みなさま、本日もBlender99で学んで下さいましてありがとうございます!
好評を博しておりますBlender99シリーズですが、読まれる数が増えればそれだけアラも発見されるということで、相次いでお知らせを受けました。
7巻の執筆・編集作業がピークの中ではありますが、ご指摘を受けた点を修正して再出版しましたので、報告いたしますね。
■1点め
5巻の終盤、Cycles Materialのうち、Principled ShaderのMetal質感の解説において、大切な図版が抜け落ちていました。
画像データ自体は貼り込まれていてプレビューは表示されていたので、発見が遅れました。申し訳ありません……。
当該の図版はこちらです。
「Base Color」と「Roughness」の微妙な差で、金属の材質を作り分けます
これ、キャプションだけ見ると、図版を見たくなりますよね……。でも、ご覧のとおり、ほんのわずかな違いしか生じませんので、図版を見ても「え?」としか思えない方が多いかと思います。
ともすると、3画像とも全く同じものに見えてしまいますよね。
金や銅など、色の違いによる感じ方は次の図版に載せていますので、こちらの図版ではまさに「ほんのわずかな」“色・明るさ”と“Roughness”の違いだけしかありません。
実際、現実の世界に存在する金属としては、こういった要素よりも「サビの出方」「傷のつき方」などによる見え方で「重さ」「硬さ」などの特徴を感じるのだと思います。そのため、まっさらで完全無欠な状態にある金属(=現実の世界には存在しない)は、あまり違いを感じられないのだと思います。
ちなみに、頭頂部付近の光沢の艶感や、耳の前のリフレクションのボケ具合に注目すると、この3点が違う質感を現していることがわかるかと思います。
■2点め
次は、淡波ログの読者さまから、コメントにてご指摘いただきました。
6巻の「Subdivide」機能の解説において、「Quad/Tri」モードの内容が間違っていました。
元の記述では「Quad」モードと「Tri」モードがあるという内容になっていましたが、正しくは「Quad/Tri」モードという1つのモードで、チェックボックスによってそれをオンオフするということになります。
この間違いのせいで、その後の数ページに渡って内容の間違いを生む結果となってしまいました。
改めて、お詫びいたします。
具体的に説明し直すと、下記のようになります。
・Quad/Triモードをオフ:分割された面は多角形を許容する
・Quad/Triモードをオン:分割された面は四角と三角のポリゴンに限定される
残念ながら、ご購入済みの電子書籍データについて、自動的に更新されることはありません。
また、ご購入のみなさんに直接Amazonさんからアップデートに関する連絡があることもありません。
→Amazonから直接ご購入者にメールするほどの「大幅な改善内容」ではないと判断されましたため……
ということで、電子書籍データ更新の方法を簡単に記させて頂きますね。
1.Amazonのアカウントにログインします
2.画面右上の「アカウント&リスト」をクリックしてメニューを表示させます
3.「コンテンツと端末の管理」をクリックすると、購入した書籍リストが表示されます
4.リストから書籍を探すと、更新情報のある書籍にはこちらのボタンが表示されています
6.登録済みの端末で、電子書籍データが更新されます
以上です。
もしみなさんも、お読み下さっていて
「ここ、おかしいな?」と思った時は、ご遠慮なくお知らせ下さい。
少しでも内容がより正確になれば、これからBlenderを学ぶ方にとってより優しく、より「挫折しない」本になると思いますので!
では、
Happy Blending !!!