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既刊新連載『段ボール箱の中の人形』

さて、とうとう『さよなら、ロボット』の長きにわたる無料期間が終わりました。
改めて紹介しますのは、淡波無料本としては向かうところ敵なし(w)となった『段ボール箱の中の人形』です。

この時代、子供の遊び相手といえば自律型AIを備えた機械仕掛けの人形であった。
我が家でももう十年目になる。毎年、一人娘繭子まゆこの誕生日直前に新しいデザインのものが発売されているのだ。毎年発売される最新流行の人形に世界中の子供たち──と、もちろん親たちも──が踊らされて、何十年になるだろう。

世界は人形で溢れていた。
そしてある日、繭子の人形がおかしな言葉を喋り出した……。

この作品を、今週から10週間にわたって新たな連載とさせて頂きます。
一回あたり原稿用紙5〜6枚程度で、WEB上でちょこっと読むにはちょうど良いボリュームだと思います。
どうぞ何かの合間や隙間時間にお楽しみください。

もちろん、ビューアには最高に読みやすいBiB/iを採用していますので、ブラウザ上できれいな縦書表示になっています。

第1回
『段ボール箱の中の人形』第1回


いかがでしたか?

次回は、フラワーちゃんを手放さなければならなくなった主人公が取った行動を追います。
お楽しみにお待ちください────!

もしもこの作品を気に入ってくださいましたら、他の物語もぜひ読んでみてくださいね。

他にも無料の作品がありますので!

このページの各種リンクのほか、こちらにAmazonの著者ページがございます。


本作品は、『奇想短編集 そののちの世界』に収録された作品の中の1本です。
ご興味ありましたら、こちらにもお立ち寄りくださいね。

今すぐ『段ボール箱の中の人形』を電子書籍でまとめ読みしたい!
というあなたはこちら。

現在無料ですよ

それではまた次回──

お知らせ0703

ども、皆さま。
とうとう最近はBlenderの記事しか公開していない《作家の》淡波でございます。

でもね、6/30に新著を出しましたのです。しかも、これまで書いたことのない新ジャンル。ナンセンス・ユーモア小説集です。

Amazonさんでの紹介文は、下記のように書かせて頂きました。

初のナンセンス系ユーモア短編作品集、登場です。

・収録作品(掲載順)

『南京錠の夜と昼』
 ──ある飲み過ぎた夜、俺は、犬のフンのようにあちこちに落ちている色とりどりの南京錠を見つけた。どいつもこいつも開いていて、まるで「拾って閉めてくれ」と言わんばかりだった。
 俺はちょっとばかりデザインが気に入った南京錠のひとつを拾い上げ、視線の向こうにあった開けっ放しの門扉を、きっちりと……閉めた。
 そして──。

『ボタン王』
〈夢はボタン王。私はなる、ゼッタイ!〉
スポーツとしてのボタン掛けがこれほどの注目を浴びるようになったのは、ここわずか八ヶ月ほどのことに過ぎない。マイナースポーツ史を紐解くまでもなく、この痛快で高度なスポーツの発祥が明治維新にまで遡ることは説明の必要もないだろう──。
今人気の美少女カケラー、牡丹野舞(ぼたんのまい)ちゃんの努力と根性に溢れた大活躍を描く、スポーツ・ナンセンス巨篇!

『ペーパー狂時代』
「ねえタケオ、誰でも教祖になれるって、本当なんだね」
藪から棒にお袋が言った。
お袋が世界平和を願うあまり立ち上げたのは、なんとトイレットペーパーをご本尊とする新興宗教だった。
そして俺の人生の歯車は、お袋と共に狂っていく──。

『定刻の逆襲』
ダジャレの効用を半ば忘れ去ったこの国。実は、それは昔銀河帝国が掛けた恐ろしい呪いによるものであった。
あるとき田中がふと口にしたロクでもないダジャレが、偶然にもついにその呪いを解くこととなった。
解放された精神が自由を謳歌する時、世界は変わる──。

淡波亮作の新しい世界を、ぜひご堪能下さいませ!

