Category Archives: 自作について

『かんたん万華鏡メーカー』をリリース!

Twitterでフォローして下さってる方にとっては、
「また言ってるわ」
そうでない方にとっては、
「なんのこっちゃかわからん」
という感じかと思います。

この度、懲りずにWebGLを使って開発したアプリをリリースしましたのでお知らせします。

『かんたん万華鏡メーカー』は、1枚の写真を読み込むだけで自動的に万華鏡っぽい画像を生成してくれるアプリです。万華鏡は三角柱の内側に貼られた鏡に次々と風景等が映り込んで変化しつつ模様が繰り返されるようになっていますが、その振舞いをBlenderでシミュレートしてアプリ化しました。

こんな画像や
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こんな画像や
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こんな画像を瞬時に作れるほか、
youtube04

こんな画像や
Kaleidoscope_19_51_45

こんな画像の作成も思いのままです!
Kaleidoscope_20_30_39

パソコンやタブレットでキーボードが使えれば、矢印キーを用いてノンストップで模様を変化させられますので、VJやインスタレーションのようなことも可能です。

Mac用とWindows用アプリは300円でBoothにて販売開始(本日!)、$3でGumroadでも発売しました。
また、無料の体験版としてWebでそのまま使えるバージョンも用意しています!
体験版はこちらからどうぞ。
(有料版は10種類のプリセットつき、体験版は1種類のみで切替はできません)

美しい画像を作れたら、ぜひTwitterやインスタでシェアして下さいね!

ではまた!

アプリ「スモールプラネットメーカー」をリリース

Twitterでフォローして下さっている方はとっくにご存知のことと思いますが、初めての「実用的な(!?)」アプリである『かんたんスモールプラネットメーカー』をリリースしました。

スモールプラネットって、ご存知ですか?
風景写真をくるっと丸めて、まるで小さな惑星のように加工した写真のことです。

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写真はUnsplashより

普通の風景写真からこういった形に加工するためには、Photoshopなどといった画像編集ソフトが必要です。
これを、誰でも簡単に楽しめるようにと作ったのが本アプリ。

アプリに画像を読み込む(Openメニューか、画面へのドラッグ)だけで、自動的にスモールプラネットに加工してくれます。まさにワンタッチ!

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スモールプラネット写真のみならず、ちょっと不思議な写真、アートっぽい写真を簡単に作れます。ちょっとしたバランスの調整や、背景色の変更もごく簡単な操作で可能です。

BoothGumroadでMac版・Windows版のアプリを販売していますが、無料のWeb版もあります。
アプリの作成自体をVerge3Dで行なっていますので、元々はWebGLの(=ブラウザ用)アプリです。Verge3Dの最近のバージョンではパソコンやスマホ用のアプリに書き出すための機能がついたので、さっそくそれを利用してアプリ化したというわけです。

Web版を使ってみたい方は、こちらのリンクからどうぞ!
Boothの販売ページにはアプリを使っている様子の動画もありますので、参考になるかと思います)

使ってみてステキなスモールプラネット写真が出来たら、ぜひSNSなどにアップしてみて下さい。
もしアプリを気に入って下さったら、有料版のご購入をご検討くださいますと嬉しいです(たった300円です!)。

そうそう、スモールプラネットの写真を作るには「画像編集ソフトが必要」と書きましたが、アプリはBlenderで作成したCGデータを元にしています。画像編集ソフトがなくても、Blenderがあればスモールプラネットを作ることは出来ますね。ただ、このアプリのようにあちこちを調整出来るようにするのはかなりたいへんじゃないかと思います。

最初のバージョンをリリースした先週の時点では、画像の保存に時間が掛かるというVerge3Dのバグに拠る不具合がありました。
私の方からVerge3Dの開発元に報告しましたところ、すぐにバグフィックスされたため、即、再リリースの運びとなりました。
ぜひぜひ、お楽しみ下さいね!


