Blender99、今後の方針について

 

思うところあり、少々方向転換をすることにしました。

1.多店舗展開の終了

Blender99は第1巻を3月に発売しましたが、BCCKS経由で配信した各店舗からの売上げ結果(3月分)が6月10日に上がってきました。
売上げと読み放題で読まれた冊数の合計は小説で考えれば決して少な過ぎる水準でもないのですが、後々のAmazonでのDL数と比べればかなり寂しいものです。
しかも、Amazon集中を避けるための多店舗配信なのに、結局のところ半分以上はAmazonの数字でした。

Amazon以外での販売は、楽天KOBO、SONYリーダーストアなどで合計7冊。iBooksやブックウォーカーにおいては0冊(!)でした。
(同時期にBCCKSで直接販売されたものがこの他に2冊ありますが)

加えて、AUブックパスという読み放題サービス(印税率3%程度!)でのDLが少々。他の店舗で売れていない小説作品がブックパスで細々と読まれているなら周知・拡散などの意味はありますが、本シリーズではデメリットが勝っていると考えざるを得ません。

自分の好きなアプリで読めるepubデータで配布することの意味が大きいことは重々承知なのですが、それを特にメリットとは考えず、《電子書籍はAmazonで買う》という層が電子書籍を読む層の多数を占めていることを、改めて確認してしまった気持ちです。
文芸ではなくリファレンス本ですし、多店舗展開のほうがきっとたくさんの読者さんに届くと思ったのですが、あまり関係がなかったようで──。

昨晩、配本停止の申請を上げました。
残念ですが、これから順次、各ストアから消えると思います。

ストアから消えたことを確認後、改めてAmazonでの専売申請を行うことになります。

これをお読みの方でAmazon以外の電子書籍ストアでお買い求めくださった方、申し訳ありません。続刊については、Amazonにてお買い求めいただくか、読み放題サービスをご利用下さいませ。宜しくお願いします。
それに伴い、WEBでの連載記事も削除する場合がありますので、ご了承ください。

(まあ、人件費に換算するとして○○万円以上はつぎ込んでいますから、せめて少しでも……と。ご理解下さいませ)


2.シーズン1の続刊について

次は小さなお知らせです。
第5巻までのシリーズは、大幅増補でもWEB記事ナンバーとのリンクは保てていました。
第6巻からは章の順番も大幅に見直しますため、WEB連載時の記事ナンバーと章の順番がまったく異なるものとなります。電子書籍としてまとめる際に、より効果的な学習順序を再検討した結果です。
連載時の読者の方にとっては、今後の刊行順が予想とは異なることになると思います。という程度の違いですが……。


3.シーズン2について

シーズン1の刊行を終えたら、バージョン2.8を対象としたシーズン2をこの場で連載開始の予定にしていました。
でも────、
シーズン1の場合、連載を終えてから電子書籍化するまでに、第1巻で1年4か月経っています。シーズン1の第1回を掲載したのは2016年11月18日のことですから!

そうすると、シーズン2の電子書籍化は、早くても2020年……。
それ、いつだよ??
(操作法や機能が変わる可能性もありますし、今回のように結局ほとんど書き直すという未来が見えます……)

今までのペースで進めると、刊行はそんな先になってしまうわけです。
とはいえ、週に1本の記事を書くわけですから、それ以上のペースアップは不可能。
これ、ちょっとあり得ないですよね。

シーズン1で学んでくれた方が、それまで待ってくれるわけがない!

と、いうことで、あくまでも現在の考えですが、シーズン2についてはWEB連載を諦め、電子書籍用の書き下ろしということに決めさせていただきます。

そうすれば、この秋あたりにバージョン2.8が出た場合、今年中にシーズン2の電子書籍を出すことも可能かな、と思いますので。

ご意見ありましたら、ぜひコメントかTwitterでどうぞ。

ではまた!

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