内緒だよ

今、読んでいる本は昔々の名作。
だけど、何を読んでいるのかはまだ内緒(別にそんなこと、誰も知りたくはないだろうけど、ね)

今度の新作をいつものように妻に読んで貰ったら、その元ネタ(と言われるであろう昔々の名作)を、妻が読み始めた。
すごく良かった、と言われた。
そして、僕の新作はいつものように、「薄っぺらい」と言われることになった。

僕も、読んでみた。
(正確には、読んでいる。結構長い小説で、これを書いている時点ではまだ読み終わっていないので)

いやあ、参った。
正直、そんなに深い話だとは思っていなかった。でも、さすがに風雪に耐えて生き残る作品は違う。
僕のその新作はあくまでも短編で、もともと深みなんか追求はしていないのだけれど、それでも打ちのめされた。
僕の書いたものが粗筋に見えてしまった。

あ、ここで捕捉しておくと、その物語は僕の新作の元ネタではないのだ。書いたときには、話を考えたときには、その元ネタのことは何も思い出さなかったし、読んだこともなかった。その本を読んだことのない世間一般のひとが抱いている大ざっぱなイメージしかなかったんだよね。だから、ある意味大枠は似ているけど、全く違う話だ。
(って、わけ分かんないですね、これじゃw)

僕は、短編では「読みやすさ」や「分かりやすさ」を追求している。でも、もちろんその中に美しさや、裏に隠れた深いものを感じさせたい。と思っているけどね。サクッと読めて面白く、不思議と何かが後に残るようなもの、を目指しているわけで。

でも、それだけじゃなく、もう少し、高みを目指したくなってきた。
求めすぎない程度に、でも、浅いとか薄いとか思われない程度に、もう少し丁寧なものを積み重ねていきたいな、と思う。

まあ、《世界の名作》と次作を比べてもね、というのはあるんだけど。

精進精進!

じゃ、また明晩!

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