あ、そうそう、Blender99シーズン1.5の07〜10合冊版ですが、発売記念価格999円は本日まででしたね!
明朝、定価の1,2991,250円に再設定しますので、ご購入予定の方はお早めにどうぞ。
(本ページの右上にリンクがありますので!)


では、Happy Blending !!!

デジタルフィギュアを作ったよ!

知っているひとは知っている、ゆるキャラ界の変わり種である熱血ゆるキャラ《じねんじゃー》のデジタルフィギュアを作成しました。
フィギュアと言ってもちょっとしたデジタルおもちゃ的な要素を持った遊べるコンテンツです。

Jinenger

制作ツールは、ぼくが今もっとも注目しているWebGL用のオーサリング・開発ソフトウェアであるVerge3D。もちろん、グラフィックの制作はAffinity Designerを、3DコンテンツはBlenderを用いたゴールデントライアングルの制作環境です。
しかもAffinity Designerでのイラスト、テクスチャ画像制作はほぼすべてiPad版で行ないました。はい、電車で!
Apple Pencil + iPad + Affinityがいかに強力なコンビであるか、改めて思い知りましたね。

Blenderを使いまくって作りましたので、Blender99の読者の皆さんにもぜひ遊んで頂きたいです。もちろん、小説の読者の皆さんにも、音楽のリスナーさんにも楽しんで頂けると嬉しいです!
そしてじねんじゃーを気に入ったら、ゆるキャラグランプリ(なんと、今年が最後の開催だそうです)で投票して下さいね。「かわいさ」という意味では他のゆるキャラに敵いませんが、なんていうんですかね、その熱血さ、地元白井市を盛り上げたいという情熱ではどんなゆるキャラにも負けないハチャメチャなパワーの持ち主だと思います。
(そこに惚れてテーマ曲を作ったり今回のデジタルフィギュアを作ったりした淡波なわけです!)

と、いうことで、こちらのリンクからどうぞ!
《じねんじゃーデジタルフィギュア》
じねんじゃーの生ボイスやテーマ曲も聴けますし、隠し機能や隠しキャラもあるから探してみて下さいね。

なお、本日から無事Blender99の執筆もガシガシ再会しております!

ではまた!

Blender99 シーズン1.5の3巻を発売!

いやあ、たいへんお待たせしました。いよいよ待望の第3巻が8/31、本日発売になりました。
今回は出版前後にバタバタしないようにと万全を期してスケジューリングしたつもりだったのですが、まあ結局のところいつも通りの感じになりましたね。昨晩も予定を大幅に超えて、チェック、修正作業を行なっていました。エネルギーを使い果たした感じですw
でもそれによって完成度が上がりましたし、何より予定の発売日に間に合いました。価格設定も間違えませんでしたし!

さて、第3巻のボリュームは約438頁(巻末の追加付録のぞく)です。これまでの価格設定自分ルールからすると、486円の定価になります。
それを、本日から2週間(9/13金いっぱいまで)、発売特別価格の250円にさせて頂きます。
旧シリーズからの読者さんに少しでも多く届けられると良いのですが。

第3巻の内容としては、以下のようになります。
EeveeとCyclesという2つのレンダラーに関する簡単な説明に始まり、カメラとライトについてじっくりと基本を学びます。
1巻から3巻までの内容だけで、簡単な絵なら作れるようになりそうですね。
(オブジェクトの細かな編集を学ぶのは6巻以降になりますので、プリミティブを《拡大縮小・回転・移動》して組み合わせるだけのモデリングではありますが)


第16章 2つのスタンダード
■レンダリングって何?