オルタニアフライデーというイベントでたっぷり紹介させて頂いた効果もあって、幸い初動もよく、誰にも読まれない心配はなくなりました(笑。

今回の表紙はCGでも手書きでもなく、デジタル手書きになりました。
iOS版のメディバンペイントというアプリで描いています。
こんなイラストをばんばん描けて、文字も入れられて無料なんですから、、もう、凄過ぎます。
(イラストじゃなくて、アプリが、ね)
01_イラスト
《画像はGIFアニメです。動かないときはクリックしてくださいね!》

イラストが上がったら、こんな落款のようなスタンプを作りました。
この文字打ちもメディバンペイント上です。
マンガも描けるアプリなので、文字の扱いだってお茶の子さいさいなのです。
選択範囲を作って、イラストの一部を拡大縮小したり、回転したり、もう、痒いところに手が届きまくりです。
02_落款
《画像はGIFアニメです。動かないときはクリックしてくださいね!》

最後に、イラストとスタンプを合わせたものをMac上でデザインして表紙を仕上げました。
ソフトはいつものAffinity Designerです。
ちょっと頑張れば、メディバンペイントだけでも出来ちゃいそうな気もしますね。
今度、挑戦しようかな。
03_表紙
《画像はGIFアニメです。動かないときはクリックしてくださいね!》

この作品の出版記念として、現在KDPセレクトに登録している全作品(四作)を同時に無料キャンペーン中です。
明後日の夕方までなので、どうぞお急ぎください。

対象は、
『孤独の王』定価850円→0円!
『ケプラーズ5213』定価550円→0円!
『奇想短編集 そののちの世界』定価550円→0円!
『希望の夜、絶望の朝』定価250円→0円!

リンクはこのページのサイドバーからどうぞ。

うーん、太っ腹!

初めて淡波作品に触れる読者さんが一人でも増えると良いのですが……。

と、いうことでした。

どうぞよろしくーっ!

爆裂、長期お詫びキャンペーン!

「もう無料キャンペーンはしないよ、特別なことがない限り」
そう宣言してからどのくらい経ったのかは分からないけれど、「特別なポカ」を連続で起こしてしまったことのお詫びとして、無料キャンペーンを行なうことにしました。

基本方針は変わっていないません。

お金を出して読んでくださった読者さんを裏切りたくないし、無料キャンペーンでダウンロードされても積まれるだけで読んでもらえる可能性は低いですから。であれば、
「買いたい人は買うし、無料でどんどん読みたい人にはAmazonの読み放題で読んでもらえる」
そういう形がいいだろうという考え方は変わりません。

でも、
ここのところ連続しているポカのお詫びとしては、こんな形がふさわしいかなぁと考えたわけです。

ところで、連続ポカって?
・魔女と王様の連載で、記事内容を更新したのに肝心の物語リンクが前回のものだった!
・魔女と王様の目次ページで、15話以降の全てのリンクがずっと無効だった!(初白状)
・Blender-99の第8回公開が一日遅れてしまった(痛恨のスケジュール設定ミス)

今回のキャンペーンは、現在KDPセレクトに登録されている淡波作品の大半を対象にします。

一度に全てを行なうのも芸がないので、順番に、長期に亙って行なうこととしました。
もしかしてこの方法、あまり前例がないかもしれませんよ!
明日の夕方から、1月いっぱいは常に何らかの作品が無料キャンペーン中になっているわけですから!

【対象作品と期間は以下の通りです】

1/ 9〜1/13 『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん 〜とっても小さな九つの国〜』
1/13〜1/17『ルルルとリリリ 上 〜とっても小さな九つの国〜』  ※下巻はお買い求めくださいね (笑
1/17〜1/21 『孤独の王』
1/21〜1/25 『ケプラーズ5213』
1/25〜1/29 『奇想短編集 そののちの世界』
1/29〜1/31 『ガラスたちの永遠』

本日時点でスケジュール設定が可能なのはここまで。

その後は様子を見て、継続するかどうか考えます。
なお、詩集は対象外としました。
(いったん積まれると永遠に読まれない気がするんですもの……)

さて、このキャンペーンが、せっかくここに来てくださってのに肩透かしを喰らってしまって読めなかったブログ読者さんに届くと良いのですが。

では、どうぞ宜しくお願いします!

