボトル一本より安いけど、それ以上の満足を得られると思うんです。

僕なら買っちゃうけどな、と言ってみる。

短編:Amazonと楽天のはざまで

現在刊行中の短編、『そののちの世界』のシリーズですが、Amazon Kindle Store と楽天KOBO電子書籍ストアの二カ所に置いていただいています。Amazon では99円、楽天では三話目までは0円です。少しでも多くの方に読んで欲しいと考えて経験値の全くない楽天では無料で出しているのですが、無料にも関わらずダウンロード数は極めて少ない状況です。
Kindle Storeの場合は、初めから無料という設定はできず、無料キャンペーンをやれば数百人の方にダウンロードしていただけるのですが…。

楽天では、現在、短編三本分でまだ一桁なのです。やはり、無料にしただけでは人目につかないということなのですね。これでは、気軽に読める新作をじゃんじゃん出して多くの人に手に取ってもらうという計画が、全くの無駄に終わりかねません。
そのため、次の手として、第四話の『フローラ』は楽天でもAmazonと同じ99円に設定。発売後、無料キャンペーンを打つ予定です。これで結果を見て、楽天におけるダウンロード数が伸びなかった場合、その次からは楽天には出さないかも知れません。

Amazonでは独占販売にしない限り無料キャンペーンを打つことができないので、このままでは、せっかく10日ごとに新作を出しても、Amazon でも全く注目されることがありません。せっかくの集客力を無にしてしまうので、ここらが判断のしどきなのかな、と考えている次第。。
→1/20追記、これは、全く無名の僕だからという事情にすぎません。売れている方はちゃんと楽天でも注目されていますね…。せっかく初期から参加したのだし、あまり早く決めつけるのは良くない姿勢かな、と思い直している最中。

ところでこちら、制作中の第五話目、『プロテイン・パック』の表紙です。子供の頃に科学雑誌や図鑑、子供向けSFなどで夢想した<懐かしい未来>のイメージです。まだ途中なので、出来上がったらまた画像を載せますよ。こちらもお楽しみにお待ち下さい!

Work in Progress『プロテイン・パック』
Work in Progress『プロテイン・パック』

 

さて、第四話の配布数はどうなりますことやら…。結果の報告にご期待下さいね!

この記事が、いつか独立系作家の方の役に立てるといいのですが。

短編第四話の表紙が完成

短編集『そののちの世界』の第四話、『フローラ』の表紙が完成しました。今回は一日であがり、ほっとしています。

フローラ
フローラ

 

今回はサクッと出来たので、途中の画像がありません。それが分かるくらい僕の作品に詳しい人はいないかと思いますが(笑)、実はこれ、過去の作品からのシーン流用です。

地形、木、草と石は全て『孤独の王』で作った予告編の大枯れ木のシーンから持って来ています。今回変更したポイントは…

・大枯れ木は焦げて真っ黒い木なので、テクスチャを普通の木に差し替え
・元々あった丘を無くすため、地形を平たく潰して変形
・砂利道をアスファルトの道に変更(全然分かりませんね)
・頂点ペイントをやり直して、草の分布を変更

そしてもう一つ、花は『Waiting』というショートアニメーションから持って来ています。
三色の花を、上述の草原にバラまき直しています。

さて、Twitterで三種のパーティクルを使用、と呟きましたが、もう分かりましたね。
1.草 240万株(12万+Children各20ヶ)
2.石 900個
3.花 3000本 です。
草、石、花とも何種類かずつを作成してグループ化し、それぞれ別のパーティクル・システムでグループをピックしてバラまいたものです。草は一株6本セットで、今数えてみたら一株あたり26クアッドポリでした。つまり、合計では草だけで6240万ポリゴン!

こうなったら、全部数えてみよう。石は3つセットで32ポリ。32×900個で28,800ポリ。花も3本セットで287ポリ。287×3,000本で861,000ポリ。その他に、木が11,167ポリ、地面と道路で1,914ポリ。。。あ、これ、もう誰も読んでないですね。

で、合計は、63,302,881ポリゴン!

しかも、マシンはMacbook Proですから。いやあ、Blenderって凄いですねえ。

今日は訳の分からん投稿でした。

(この記事は誰の役にも立ちません! ← きっぱり)

短編集第三話の表紙用に猫を制作中_2

ようやく続編です。というか、表紙画像完成の報告です。

奇想短編集 そののちの世界 第三話『可愛くてしかたがない!』

 

今回はかなり苦労しました。可愛くなったかどうかは別として、ようやく完成です。まあ、主役として目力のある猫にはなったんじゃないかと…。

うちの子(ブリティッシュ・ショートヘア)とは全然違う種類の猫にする積もりが、ちょこちょこ参考に見ているうち、やっぱりそれっぽくなってしまいました。

前回のウェイト・ペイント後にパーティクルで毛を生やした直後のレンダリング画像が下図。多少、長さは調整できているのですが、法線からまっすぐ毛が生えているため、固い針金のようです。

呪われそう?
呪われそう?