第17章 カメラを使う
■カメラフライ・モードを使う
■グローバル座標とローカル座標:回転
■グローバル座標とローカル座標:移動
 【移動のショートカットキーまとめ】
■フィルムシフト機能

第18章 ライトで被写体を照らす
■選択ツール
■太陽でオブジェクトを照らす
■環境の光を設定する
■オブジェクトに色を付ける
■太陽の影
■環境(大気)の設定をもう少し

第19章 様々なライト(前編)
■Pointライト
■影のボケ
■ライトと照らされるオブジェクトの距離
■Spotライト

第20章 様々なライト(後編)
■Area(エリア)ライト
■エミッター

第21章 直接光と間接光


既刊シリーズと共通した内容も多いですが、ほぼ全てに近い内容を書き直しました。
最新バージョンの2.80に合わせるのみならず、シーズン1では盛り込むことの出来なかった内容にも踏み込んでいます。
ボリュームはたっぷり、図版は大きく、動画は多く、1つのことを複数の方法で!
学ぶことは多く、覚えることは少なく、のコンセプトはもちろん健在
です。

これまで同様、楽しくどんどん読めていつの間にか知識やノウハウが付く本を目指して執筆しました。
どうぞ末長く、ご愛顧下さいませ!

では、Blender99とともに楽しみましょう。
Happy Blending !!!



Blender99進捗のお知らせ!

ブログを1ヶ月以上もあけてしまうなんて、ちょっといけませんね。

まあ、その間ずっとBlender99の執筆に集中していたということですから、読者のみなさんもきっと納得してくださるでしょうと希望的観測をしている今夜の淡波でございます。

さて、その進捗ですが、なんとかギリギリで、2.80リリース候補版の期間内に2巻までの執筆を終えることが出来ました。
まだ残っている作業は3つだけ。

・最終チェック(さんざん何度も見直したので、もう大丈夫かなとも思いますが)
・ダウンロードページの説明キャプチャがリリース候補版用のもの
→正式版リリース後に差し替え
・付録用の動画リンク

さて、今日はデータの仕上げ作業を行なって、Amazonに仮の登録をしたのですね。
で、さすが淡波です。
勢い余って、そのまま予約販売用に提出してしまったんですよ(←さすがじゃなくて、アホじゃないですか!)。

DL
Space image by Aidy Burrows & Gleb Alexandrov by courtesy of blender foundation.

ダウンロードページのトップをキャプチャした画像にはまだ「2.79b」と書かれていますが、もう「Blender 2.80 Release Candidate」のスペースの方が大きくなっていますし、ぎりぎりセーフというところでしょうか……。

文章的にはちょっとだけ矛盾のある記述になってしまっているので、そこは少しだけ修正を入れようと思います。

このシーズン1.5ですが、気になる発売予定日は、7月21日です。もちろん、2冊同時発売です!
おじさん世代にとっては、ちょうど夏休みの初日感覚ですね。めでたいです。それに、リリース候補版が出てから10日後ですので、きっと正式版が出てから初めての週末になるだろうなということで決めました。きっと、17日か18日頃に正式版が出るのではなかろうか、と思うのですが。

Amazonさんへの最終原稿提出期限が17日いっぱいということになっており、その前に正式版が出ていれば新しいキャプチャをちゃちゃっと差し替えて、気持ち良い形でのBlender99シーズン1.5リリースとなるのですが、どうなりますやら──。

そしてここでお知らせです。
以前から少し書かせて頂いていましたが、シーズン1.5の基本的な内容は既刊のシリーズと同等です。ページが進むにつれてどんどんバージョン2.80ならではの内容になっていきますが、「3DCGとは!」のような内容は変えようがありません。

そこで、主に既刊のシリーズをお持ちの読者さまを対象に、同時発売の1巻と2巻は発売記念セールを行ないます。
ボリューム的には既刊よりかなりアップしていますので、定価は378円程度と考えています。
それを、発売後1ヶ月間は250円に設定します。
もちろん、初めてBlender99を見つけた人も同じ価格で買えますので既刊の読者さん限定ではないのですが。

シーズン1.5をずーっと待ってくださっていた読者さん、ぜひこちらから予約してくださいませ!

では、Happy Blending!!

新作のお知らせ!

