Manuel Bastioni LABを使おう!(その5)

さて、今週もManuel Labの時間がやって参りましたよ。
裸ばかりでは絵作りに使えないので、今回からは洋服作りに挑戦します。
ちょっと難しい内容も含むかもしれないので、何回かに分けていきましょう。

その1の今日は、スカート作りです!

まず、いつも通り、Blenderを起動したら標準のキューブを消し、Manuel Labのタブからキャラクターを生成します。

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今回は、極地ヨーロッパ系の白人女性にしました。
立ちポーズは、Standing Basicです。

ここまで、いいですよね?


さて、編集に入る前に、ちょこっと用語の説明を挟みますね。

頂点、エッジ、フェイス(ポリゴン)
頂点、エッジ、フェイス(ポリゴン)

・画面上の黒い線が「エッジ」、線と線の交わる点が「頂点」、四点で囲まれた平面が「フェイス(ポリゴン)」です。
ポリゴンを選択するときは、平面の中央にある点をクリックすると選択しやすくなっています。

・既に選択されている部分がオレンジ色、最後に選択した箇所が白くなります。複数の場所を選択するときは、Shiftを押しながらクリックします。

【連続選択の方法】
・頂点編集モード時
二つの頂点の間をalt+クリックすると、その延長線上にある全ての頂点が選択されます。連なった頂点は、エッジとなります。
・エッジ編集モード時
エッジ上をalt+クリックすると、その延長線上にある全ての頂点が選択されます。
・ポリゴン編集モード時
二つのポリゴンの間にあるエッジをalt+クリックすると、そのエッジの両側にあるポリゴンの延長線上にある全てのポリゴンが選択されます。


では、スカートを「生やす」場所を設定します。
赤い筋が入っているエッジがちょうど良いので、ここにしましょう。

・まずはeditモードに入ります。
・次にalt+クリックで、エッジをぐるりと選択します。
・体まるまる1周は選択されないので、ビューポートを回して後ろ側を見て、Shift+alt+クリックで、選択エッジを追加します。

しっかり1周選択できたでしょうか?

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・Eキーを押すと、エッジが押し出されます。この段階ではエッジは全く同じ場所にあって、押し出されたことはわかりません(マウスを動かさないように注意してください。動かすと、その方向にエッジが移動します)。
・Sキーを押して拡大縮小モードに入ります。
・画面上でマウスをエッジから遠ざけると、押し出し機能でコピーされたエッジが広がります。
・これを、下方向に移動すると、スカートの基本形が出来ます。
・手がめり込んでいますが、これは気にしないでいきましょう。
・お尻がはみだしているので、これは修正していきます。
・GIFアニメを見ながら、調整してみましょう。

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だいぶ、スカートらしくなりました。
もう少し、伸ばしてみましょう。

・ビューを正面向きにします(テンキーの1を押します。テンキーのないキーボードの場合は、「View」メニューから「Front」を選択します)。
・下端のエッジをalt+クリックで選択します。
・Eキーで押し出します
・そのままGキーを押して移動モードに入り、脚の形に合わせて位置を調整しながら下げていきます。

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うまくできましたでしょうか?

さて、ここからはスカートに色をつけていきます。

・まず「頂点」モードから「Face(ポリゴン)」モードに変更します
・一番下のポリゴンの並びで、ポリゴン同士の間(のエッジ)をalt+クリックすると、ぐるりと1周分、ポリゴンが選択されます。
・Ctrl+「+」キーを押すと、選択範囲が上に拡大されます(MacはCommand+「+」キー)。
・右側のパネルでマテリアル(赤っぽい丸のアイコン)が表示されていれば選択。されていなければ、パネルの幅を少し広げます。
・スカートのためのマテリアルを用意します。
・まずは、マテリアルが二つ並んだボックスの右にある「+」ボタンを押します。
・ボックスの下に現われた「New」ボタンを押すと、新しいマテリアルが作成されます。後で分かりやすいように、名前を付けておきます。
・スカートのポリゴンが全部選択されていることを確認して、「assign(アサイン)」ボタンを押します。これで、今作ったマテリアルがスカートに設定されます。
・「Diffuse」と書いたところの白い四角が、色の設定です。ここを押すと、カラーホイールが現われます。
・カラーホイールで好きな色に設定します。
・タブキーを押してエディットモードを抜けてみましょう。ちゃんと、スカートに自分の設定した色がついていますか?

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さて、本日のレッスン(?)はここまでです。
次週は、上半身の服を作ります。今回よりちょっとだけ難しいですが、ぜひ、挑戦してみてくださいね!

──わかりづらいところや上手くいかなかったところなど、ぜひ、コメントを寄せてください。出来る限り、わかりやすいように捕捉・修正しますので──

ではまた!

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