 

パーティクル・エディットの中でコーム機能を用いて毛を梳かしてみたのですが、どうにも難しく、上手くいきません。ここで、コームを用いると頂点ペイントの値が無視されることが発覚。結構時間を掛けた作業が無駄に…。

毛に覆われた変な化け物?
毛に覆われた変な化け物?

 

パーティクル・エディット機能で、梳かしたり短くしたりカットしたりしながら調整。だんだんそれらしくなってくるも、全く可愛くない、犬みたいという問題に遭遇!再度スカルプトモードに入って顔全体の形を整え、Photoshopでちょこちょこと整えたのが最終の表紙画像となりました。

犬ねこ?
犬ねこ?

 

さて、楽しんで頂けましたでしょうか?

肝心の小説は1月15日の刊行予定です。これまで通り、Amazon Kindle Storeでは最低価格の99円、楽天Booksでは無料で配信します。タイトルには「可愛い」と入っていますが、実は、ちょっと怖い話です。猫好きの方はご用心かも!

 

『完全なテロメア』:発売準備完了!

完全なテロメア
完全なテロメア(前回と同じ画像ですみません…)

淡波亮作の新刊ラッシュ第3弾。奇想短編集『そののちの世界』の第二話『完全なテロメア』をAmazon Kindle Storeと楽天KOBO電子書籍ストアに登録完了! 発売はどちらも一月五日ですが、Amazonは明日から予約出来ます。(楽天では無料にしているので、1/5を待ってくださいね)

紹介文は下記の通りです。

第二話の本作は、『完全なテロメア』

21世紀半ばのこと、生物学上きわめて重要な二つの発見がなされた。第一は、三流生物学者のジェーン・マンスフィールドによる<普通でない冬眠と、そのメカニズムの発見>であった。そして、ジェーンの死から18年後、ジェーンの設立した基金を得てサラ・ロウェルがなした第二の発見こそが、人類の姿を根本から変えてしまう<テロメアを完全に制御する方法>であった。
ついに人類は、あらゆる文明が有史以来夢に見てきた理想郷へと足を踏み入れることになったのだ…。

すぐに読めて、でもずっとどこかに残ってしまう。ちょっと不思議でほろ苦い読書体験が、あなたを待っている!
本シリーズは末尾に5が付く日に最新話が刊行されます。各短編にストーリー上の関連は一切ありませんので、どの回からでもお読みいただけます。

よろしくお願いします!

新作短編『完全なテロメア』:表紙が出来あがりました!

完全なテロメア
完全なテロメア

 

一月五日刊行予定の短編集二話目、『完全なテロメア』の表紙が完成しました。CG部分は昨日のチュートリアルからほとんど変わりがありませんが、全体デザインは『奇想短編集 そののちの世界』のシリーズでずっと同じものを踏襲します。

今回のレンダリングはCyclesで。20分ほど掛かっています。白く浮いているダストは別レンダリングでのコンポジットですが、同じ長辺4800pixのレンダリングでも、ダストは数分でレンダリング完了しています。被写界深度を浅くして、サンプル数も500くらいに上げていますが、Cyclesのレンダリングは速くなりましたねえ!

レンダリング後、最初はPhotoshopで加工し始めたのですが、Dispersion(レンズ収差)の表現がきれいにいかないのでBlender内でのコンポジットに切り替えました。Vignet(ヴィネット=周辺減光)やちょっとしたフレアの感じもBlenderのCompositorで処理する方がいい雰囲気になりました。最後に文字や色網などのレイヤーを重ねる部分だけPhotoshopに戻しています。

まずは予定通り、二話目まではデータ完成です。

『ケプラーズ5213』いよいよ無料キャンペーン!

kepler_cover_campeign既に購入してくださった方には申し訳ないのですが、『ケプラーズ5213』の無料キャンペーンを行います。これまでの作品の中で最も面白いものになったのに、とても出だしが悪く、このままでは電子書籍の海に埋れていってしまうのです…。少しでも多くの方に届けたい、読んで頂きたいですし。
実施期間は12/30〜1/3(米国時間)です。読んでくださって、もし面白いと感じていただけたら、是非、レビューを書いてくださいね!
ほんの一言でも構いません。それが、この本のページに立ち寄ってくださった人が読もうと思うための一押しになるのですから…。

『壁色のパステル』 優しい家族小説です
『壁色のパステル』 優しくやわらかい家族小説

初作品の『壁色のパステル』も同時に無料キャンペーンを行います。12/30〜1/3(米国時間)ですよ。お忘れなく!