こちらで告知し忘れていた新作小説のお知らせと、微妙にまだ出ていないかもしれない新作のお知らせ二本です。

『ライフ・ウィズアウト・ペイン』
こちらは新作の短編掌編作品集です。全部で9本。5本は既発表作で、4本が書き下ろしになります。
Amazonなどの紹介文に書いたものをコピペすると、こんな作品集です。


ドキリとし、ヒヤリとして、びっくりした後で思わずニヤリとしてしまう物語から、柔らかで温もりのある物語、哀しく切ない物語、クールでハードなSF作品まで。
あの『月刊群雛』や『超短編アンソロジー なんなの』の掲載作品を中心に、全作品を改訂し、書き下ろし作品四本を加えました。
人生の各ステージを年代別に切り分け悲喜こもごものストーリーを展開する、バラエティに富んだ贅沢な掌編&短編集!


ほっほう、なかなか面白そうじゃないですか。
と思っていただけると嬉しいのですが──

既発表作が半分を占めるということで、Amazon KDPの仕組みに詳しい方はもうお気付きですよね。
そう、今回の作品はAmazon専売にはなっていません。先行発売はBCCKSさんですし、主だった電子書籍ストアにて順次発売されることになります。
そのため、Kindle Unlimited対応ではありません。無料で読んでいただくことが出来ないのは残念ですが……。
もしAUブックパスの会員になっている方なら、読み放題サービスで読むことが出来ますので。

また、過半数のストアに配信された頃には、淡波ストアでの直販も開始します。
これまで通り、どのストアよりもおトクな価格で販売しますので、そちらもよろしくです。


『We Are the Children of Alternia』
こちらは音楽の方ですね。
タイトルからも分かりますとおり、レギュラーメンバーとして執筆・編集部に参加している『SF雑誌 オルタニア』の公式テーマソングです。創刊時にショートバージョンがありましたが、2年の歳月を経てようやくフルバージョン(5分を超える大作だったりして!)が完成しました。
編集部内では「壮大でかっこいい曲」との評価ももらっていますので、自信を持ってお奨めしたいと思います!

曲が完成して配信申請を行なったのは先月の終わり頃だったのですが、タイトルの綴りに小さな小さなレギュレーション違反が見つかってリジェクトがあり、ちょっと時間が経ってしまいました。いやあ、iTunesは厳しい……。
この記事が公開される頃には審査を通っているはずなので、今週の末頃からSpotifyやGoogle Play Music、Apple Musicなどで配信開始されると思います。
もし登録している音楽ストリーミングサービスがなければ、この機会にSpotifyの無料会員になるのもアリですよ。なんてったって無料ですから(無料会員向けのCMがなかなかいい味出してます)!

では、楽しみにお待ち下さいませ〜!

作品ページのアップデートなど!

っとまあ、今さら感もいっぱいですが、ようやく時間が取れました。
淡波ログのページで、いつも右上にリンクがある「作品のWEBページ」の話です。

作品を出す時はそれで手いっぱいで、なかなかランディングページまで気が回らないのですよね。それではいけないと思いつつ、いつも後回し。それでは作品を手に取って貰うチャンスをみすみす捨てているようなものだと思いつつ、いけませんねえ。

最新作『イン・ザ・フォグ』と、その前の連作短編『痛みの見せる夢』
いずれも代表作レベルの作品なので、もっともっと声を大にして宣伝しなければいけないと思うのですが、自作の宣伝って難しいものです。
『イン・ザ・フォグ』については久し振りにTwitter広告も打ったのですが、効果は限りなくゼロに近い感じでした。広告のビュー数はそこそこ伸びましたが、まあそれでいきなり購入に繋がることもないですよね。

ということで、2作品のいわゆるランディングページとも言えるWEBページを、こちらからどうぞ……。
『イン・ザ・フォグ』はプロモビデオもありますし、2作品とも紙本がありますから、コンテンツとしてはリッチめになったのではないかと。

それから、今回はBiB/iを用いた試し読みもしっかり設けました。これ、AmazonでサンプルをDLするより気楽に読めるので、いいと思うのですよね。Kindle端末やアプリにサンプルデータが溜まっていくのって、ちょっと邪魔じゃないですか。BiB/i用のデータは久し振りに用意しましたが、簡単で、読みやすくて、ほんとうに便利な仕組みです!
epubを利用している作家、漫画家さんでBiB/i未経験の方は、ぜひ使ってみて下さい!

