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ナンセンスちゃんがやって来たよ!
淡波亮作初の初のナンセンス系ユーモア短編作品集です。
徹底的にふざけたアイデアを大真面目に書き切ったら、こんな化学反応が起きました!

収録作品
・南京錠の夜と昼
・ボタン王
・ペーパー狂時代
・定刻の逆襲


 4作で約3万5,000字のボリュームです。

ストーリー
『南京錠の夜と昼』

 ──ある飲み過ぎた夜、俺は、犬のフンのようにあちこちに落ちている色とりどりの南京錠を見つけた。どいつもこいつも開いていて、まるで「拾って閉めてくれ」と言わんばかりだった。
 俺はちょっとばかりデザインが気に入った南京錠のひとつを拾い上げ、視線の向こうにあった開けっ放しの門扉を、きっちりと……閉めた。
 そして──。


『ボタン王』

〈夢はボタン王。私はなる、ゼッタイ!〉
スポーツとしてのボタン掛けがこれほどの注目を浴びるようになったのは、ここわずか八ヶ月ほどのことに過ぎない。マイナースポーツ史を紐解くまでもなく、この痛快で高度なスポーツの発祥が明治維新にまで遡ることは説明の必要もないだろう──。
今人気の美少女カケラー、牡丹野舞(ぼたんのまい)ちゃんの努力と根性に溢れた大活躍を描く、スポーツ・ナンセンス巨篇!

『ペーパー狂時代』

「ねえタケオ、誰でも教祖になれるって、本当なんだね」
藪から棒にお袋が言った。
お袋が世界平和を願うあまり立ち上げたのは、なんとトイレットペーパーをご本尊とする新興宗教だった。
そして俺の人生の歯車は、お袋と共に狂っていく──。


『定刻の逆襲』

ダジャレの効用を半ば忘れ去ったこの国。実は、それは昔銀河帝国が掛けた恐ろしい呪いによるものであった。
あるとき田中がふと口にしたロクでもないダジャレが、偶然にもついにその呪いを解くこととなった。
解放された精神が自由を謳歌する時、世界は変わる──。

淡波亮作の新しい世界を、ぜひご堪能下さいませ!

表紙絵について
収録四作品のイメージを一枚の絵に閉じこめました。発刊当初の表紙はイラストの全体を用いていましたが、現在はかなりトリミングをして一部のアップになっています。しかも文字が多く絵の全体が見えませんので、こちらに全体像が分かるイラストを掲載します。
作画原寸で掲載しますので、ぜひクリックして全体を表示したうえでアップにし、スクロールしてみてください。どの絵がどの話のものか、想像しながら見て頂くと面白いかと思います!
──まあ、へたくそなのは置いておいて(笑)



©Ryousaku Awanami 2017.