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Blender 101

やはり初心者バージョンのBlender101というソフトウエアが開発途上にあるようですね。Andrew Priceくんがずっと前にTon Roosendaal氏に聞いたという話を、またBlenderGuruで話していました。当分は出来上がらないような感じですが。

ちなみにBlender101をWEB検索すると、初心者向けチュートリアルやトレーニングの動画がたくさん出てきます。BlenderGuruにもBlender 101 seriesというのがありますね。「モディファイヤ百科事典」というものが載っていて、簡単なGIFアニメがたくさん! とても分かりやすいですよ。

僕もAndrewくんと同意見ですが、別ソフトを開発するより、スプラッシュ画面から機能限定の初心者モードが起ち上がるようにすればいいんじゃないかと思うんですが…。Game logicとかText Editorとか、Movie Clip Editorとか、Video Sequence Editorとか、初心者は当分使わないだろうという機能がたくさんありますけど、GUIが変わったりエンジンの部分が違ったりすると混乱の元ですし、そもそも別ソフトが必要になるほどBlenderのコードは肥大していないですもの。3ds Max、Mayaなんかインストーラがとうの昔にギガ超えだし。Blenderは最新の一番大きいMac版でも110MB、Win32だと51MBしかない!
ダウンロードするのもインストールするのも気軽でいいですよね。もっとたくさんの人が使わないかなあ。

アルファマップを使うな!

BlenderGuru podcastでのお言葉。
The Third and The Seventh解説書の復刊にあたり、その中から大いに学んだ点の一つとして上げられていたもの(Andrewくんは初版千冊の読者)。

大量の樹木を扱う時、葉っぱにアルファマップを使うと、積み重なった透明度の計算でレンダリング時間が2倍にもなってしまうんだそう。目からウロコ。max+V-Rayなら参照オブジェクトとProxyを使えばポリゴン量はそれほど気にせず、レンダリング時間の圧縮にフォーカスできますね。

Blenderの場合、やはり外部リンクオブジェクトを使って、パーティクルで配置すれば相当行けますよね。たしか、その昔Macbook Proの古い機種で通算一億ポリぐらい行けた記憶がうっすらあります。勘違いかな?

念のため、知らなかった方のために。

The Third and The Seventh:2010年ころ発表のショートフィルム。当時、世界最高のCGと呼ばれていました。今見てもやっぱりすごい。作者のAlex Roman氏は、これ一本で超有名人に。その後CMの映像作りなどやっています。

解説書 From Bits To The Lens:The Third and The Seventh の制作解説書。出版当時、千部限定であっという間に売り切れ、復刊の声が凄かったそうです。maxとV-Rayのテクニックについて書かれたものですが、Andrewくんによると、CGと写真についての知識を得られるので、Blender使いにもとっても役に立ちますよ、ということです。私は読んでいないんですが。当時、Alex氏のサイトでチュートリアルを見た程度で。

さて、この記事がいつか誰かの役に立ちますように!

今更知った機能シリーズ

Blender Guruの一番新しいpodcastで、また一つ知らなかったことを覚えました。Andrewくんも最近知ったそうで、いつからあったのかなあ、前からあったのかなあ、てなことを言ってました。Architecture Academyの講座を作っている最中に知ったとか。
Edit modeに入っている時にProperty(N)を出すと現れるMesh Displayの中に、Edge InfoとFace Infoというのがあります。Edge Infoにチェックを入れると、Lengthで各辺の長さ、Angleで角度をリアルタイムで表示してくれます。2番目の画像は手前の頂点をZマイナス方向に動かしていますが、角度表示がどんどん変化し、小気味よいです。3番目の画像はその時の辺の長さの変化です。

Edge Angle
Edge Angle
Edge Angle Move
Edge Angle Move
Edge Length Move
Edge Length Move

 