ではまた!

Happy Reading !!!

再発売開始! と、おトクなお知らせ!

GWをいかが過ごされていますか?
淡波でございます。

今日は2つ、テーマがあります。
まずは、音楽ネタからどうぞ。

さて、これまで散々と再編集だのリマスタリングだの再録音だの試みようとしてきた幻のファーストアルバム(2002年の作品)ですが、結局当時のままで再発売することにしました。
何しろもう17年も経ってしまったので、そもそも声も変わっています。持っている音源もすべて入れ替わってしまいましたし、作り直したらまるで違うものになってしまいそうです。
多大な時間をかける意味が果たしてあるのか? という疑問もありました。

先日、新作小説『イン・ザ・フォグ』のPVに『Silver Moon』という曲を主題歌っぽく使用しました。
これ、実はファーストアルバムに収録されている曲なのですよ。で、まあ、タイミング的にもちょうど良いかなあと思いまして、ね……。

今後、順に各種ストアやストリーミングでの販売も行なう予定ですが、まずは直販ストアに置きました。そう、例のGumroadですね!
こんな感じです。

タイトルは『Every New Day Brings You a New Life』で、全曲英語のアルバムです。
発売当時はちょっとしたファンも出来たりして、
「好きで好きで、毎日聴いてます!」
 なんて言われたこともありましたね。
「わ、メジャーに返り咲きか?」
 有名なミュージシャンに紹介するとかいう話も転がり込んで、ちょっとした夢を見たこともありましたが、まあ、それは夢で終わりました。

当時はCDを手売りするしかなかったのですが、今はいろいろとリスナーの方に届ける方法がありますよね。
そうそう、淡波ログの兄弟WEBページから試聴できるようにしてありますので、もし気になった方は、ぜひ、こちらへどうぞ


2つめのネタは、淡波ストア掲載商品拡充のお知らせです。
先ほどのGumroadリンクから辿ってみた方はもうお気付きかもしれませんが、『Struggling』しか販売していなかったストアに、小説も何種類か掲載しました。Amazon専売以外のものなので種類は多くありませんが、各種電子書籍ストアにて販売中の作品を、どこよりもお安い価格で掲載しました!
リンクはこちらです。
それからそれから、実はGumroadだけではなく、Boothでの販売も開始しましたよ!
Boothのほうは《淡波ストア》と名付けて、お店っぽくしました。国内のサービスですし、こちらのほうが馴染みがあるかもしれません。
ぜひ、お越し下さいませ!

まだまだどちらも掲載商品が少ないですが、徐々に充実させていく予定です。
どうぞよろしくお願いしますね!

適正価格を巡る冒険リローデッド

どうも。
本日、自作小説の価格を改訂しました。
だんだん、価格とボリュームと内容のバランスが適正になってきている気がします。
書店で販売されている紙の本、出版社が出している電子書籍、そして個人出版の電子書籍。価格の設定方法はいろいろだと思いますが、最も自由度が高くて原価と無関係に見えるのが個人出版の電子書籍ですよね(無限にも思える時間をかけて執筆して、数十冊売れればいい方ですから、そもそも労働としての元を取るなんてナンセンスなんですが)。
宣伝力がほぼ皆無ですから黙っていれば1冊も売れないわけで、かといって広告を出しても1冊も売れなかったりします(当たり前のことですが)。高ければ売れないし安過ぎても売れない。でも価格と売れ行きにそれほどの相関関係はないのではないかとも思えるし。
作家としてやっていくためには価格と売れ行きと内容の全てに自分で責任を持ってコントロールできなければと思うのですが、なかなか難しいものです。

