Manuel Bastioni LABを使おう!(その3)

今回はあまり間を開けずに続きを書くことが出来ました!

では早速、Afro femaleの中のAfro mediterranean(地中海アフリカ系女性)からスタートです。
スクリーンショット 2016-04-17 15.27.38

パラメーターをいじるまえに、ひとつセッティングを変えておきましょう。画面上の表示を滑らかにします。
Manuel LAB タブの一番下にある「UTILITIES」で、Subdiv.のRealtimeを押し込みます。これによって、レンダリングした際と同じ細分割レベルになります。
(ただし、低パワーのPCでは動きが鈍るかもしれません。その場合は元に戻しましょう)

Realtime押し込み前。ちょっとカクついています。
Realtime押し込み前。ちょっとカクついています。
Realtime押し込み後。曲面、ハイライトが滑らかになっています。
Realtime押し込み後。曲面、ハイライトが滑らかになっています。

今回のテーマは、上から三番目の項目、前回はエンジンだけをいじってみた、「GENERATOR」です。
エンジンの下には6つのチェックボックスがありますね。これを順番に試してみます。
まずはmass(塊、多量)から。□massにチェックを入れたら、Generateボタンを押します。やり直すと同じにならなかったので、何度か押してみます。どんどん変わります!

こういった比較は、GIFアニメだと分かりやすいですね
こういった比較は、GIFアニメだと分かりやすいですね

なんと、具体的な数字などのパラメーターが一切出ないので何が変わっているのかがよく分かりませんが、Generatorボタンを押す度にmass項目に紐づいた各種設定の数値がランダムに生成されるようです。
では、ここでいったんアンドゥを何回かして元に戻します。
戻らなくなってもご安心を。一番上の基本設定のところに、リセットボタンがあります。

ここで選んだPhoenotypeの初期状態に戻ります
リセットボタンを押すと、ここで選んだPhoenotypeの初期状態に戻ります

次はheight(高さ)です。□heightにチェックを入れ、Generateボタンを押します。

背が高くなりそうなので、あらかじめ表示を少し小さくしてから開始。
背が高くなりそうなので、あらかじめ表示を少し小さくしてから開始。

tone(調子。体つき、ということでしょうか……)。□toneにチェックを入れ、Generateボタンを押します。

これも激しく変化します

もはや、何を変更しようとしているのか分からないレベルですが……。

四つ目の項目、faceです。顔がどの程度変化するのか、アップにして始めます。
□faceにチェックを入れ、Generateボタンを押しましょう。

Generateする度に身長が変わってしまうので、見え方を揃えられませんでしたが!
Generateする度に身長が変わってしまうので、見え方を揃えられませんでしたが!

これは微妙な変化しかないような……。

heritage(品性、でしょうか)。□heritageにチェックを入れ、Generateボタンを押します。

品性によって身長が変わる、というのが意味不明ですが
品性によって身長が変わる、というのが意味不明ですが

最後はtone and massです。
さ、いよいよ数値設定できるパラメーターが現われました。では、チェックを入れ、いろいろと極端な値に設定してGenerateボタンをどんどん押してみます。

【閲覧注意!】という注意書きが必要そうな──
【閲覧注意!】という注意書きが必要そうな──

これ、すごいですねえ。ここの調整だけで、どんな体型でも作ってくれそう。
ここではRealisticですべて行ないましたが、もちろん、ExtremeやCaricatureなど、他のエンジンでも出来ます。強調系のエンジンだと、極端な設定では形状が完全に破綻してしまうので、そこはいろいろと試してみてくださいね。

さて、リセットして今回最後のパラメーターに行きます。
「POSE」の下にひっそりとある「□Show parameters」にチェックを入れ、オンにします。

ひっそり
ひっそり
突如現われるMorphingメニュー!
突如として現われるMorphingメニュー。実はこれが、最も大事な設定項目の一つ!
そして、体中のパーツを数値設定可能なメニュー群がっ!
そして、体中のパーツを数値設定可能なメニュー群がっ!

さらにさらに、Legsを選択すると、その中には脚のあらゆるパーツを設定できる数字がずら〜り。

脚のあらゆるパーツを数値制御
脚のあらゆるパーツを数値制御
こちらは口の部分部分をコントロール
こちらは口の部分部分をコントロール

そうそう、ちなみに次のバージョンの1.2では、こうやってパラメーターを数値で入力しなくても、マウスで適当に体の部分をドラッグするだけでどんどん体型を変えられるみたいですよ。それもまた、楽しみですね〜。

では最後に、顔のパラメーターをいろいろといじって作ってみたものを、簡単に質感設定してレンダリングしてみました。
いじる前のものと、ちょっと比べてみましょう!

これは、パラメーターを変更する前のもの
これは、パラメーターを変更する前のもの
これで髪の毛があればなあ……
こちらはパラメーター編集後。これで髪の毛があればなあ……

髪の毛がなくても様になる女性を作ってみたつもりなのですが、これは一発芸のようなもので、一度しか使えませんよね。

質感についてはまだ、このManuel Labではほとんどサポートされていません。各パーツのIDすら分割されていない状態なので、自分で設定するのは少々ヘビーです。これは恐らく将来のバージョンに入ってくるでしょうから、今は詳しく言及しないことにします。
(アニメ系のものだけは、顔のテクスチャが元から入っていますので自分で設定する必要性は低いですが)

次回は、ちょっとだけコスチュームの話を。
(アニメーションの話とどちらにしようか決めかねていたりしてますが──)

じゃまた!

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