残しておきたいツイート

ども。
今晩はこちらからどうぞ。

1.

僕はほとんどテレビを見ないし、又吉さんをテレビで見たことがない。
だから作家としてのこの方のイメージしか僕の中にはないのだけれど、ピースを知らなくてもこの方がどんな心を持った芸人かは作品を読めば想像出来る。気がする。
作品は、ときに作家自身であって、
ときに、作り物であって、
だけど、心の中が流れ出るものですね。

2.

あ、これ特に意味はないんですが、久し振りに見たらやっぱり面白かったんで……。

3.

(勝手に貼って済みません)
何度読んでも超絶面白いです。

4.

うん。

5.

日本独立作家同盟のセミナーを聞きに行ったときの感想の一つですね。
「編集者を信用するな」ということではないんですが。

6.

MPを上げるのにチートはNG。
読書と経験だけが、言葉のMPを上げてくれるんですよね〜。

7.

お、群雛初参加のときです。
あれからいろいろありました。
これがなかったらSF増刊に書かせていただくこともなかったでしょうし、きっとオルタニアの創刊にも誘っていただけなかっただろうなーと思うと、本当に大きな経験でした。
(まあ、勇気を振り絞って波野發作さんの「誰でも読むぜ!」に自らケプラーズ5213をオススメしたのも大きかったと思いますがw)

8.

あ、これ、基本のきですけど、大事ですよね。
読んだことのないかたは、是非どうぞ!

9.

その通りですね。
いろんなイメージが、時代と共にかわってゆきます。
美しいイメージは、簡単になくしたくないなあ。

10.

おっと最後は誰にもチェックされていない自ツイートで。
だってこの写真、好きなんですよ。
このとき以来初めて見たんだけど。

じゃ、今夜はこのへんで!

残しておきたいツイート

さて、今夜は師匠からです。

1.

夏目漱石のドラマを見た。
帝大の首席。天下の秀才。
そして、夢は、小説家。

そこまで頭脳明晰でなくては小説家を目指してはいけないのか、と暗澹たる気持ちになったりもする。

でも、小説は頭ではなく、心で書くのだと思いたい。
芸術は、頭と心と五感の統一体から生まれるのだ。

もちろん、エンデも相当な秀才だったに違いないが……。
(学歴とは無関係に、ね)

2.

僕の小説の書き方は本当にこれでいいのか、と悩んでいた時に書いたブログ記事(ツイートまとめに過ぎませんが)への、藤崎ほつまさんの感想。
とても勇気づけられました。
今再読しても、勇気づけられます。

悩みながら、歌うように、書く。

3.

むふふん。

4.

いつまでも、残したい、言葉。

5.

読む側にも、自由に読む自由が、ある。

6.

これね、ちょっと忘れてました。
貼って、思い出しておこう。

7.

8.

ジャンルとか、自分のカラーとか、個性の確率とか、イメージの固定とか。
そんなことをやり取りしていたツイート。

今の自分は、何作家だろう?

9.

やっぱりね、褒められたことは大事に取っておきたいですよ。
だって、落ち込んだ時にに助けられるじゃないですか、こういうことを言っていただけたという事実が。

10.

本日の最後は、痛え! って感じで締めておきましょう。

甘々では終わらないぜっ。

じゃ、また明晩!

ヘイ、9月のKUはどんなもんだった!?

セルパブ作家のみなさん、9月はどうでした?