次はFace Areaにチェックを入れた状態。こちらも面白いです。下は各面の面積が4平米。2番目の画像は上のものと同様、手前の頂点を移動。面積が変化してますね。天面は平らな面でなく破綻しているので、ちゃんと曲面の面積なんでしょうかね?
ちなみに天面を対角で分割すると、2番目の画像とは面積が若干変わります。何らかの必要があって面積を知りたい時には訳に立ちますね。その昔、地図上である地域の面積を測ったりする需要がありましたが、あの頃(20年以上前ですが!)にこれがあったらとても便利だったなあと思ったり。
一番下の画像は、Cut Tool (K)でいい加減に分割したもの。全部ちゃんと計ってくれています! 当然ですが…。

Face Area
Face Area
Face Area 2
Face Area 2
Face Area 3
Face Area 3
Face Area 4
Face Area 4

 

さて、お楽しみいただけましたでしょうか?

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

好きな Podcast Best 3 その2

Blender Guru Podcast
Blender Guru Podcast

2. BlenderGuru podcast

ご存知BlenderGuruことAndrew Price氏のPodcast.

BlenderGuruにずっと注目していたこともあり、このpodcastは初回からずっと愛聴しています。Blenderについて話している部分は、それほど英語が得意ではなくても何となく分かるんじゃないかと思います。最初の頃は頑張ってBlender情報ばかり発信していたAndrewくんですが、脱線が激しく、そこがまた面白いんです。最近は話の大半がBlenderとは関係のない話。でも、総合的なクリエイティブの話であったり、ビジネスの話であったり、参考になるものは多いです。

ちょっと前、カナダでSIGGRAPHに行った時のpodcastでは、空港での愚痴からホテルの予約をミスって大変な思いをしたことなどを延々2時間もかけてくっちゃべりまくっていました。でもね、面白いんですよ、文句ばっかりなんですけど。

Blender関連の有名人にたくさんインタビューしているのも、このpodcastの魅力の一つ。これまでJonathan Williamson氏やColin Levy氏(Sintelで有名になり、今はPixarの人!)など早々たる豪華Blender有名人が出演しています。

番組の最後には大抵Q&Aのコーナーがあって、Blenderに関する様々な疑問に答えてくれます。でも彼は別にBlender foundationの人間でも開発者でもないので、Blenderはこれからどうなる? 的な質問は堂々と無視してます。その無責任な態度がまた、彼の魅力になっているのです。自分の分かること、責任範囲内では一生懸命だけど、知らんことは知らん。という割り切りが気持ちいい。

そう、一つ、微妙だけど一理ある発言について書いておきましょう。彼は、ニュースをほとんど見ないんだそうです。悲しいニュース、頭に来るニュース、ニュースは基本的にネガティブ情報ばかりです。そういうことで頭を悩ませるのは止めた。という話。よりクリエイティブであるために、そのための情報を集め、勉強し、努力する。それが大事。世間のことは雑音。表現者として、世界を知らねばならぬと僕は思いますが、どんどん世界は変化していって、不幸な人が数えきれないほどいて、手を差し伸べることもできない自分がいて…。

世界を少しでも住みやすい場所にするために、少しでもできることはやりたい。でも、クリエイターとしての自分を成長させることもまた、何にも替えられないほど大事なんだと、振り返らせてくれるのです。

彼はpodcastの中で自分の読んだ本をよく紹介してくれますが、その中で僕の読んだ本を一冊。
“the War of Art”という本です。これは英語版ですが、日本語訳も出ていたと思います。あ、ありました「やりとげる力」というタイトルですね。あのロバート・キヨサキさんがお勧めしているところがちょっと微妙ですが。
アーティストとして生きるための心得、というか覚悟について書いた本で、これを書いたスティーヴン・プレスフィールド氏自身が、さぼろうとしてしまう心、集中できない心と向き合いながら乗り越えていくための心構えを時に厳しく、時にゆるく、語ります。特に若い方にお勧めです!

