ただいまBiB/iを学び中!

最近BiB/iの作者である松島智(さとる)さんとTwitterでお知り合いになったこともあり、作品ページ上に試し読みePubをBiB/iで埋込もうと学び始めた。
以前からでんでんランディングページではお世話になっていたけど、あれは用意されたとおりにePubを突っ込むだけだったから、BiB/iの神髄に触れてはいなかった。
今回改めて自分で触ってみると、すごく便利! さくさくだし、表示が美しい。

ちなみに、BiB/iのWEBサイトもとっても美しいです。さすが! という感じ。

《学ぶ》といっても使い方はとっても簡単。

1.サイトからBiB/iをダウンロードして解凍
2.自分のサイトにBiB/i用のディレクトリを作る
3.そこにBiBフォルダをアップロード

WEBブラウザでそのディレクトリを開くと、BiB/iのビューアがいきなり立ち上がる。すっげえ!
まだ、それではブラウザ上で自分が持ってるePubを《ドラッグ&ドロップで》見られるだけなので、次へ進む。

4.BiBフォルダ内にあるbookshelfフォルダに、自分のePubを展開したフォルダをアップロード

ここがちょっと難しいかもしれない。ePubを展開したことのない人にとってはびっくりすることなんだけど、実は、ePubファイルってのは《ちょっと特殊な方法でzip圧縮したファイル群》。拡張子のepubをzipに打ち替えると、それだけでzipファイルになる。それを解凍すると、中に格納されたファイル群が現われるのだ。とは言っても、逆は出来ないので油断しないように。素人が構造を真似したフォルダをzip圧縮して、その拡張子をepubに変えてもepub書類には出来ないし、いったん解凍してしまったepubを再びepubに戻すには、《圧縮しないでzip化》しなければならないのだ。コマンドラインを使ったりしてね(そして僕は素人なので、どうやれば出来るかを解説することは出来ない)。

さてこのzipファイル、Macの人は要注意だ。OSデフォルトの圧縮解凍機能ではこのちょっと特殊なzipは解凍できない。ダブルクリックすると、さらに別形式へと圧縮されてしまうのだ。僕の場合はALZipで解凍することが多いけど、以前紹介したEtreZipで《圧縮されたままのファイルをドライブとしてマウントし》、全体を新しいフォルダにコピペしてもいい。ALZipの場合はインストール時に余計なアプリをインストールしようとするので、パンパンOKを押していくと迷惑なソフトがいっぱい入ってしまう可能性がある。ここに注意すればとても便利なソフトなので、これは好みでどうぞ、といったところ。

こうして何らかの方法でePubファイルを展開したフォルダを用意したら、それで準備OK。あとはBiB/iのマニュアル(このページ)に従って作ったディレクトリにアップロードして、そこへのリンクをHTMLに埋込めばいいのだ。

ePubをそのままHTMLに埋め込めるBiB/iの利点は大きい。Amazonさんのサンプルと違い、今自分がいるWebページを離れずにその場で読める。僕自身もそうなんだけど、試し読みのデータをダウンロードするという、たったワン・アクションが、試し読みから遠ざけてしまうと思うのだ。
端末にサンプル本が溜まっていくのも美しくない。かといって、いちいち端末の書棚をメンテするのも面倒だしね。
BiB/iで気軽に立ち読みして、気に入ればストアに行って本編を購入という流れがスマートなんじゃないかなと思う。

作者にとっても大きな利点がある。全体の文章量に対する比率で自動的に試し読みページ数が決まるのでなく、《ここまで読ませたい》という部分で任意に切れるのだから。

最後に、

『奇想短編集 そののちの世界』で一番人気の『段ボール箱の中の人形』(無料!)の試し読みePubをこちらに用意したので、ぜひ覗いてみて欲しいな。

『奇想短編集 そののちの世界6 段ボール箱の中の人形』

 

ええ〜、ここで終わりかい?

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何しろ無料なんだから。さあ、Amazon Kindle Store (もしくは楽天電子書籍ストアでもオッケー)にGo !

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

(埋込まれた表紙画像のサイズが変なのは、これからの課題です……)
内部埋込みの表紙画像は削除し、タイトル文字としました。

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