読んでるor読み始めた:広橋悠『ヘクトセント・テトラルキア』

もう、タイトルだけでかっちょええ。表紙もいい。紹介文を最初に読んで以来、ずっと気になる作品だった。もう、1年以上経っている。
──でもね、読んでいなかった。

横書きだし、今読んだらもったいないという気持ちが勝っていたのだよね……。

かつてのご本人の談によると、既刊の縦書き化を少しずつ進めているということだったし、やっぱり縦書きで読みたいなあと思っていたので。

でもね、最新作『IMAGO』を読んで、その気持ちがぐらぐらと揺らいだ。
やっぱり早く読みたい。

ファンタジーやSF寄りの作品、この『ヘクトセント・テトラルキア』と『エンドフォールズの手紙』を読まないで取っておいたのは、なんとも自分らしいなあと思ったりして失笑する。
──好きな食べ物を最後の一口に取っておきたいタイプだからなあ。

最近の情報によると、新作を2作並行で書き進めているとのこと。ダークファンタジーと青春物語という正反対?のものらしい。既刊の縦書き化は滞っている、とも。
(僕自身もお伽噺とサイバーパンク(──自分だって正反対!)を並行で書いていたりするので、縦書き化作業の余裕がないのもよくわかるんだよね……)

先日、ちょっと広橋作品について書く機会があって更に読みたい熱が高まり、ついには我慢出来ずに読み始めた──というわけ。

さて、前置きが長くなった。
読み始めたばかりなので、内容について言及することはほぼないのだけど……。

期待にたがわず、面白い。
……と思われる(笑)。

黒羽虫によって文明の滅ぼされた世界。
人類は地中、陸地、空、そして天(!)に分かれて住み、それがそのまま社会の階層になっている。という世界。
《天》って何だろうと思いながら読んでいたのだけど、Amazonの紹介文にしっかりネタバレがあった。まあ、ネタバレというほどのものではないか、な。

どうやら、戦争が起きているらしい。というところまで。

登場人物の名前もまだ飲みこめていないし、僕の中で作られつつあるこの小説の世界観もまだおぼろげ。
お楽しみはまだまだずーっと続くのだ。

とは言いながら、僕自身も新作の執筆を始めてしまったので、読書時間がなかなか確保出来なくなっていたりもする。

ゆっくり、読もうかな。
でも、早く読みたいな。
でも、自分の作品が進まないと……。

あ、既読の方、教えないでくださいよ!

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