カテゴリー別アーカイブ: 自作について

ワードプロセッサー

執筆用に使っているソフトウエアについて。直近の『孤独の王』まで、ずっとEG Word Pureでした。MacOS8の頃から16年間も使用してきました。何といってもEG Bridgeの変換効率は最高で、これはEG Word Pure購入の更に前、Macを使い始めた1990年(!)から追随するものがないほど。

EG Bridgeは同じメーカーのEG Wordとはとても相性がよく、全ての文章はこの組み合わせでずっと書いていました。ただ、EG Wordを開発していたエルゴソフトが2009年には解散してしまったので、私のPureはRosettaアプリ対応のOSX上、つまりSnow Leopardまでしか動きません。

昨年暮れに新しいMacBook Proを購入し、OSはMavericksに。いよいよ、執筆のための環境を大きく変える必要が生じたのですが、EG Wordで書いた文書のファイルは他のソフトと全く互換性がありません。これまでの小説や詩、取っておきたい文章など、pdfに書き出して保存しましたが、もしこれらにまた手を入れたいと思ったら、大変ですね。

そこで、置き換えるワードプロセッサの条件は?

・縦書きでサクサク動く

・シンプルで余計な機能がない

かわせみ(EG Bridgeのエンジンを後継している変換ソフトがあるのです)が使える

Kindle形式に変換しやすい

・文書に互換性がある

と、こんなところでしょうか。

縦書きワープロについて色々と調べましたが…ないんですね、Mac用の縦書きワープロって!

最終的に選んだのが、以前からフリー版を使用していたiTextのプロ版、iText Pro9です。名前にちょっと古臭さがありますね。何でもかんでも頭に「i」を付ければいい、という時代の生まれなんです、これが…。最新版のアップデートが2011年、Snow Leopardへの対応がどーんと謳われている、など、ちょっと不安もありましたが。

でもこのiText Proはいわゆるワープロではなく、エディタなんです。だからファイル形式も独自のものではなく、txtかrtf。rtfならルビも傍点も打てますし、フォントサイズや他の書式も設定できる。エディタだから置換機能や動作性に優れている、という利点があります。もしもiText Proが新しいMac OSXに対応しなくなっても、ファイル形式がrtfだからどんなワープロにでも持って行けます。これも利点ですね。そして、圧倒的な軽さ。瞬時に起動し、どんどん入力しても全くストレスがありません。かわせみもEG Bridgeゆずりで、何行も一遍に入力してから変換しても、誤変換が少ないのです。

先ほど、改めてiText Proのウェブを見ていて発見したことがあります。なんと、EG Wordと文書の互換性があって、画面同士のドラッグ&ドロップで書式付きの文書を行き来できるそうです。これは、試してみる価値がありますね、古いMacBookを起動して!

『孤独の王』を更新

7月に発売した『孤独の王』ですが、最近本を読んでくれた親しい友人が、何カ所かの誤りを指摘してくれました。一括検索置換による熟語の重複(Rubyタグが悪さをしていた!)や、漢字だったところを平仮名に変更したことによる変換間違いなど、校正終了後に入れてしまった修正で間違いが新たに発生してしまうという痛い状況。

こういった間違いを修正するのには、Text Wranglerが使いやすいですね。テキスト〜.epub〜.mobiへの変換途中ファイルであるxml書類をそのまま編集してしまうので、章ごとにファイルは分かれているし、html/xmlタグが無数に入った文書なので。

全て修正し、改訂第三版として、現在Amazonさんのレビューステイタスです。

追記:9月28日に改訂第3版発売、としましたが、9月27日中に公開ステイタスになりました!