KU(Kindle Unlimited=Amazonの読み放題サービス)が始まって2ヶ月が経過しました。

さて、出版社がかなりの読み放題本を引き上げ、お試し需要も一段落したKUですが、かなりの利用数低下が懸念されましたね。僕の場合はどうだったでしょう?
悪影響がなかったとは言えませんが、もろに受けた感じでもありません。
8月にどーんと増えたわけでもないので、山谷が小さいだけとも言えますが……。

では、まずは世間の出版社関連状況の観察から。
日本独立作家同盟理事長、鷹野凌さんのツイートを貼っておきますね。

いろいろと減少している中、アダルトの登録点数がかなり増加しています。
これは、アダルトカテゴリーで何百万ページも読まれたという方の存在が大きいのでしょうね。別のチャネルで売られていたアダルトコンテンツが大挙してKUに押し寄せたような感じでしょうか。

そうそう、8月のKENPのレートは多くの方が予測したような超低水準ではなく、0.5円@ページという比較的安心できる水準だったことも書き添えておきます。

では、僕個人の状況です。

KU開始後1ヶ月で書いたこの記事(KINDLE UNLIMITED、どうですかね?)と同じように、グラフ化して見てみましょうか。

先月のグラフに9月分を足しました。KENPページ単価は、仮に8月と同じ0.5円で入れています。

(まあ、単位は今回も内緒w)
(まあ、単位は今回も内緒w)

KENPページ数は8月の半分ほどになったものの、それ以前のページ数と比較すれば、特別低いものではないように思われます。印税額も、低い水準ではありながらもぎりぎり平常運転を維持、という感じでしょうか。

では次に、売上げ冊数と無料DL数の推移です。

kenp_1609_02

これもやはりKUの影響云々というより、長期的な傾向が大きいです。
これまで無料公開していた小説のうち、『壁色のパステル』と『夜啼く鳥』の無料を止めましたが、大きな悪影響は出ていないように思います。KUの影響だけで無料本のDL数が大きく減るということはなかったのではないかと思います。
もちろん、無料キャンペーンという飛び道具を使っていませんので、そのあたりの影響具合は計れないのですが。

最後に、印税額の推移です。
こちらはやはり、悲しいものがありますねえ。

kenp_1609_03

まあ、KUの影響はない。と言い切りたいところですが、やはり有料本の売上げは低いです。価格の高い本もほとんど動いていませんし、この1年以上で最低の印税額になりました。
でも、これからですよね、いろいろと。

10月は新SF雑誌『現実以外 -オルタニア-』も出ますし、それでちょっとだけ知名度が上がったりするかもしれないなんて、期待していたりなんかしています。
(期待してるだけじゃだめだ。自分で動くんだ!)

そんなこんなの今日この頃です。

じゃ、また明晩!

残しておきたいツイート

さて、今週も過去のツイートから残しておきたいものを貼っていきます。
ツイッターを始めた時のものから始めて毎週少しずつ現在へと近づき、今週は昨年の6月19日にタイムスリップしましょう。

1.

いきなり師匠からです。
最近あんまりツイッターを追えていないので、来年の今ごろは残したいツイートがあまりなくなているような気がします。。




2.

これ、僕みたいなタイプが陥りやすい罠な気がします。
気を付けなきゃいけませんね〜。

3.

これもよく分かります。
つい、敵方のキャラクターには自分とはかなり異なる性格を設定しがちなので、ステレオタイプ化してしまうことがあります。これも、気を付けねば……。

4.

この時に無料化した本のうち、『夜啼く鳥』『壁色のパステル』の二冊は先日有料に戻しました。
無料にしたことの効果が低かったり、むしろ逆効果だったりした可能性を鑑みてのことです。
他の本については一定の効果があると(今のところは)思っていますので、無料で公開し続けるつもりです。

『さよなら、ロボット』については「無料じゃもったいない」という声もありますし、そこそこ長いので無料でDLしても積ん読になるだけの可能性も高いと思っています。
だから、完全に無料で提供するのは短編のほうが向いているんじゃないかという気持ちもあるのですよね。

いつまた再び急に有料に戻すか分かったものではないので、無料の今のうちにダウンロードをオススメしますよ。
『さよなら、ロボット』については……。



マサルの父ケンイチは謎の奇病にかかり三十五年にわたり冷凍睡眠ポッドで眠り続けていたが、ある日突然、研究対象として眠りから呼び覚まされた。そんな時、介護兼ペットロボットのシードが突然失踪、時を同じくして世界中であらゆ­るロボットが姿を消した!
異変が続く中、マサルは父を助けるために旅立つ。
東京、バチカン、ロス、シドニー、ボストン。そして、世界には破滅が──?


