カクヨムに掲載させていただいている『ルルルとリリリ』のPVが、先週ようやく100を超えました。この記事を書いている時点では168です。今週一週間で60ページくらいが読まれたということなのかな。
(いっぽう、『さよなら、ロボット』のほうも、もう少しで100PVです。3/20現在で96。未読のあなた、よろしくです!)
人気作品はもう何万PVも獲得しているので、もうこれはゼロに等しいとも考えられるわけです。でも、僕はそれでもいいかなと思っているのです。
今までに僕の名前や作品が認知されていたのは、いわゆる《電書クラスタ》がメイン。そして、カクヨムで僕のことや『ルルルとリリリ』、『さよなら、ロボット』の2作品をフォローしてくださっている方を見ると、実に半数以上が《電書クラスタ》以外の方のよう。いや、もちろん、どの方がそうでどの方がそうでないか、別に顔が広いわけではない僕にははっきりと分からないのですが……。
それでも、恐らくは前述のような状況になっているのは、ほぼ間違いはなさそう。
ということは、このカクヨムに掲載したことで、確実に僕の作品の認知度が少しだけ向上しているのですね。ただしこれは《読者が》というのではないと、理解しています。基本的にはいわゆる《書く専》の人がほとんだだということも。
《電書クラスタ》ではない《ウェブ小説》クラスタの皆さん、こんにちは!
といったところでしょうか。
(フォロバとレビューバックだけが目的でフォロー&レビューする人もいるらしい、という話は、今は忘れておきましょ)
ウェブ小説の世界は、書く人の数も半端じゃない。カクヨムの登録作品は作品数は15,000をとうに超えているというし、ワナビ以外にプロ作家まで混じっているというではないですか。
まあ、プロ作家の方は書く専でしょうし、素人の小説を読むなんてことは、まずないと思いますが……。
毎日すごい数のエピソードがアップされて、最新更新欄を瞬く間に通り過ぎてゆく。最新の更新としてピックアップされるのは、アップから1分程度という厳しい状況なんですよね。
これはもう、まさに、6車線はありそうな巨大高速道路をスポーツカーがビュンビュン走っているかのよう。サービスエリアにはそうそうたる名店が並び、休憩客を集めていて……。
そんな中で僕は、サービスエリアにお店を出すことも叶わず、道端の隅っこに小さな露店を構えているわけです。県道沿いの農産物直売所のように、ね。
「美味しいよ、味じゃあ他のお店にも負けないよ。それに無料だしね!」
なんて、小さな声で呟きながら。
もちろん、あのそうそうたる名店も全て無料なのですから、無料であることのメリットなんかありません。
《電書クラスタ》における《無料です》という宣伝文句は、そもそも無料の《ウェブ小説》の世界では通じないことを、身にしみて感じたり、15,000作の中に簡単に埋もれてしまう作品を、電書では値段を付けていいのか? なんて疑問も浮かんだりするのです。
レビューシステムについては悪い噂もあったし、どこまで公平公正なのかは分かりませんが、主催者側は真面目に、公平公正に運営しようとしているのでしょう。それは間違いないと思うのですが、システムには弱点がつきもの。そこを突いて、裏をかいたりして不正を働く輩が出てしまったのも、まあそれはそれで仕方のないこと。
僕の作品のように埋もれていると、変なことをやりようもないでしょうが、ね。
そうそう、ひとつ、良いことを見つけたんですよ。
スコップ誰得ランキングというやつ。
永元千尋さんの呟きで知ったのですが、埋もれた作品を掘り起こそうとしている野心的なアカウントがあって、僕の『さよなら、ロボット』が、ランキングの一つ「破壊誰得ランキング」でSFの16位にランクしてたんです(3/19時点)。何だか難しい計算式によって、ビュー数とフォロワーさんと何たらかんたらをクネクネっと計算して、機械的に、恣意なく算出されたもののようです。
道端の農産物直売所としては、これを励みにますます頑張らなきゃ!
と、思うのであります。
(まあ、『ルルルとリリリ』のカクヨム掲載は、原稿から定期的にコピペするだけなんですがね。執筆スピードに公開スピードが追いつきさえしなければ……)
ってことで。
じゃ、また明晩!