とまあそういったことで、現在の淡波が考える自作の適正価格に改訂をしたというわけです。

最も高額だった『孤独の王』は200円下げて650円としました。ハードカバーの本なら2500円してもおかしくないボリュームですから、周囲に商業本が並ぶ中で650円という見え方は悪くないのではないかと思います(商業本は電子書籍でも価格があまり変わりませんし)。
安い価格を付けているセルパブ本と比べれば、まだ「バカ高い」とも言えますがねえ──。

小説に関してはほぼすべて、少しずつ(or頑張って)安くしました。もともと安いものは変えようがありませんが。
最近買って下さったばかりの読者さまには申し訳ありません……。

気になる方はこちらからチェックして下さいませ!

ではまた!

「あれ」が完成しました!

はい、こんばんわ。
またしても一ヶ月以上経過してしまいました。

この間、こちらに書きたいことがいくつかあったのですが、忙しさにかまけて放置してしまいました。
またいずれちゃんと書くようにしましょうか。

この約一ヶ月に何をしていたかと言うと、まあ、Twitterのフォロワーさんならご存知ですね。
『イン・ザ・フォグ』のPVです。
当初はあまり凝ったことをする予定ではなかったんですが、それなりにいつもどおりな感じに仕上がりました。

PVの完成に合わせてセールと広告を考えていたんですが、今日はそこまで進められない元気残量です。

とはいえせっかく出来上がったので、こちらに掲載しますね!
ぜひ、音声を絞らずに再生して下さいませ。
(フル画面で!)

今回、レンダリング時間の短縮のために二つの試みをしました。

・一つは、eeveeの採用です。
リアルタイムレンダリングでビューポートに表示されたままを書き出すので、レンダリング時間が掛からないだろうと思ったからなのですが……。
結果としてまあまあ高速化はできましたが、自分のMacBook Pro(2013)がもう時代遅れになってなっている事実を痛感してしまうことに。
メドウのシーンと本のシーンの2箇所でeeveeレンダリングにしましたが、メドウでは1フレームあたり約3分、本のシーンでは1フレームあたり約30秒です。これでもCyclesで行なうことを考えれば数分の一に短縮できているので、試みは成功とも言えますが。

・二つめは、A.I.Gigapixelの採用です。
A.I.Gigapixelとは、小さな画像をA.I.の力で大きく引き伸ばすことができるソフトウエアです。
公称では600%まで拡大してもきれいな画像になるという、たいへんすぐれもの。メドウのシーンは上述のように3分かかっていますが、実はこれ、使用したい解像度の半分サイズで行ないました。
960×540ピクセルなので、面積は四分の一です。レンダリング時間もフルHDで計算する場合の約四分の一。つまり、フルHDでレンダリングすると12分@フレーム。メドウのシーンは全部で60フレームなので、実に12時間計算しっ放しにしなければなりません。まあこのくらい仕事だったら普通ですが、一般家庭で12時間計算しっ放しは痛いです。
それを今回は半分サイズで済ませましたので、3時間で済みました。
細かい部分をみると若干のちらつきがありますが、実用上は問題ないレベルだったかと思います。

今後も、ちょくちょく使っていこうと思います。
(デモ期間内に制作が終わったのに、きっちり正式ライセンスを購入したので!)


そう、それからもう一つ。

今回のテーマ曲に選んだのは、2002年に別名義で発表した『Silver Moon』という曲です。
今年前半にアルバムを必ず再発売するつもりなのですが。
(他の曲は映像を作りながらチャチャッと作っただけで、曲名もありません)


『イン・ザ・フォグ』、読んだ方々からは、なかなか評判良いんですよ。
でも、ちっとも売れません。
これを機に、もっと読んで頂けると良いのですが。

では、何卒よろしくお願い申し上げます!