『孤独の王』 絶賛発売中!
『孤独の王』 古代ファンタジー。絶賛発売中!

『孤独の王』にも無料キャンペーンを追加!
こちらは一日少ない1/2までです。米国時間の1/2なので、そのあたりもご注意を!

作品ページを更新

新作小説『ケプラーズ5213』の発売に合わせ、作品のWEBに新ページを作成しました。書籍情報についてはAmazon Kindle Storeに掲載のものとほぼ同じですが、こちらには〈読書の友〉コーナーと〈関連作品〉コーナーがあります。読書時に役立つ(かもしれない)ちょっとした情報と、動画などへのリンクです。

ベースにしたデータは予告編などのものですが、今日新しく作ったCG画像もありますので、是非見て下さいね。

ちょうど小説の冒頭部分のシーンがありますので、読み始めてからすぐに画像を見ると、イメージが浮かびやすくなりますよ!

『ケプラーズ5213』サウンドトラック

keplers 5213 soundtrack
keplers 5213 soundtrack

新作小説『ケプラーズ5213』の明日リリースに先立ち、サウンドトラックをsoundcloudにアップしました。予告編の為に作ったものなので、6トラック合計でたった2分30秒しかありません。史上最短のサウンドトラックかもしれませんよ。

あっという間に聴き終わりますので、よろしければどうぞ。

今回は歌ものはありません。途中まで劇中歌を作りかけていましたが、小説のリリースに間に合わなかったので、現状はここまで。ひょっとすると、そのうち追加するかもです。

6トラック中、iPod touchのアプリ〈Music Studio〉完結で作ったのものが3点、Macの〈Reason〉で作ったものが3点です。Reasonのシンセはエフェクト的に使える面白い音が多いので、宇宙とか異星人の雰囲気を上手く出せます。(ほぼプリセット音のままで重ねた程度ですが)
もし、この2つのソフトの使い分けが分かる人がいたら、かなりマニアですねえ。

誰の何の役にも立たない記事でした。

Scrivenerに出会った!

Scrivener
Scrivener

本日の朝日新聞朝刊に、あの藤井太洋さんが執筆に使用しているソフトウエアとして、Scrivenerが紹介されていました。UIとしては横書きのようですが、プロの執筆用支援ソフトということで、作家の方に広がりつつあるようです。
僕もその名前はSeanwes Podcastで紹介があったので知っていて、米国では非常に人気のある優れものだという認識はあったのですが、まさか日本語環境でちゃんと使えるものだとは思ってもいませんでした。せめて調べてみれば良かったな。
反省。
機能紹介を見ていると、「電子書籍(Kindle、PDFなど)の作成」までもサポートされているではありませんか!
ひょっとして今までの苦労が……。

まずは評価版をダウンロード&インストールしました。

こちらのページの下に、日本語化ファイルがあります。対応バージョンが2.5なので、最新の2.6に対応しているかどうかはまだ不明です。近日中に調べましょう。

プロが使うツールなので、無料ではありません。気になるお値段は?
Mac版は$45です。お安いですね!

しかしある解説サイトには、下記のような注意も。

・電子書籍のパブリッシングも完璧とは言いがたい
・Sceivenerが得意とするのは、「アイデアや資料の整理」「文章構成の見直し」
・文章の種類によりますが、プロットの作成から下書き(第一稿)まで、が限界でしょうか。
こちらから引用いたしました。どうもありがとうございます。

インストールと使い始め方、日本語サンプル文章については、こちらのサイトに詳しく書かれています。

サンプルファイルを開いてみた限り、日本語化ファイルを当てなくとも、まずは日本語できちんと表示されています。

Scrivener画面
Scrivener画面

 

ざっと見た感じ、「アウトラインプロセッサ+エディタ+校正支援」というイメージでしょうか。これまで僕が頭に描いて来た「日本語執筆環境=最終的な本の見栄えに極力近い」というものとはかなりかけ離れています。

さて、今朝は時間切れ&お腹いっぱい。30日の評価期限まで時間はたっぷりありますので、今後ゆっくり見て行きましょう。

この記事がいつか、誰かの役に立ちますように!
1/10追記:
残念。あれやこれや年末年始の忙しさにかまけている間に、評価期間が終わってしまいました。
結局、あれから一度も起動しないままでした。レビューを待って下さっていた方、誠に申し訳ないです。
ただ、アイデア整理やプロットの構築に非常に強力な武器になると思いますので、また機会があれば試してみたいと思っています。