5.

うん、これはね、今でも自分に言い聞かせてますよ。
しょっちゅう。

6.

このころからの『山彦』の評判はすごいですよね〜。
さすがです。1年以上経ってるのに、売れ行きも衰えないみたいですし。

7.

自分用メモ。
このこと、忘れてました。ちまちま一つずつ縦中横変換してました。
お馬鹿です。
忘れちゃいけないツイート(笑

8.

師匠。
これ、前にも残したかなあ……。
まあ、いい言葉だし、残す残す。

9.

何だろう?
何だか大事なことに思える。
創作する者にとって、デジタルに頼るべき部分と頼るべきではない部分と。

10.

最後は宣伝で締める淡波でした。
いやあ、Kindle Unlimitedが始まってから、本の売れないこと売れないこと。
いやいや、その前から売れてないです。ごめんなさい……。

精進精進、また精進。
これからももっともっとずっと面白い物語を書きますよ、どんどん!

じゃ、また明晩!


植物の大きさって?

tsubaki

この写真、何の木だか分かりますでしょうか?

そう、椿の木です。

椿の高さって、僕は「人の背丈よりまあまあ高いくらい」ってイメージがありました。
何となく、3mくらい。
僕の家の近所には、たくさん椿の木があるんです。住宅街で見られる椿の木って、普通は庭木ですよね。
だから、まあ邪魔にならないように3m前後に選定されていたりします。
それが、庭ではなく公園や共有空間に植えられていたりすると、かなり育っていたりすることがあって。
写真左の椿は、2階の屋根を優に越えるくらいの高さがあります。高さで言うと、5〜6mは軽く超えているでしょう。
(街灯は手前にあるので、写真上で比較はできませんが)

以前から、すごいなー、大きいなーと思っていたのですが、最近もう一つ気がついたことがありました。
近所の遊歩道にある植え込みに、見慣れた実が成っているのを見つけたのです。
──そう、椿の実です。

恐らくは、この両者は同じ頃に植えられたものです。

かたや、伸び放題に伸びて5〜6mを超え、かたや、毎年毎年きちんと刈り揃えられて、膝丈ほどの植え込みとして生きている。
哀しきかな、面白きかな、あわれかな……。
人は植物をコントロールしようとし、植物は順応して生き延びているのですね。

ここで、wikiを調べてみました。
通常は、5〜6m程度で、18mにも及ぶものがあるそうです。
18mと言えば、6階建てマンション程度の高さ。巨木の部類に入る……。すごいですね。
自分の近所で言えば、ケヤキやクスノキよりも大きいくらい。
あの大きさで、赤い花をいっぱいにつけていたら、さぞ壮観でしょうねえ!

今日は、そんなとこ。
じゃ、また明晩!


今日は、この本を紹介しないと、ね……。

歩きながら、歩道の脇に眼をやる。アスファルトとコンクリートの間、ほんの僅かな隙間から、イネ科だろうか、雑草がびっしりと生えている。大半は薄茶色になって枯れていたが、その間からは緑色の新しい芽が伸びている。
「植物こそが真の主役、ね……」
本当にそうだろうか?
「あれえ?」
作業員の上げた素っ頓狂な声は走り去る潤の耳には届かなかったが、他の作業員の一人が何事かと目を剥いて半身を起こした。

お知らせ─無料本を有料にするよ!