便利なショートカット

BlenderGuruとして有名なAndrew Price氏のメールニュースを購読しています。本日のニュースにBlenderGuruの新しい記事が紹介されていました。BlenderGuruのために働いているRenante Martinez(レナンテ・マルティネス)氏の投稿で、「11 Useful Blender Tricks You May Not Know(君が知らないかもしれない11の便利テク)」

僕自身も11の中で知らなかったものが半分以上あり、今後のBlenderでの制作をスピードアップさせてくれるんじゃないかと思わせてくれました。But、そこで終わってはいけない!

と、いうのも、記事の下には記事を読んだ人の感想だの意見だののスレッドが延々と続いているのですが、その中に、上記の11テクを凌ぐものがあったんです、これが!

#1: 選択オブジェクト以外を全て非表示に

SHIFT+H. VS /

何のことだか分かりませんね…。Shift+Hで選択オブジェクト以外を非表示にしますが、それより/(NumPadのスラッシュ)、つまりLocal Modeが便利だという内容です。さて、比べてみましょう。

Shift+H:文字通りの機能です。ただ周囲のものが消えるだけ。戻すためには、Alt+Hですね。ここにこの機能の弱点があります。Alt+Hはハイドさせたオブジェクトを全表示させますので、Shift+HとAlt+Hの関係はトグルではない、ということになります。

/:これは、周囲のものを消すと同時に、選択オブジェクトを視点の中心に持ってきてくれて、更にビューがリセットされます。つまり、画面を回転させると選択オブジェクトが常にローカル中心で回転されます。
これは、あるオブジェクトにフォーカスして編集したい、という時に大変便利です。そして、元のビューに戻すのが「/」です。完全にトグルの関係なので、既にその時に表示させたくないオブジェクトを消して作業していたとして、更に「/」で1オブジェクトだけを表示させて編集し、元の表示状態に戻す、ということが簡単にできるのです。

便利さで / の勝ち!

このテクニック、テンキーのないキーボードを使っている方は、自分でショートカットキーを登録する必要がありますね。非常に便利なので、僕は普通の「/」キーに登録しました。
登録の方法:File/User Preferences..でInputタブを表示させ、Name検索で「Local V」と入力。現在はNumpadの「/」にLocal Viewが割り当てられていることが表示されます。ここをクリックして入力受付状態にし、「/」キーをクリックすれば設定は完了です。

もう一つ。

#11: ポップアップメニューによる選択

Alt+Right Click VS Control+Click

こちらは、たくさんのオブジェクトで画面が埋まっているような時、Alt+右(選択ボタンを左に設定している人は左)クリックで、オブジェクトの名前をリストしたポップアップが出るので、それを選択すると便利、というものです。一方は、Control+Clickだけでいいじゃん、というもの。さて、比べてみましょう。

Alt+クリック:リストが出ますが、オブジェクトに名前を付けて整理していなければ、ほぼ無意味です。Plane.001, Plane.002, Plane.003….のようなリストが出ても、自分の選択したいオブジェクトの名前が何なのか分かっていなければ、結局選択出来ませんからね…。

Control+Click:これはコツがあります。まず、Aキーで全オブジェクトを選択状態にします。そうすると、オブジェクトの周囲にオレンジ色の枠が付きますね。それと同時にオブジェクトの中心点(Centroid)がオレンジの丸で表示されます。そこをControl +Clickする訳です。シェーディングされていて、実際のオブジェクトが奥の奥のほうにあっても、Centroidは表示されます。前者のリストは油断しているとリスト表示が消えたりして、選択しづらい、という弱点もあったりします。

便利さで Control+Click の勝ち!

今日はたくさん、勉強になりました。上記の二つはBlenderGuruより読者の勝ち、でしたが、他はとても有用なショートカットばかりです。是非、読んで役立てて下さいね。

この記事が、いつか誰かの役に立ちますように!

Blender新情報?

こちらもBlenderGuru podcast から。

次バージョンの2.72では、ショートカットのほとんどが(重要で基本的なものも含めて!)変わってしまうそうな。

既にRelease Candidate は出ていますが、噂的な言い方だったのが引っかかる。Andrewくん、2.72のβを使ったチュートリアルを公開しているんだが。