孤独の王の分冊版を出版

兼ねてからツイッターでは折りに触れアナウンスしてきましたが、原稿用紙にして千三百枚超の大長編古代史ファンタジー『孤独の王』を分冊化しました。(合冊版としてオリジナルもそのまま残します)
僕の本の中で一番買われているものなので、長いから読まれないということでは決してないとは思うのですが、いかんせん絶対数は少なすぎで……。
やはり、まずは人目に触れないことには手に取って貰えません。それで考えたのが、分冊化。本日、Amazonと楽天の両ストアに同時提出しました。
三部構成とし、楽天では第一部を無料に設定しています。
メリットは下記の三つくらいかな、と思います。

・長くないので、読むのに時間は掛からないかな、と思って頂ける
→手に取ってもらいやすくなる

・一冊あたりを比較的安価に設定でき、購入しやすくなる

・部分的に無料化できる。キャンペーンでなく永続無料化です。
もちろん、Amazonで無料設定は出来ませんので、出版と同時にプライスマッチの申請を行なう予定です。

なお、第二部、第三部は、ともに250円の設定としました。通常、250円にするのはKDPセレクトに登録することで70%の印税を確保するためだと思います。今回の場合は楽天でも同時刊行しますので、KDPセレクトには登録出来ません。過去既にこの本を買ってくださった方は450円を払ってくださっているので、分冊版の合計額を500円とし、先に作品を認めてくださった方が損した思いをせずに済むように、との考えもあります。
もちろん、作品にそれだけの価値があると信じての価格設定ではありますが。

さて、気になる表紙を公開しますね!

最近、僕の作品の定番になりつつある帯付きで登場です。
3DCGは便利ですね。いずれも今回の表紙のために起こし直した絵ですが、全て予告編からのシーン流用です。縦長の表紙のために、またそれぞれの雰囲気を高めるために色々と手を入れてはいますが、先日完結した短編集の表紙に比べれば遥かに少ない手間で出来ました。

せっかくですから、元となった予告編の画像と並べてみましょうか。

cover_分冊版_第一部s

今回の表紙よりかなり暗いですね。
映像版:今回の表紙よりかなり暗いですね。薄暗い中で腕環の石がきらりと光る様子を見せていたのです。

 

cover_分冊版_第二部s

第二部の表紙画像は、予告編では別々のアングルから分けて見せていたシーンを一つに合わせています。セニーロ少年の背後から、グロウノル王の天幕を望み見る形にしたのです。わくわくしますね!

こちらは表紙より明るくてよく見えますね。表紙ではあまりストーリーがはっきり分からないよう、ちょっと曖昧にしたのです。
映像版:こちらは表紙より明るくてよく見えますね。表紙ではあまりストーリーがはっきり分からないよう、木々で隠すことによってちょっと曖昧にしたのです。
こちらは逆にかなり暗いです。これでは何だかよく分からないので、表紙では明るく光を当てています。
映像版:こちらは逆にかなり暗いです。これでは動いていないと何だかよく分からないので、表紙では明るく光を当てています。

cover_分冊版_第三部s

映像版:第三部の表紙ではサブタイトルと合わせ、赤いイメージにしています。夕方の光が溢れる表紙は、予告編とは随分イメージが異なりますね。さあ、これから何が起こるのでしょう!?

 

Amazonでの第一部の価格設定は、当初99円になります。ボリュームに対してはかなり安い感じもしますが、すぐにプライスマッチで無料化する予定ですので、くれぐれもしばらくはポチらないでくださいね。
(いや、敢えて払いたいんだ。という奇特な方を止める気はありませんが……)

では、少しでも多くの方にこの物語が届きますように!

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