Kindle Unlimited云々の話とは直接関係がないのですが、一つ思ったことがあり、すぐに実行しました。

これまで無料配布してきた小説のうち、次の2冊を有料に戻します。

『壁色のパステル』
『そののちの世界1 夜啼く鳥』

それぞれ理由があります。

『壁色のパステル』は、僕が初めて書いた小説。有料にしておいてもほとんど売れないし、淡波亮作を知っていただくために無料にしようと思って無料にしていました。
──でも、気付いたんです。

無料にするのは、自分に興味を持ってもらって、次の有料本に手を伸ばしてもらうため。
ところが、『壁色のパステル』には《その次に読む本》がありません。家族小説で、SF要素もファンタジー要素も一切ありません。もちろん誰も死んだりしませんし(笑)、不思議なことは何も起こらない平和な物語です。
内容にはそれなりの自信がありますし、初めて書いたからといって、別に文章が拙いということもない(はず)。
であれば、無料にしておく意味がないのではないのかな?
そう思ったわけです。
せっかく広橋悠さんをはじめ、素敵なレビューをいただいている本でもあるので、これはこれで一冊の独立した本として考えた方が良いだろう、とも思い。

『そののちの世界1 夜啼く鳥』については、10冊で構成される同シリーズの3冊も無料というのは、お金を出して買うモチベーションを減らしてしまうかもしれないな、というのが一つの理由。
もう一つの理由は、無料にするのは、シリーズ内でも最も面白い部類の本にすべきだろうと。

『夜啼く鳥』はかなり軽い内容で、さくっとすぐ読めて冒頭にはちょうどいいと思いますが、同様に無料化している5巻の『プロテイン・パック』や6巻の『段ボール箱の中の人形』に比べるとちょっと面白さのレベルは落ちます。これを最初に無料で読むと、せっかく無料の5巻や6巻に手が伸びにくくなるのではないだろうかと、思ったのですね。
逆に、5巻や6巻を気に入ってくだされば、「1巻から全部読みたい」と思う可能性も高いのではないかと。

まあ、そういった訳で、この2冊を有料に戻します。価格は元々設定していたとおりの250円(壁色)、99円(夜)です。
さっそく、BWインディーズと楽天KOBOで価格改定の申請を上げました。
『壁色のパステル』は楽天KOBOで出版停止手続きをして、Amazonではセレクト登録出来るようにしました。
これが通り次第、Amazonサポートさんに有料化をお願いする予定です。
(『壁色のパステル』については、セレクト登録を押すだけで良いかもですが)

と、いうことで、この2冊がAmazonで無料なのはあと数時間かもです。数日かもですが。
(この記事が公開された頃には、BWでは有料になっているはず)

もし、まだお持ちでない方は、今のうちにどうぞ!



彰子(しょうこ)はいったいどこへ? なぜ?
何ひとつ不自由なく、だが無為な日々を過ごす専業主婦の瀬口彰子。突然姿を消した彰子に、夫広平は戸惑い、自らを責める。
妻が隠すように持っていた伝説の抽象画家ヒルダ・ヴーハーの額を見つけるが、娘の言葉から、それが自分の不在時にのみ飾られていたことを知る。
──妻の失踪をきっかけに、平凡で平和な家族に訪れた小さな危機と再生を描きます。



いつもと同じ朝、恭一の目の前を飛び去った二羽のカラス──。
右手の青い袋に顔を向けると、そこには一羽のカラスが陣取っていた。この荷物は自分のものだと主張するかのように。
壊れ始める日常と、非日常がいつの間にか日常になってしまう違和感。そして、更なる非日常の連鎖が、あり得ない出来事を招く──。

残しておきたいツイート─034

今日はこんなツイートから。

1.

切れがいいです! 2.

届けたい読者に、届けたい。KUの登場で、無料キャンペーンは曲がり角に来ているけれど。

3.

ガツンと! 4.

5.

6.

7.

書く、読まれる、読まれたい、宣伝する、宣伝したくない、宣伝したい、知られたい、知られたくない、書きたい、読みたい、書きたい、読みたい、読まれたい──ぐるぐるぐるぐる。 8.

読まれると、嬉しい。

9.

嬉しい思いを残しておく。 10.

もっと読まれたいですよね。宣伝、苦手ですよね。

一つだけ言えることは、いいものを書くってこと。今、読まれなくても、いいものをどんどん書き続けるってこと。きっと、読まれる日が来るよ。

(でも、「いいもの」って何だろう?)

じゃ、また明晩!